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2016年12月31日

2016年総括

パソコンが小さいので実家に連れてくるのも楽勝だ!紅白歌合戦を見ながら恒例の総括を書いています。

2016年世の中的ニュース

トランプ米大統領と英国のEU離脱かな。どちらも同じ潮流にあることのような気がする。今すぐどうこうということはなくても、あとで振り返ったときに、この辺が分岐点だったと線を引かれる出来事だったのではないか。インタネットが当然の時代になって、世論操作は簡単になったのか難しくなったのか。「従来のやり方」ではダメなことはわかる。
インターネットって、「識者」も「パンピー」も基本的に一緒くたのフラットな世界だからなー。 そこから「世論」なり「真の知」を見つけ出すには、ビッグテータ的な「考えない」態度がないとダメなのかもしれない。

2016年AJ的ニュース

2015年は長期入院ナシ!がニュースだったが、今年は短期の治療入院もなし!外来点滴治療も夏で終わったので、 休暇を病院以外に使えて、まーあちこち旅行しまくりの1年でした。
こんな生活ができたのはひとえに、アバスチン(抗がん剤)様のおかげと、それに耐えた自分の体のおかげだ。いやー、偉かったぞ私。アバスチンに標準治療は21回?までらしいけど、副作用やらで満期まで受けられる人は多くないんだって。いやー偉かった私。
とはいえ満了したので次の手を考えねばならず、今は治療方針決定待ち。来年は入院しないとになりそうだなぁ。がんばるぞ。

2016年一番ラッキーだったこと

上にも書いたが、たくさんの休暇を病院以外に使えたこと。 日帰り旅行にもよく出掛けた。遊びすぎで、月掃除も読書も編み物もなかなか進まなかったけど・・・あれもこれもは無理だからね。やれる時にやれることをやるってことで(言い訳)

2016年一番アンラッキーだったこと

パソコンが壊れた。新しいOSが出たせいだったのかどうか。ああなるとわかっていたらもっと早く買い替えればよかったよな。ま、いいけど。
あとは傘。1本はバスに置き忘れて、1本は壊れた。今は100円ショップで買った置き傘(ゲスト用傘)を使っている。早く買わなきゃなーと思ってはいるんだけどさ、なかなか気に入る傘がないのだった。

2016年ベスト食べ物

うーん。なんだろ。浜松で食べた鰻も美味しかった。琴平で食べたうどんも美味しかったけど、うーん。浜松で飲んだお茶かな。
ずっと前にも出張で浜松に行ったことがあって、お昼に駅前の定食屋で出てきたお茶がレベル高くて感心したんだけど、今年も同じ思いをしたのだった。ツアーで泊まった大規模ホテルのバイキング会場にあった緑茶の給茶機。これが給茶機とは思えない高レベル。ひたすら感心。(お部屋に置いてあったお茶は普通でしたけどね)。
同じ静岡県でも伊豆はそういう印象ないけど、やっぱり「駿河は茶の香り」なんだな。1泊旅行先として伊豆を偏愛してきたけど、新幹線だと浜松とか静岡とか近いことがわかった。駿河(浜松は駿河じゃないので「駿河」→「静岡」に訂正)いいかも、と思う今日この頃。
しかし私ってそんなに緑茶好きなんだっけ?そもそもお茶って「食べ物」の範疇なのか?

2016年ベストお買い物

パソコンだな、やっぱり。白ちゃんはカワイイ。買った時は深く考えてなかったけど、持ち運びも軽くて小さくて便利だ。エイヤで買ったのにいい買い物だったな。PCは買う度に安くて高性能になる。ありがたいなー。デフレが問題になるけど、技術の進化で安くなるのは仕方ないことだよね。

2016年ベストお買い物(MadeInJapan部門)

これ毎年困るんだけど、今年も悩む・・・。食べ物以外の日本製品ってあまり買ってない。PCの白ちゃんは日本のメーカーですらない。 あまりに該当するものを思いつかないので、賞自体を廃止にしようかな。。ま、とりあえず今年は該当なしということで。(泣)

2016年ベスト読書

うーん・・・。何だろうな。今年は遊びすぎでそんなに読んでないせいもあるけど。。でも松丸文庫こと読み直すシリーズはやっと完了したしな。
単に面白かったという点では、ゴッド・ファーザーはノンストップで読んだな。でも二度読みたいかっていうと。。。百年の孤独も名作だと思ったけど、2度は読まないかな。うーん。まだ書いてないけど、ヘンリーライクロフトの私記にしようかな。しみじみする本だった。


2016年12月30日

光文社古典今更追加

エクセル表で管理はしてたんだけど、ネット上にもインデックスがあれば便利だよね、と作り始めたのだったが、なんと今まで書いたものをまとめてみたら、サイト上に2回乗せてしまったものが1件、逆に書いたつもりで書いてないのが1件・・・エクセル関数を使って数えていたのに、その計算式が間違っているので件数の違いに気が付かなかったのだった。(涙)

というわけで今更ですが、バグ発生理由(言い訳)とともに昔読んだやつをここに書いておく。

10冊ずつ書いてきたのに、8)だけ9冊になっていた。つまり80がない。
なんで気が付かなかったのかというと、シリーズを立ち上げる前に読んだ=番号が付いていない「80日間世界一周」をエクセル表に入れたために、80冊で話があったためと思われる。

(80) 幼年期の終わり(クラーク):これすごく感心して、2009年のベスト読書にも選んでるのに。なんで感想書いてないかな。ぶつぶつ。読んでいて、そう来たか。。。という感じだった。今となってはこういうSFは他にもあるけど、最初にこういう発想を持ち込むのはやっぱりすごい。今読んでもやっぱり、うーむ、と考え込むところがある。地球人は幼年期、と言ってみても何も解決にはならないけどさ。

(81)は(72)に書いた「道徳の系譜学」をダブルで書いちゃった。近い時期にニーチェを3冊読んだので、まとめて書いた方が分かりやすいと思ったんだろうね。それで後から読んだ本を先に書くことにした、つもりだったのに忘れて書いちゃったんじゃないかな、たぶん。1冊多いのに気づいても、80日間世界一周のためだろうと思ってた。

(81)は欠番ってことで。
あ、「80日間世界一周」を0番じゃなくて81番にすればいいのか。そうしようっと。

2016年12月25日

ロールスポンジ

「家庭でできる和洋菓子」の目次はロールスポンジになっているが、本文ではロールスポンジケーキと書いてある。現代日本語ではロールケーキ、が通称ではないかな。

先日書いたトロンコことブッシュ・ド・ノエルは、ロールケーキをデコレーションして作る。ロールケーキを作るだけでも面倒なのにその上デコレーションだなんて。でもケーキを巻くのに失敗しても、デコレーションすればばれない、という利点はあるな。

私は(というより私の母が、の方が正しいな)、ロールスポンジを作ろうとしてみたことはある。オーブンを買って割とすぐの時期。ロールスポンジは、天板に紙を敷いたら、生地を直接流し込めばいいので、型がなくても焼ける!と考えたわけだよ。
確かに焼けた。焼けたんだけど、天板からうまく剥がせない・・・端っこをボロボロにしながらやっと剥がして巻こうとしたら、ぱっくり割れてしまって全然巻けない・・・
結局スポンジケーキの欠片として食べた。その1回だけで懲りてしまいました。

写真のロールケーキは裏巻きになってますが、和洋菓子に出ているのは表巻き(茶色い方が外になっている)。最近は裏巻きが圧倒的に多いような気がする。ちょっと前までは半々だった気がするんだけどなぁ。

山崎製パンのロールケーキは「スイスロール」という名前で売られていますが、ロシアケーキやロシアパンと異なり、れっきとした英語。wikiで「ロールケーキ」から英語版を選ぶと、Swiss rollのページに飛びます。オリジナルのロールケーキは、「和洋菓子」もそうだけど、表巻きでジャムを塗ったもの。和洋菓子ではアンズジャムを塗っています。

ただし、何がスイスなのかは不明。1880年から1890年にかけてロンドンで出版された料理本でのみ採用されている名前だそうな。誰が付けたんだ。当時のスイスってええと・・・あっ。リンツが1879年にミルクチョコレート作ってる!ネスレは1867年に練乳を作ってるぞ。
チョコレートも練乳もロールケーキに関係ないけど(笑)、なんか「スイスって美味しいじゃん」と思える時代だったのではないか。

でも、アルプスの少女ハイジも同じ時期なんだな。あれは全然美味しい感じしなかったけど。ま、実態はどうあれ、ロンドンから見ると「スイスは美味しい」と思えたんだろう、たぶん。

文字としての躁

うつ病の鬱は絶対書けないけど、そう病の躁は知っていれば書ける。でも普通は「操」とか書いちゃうんじゃないか。躁病以外に躁って漢字使わない気がする・・・

躁の右側は、木に口が三つで、木の上に鳥が三羽にぎやかにさえずっている、という意味なのだそうだ。喧噪の噪はまんまにぎやかな感じ、体操の操は手をパタパタしている感じ、乾燥の燥は火がパチパチしている感じ、 海藻の藻は藻がユラユラしている感じ。なるほど。

すると、躁病の躁は足がバタバタしている感じってことだね。地に足が付いていない。おお、わかりやすいぞ。

次回はそんな躁病について。

2016年12月23日

トロンコ

トロンコはこの時期にしか見掛けないケーキ。
と言えば、トロンコ→trunk→木の幹ってことは、あれよね、とすぐわかりますよね、現在日本では「ブッシュ・ド・ノエル」と呼ばれているあのケーキ。

近所のケーキ屋で買ったお二人様サイズ。
「家庭でできる和洋菓子」 には、「クリスマスの頃になると樹木は葉が落ちて、幹だけが残っています。その木の幹を食卓に持ってきたということになりましょうか。」と書いてありますが、本来は「トロンコ」だけではなくて、「クリスマスの」という形容詞が付く。ブッシュ・ド・ノエルと同じ形式ですね。
なんで「クリスマスの幹」かというと、クリスマスにはいつもより太い枝を暖炉で燃やすものなのだそうです。その大薪を模したのがこのケーキというわけだ。写真のケーキにはないけど、確かに枝(を切り落とした切り株)が付いているものがあるもんね。家庭でできる和洋菓子でも、「クリスマス」は落ちてるけど、切り株はちゃんとついています。

英語では、Yule log。へー英語あるんだ。知らなかった。
Yuleとはwikiによると、元々北欧系の冬至のお祭り。それがクリスマスと合体してしまったのだそうな。夏至祭は有名だが冬至祭もあるのか。冬至祭で太い幹を切って暖炉にくべる。途中で火が消えると来年は不作だ―!的な。これを暖炉で燃やさずにお部屋に飾る派がクリスマスツリーになったんだな。木を切ってくる、というところはドイツが発祥の地であるらしい。北欧では寒すぎだし森が貴重で切ったりしなかったのかな。

ケーキの発祥はフランス。日本語Wikiの表記は「ビュッシュ・ド・ノエル」。
ビュッシュって書いてあるケーキは見たことない気がするけど・・・。でも確かに Bûche de Noëlの発音(Google翻訳サイト)はビュッシュと聞こえるし、ブッシュだとboucheみたいだもんね。

さて「トロンコ」は何語でしょうか。イタリア語かと思ったけど、どうも違うらしい。イタリア語で幹はトロンコ(tronco)なんだけど、「クリスマスの幹」はTronchetto di Nataleなんだよ。
スペイン語はTronco de Navidadで「トロンコ」ではあるんだけど・・・なんでスペイン語表記にする必要があったのか。謎。

2016年12月19日

小麦粉あられ(食品番号:15101)

今日からスナック類に突入の食品成分表のお菓子。トップバッターは小麦粉あられです・・・何それ。

「小麦粉あられ」という言葉をAJは使ったことないけど、それが何だかはだいたい想像がつくよね。成分表の定義は「小麦粉に水を加え、加熱しながら練った生地を、成形、乾燥し、焙(ばい)焼するか油で揚げたものである。原材料配合割合:小麦粉(薄力1等)100、ショートニング20、食塩2.0。」

いくつか候補を思い浮かべたけど、「あられ」という言葉に引っ張られて、左写真のスナックを撮ることにしました。
(ソフトフォーカスになっているのは、カメラが壊れたせいだと思ってたけど、単にレンズが汚れていただけらしい・・・)
私はこの手のお菓子を「つなあげ」として認識していましたが、綱揚げってぼんちの商品名だったのね。写真はセブン・プレミアムの商品名「ひねり揚」です。作っているのはぼんち株式会社。

軽めの塩味でビールが進みそうです。かっぱえびせんとか、この類はどれもビールのお供だよなぁ。

セロトニン症候群:抗うつ薬の副作用

うつ病は脳内セロトニンが足りないからだと考えられている(まだ仮説)、だからセロトニンを増やす(ように感じられる)お薬で、うつ病が治療できる(抑うつ症状が緩和される)と考えられる(まだ仮説)。

ということは、セロトニンを増やせば幸せいっぱいってことよね、と考えたくなる。どんどん抗うつ薬を飲んで幸せになりましょう!と思いたくなるのだが、セロトニンが過剰であるために起きる副作用というものもある。それが「セロトニン症候群」。

具体的には、頭痛や動悸、痙攣症状。抗うつ薬が過量(その人にとって)の場合と、抗うつ薬+他の薬で効きすぎになる場合もある。wikiにはデキストロメトルファンが取り上げられてるけど、なんでだろ?これは併用禁忌じゃないよ。併用注意ではあるけど。併用注意は他にも山ほどあるんだけどな。まいいか。

抗うつ薬はみんなセロトニン症候群を起こす可能性があるし、逆に言うと、抗うつ薬以外の理由ではセロトニン症候群にはならない。覚えやすいな。

抗うつ薬の良く知られる副作用としては、自殺がある。統計がどうなってるか知らないけど、セロトニン症候群よりも自殺の方が多いんではないか。
落ち込んでいる時って何をする元気もないんだけど、抗うつ薬で「前向き」になることで、自殺する元気が出てくるのではないか。そんな「前向き」になる薬だったら飲ませなきゃ良かった、と周りの人間としては思ってしまう。抑うつ症状って、或いは自殺しないための自然の防御反応かもしれないね。

とはいえ、お薬を飲んでも自殺なんかせずに、抑うつ症状から解放されるだけの人の方が多いので、自殺するかもしれないから飲ませないようにしましょう!とは言えないんだけどさ。落ち込んでいるからって、安易に飲むな、とは言えるかな。
本人が気を付けるのは無理なので、周りの人が見張っているしかない。うつ病治療中の家族、友人・知人をお持ちの皆さま、薬を飲み始めることで自殺率が高くなることを念頭において見守っていてくださいませ。

さて、抗うつ薬について言いたいことは書いたぞ。次は、躁病治療薬の予定。

2016年12月15日

抗うつ薬(7) まとめ

いわゆる「抗うつ薬」は、今まで書いてきた通りで
三環系抗うつ薬/四環系抗うつ薬/SSRI/SNRI/SARI(トラゾドン)/NaSSAの6種類。

「抗うつ薬」っていうくらいだから、うつ病の治療に用いられる薬である。
抗うつ薬は、うつ病(或いは抑うつ症状)にしか適用がないものが多いから(一部の薬は○○障害とかにも適用がある)、保険診療でこの手の薬が出ていたら、カルテにはたぶん「うつ病」って書いてあるんだな、と想像はできる。

でも、うつ病・抑うつ症状の治療に使われるのは、抗うつ薬だけではないので、話がややこしい。
「いわゆる抗うつ薬」じゃないものについて、「これは抗うつ薬ですか?」と時々聞かれるんだけど、返事に困るんだよね。どうせネットで検索すれば答えは出てくるので、いわゆる抗うつ薬ではないけど、うつ病の治療にも使われますね、、、と歯切れ悪く答えるのだった。「抗うつ薬」って名前だと、うつ病の治療に使うのはみんな含まれそうな気がするよね。命名が悪いと思う。

さて、抗うつ薬はNaSSAを除けば、セロトニンの再取り込み阻害作用がある。NaSSAは再取り込みは阻害しないけど、セロトニン作動性=再取り込み阻害によりセロトニンが増えたのと同じような効果がある、と考えられる。
要するに抗うつ薬=セロトニンが増える(ように思える)薬、という定義なのだな。うつ病がセロトニンが足りないために起こる病気と考えられている(まだ仮説だけど)のと呼応するわけだ。

足りないと欝々してしまうセロトニン、たくさんあったらさぞかし幸福感でいっぱいだろう!と思うきや・・・必ずしもそうでもないのだった。次回はそんなセロトニン症候群について。



2016年12月11日

もう12月も1/3が過ぎた・・

冬のお買い物はだいたい終わった。湯沸しポットを買う気満々だったけど気が変わった。カメラのポーチを失くしたので逆に衝動買い。お洋服はジャケット1枚だけで残りはセール開始待ち。
年賀状は終わった。早々と書き終わったところに喪中葉書が3枚。。。ううう。
現在アルバム整理中。今週中にめどが付く予定。
あとはあれとこれと・・・絶対終わらなそう。

旧松丸文庫についてはさっき目次を書き終わりました。やれやれ。
次のシリーズは「若人のための100冊の本」。これは、高校生の頃使っていた(と言っても10ページも使ってない)日記帳に付いていたんですよ。もらった時点で既に古本だったので、出版されたのは更に10年以上昔だと思う。日記だからいつの出版かわかんないけどね。旧松丸文庫や光文社古典で上がっているものも多い。
高校生時点でもこれを読破しようと思ってはいたようで、色鉛筆でチェックしてある。 びっくりしたのは、初めて読んだつもりだったものが案外チェックしてあったこと。えーっ!これそんな昔に読んだんだっけ?全然覚えてない・・・読書メモって必要ね、と思う今日この頃。光文社古典も自分のために目次作ろうと思っています。

あとはお菓子だよな。あれとこれはネタは出来ているんだけど、今日も時間がない。もう終わりにしないと明日起きられないよー。

抗うつ薬(6) NaSSA

四環系のところでちらっと書いたミルタザピンは、NaSSAという分類に入っている。今のところこの分類に入るのはこれだけ。NaSSAはNoradrenergic and Specific Serotonergic Antidepressantの略。ノルアドレナリン作動性、特異的セロトニン作動性抗うつ薬。・・・ええと?

SNRIの時はN一つでノルアドレナリンだったのに、今度はNaという表記になって、
SSRIの時はSSの最初のSがSelectiveだったのに、今度はSpecificで、
SARIの時はAがAntagonistだったのに、今度はAntidepressantってわかりにくすぎでしょ!!

今まで書いてきたものは、Reuptake Inhibitorつまり、セロトニンの再取り込み阻害作用を持つ。ところが、ミルタザピンは再取り込み阻害作用は持ってないらしい。四環系なのに。
AはAntidepressant(抗うつ薬)の略になっているけど、動き方はSARIのAntagonistに近くて、セロトニンの受容体をブロックする。ただし全部の受容体をブロックするんじゃなくて、特定の受容体だけをブロックする。SARI同様、5-HT2系をブロックして5-HT1はブロックしない。放出されたセロトニンは5-HT1に向かう。この辺がSpecificの所以なのかな。
そしてノルアドレナリンに関しても、ノルアドレナリンの放出を抑制するα2受容体(もう十分出たから止めようかというセンサーのようなもの)をブロックすることで、放出を促進させる。
ふむふむ、良さげではないか。ただし鎮静作用は少し強め。

お薬は今のところ一つだけ(日本では)
・ミルタザピン(レメロン、リフレックス)

以上の6種類が「いわゆる抗うつ薬」だ。
が、だとすると「いわゆる抗うつ薬」って何?ってことだよね。結構説明に困るんだよね。次回はそこをまとめておこうっと。


2016年12月6日

読み直す1冊シリーズ(13) 最終回!

年内には読み終わると思ってたけど、やっと最終回を迎えました。
1回目をアップしたのが2011年の8月。読み始めてからだと5年半ってところだろうか。あれからいろんなことがあったなぁ・・・

最終回は12冊です。1冊は読んでない。だって漫画なんだもん。図書館に置いてないよ。

(101) 樅ノ木は残った(山本周五郎:新潮文庫):初めて。NHK大河ドラマ化されたのを見たのかもしれないけど記憶にありません。主人公の原田甲斐を演じた平幹二朗が先日亡くなったので、昔の映像が出ていて、似合ってるなー、と思った。ドラマチックで謎を含んだ展開。ほとんど一気に読んだ。面白かった。でも暗い話だよなぁ、と思ってたら、大河ドラマも暗いと言われていたらしい。確かに、樅の木は残ったんだけど、家というのはそうまでして守るべきものだったのか?悲しいな、甲斐。

(102) 金閣寺(三島由紀夫:新潮文庫):前にも読んだ。つらい話だな。事実をベースにふくらませて書いたんだって。うまいよね。作り話としか思えん。(褒めてる?)

(103) クレーの日記(パウル・クレー/高橋文子:みすず書房):文庫はなくハードカバーで。すごく重たい本だった(物理的に)。画家のポール・クレーの日記。革新的なアーティストって若い頃からすごい!!でも恋愛模様は普通(笑)。スイス人なのにドイツ兵だったのね。バウハウスとカンジンスキーと。スイスとドイツってこんな間柄だったのか。まー距離も近いし。スイスのドイツ語圏に住んでいると、ドイツの学校に通って、恋人も友達もドイツ人ってことはよくあることなんだろうな。島国日本とは違う。

(104) 路上(ケルアック/福田実:河出文庫):いかにもアメリカ!そのまんまロードムービーだなぁ。ビートニクという言葉は知っていたがこういうやつだったのか。ヒップスターがヒッピーだったのか。いい悪いはともかく、いかにもある時代のアメリカを切り取った作品。

(105) わたしが子どもだったころ(ケストナー/高橋健二:岩波少年文庫):ケストナー少年文学全集の最後に当たる。エーミール探偵のシリーズなら、たぶん読んだ筈なんだけど、全然覚えてない。ケストナー一家の歴史をたどる話。ドレスデンの人だったのか。ドイツ人の商売人(アンナみたいな)と一人っ子の気遣い。うーむ。読んで損はないが、子供の時には読まなくてもいいと思う。

(106) チャップリン自伝(チャップリン/中野好夫:新潮文庫):私が読んだ新潮文庫は、「若き日々」とタイトルに付くもので、つまり自伝の中でも若い時に苦労してスターへの道のりを歩き始めるところで終わってしまっている。でもたぶん感動するのはここまでなんだろう。あとはビジネス本になっちゃうのかも(笑)。しかしチャップリンって子供のころ苦労したのな。そして案外ハンサムじゃないか。底辺に近いイギリス人だったのね。なるほど。アメリカ人ってこういう人たちから成るんだろうな。映画好きじゃなくても普通に感動できる本。

(107) 黒い雨(井伏鱒二:新潮文庫):たぶん3度目だと思う。4年前に広島に行ったので、地名が頭に入って、前に読んだ時より生々しさが数倍増して感じられる。読み直してみると、構成がうまいよな。素直にあったことを書くのではなく、昔のことを思い出しながら書く。それも、原爆が落ちた時には市内にはいませんでした、という証明のために。しかし市内にはいなかったのに、雨に打たれたために原爆症になってしまう。重いなぁ。原爆はやっぱりいかんなぁ。空爆も良くないけどさ。

(108) 生きがいについて(神谷美恵子:みすず書房): 愛生園(ライ病患者のいるところ)で生きがいについて学ぶ。そりゃ、どこでもどんな境遇でも生きがいを持ってい人といない人はいるんじゃないかね。こんな状況では生きがいは持てっこないと思い込む方が独善的な気がするんだけど。

(109) 百年の孤独(ガルシア・マルケス/鼓直:新潮社):焼酎になっているから名前だけは知ってたんだけど。読むまではスペイン内戦の話だと思っていたし、読み始めたらアフリカの話かと思った。コロンビアなのね。先日カストロ元議長の訃報があったばかり。こんな感じだったのかなー、と思いながらほぼ一気に読んだ。ドキュメンタリーではない。むしろファンタジー(怪奇小説?)な部分も多い。でも深い。こんな名作を文庫で読めないのはいかがなものか。

(110) 裸のサル(D・モリス/日高敏隆:河出文庫):ヒトに対する動物行動学考察。ヒトは高度にセクシーであることを特徴とする動物である。確かにその他の行動に比べて、性行動は案外変化してないのかも。ううむ。肉食から菜食に「戻る」というなら、ベジタリアンは1日中モグモグしてないと「自然」ではない。確かに。

(111) ゴッド・ファーザー(マリオ・プーズォ/一ノ瀬直二:ハヤカワ文庫):止められずに一気に読んだ。素直に面白い。いかにもハリウッド向き。シチリアマフィアの話なのは知ってたけど、ほぼアメリカの話なのね。著者もイタリア人ではなくイタリア系アメリカ人。長男がSantino、次男がFredelicoときて、なんで三男坊がMichelなんだよ。Michele(ミケーレ)じゃないとおかしいだろ。そしてこの三男坊が堅気を目指すも兄の死により組織を相続し、アイルランド系アメリカ娘と結婚して、最後は悪事からは手を引いて普通の「大企業化」に成功するのだった。ここで物語は終わり(映画は続く)。そりゃアメリカ人にウケるだろうよ(笑)。読んでいる間中、そして今これを書いている間も、「愛のテーマ」が頭の中に鳴り響いています。

(112) ヘリオット先生奮戦記(ヘリオット/大橋吉之輔:ハヤカワ文庫):獣医さんが自分で書いた実話に基づく獣医さんの話。舞台はイギリスの田舎。自動車はあるけど、農耕馬や馬車はまだまだ残っている時代。今でも大きく変わっていない部分はあると思う。一番笑ったのは、この薬を出していたら、診断が付かなかったってことだ、という記述。大きい声では言えないけど、そういうことはままあるだろうなぁ。わかんないからまた来てください、とは言えないしさ。

ちなみに読まなかった1冊は白土三平の忍者武芸帳。いわゆるカムイですね。真剣に読んだことはないけど、ちょっとは読んだことがあると思う。たぶん。

抗うつ薬(5) SARI

SARIという呼び方は、SSRIやSNRI、後述するNaSSAに比べるとあまり浸透していないようだ。手持ちの本には「その他」とつれなく書いてある。

SARIはSerotonin Antagonist and Reuptake Inhibitorの略。SSRIやSNRIとSerotonin Reuptake Inhibitorの部分は同じ=セロトニンの再取り込みを阻害するわけだ。

では他と違うAntagonistとは何か。セロトニンの阻害=セロトニン受容体にセロトニンの代わりにくっついて、セロトニンを阻害してしまう。
・・・あれ?そしたらせっかく再取り込み阻害して増やしても、セロトニンが働かなくなってしまうのでは?

それがそうでもないんだな。
今まで、「セロトニン受容体」と一括りにしてきたが、5HT1系統と5HT2系統の受容体(正確にはもっとある。4まであるらしい)があるけど、「抗うつ作用」をもたらすのは、5HT1系統で受け取られるセロトニンであるらしいのだ。
SARIは、5HT2系統の受容体をブロックする。5HT1系統ではちゃんとセロトニンは受け取られる。そして、5HT2系統ではセロトニンが来ない!と勘違いして、セロトニン増産体制に入る。なるほど。よさそうじゃないか。

再取り込みについては選択的じゃないというところで、三環系抗うつ薬に似ているけど、抗コリン作用は少ない。でも抗うつ作用も弱い。
だけど5HT2受容体をブロックするために、イライラ不安感の増大が少なくて、その意味では安全。逆に言うと鎮静作用が強く出る。なるほど。←ここの部分については、抗うつ剤の副作用として別途まとめる予定。

SARIは今のところ、ひとつしかお薬がいない。
・トラゾドン(デジレル/レスリン)
うーん、なんかもうちょっとアンタゴニスト、に関係あるような単語を埋め込んでくれればいいのに。ま、いいか、次行くぞ次。

2016年12月4日

12月になっちゃったよー

予想通り、あれもこれもそれも終わらないうちに12月に突入・・・

既にあきらめモードに入っており、年末ノルマ優先で進める今日この頃です。まずは年賀状でしょ、それからアルバムを整理して、たまったレシートも整理しなくちゃで、ああああ。

なんだか月初めはお買い物週間になっていて、土曜日はデパート、今日は電気屋さんとユニクロ、来週のおやすみには新宿までお買い物に行く予定。その間に、通信販売であれとこれを買うでしょ、それからそれから。。。毎度忙しい師走である。

抗うつ薬(4) SNRI

SNRIはSerotonin & Noradorenaline Reuptake Inhibitorsの略(英語表記ではNorepinephrineになっている場合もあるが、それはアメリカではノルアドレナリンのことをノルエピネフィリンと呼ぶからで、要するに同じものでどっちも合っています)。SSRIがセロトニン「だけ」を再取り込み阻害するのに対して、SNRIはセロトニンとノルアドレナリンの両方を再取り込み阻害するわけだ。

あれ?SSRIの最初のS(Selective)は、SNRIに対してセロトニン「だけ」と言いたいためにSをつけたのかなぁ?違うな。だってSSRIの方が先に作られているもの。やっぱりこのSは、三環系/四環系抗うつ薬に比べて「選択的」だという意味合いだと思う。
だったらSNRIはSSNRIとするべきのような気がするんだけど?一つだけじゃないと「選択的」とは言わないのかなぁ。謎。名前は統一的に付けてもらわないと覚えにくいじゃないか。

さて、SNRIは、SSRIに負けないくらい人気・・というかよく使われる薬。お薬でいうと、
・デュロキセチン(サインバルタ) 
・ミルナシプラン(トレドミン)
・ベンファラキシン(イフェクサー)

SSRIもそうだが、名前がちっとも似てなくて覚えにくいな、ぶつぶつ。
デュロキセチンはSSRIのパロキセチンに対して「デュアル」がにじみ出ていて覚えやすいんだけど、ミルナシプランは三環系の-プラミンに似て紛らわしいぞ。

ちなみに、セロトニンに加えて、ノルアドレナリンも再取り込み阻害することで、どんないいことがあるか?よくわからない(笑)。逆に言うと、悪いことも特にないようだ。wikiには不眠の副作用が出ると書いてあるけど、そうなのかな?そういう印象あまりない。 だいたいSSRIと同じような効き方をするものと考えていいことにする。次に行くぞ次。

2016年11月27日

抗うつ薬(3) 四環系抗うつ薬

3つの輪っかがある三環系抗うつ薬に対して、4つの輪っかがあるのが四環系抗うつ薬。英語では、tetracyclic antidepressant・・・って略したらTCAになって、三環系抗うつ薬と区別できないんですけど。=>TeCAと略すらしい。Wikiにそう書いてある。

構造が似ている=効き方も似ているので、三環系抗うつ薬とひとくくりにされていることもある。

三環系よりも効き方がマイルド=副作用も少ないといわれている。眠気が出やすいけど、不眠傾向の人にはうってつけ。三環系と同じ時期に開発された=割と古めの薬。

4つの輪っかがある四環系抗うつ薬は
・ミアンセリン(テトラミド)
・マプロチリン(ルジオミール)
・セチプチリン(テシプール)

あれー、三環系と同じ「-プチリン」がある・・あっちは3だから「-トリプチリン」なのかな。だったらこっちは「-テトラプチリン」にしてくれれば覚えやすいのに・・・
他の二つはチリンとセリンかー。テトラミドは商品名に「テトラ」が付くけど一般名にはつかないんだな。ぶつぶつ。あまり見ないからテトラミドだけ覚えればいいかなぁ、ぶつぶつ。

wikiには余計なことが書いてある。ミルタザピンも科学的には四環系だと。化学構造はそうでも、効き方が違う(選択的に働く)から、普通は四環系とは言わないんだよ。だとすると四環系の定義って何?ってことになるよなー。困るよなー。ミルタザピンはとりあえず見なかったことにする。

2016年11月23日

抗うつ薬(2) 三環系抗うつ薬

三環系抗うつ薬。Tricyclic Antidepressants の頭文字を取って、TCAともいう。
名前の根拠は単純。化学式に三つの輪っか(ベンゼン環)が並んでるんだよ。AJ自身は、三環系化合物=抗うつ剤のイメージが強いけど、3つの輪っかがあれば何でも抗うつ剤になるわけでもない(当たり前)。抗うつ薬以外の薬もある。

例によってWiki(三環系化合物)を見てみると、最初は抗ヒスタミン剤として見つかって、なんか眠くなるねー、トランキライザーとして使えたりして→抗うつ剤としても使えるじゃんか、と仲間が増えてきたらしい。一番昔からある抗うつ剤なのだが、なぜ効くのかはわかっていなかった(笑)。今では、セロトニンやノルアドレナリンの「再取り込みを阻害する」ことによって、セロトニン他の幸せ物質の濃度が上がるため、と考えられている(仮説)。

要は、前回取り上げたSSRI(=選択的セロトニン再取り込み阻害薬)の「選択的じゃないやつ」。

セロトニンと、ノルアドレナリンまではまぁいいのだが、同じく神経伝達物質であるアセチルコリンも阻害してしまう。いわゆる抗コリン作用、ってやつね。副作用が大きいといわれる原因の一つ。
抗コリン作用として有名なのは、便秘・口渇・排尿障害・悪心と言ったところ。下剤とセットで処方されてる場合も多いな。口が乾くように目も乾くから(大雑把な把握だな)、緑内障には禁忌。

薬剤名でいうと、
イミプラミン(トフラニール)、クロミプラミン(アナフラニール)、トリミプラミン(スルモンチール)、ロフェプラミン(アンプリット)
アミトリプチリン(トリプタノール)、ノルトリプチリン(ノリトレン)
アモキサピン(アモキサン)、ドスレピン(プロチアデン)

んー。SSRIほどバラバラではないけど、 覚えにくいな。―プラミンと―トリプチリンはいいとして、最後の二つは「ピン」だけじゃ、他の「ピン」と混ざってしまうぞ・・・


ロシアケーキ(食品番号:15100)/ロシア菓子(二)

ロシアケーキって若い人は知らないのかもしれない・・・どんなものかはわかるけど、そういえばずいぶん食べてもいない。
と思ったんだけど、なんとヨーカドーの中に入っているケーキ屋で「ロシアケーキ詰め合わせ」を発見!今でも普通に売っているのね。これ買おうかと思ったんだけど、バラ売りがなく、とてつもなく大箱。値段もそれなりだが数が多すぎる。

どうせ買うなら!というわけで、ロシアケーキと言ったらやっぱりここだよね。じゃーん。村上開新堂のロシアケーキだよー!!
・・・あまり美味しそうに撮れてないな(笑)

食品成分表のロシアケーキの定義は、「ビスケット生地の上に、マカロン生地を絞り、焼いた後、ゼリージャム、マーマレード等で飾ったものである」。「なお、マカロンとは、ピーナッツ、アーモンド等の種実類を煎(い)ってつぶしたものに、砂糖を加えて再度焼き上げたものである」。原材料の表記は、「ビスケット〔小麦粉(薄力1等)60、砂糖(上白糖)20、ショートニング18.5、全粉乳1.2、食塩0.7、膨剤0.3〕、マカロン〔砂糖(粉糖)90、鶏卵(卵白)45、アーモンド45〕、クリーム〔ショートニング100、砂糖(上白糖)100〕」。

「家庭でできる和洋菓子」には、「ロシア菓子」が3種類載っていて、村上開新堂のに一番近いと思えるのが、「ロシア菓子(二)」。

まず土台になるビスケット生地を軽く焼く。ビスケット生地は、粉300gに対して砂糖100g=成分表の記述にぴったり!上に乗るのが甘いから、砂糖が少し控えめですね。成分表はショートニングでさくっと仕上げているが、和洋菓子のはバター120gと卵黄4個でしっとりめ。これを下焼きした上に、マカロン生地を絞り出す。
マカロン生地は、砂糖と卵白は一緒だけど、ピーナッツバターを混ぜている!当時はアーモンド粉が売っていなかったのかな。ピーナツバターは重たいけどコクがあって美味しいような気がする。

さて村上開新堂は何を使っているでしょう。原材料表示:小麦粉、砂糖、バター、卵、牛乳、生クリーム、ジャム、チョコレート、レーズン、ベーキングパウダー、香料、酸味料・・・
あれ!種実類がないよう!!!(大泣)

Wikiには、ロシアケーキとは「クッキーを一枚焼き、その上にメレンゲやマコロン、クッキー生地を絞り出して二度焼きし、台となるクッキーを作る」。と書いてあり、マカロン生地にこだわる必要はないように書いてはある。
でも、せっかく力を入れて買ってきたのに、食品成分表のと違うだなんて。ぶつぶつ。

気を取り直して問題です。ロシアケーキはロシアにあるか!
答え:なさそう。(笑)

wikiのロシアケーキには外国語リンクはひとつもない。russian cakeで検索してみると、それっぽいのはみんな日本語サイト。いろんな「普通のケーキ」がヒットする。russian cookiesだと、ブールドネージュ風の白い小さいのが多い。ロシアケーキ風はやっぱり日本語サイトだけ。

Wikiによると、ロシアケーキ発祥の地は中村屋であるらしい(またかー)。ロシア人シェフが作ってくれたケーキ、という意味では嘘ではなかったんだろうね。二度焼きした後からジャムを飾るなんて、手間がかかる割には、案外素朴な仕上がりなのが、ロシアぽいといえばロシアぽい。

村上開新堂のロシアケーキは、マカロン生地は乗っていなかったが、素朴でロシアの甘い紅茶に合いそうな優しい味だったよ。


2016年11月7日

抗うつ薬(1) SSRI

抗うつ薬の代表格っていうと、2016年現在、SSRIだ、と私は思うんだけど。
でもwikiによると、軽度から中等度のうつ病にはあんまり効かないらしい!意外だ。病院に来るような人はみんな重度なのかしら。そんなことないよね・・・

SSRIとは、 Selective Serotonin Reuptake Inhibitors:選択的セロトニン再取り込み阻害薬。

セロトニンは「神経伝達物質」なので、神経間の伝達に使われるんだけど、放出された全部が受け取られて=伝達に使われるわけじゃないらしく、余ったやつは次回の伝達に使われるように「再取り込み」される。この「再取り込み」を阻害=邪魔することで、セロトニンが神経間に余り易くする→セロトニンの濃度が高めに保たれる。
うつ病はセロトニンの濃度が低いためにおこると思われている(モノアミン仮説と言われる。まだ仮説)から、セロトニンの濃度が高くなれば、うつ症状治るのでは?→治った!ということなのだが。
でも軽度や中等度には効かないっていったい?軽度と重度では病の機序が違うんだろうか。謎。

「選択的」の名前は、セロトニンだけを選択的に再取り込み阻害するから。逆に言うと、非選択的にセロトニン以外も阻害しちゃうやつがいる。そっちについては次回。

薬の名前は統一性がなくて覚えにくいけど、
フルボキサミン(デプロメール、ルボックス)、パロキセチン(パキシル)、セルトラリン(ジェイゾロフト)、エスシタロプラム(レクサプロ)
名前が似てない=化学構造が似てないということだ。今は同じような動きをするから一緒くたに扱われているが、もしかしたら将来的にはよく見たら作用機序が違うじゃん、てことになるのかもね。

よく使われる(ような気がする)のは副作用が少ない(あくまで他の抗うつ薬に比べて、ってことだけど)からなのかも。あるいは案外、高価だから人気あるのかもなー。

2016年11月3日

セロトニン

セロトニンという名前は、serum(血清)とtone(調整する)に由来する。血清の中に血管を収縮させる物質を見つけたので、その物質につけた。
実際には、血管を収縮させる働きがないわけじゃないけど、でも弱い。レニン-アンジオテンシン系の華やかな成功に比べると、全然、なのである。

ところが。
呼吸器や循環器への適用を期待して始めたのに、見つかったのがLSDだった。
LSDって若い人は知らないかもね、「サイケ」という言葉ともに死語になってるかも。
視覚的と言われる幻覚と多幸感をもたらす魔法の薬、LSDは、セロトニンと一部の化学構造がとてもよく似ている。 中枢神経のセロトニン受容体に、セロトニンの代わりにくっついてしまうために、幻覚が起きると考えられている。

するとセロトニンって何者!?
まだよくわからない、のが正直なところだと思う。脳の働きはヒトに特化している部分が結構あるし、健常人相手に出来る実験はとても限られる。
わかっているのは、セロトニン神経(=セロトニンを神経伝達物質として使っている神経。セロトニンの化学物質名から5-HT神経とも)は、眼が覚めている時ずっと活動状態にあって(=セロトニンが分泌されている)、寝てるときは低調、REM睡眠(深い睡眠)では寝ている、ということ。

どうも精神活動に関係が深そうだ。だったらこの神経系をどうにかすると、精神病の症状が改善されたり・・・したのである。

そりゃあそうだろう、と思うかもしれないけど、当時は精神症状は肉体とは別、と思われていて、えーと、ソフトバグはハード交換じゃ治らないだろ、的に考えられていたのだ。ところが、「幸せな気持ち」も、ハード操作で作り出せることが分かった。これはびっくり。

以前、気まぐれ読書メモで、ハクスリーの「素晴らしい新世界」について書いた。ハクスリー自身もLSDの経験者で、政府支給の幸せになれる夢の錠剤ソーマはLSDを下敷きに書いたと思われる。
今はLSDはそこまで安全じゃないし(でもたいていの薬よりは安全だったりして(笑))、何より十分に安くないので、規制の対象になっている。でもこれが十分に安くなったら。政府が無料支給したら。
案外戦争も殺人もなくなって、素晴らしい新世界が出来ちゃうのかもしれない。それが本当に素晴らしいことなのかは、とても悩ましいことなんだけどさ。。。

話が逸れた。
とにかく、セロトニン神経が「正常に」動作していることが、「精神的に正常な」状態にある、と考えることが出来そうだ(まだ断言できる状態にないけど)。
とりあえず、セロトニン神経の「正常な動き」を助けることで、「精神的に正常じゃない」状態を「正常な状態」に近づけることができる、ってことで、次回はようやく抗うつ剤について。

2016年10月30日

ジャンブル(?)

「家庭でできる和洋菓子」には、私が知らない名前のお菓子が結構存在するのですが、その一つが「ジャンブル」。『見たところの形はただ四角い平凡なものですが、口に入れると、とろけるようにおいしいビスケットです。』って言われても作ってみないと何だかわからないのだが、大ヒントがその次にあった。『これは一名アイスボックス クッキースといいます。』

アイスボックスクッキーなら知ってる。
クッキーと言われると、なぜか絞り出しクッキーを思い浮かべるAJですが、自分で作るとなるとほぼアイスボックスクッキー。 滅多に作りませんがね。
和洋菓子に載っていたのは四角いだけのクッキーですが、AJが自分で作るときはココア味と組み合わせるので、それに一番近いクッキーを買ってきた。イトウ製菓のコンフェッティというもの。イトウ製菓にしては高い。(失礼な)。
自分ではここまでチェックにはしないけどさ。2*2で作る。

アイスボックスクッキーは、バターをたくさん使うのでべとべとしていて型では抜けない。でも絞り出しクッキーよりは砂糖が少ないので、絞り出せるほど柔らかくもない。じゃあどうやって形作るかというと、冷蔵庫で冷やすのです。いったん生地をまとめてから冷蔵庫で冷やして、円筒型あるいは角筒形に整形してまた冷やす、焼く前に筒切りにして天板に並べる。つまり、クッキー型(クッキーカッター)も、絞り出し袋(クッキープレス)も要らないんです。
そして何よりお気に入りなのは、整形した状態で冷蔵庫に入れておいてあとで焼く、ということができる!クッキーに限らず、1回分だけのお菓子を作るのは難しいんですが(卵2/3個とか言われても)、アイスボックスクッキーなら生地をたくさん作っておいて、1回分だけ焼けるんですよ。

和洋菓子に書いてある作り方も、私の知っているアイスボックスクッキーのもの。違うのは、ラップじゃなくてパラフィン紙に包むと書いてあること。当時は冷蔵庫はなんとかあってもラップはまだなかったのかね。

アイスボックスクッキーをジャンブルっていうのか、とwikiで確かめてみると、違うらしい(笑)
wikiによると、オリジナルのジャンブル(jumble)は、中東かイタリア起源で、中世には既に西欧各地に広まっていたらしい。粉と卵と砂糖の他に、ナッツやら香辛料やらが入って、リングあるいはツイストあるいはロール状にして茹でる。ベーグルやプレッツェルに似ているけど、入ってるものが豪華すぎ。アラブの裕福な商人がラクダに積んでおやつにしたのかなぁ。
それが18世紀に入ってなぜか、普通の焼いて作るクッキー(rolledと書いてあるから型抜きクッキーのことだな) のことになった、とのこと。でもjumble cookiesで画像検索すると、元祖らしいパンぽいのがちらほらの他は、ありとあらゆるクッキーが参加している。型抜きよりもドロップ系が多い。

既にオリジナルとは違うものになっているので、アイスボックスクッキーをジャンブルと呼んでも間違いとは言えないだろうけど、アイスボックスクッキーの方が今では有名で誤解も少ないと思う。
英語では同じ icebox cookies か refrigerator cookies 。どっちも同じくらいのヒット数があるし、同じ画像がヒットする。ハズレもあるけど、殆どが私の考えるアイスボックスクッキーに見える。チェックも多いけど渦巻きも多いな。

2016年10月22日

うつと抑うつ

「抑うつ」という言葉は、先日、抗不安薬の効能について書いた時にちらりと使った。

ネットで見てみると、抑うつは『うつを抑える』という意味だと思っていた(或いは違うの!?とびっくりしている)人が案外多い。
なるほどー。鬱を抑える、と読めるもんね。AJ自身は、「うつ病」という言葉と「抑うつ」という言葉を一緒に習ったので、そんな風に考えたことなかったけど、なんで「抑」ていう字を付けちゃったのかなー。

「うつ病」は病気の名前で「抑うつ」は症状の名前だから違う、というのは言葉の遊びで(笑)。
うつ病の典型的な症状のことを「抑うつ症状」ていうのだから、うつ=抑うつ、でいいでしょ。

「うつ症状」とか「うつ気分」と言えば済むものを、なんで「抑」を付けちゃったんだろ。察するに、英語の"depression"という言葉に近づけようとしたのかもしれない。wiki英語版ではうつ病も抑うつも、どっちもdepressionで、 括弧付で病気としての、とか症状(気分)としての、と補足が付いている。このやり方の方が分かりやすかったよね。
或いはせめて、みんなが知っている「憂鬱」とか「気鬱」といった既存の言葉を使えば、「鬱を抑えるんだから反対の意味だ」と思う人もいなかったのではないか。話をわかりにくい方向に持っていきたがるのは、業界用語の悪い癖。

抑うつ=うつ症状とはどんな症状かというと、要は気分が落ち込んでるってことだ。
不安症状がセンサー過敏な感じがするのに対し、うつ症状だとセンサー不感な感じ。前向きになれず引きこもったり、何も感じられず無味乾燥。
ほんとに全く何も感じなければ、周りはともかく本人はつらくない(つらさも感じない)のだが、たぶん、時々はそうじゃない時もあって、前向きになれない自分、何にも幸せを見いだせない自分に自分で傷ついてつらいんだと思う。 でもつらい気分にはいっそう蓋を固くしめてやり過ごす。センサーの動き方は反対に見えても、過剰な刺激にセンサーが耐え切れなくなって摩耗しちゃったとも考えられる。例えばっかりだな。

精神的な生理学というのは、まだまだ分かってないことも多いんだけど、いくつかわかってきた/わかったような気がしてきたこともある。

次回は、うつ病と関係が深いといわれている謎の(謎じゃないか)幸福物質、セロトニン他について。

2016年10月16日

ラグデシャ

「家庭でできる和洋菓子」には、「ラグデシャ」って書いてあるんだけど、現代日本語では「ラングドシャ」ですな。甘くて薄くてほわっと口の中でほどけるクッキー。フランス語の langue de chatは、確かに「ラグデシャ」と聞こえる気がする。日本人が現地で使う分にはラグデシャの方がいいのかもだけど、外国人が日本語から元の言葉を想像するには、綴りに近いラングドシャの方が親切だろうね。

知っている人も多いと思うが、langue de chatは「猫の舌」という意味。たぶん猫の舌は薄いからだろうね。犬の舌も薄いような気がするけど。
本来は、猫の舌のような?長円形で、家庭でできる和洋菓子にも長円型のラングドシャが載っているのだが。。。探したけど見つからない。wikiには正しい形のラングドシャの写真が載っているので 思い浮かばない方はそちらを参考になさってください。


一番よく売られているラングドシャは、ラングドシャでチョコレートをサンドしたもの。Wikiにも載っている白い恋人が大ヒット作ですが、意識してか四角いやつが圧倒的に多い。
「ラングドシャ・サンド」と銘打っているものもあるけど、右写真のように単に「ラングドシャ」と書いてあるものが多く、チョコレートを挟んだクッキーをラングドシャっていうんだろう、と思う人も出てくるのではないか。何が「猫の舌」なのかどんどんわからなくなってしまう。。。

写真右手は、ラングドシャ生地を丸めたもので、シガール(葉巻)。こちらはヨックモックで売っているのが有名ですね。ラングドシャ生地は薄いし砂糖の分量が多いのですごく焦げやすい。周りに色が付いたくらいでオーブンから取り出して余熱で仕上げます(そうしないと焦げ焦げになる)。取り出したときは柔らかいので巻けるんですね。AJは一度だけラングドシャを焼いたことがある。取り出してケーキクーラーに乗せたらデロンとなったのを覚えている。

wikiには初耳なことも書いてあった。ドイツでは『猫の舌』というと、チョコレートのことになる。
あー!デメルの猫ラベルってそういう意味だったのか―。知らなかった。確かに猫の舌・・・ていうか、アイスについてきた木のスプーンみたいな形をしている。
フランスとオーストリア、近いのにたまたま別のものに「猫の舌」なんて変な名前を付けたとは思えませんね。たぶんどっちかが先にあって、「全然猫の舌に似てないじゃん、オレならもっと似ているお菓子を作るよ」と後から同じ名前で売り出したのではないか。

文字としての鬱

うつ病の鬱。読めるけど絶対書けない漢字。2010年に常用漢字に復活したんですね。そういえばニュースで読んだ。鬱に限らず書けないけど使える(=読めるし打てる)字は確かに常用できる時代なんだよね。

さて、鬱という漢字の字源は、wiktionaryによると「木に囲まれ、塞がった様子」。すると、鬱蒼と茂る、なんてのがオリジナルに近い使い方なんだな。現在の意義は「木がこんもりと茂るさま」「気が塞がること」
「鬱血」は血が流れていかずに溜まっている感じ、「鬱金」は金色が留まっている良い染料って感じかな。「鬱陶しい」は・・・なんだろう?ま、いいか。

英語だとdepression。これは覚えやすいなー。「塞がってる」というより、落ち込んでいる、圧力により低くなっちゃった感じが伝わる。不景気のこともdepressionていうことあるもんね。

中国語(簡体字)は郁。えええっ?日本語ではよく人名に使われるのに、鬱って意味だったのか―!?どうも鬱って漢字が難しいから、同じ読みの郁にしちゃったようだな。簡体字って時々こういう乱暴なことをするからなー。日本語みたいに平仮名があればよかったのにね。
同じ読みと書いたように、現在の中国語(北京語)の読みは「ゆう」。だけど、昔は「うつ」と聞こえる読みだったんだろう。「うー」或いは「うううう」「うぐぐ」な気分が伝わる読みではある。

よし、まず字の意味は覚えたぞ。書き方は覚えてないけど。

2016年10月15日

おせちの鉄人

通りがかりにいつもチェックするJTBのリアル店舗。
旅行パンフレットって、行く予定がなくても眺めるのが好き~。行きもしないツアーの内容に、ひとり突っ込みを入れてたりする。もちろん実際に旅行するときも参考にする。JTBで手配してもらうことも多い。安くはないけど、値段なりのイイコトがあったりします。

で、本日目に飛び込んできたのは、「エースJTBのおせちの鉄人」。
エースJTBで行く「おせちの鉄人」って、どこに行ってどんなおせちを食べるツアーなんだろう!
わくわくとリーフレットをもらって帰ってくると!

あれ?これっておせちの予約カタログでは・・・

なんでおせちカタログに「エースJTB」マークを付けるんだよう。orz

抗不安薬(2) 定義を決めた

抗不安薬の適応を見ると、「不安障害」という言葉がない!パニック障害とか不安障害の適応がある(主たる治療薬である)のは、抗うつ剤の仲間なのである。

えー?じゃ抗不安薬って何で「抗不安」て名前なんだよ!

適応を細かく読んでみると、「△△△(いろんな病気の名前)での、不安・緊張・抑うつ・・・(病気によって他にもいくつかある)」と書いてある。不安障害ではなくて(正確には、不安障害も含む)いろんな病気に起因する不安な気持ちを鎮める薬、ということらしい。
わかりにくいし、誤解を招く定義だと思うんだけど。抗不安薬=不安障害の薬、と紹介しているサイトも多い。不安障害に使わないわけではないので間違ってるとは言えないんだけどさ。

気を取り直して、抗不安薬に分類されるお薬についてみていく。
Wikiの定義では、抗不安薬の一番上にSSRIが来ている!SSRIって抗うつ薬じゃないですか。抗不安薬って抗うつ薬を含む定義なのか?そんなことないよね。SSRIしか入ってないし。
英語サイトに行ってみる。すると、SSRIどころか抗てんかん薬とかもろもろ入ってる!

えー?すると抗うつ薬の方の定義はどうなってるわけ?
再び日本語Wikiに聞いてみる。すると抗不安薬は抗うつ薬の増補薬(抗うつ薬の効果を助けるために一緒に処方される薬)の扱いになっており、要は抗不安薬と抗うつ薬は別物の扱い。

結局、どうも定義が曖昧だ、ということが分かっただけだった。
どうせ曖昧なんだから自分で定義しちゃおう!

抗不安薬は、ベンゾジアゼピンの類で睡眠薬じゃないやつ!これなら覚えやすいぞ。
セディールとグランダキシンについては、当面忘れることにしよう(笑)。

睡眠薬が、超短時間/短時間/中間/長時間に分類されたのと同じように、抗不安薬は短時間/中間/長時間/超長時間に分類される。主なお薬(製品名)は
短時間が、エチゾラム(デパス)、クロチアゼパム(リーゼ)。
中間が、アルプラゾラム(ソラナックス、コンスタン)、ロラゼパム(ワイパックス)、ブロマゼパム(レキソタン、セニラン)。
長時間は、オキサゾラム(セレナール)、クロキサゾラム(セパゾン)、ジアゼパム(セルシン)
超長時間が、ロフラゼプ(メイラックス)。んー。主なものだけでもたくさんあるな・・・

「睡眠薬じゃないやつ」と書いたけど、抗不安薬は眠くならないというわけでもない。眠くなることがあるけど、眠くなり方(睡眠増強作用)がより少なくて、鎮静効果が多いやつが「抗不安薬」になる。

睡眠薬(3)で、昔の睡眠薬は依存性が高かったけど今のは安全、と書いた。ただし今のにも依存性がないわけではなくて、バルビツール系に比べれば格段にマシ、ということだ。
抗不安薬は、精神科(心療内科含む)でしか処方されない気がするけど、精神科では気軽に処方されているような…気がするなぁ。依存症や副作用の可能性があるから飲まない方がいい、と言うのは簡単だけど、不安で不安でつらい!という人に我慢しなさいとか不安の元凶を取り除く努力をしなさいと言って済ませるのもいかがなものか。それは不安のつらさを理解してないから言えることなんじゃないか。依存症や副作用が出ない可能性もかなりの高率であるわけで・・・

とはいえ、お薬を飲まずに済めば、それに越したことはないとは思う。どんな薬についても、そうは思う私なのだった。

さて、抗不安薬はさっさと片付けたぞ(これでいいのかね)。次は問題の抗うつ薬だ。これが種類が多くて全く・・・

2016年10月10日

もう10月も1/3が終わり・・・

もう30度超えは心配しなくていいだろう、と最後まで残しておいた扇風機を片付けて、夏のお帽子もサンダルも洗った。代わりに、もこもこベストと冬のお帽子をスタンバイ。もうすぐ冬だねぇ(違うって)。

あとは麦茶が1パックと、素麺が一把。今週末までには片付けられるだろう。麦茶が終わったらココアを買ってこよう。素麺が終わったら冷蔵庫の氷も捨てちゃっていいな。

でも・・・編み物を始める前に、縫いかけのあれとこれを終わらせなくちゃ。月掃除もたまる一方だし、あああ、あれもこれも終わらないうちにまた1年が過ぎていくよう・・・!!

プレッツェル(食品番号:15099)

プレッツェルって知ってる。欧米で見たことあるよ、ハートというか8の字を変形したみたいなパンみたいなやつでしょ?あれってビスケットとは言わんだろ?日本ではあまりメジャーでもないし?と思う人が多いような気がする。でも日本でもメジャーなプレッツェルがあるんだよー。

グリコのプリッツ!
プリッツがプレッツェルだと私が気が付いたのは10年位前。当時の仕事仲間の米国人から、お土産にあげたご当地プリッツについて「プレッツ美味しかった!」と言われた時だった。
プレッツってプリッツのこと?そういえばPRETZって綴りだった。あれってプレッツェルの仲間なのか?
プリッツの箱を良く見てみたら「プレッツェル類」と書いてある!
プリッツならビスケットの仲間でもおかしくないよね。

 と、思ったのだが、食品成分表の定義を読んで驚愕。
「新たに収載した『プレッツェル』は、生地を押しだして紐を結んだ形や棒状に成型し、アルカリ浴に浸漬した後、食塩を振りかけて、焼いたものである」。あれー!元祖プリッツじゃ食塩がふりかけてないよー、サラダプリッツにしとけばよかったー!!
 
プレッツェルはドイツ生まれ。上の写真に写ってる(プリッツの後方)のもドイツ製で、成城石井で買った。塩味が強くてビールが進みそうだ。甘味は薄くて塩味を除けば、ほとんど乾パンみたいな味。このタイプはWikiによると「スナック菓子タイプ」。アメリカのやつを最近日本のスーパーでも時々見かけるようになった。チョコ掛けのとかもある。ドイツでは甘いのはないんだろうと思いきや、Salz-Brezelnと書いてあるから、甘くないのも売っているらしい(ドイツでは「プ」レッツェルではなく「ブ」レッツェルなんだね)。
英語表記もSalted Prezel。でもイタリア語表記はBrezelだからイタリアでは甘いのが売られてないのかな・・
ちなみにプリッツみたいな棒状のプレッツェルもドイツが発祥の地だとwikiに書いてあるけど、ドイツ語サイトに写真は出ていない。本文は・・読んでない(笑)。

冒頭に書いたように、パン型のプレッツェルもある。こちらも塩味が標準だと思うけど、甘いのもある。アンティ・アンズのシナモンシュガーが好きだったんだけど、大手町から撤退してしまってその後食べてない。噛みごたえはあるけど、硬くはなくて美味しかった。焼き立てが美味しいので、イートインがあるところで食べるのがお勧めだよん。

抗不安薬 (1)不安障害

睡眠薬は不眠症のお薬、これはわかりやすい。イメージもしやすい。
でも抗不安薬は不安障害の薬って言われても、わかったようなわからないような・・・

まず不安障害とは何か。英語ではAnxiety disorder。直訳だね。
中国語は焦慮症。うまい!!うまく不安になれない、不安にうまく対応できない、過剰に対応してしまう感じが表現できている気がする。

不安障害にはいろんな種類がある。
恐怖症:特定の事象や状況に対する著しい恐怖。AJは蛇が苦手で「蛇」と考えただけでドキドキしてしまうのだが、あれがもっと「著しく」なると、ヘビ恐怖症として認めてもらえるんだろう。
パニック障害:動悸、息苦しさや吐き気、眩暈などの身体的症状(パニック発作)を伴うもの。
強迫性障害:不合理な考え(強迫)が繰り返し頭に浮かんで不安になるもの。不安を解消しようと繰り返し同じ行動(強迫行動)をとることがある。AJは鍵を閉めたか不安になりやすいのだが、でも1回確かめに戻れば気が済むから、「不合理」には入れてもらえないな。
外傷後ストレス障害(PTSD)、急性ストレス障害:大変な経験をした後で、長くイラついたり、怖い思いを再体験したり、人格解離すること。
厚生省サイトの分類には他にもいくつかあるけど、分類方法は複数あって、まだ変わるようだから覚えても意味ないんだろう(おいおい)。だいたいこんなのが入る、というところで。

大事なのは、不安や恐怖を感じること自体は「正常」なのであり、それが高じて日常生活に支障をきたすようになるのが「病気」ということだな。
蛇の何が怖いんだろう?と自分でも思ってるけど、怖いものは怖いんだから、「怖くないよ!」なんて言われても何にもならんのだ。日常生活に支障が出るほど怖かったら、それは困るだろうなぁ。「怖い」センサーの感度が高すぎるんだな。

とにかく、そういう不安障害に使われるのが、抗不安薬、と思うではないか。
間違ってはいないのだがしかし。
次回に続く。

2016年10月7日

睡眠薬(3) その他

その昔、睡眠薬といったらバルビタールを代表格とするバルビツール酸系を指したものだった。今はほとんど使われてないと思う。
推理小説や映画その他で、いつも飲んでいる睡眠薬をまとめ飲みして自殺を図るとか、いつも飲んでない配偶者に飲ませて昏睡させるとか、に用いられていたのがこの類。飲んだらやめられなくなる(依存性がある)危険性もあって、使い方が難しい薬だったのだね。
睡眠薬=怖い、というイメージは、バルビツール酸系の薬によって育てられたのだった。今よく使われている睡眠薬は、そんな怖さはありません。もちろん副作用がないわけじゃないけど、普通の薬並み(笑)。

逆に新しいタイプの睡眠薬もある。神経刺激全般を抑制してぼんやりさせる感じが今までの睡眠薬だったわけだけど、睡眠のメカニズムに着目して、眠くなる/起きにくくなるもの。

ひとつはメラトニン受容体アゴニストのラメルテオン(ロゼレム)。人間には体内時計なるものがあって、だいたい24時間のリズムを刻んでいるんだけど、「眠りましょう」のチャイムとなるのがメラトニン。メラトニンを出やすくすれば、もっと眠くなるわけだ、というわけで開発されました。お薬をやめてもリバウンドが出にくいという特徴を持ちます。
個人的にはロゼレムの箱が好きー。いかにも不眠症の薬、というパッケージなんだよー。医療用医薬品は一般消費者の目に触れるものじゃないから、製品名と会社名を書いとけばいいんだろ、的な箱がほとんどなのだが、ロゼレムは絵入りで覚えやすいんだよー。(絵がなくても覚えろって)

もうひとつが数年前に登場したオレキシン受容体アンタゴニストのスボレキサント(ベルソムラ)。こちらは「起きましょう」チャイムのオレキシンが出にくくなるようにすることで眠れるようにする。中途覚醒型不眠に向いていますね。

従来型の睡眠薬に比べると、効きが弱い!と言ってる患者さんが多いように感じるが、これで効けばこっちの方がいいのかもしれない。純粋に「睡眠薬」と言えるのは新しいタイプのようにも思う。とはいえもちろん、新しい薬がいつも優れているとはいえないわけだけど。

さて、睡眠薬はとりあえず終わり。問題は次だよな・・まずは睡眠薬に近い抗不安薬から。ううう。

2016年10月5日

睡眠薬(2) BZと非BZ

2016年現在、睡眠薬として使われているのはおそらく、「ベンゾジアゼピン系」と「非ベンゾジアゼピン系」で9割以上を占めるんじゃないかな。

と書くと、「ベンゾジアゼピン系」と「ベンゾジアゼピン系じゃないもの」 を足したら10割になるんじゃないのか、と思いませんか?
私もそう思ったんだよ。でもね、「非ベンゾジアゼピン系」というのは、「ベンゾジアゼピン系じゃないもの全て」ではなく、「ベンゾジアゼピンに似た効き方をするのに、構造的にはベンゾジアゼピン系じゃないもの」を指すんだよ。
なんてわかりにくい名前なんだ!日本語に限らず英語でもnon-benzodiazepinとそのままです。何か違う名前つけるべきじゃないかな、ぶつぶつ。

覚えやすいのは3つしかない非ベンゾジアゼピン系の方。ゾルピデム酒石酸塩(製品名:マイスリー)とゾピクロン(アモバン)、 エスゾピクロン(ルネスタ)。3つとも超短時間型。副作用も少なく、単に眠れないというとこの薬が処方される筈。特に半減期が2時間程度と短いゾルピデム。内科とか他科からでも良く処方されてる。使いやすいんだろうね。副作用や依存性・耐性も少ない。ま、他の睡眠薬と比べて、ってことだけど。
ポイントは眠る直前に飲むこと。超短時間型ですぐ効くんだから、お薬飲んでからお風呂に入って、あれしてこれして・・は良くない(記憶してないことがある)。お布団に入ってお薬を飲む、位の気構えで飲むこと。

ベンゾジアゼピン系の方は、「ゼパム」で終わるやつと「ゾラム」で終わるやつがあって、名前だけでは短時間なのか長時間なのかわからない・・・一つ一つ覚えるしか(泣)

 トリアゾラム(ハルシオン)は非BZと同じ超短時間型。
短時間型がブロチゾラム(レンドルミン)、エチゾラム(デパス)、ロルメタゼパム(エバミール・ロラメット)とリルマザホン(リスミー)。あれ、リルマザホンはゼパムもゾラムもつかないぞ・・・
(注:エチゾラムは「ゾラム」がつくけど、ベンゾジアゼピン系じゃなかったー!似たようなものだけど、チエノジアゼピン系。BZ系とは言えないけど、非BZとも言わない。わかりにくすぎだ!!)
中間時間型は、ニトラゼパム(ベンザリン・ネルボン)、フルニトラゼパム(ロヒプノール・サイレース)、エスタゾラム(ユーロジン)。
長時間型は、クアゼパム(ドラール)、ハロキサゾラム(ソメリン)、フルラゼパム(ベノジール・ダルメート)。

ベンゾジアゼピン系は睡眠薬じゃないやつもいるので、余計にごっちゃになりやすいんだよ、ぶつぶつ。でも地道に覚えるしかないよな、ぶつぶつ・・・

薬理作用的には、GABA-A受容体に作用して・・・ええと要するに、中枢神経の働きを邪魔するんだな。ソワソワわくわく/ドキドキくよくよ、といった脳の働きをぼんやりしたものにすることで、もともとある(ハズの)眠いようという傾向に拍車がかかる。

旅行に行くと、枕が変わるし、旅の友の鼾で眠れないことがあるから、睡眠薬を持っていくの、せっかく旅行に行くのに昼間に爆睡してたらつまんないじゃない?と言っていた方がいた。 その使い方は理想的だな、と思った。AJ自身はいつでもどこでも眠いので、睡眠薬は飲んだことないんだけどさ(笑)。

2016年10月2日

睡眠薬(1)

 メンタル関係の薬でとっつきやすいのは睡眠薬と思ったんだけど、これがねぇ。。。ま、とにかく始めてみるか。

睡眠薬。英語ではhypnotic。これもギリシャ語由来の言葉なので、欧州どこでも通じそう。中国語は安眠薬。うまい!睡眠薬よりも安眠薬の方が、正しい表現だと思う。もっとも、hypnoticの方は、眠りを意味するhypnosから来ているので、同じように訳そうとするなら睡眠薬の方が素直ではある。


で、睡眠薬を必要とするのは、眠れない=不眠症の人たち、ですね。
不眠症の方は、英語ではinsomnia、中国語では失眠。これも中国語の方がうまい。「不眠」ていうと全然眠ってない=完全徹夜って感じするけど、実際の不眠症は必ずしもそうではない。あるべき眠りが出来てないので、「失眠」は正しい表現だと思う。

不眠症にはいくつかパターンがあって(というか、いくつかパターンに分けることになっていて)、それに応じたお薬を飲むことになる。

1) 入眠困難型:寝つきが悪いタイプ。寝付いてさえしまえば朝までちゃんと眠れる。明日の遠足に興奮して眠れない子供、みたいなやつ。
2) 中途覚醒型:寝つきはそれなりにいいのだが、何時間か眠ると目が覚めてしまうタイプ。また眠ることはできるんだけど、また起きてしまう。朝までぐっすり眠ることができない。
3) 早朝覚醒型:寝つきは良いのだが、朝早く起きてしまうタイプ。目が覚めたらもう眠れない。ただし睡眠時間が足りているわけではないので昼間に眠い。年寄りはこれが普通(笑)。

入眠困難型は、飲んですぐ眠くなればそれでいいので、短時間(あるいは超短時間)効くタイプの睡眠薬を、中途覚醒と早朝覚醒は短時間効いても意味ないので、長時間(あるいは中間)作用型の睡眠薬を処方することになる。ここまでは考える余地もないんだけどさ。

何が短時間で何が長時間かは、お薬ごとに覚えるしかない・・・同じような名前(=同じような化学構造)でも、超短時間だったり長時間だったりする。やだー!。そして同じような名前でも、適用も禁忌も微妙に違う。やだー!! でも文句を言わずに地道に覚えるしかないんだなこれが・・・

睡眠薬は、怖い薬と思っている人もいるけど、昔に比べれば依存症や中毒も減って、そう怖い薬ではなくなってきています。ま、飲まずに済めばその方がいいとは思うけどね。睡眠がなぜ必要なのか、まだ正確にはわかっていないけど、必要なのは間違いない。「食べない」よりも「眠らない」の方が、生命の危険は大きいことが分かっている。良い眠りというのは大事なことではあるのだ。

とはいえあまり拘りすぎるのもねー。特に年を取ってくると、若い時のようにはぐっすり眠れないのが当たり前なのであって、それを眠れない!眠れない!お薬飲まなきゃ!!となるのは、良くないと思うよ。朝っぱらからラジオ深夜便でも聞いて、午後には日向ぼっこしながらウトウト・・・というのが正しい年寄りの在り方でしょう。

第1回は愚痴と説教で終わってしまった。次回は真面目にお薬の分類と代表選手について書きたいと思います。

クッキーはクッキーでも

クッキーと言われて思い浮かべるのは、httpクッキー!ていう人多いんだろうね(笑)
知り合いのDさんから、httpクッキーはなぜクッキーというのか?とご質問をいただきました。

結論を先に言うと「理由はない」らしい。

httpクッキーの権威であるRFCには何も書いてなくて、いきなり「クッキー」で始まってしまうけど、出典とされているネットスケープ社(懐かしいなぁ!)のクッキー仕様にはこう書いてある。
 The state object is called a cookie, for no compelling reason.
理由がないって言われてもねぇ。付けた当初は何か理由があった筈で、あー、この仕組にクッキーっていい名前だよね、と思ったから採用された筈でしょ。単にカワイイとか甘いもの好きだからという理由ではなかったはず。

wiki(英語サイト)には、httpクッキーの原型はUNIXの"magic cookie"であると書いてある。ここまでは事実なのだろうが、"magic cookie"の由来がフォーチュンクッキーみたいにメッセージが埋め込んであるから、という説明には、要出典マークが付けられており、疑問の余地がある。

フォーチュンクッキーはアメリカ以外では通用しないでしょ。ま、当時のUNIX/インタネットはアメリカ主導だったからそこはいいとしても、フォーチュンクッキーを原型にしていたら、httpクッキーは最初からもっとセキュアなものとしてスタートしてたんじゃないか。メッセージがクッキーに「埋め込まれて」なくて、トッピングされてるものをフォーチュンクッキーとは言わないだろ、たぶん。

食べ物好きのAJが、httpクッキーに出会った時(既にメジャーな技術でしたが)に思っていたのは(ついさっきまでそれが事実だと思い込んでたんだけど)、httpクッキーは、簡易な認証鍵として使えるので、「鍵(キー)は鍵でもクッキー!なんちって」というダジャレだと思っていました。
違うらしい。誰もそんなこと書いてない・・・orz

2016年9月25日

モスビスケット

「家庭でできる和洋菓子」のモスビスケットは、絞り出しクッキーのこと。レモンエッセンスが入っている。

ちなみに「クッキー」と言われてAJの頭に浮かぶのは、チョコチップクッキーではなくて、絞り出しクッキーなのだ。なんでなのかな?
お気に入りだったケルドセンのバタークッキーには絞り出しクッキーはない。実家では絞り出しクッキーは作ったことない。贈答品では泉屋が代表格だけど、ここにも絞り出しクッキーは入っていない。 誰かの家でお手製のを頂いたのかしら。そうかも。

作ったことはないけど、基本の手作りクッキーの一つなんだから、デパートでも手焼き風の店に行けば売っているだろうと思いきや。なんと全然ない!苦労してやっと見つけたのが、東京会館。
クッキー詰め合わせを買ってきました。写真一番右のクマが持っているのが、私の考える絞り出しクッキーに一番近い。ちなみにその左の茶色いのはコーヒー味です。優しい甘さ。

と、ここまでは良かったんだけどさ。「モス」の由来が分からない。

モスってmossじゃないよね?と検索すると、苔の生えたようなクッキーが出てくる。
mothってこともないよね?と検索すると、蛾の形のクッキーが出てくる・・気持ち悪いよう!
カタカナで検索すると、絞り出しクッキーが一部と、大量のモスバーガーについての記載。

そもそも、海外では絞り出しクッキーというジャンル自体がメジャーではないらしい。Google翻訳するとSqueeze cookiesだというけど、見るからに直訳臭い。画像検索で近いなと思うのは、spritzていうやつ。ドイツのクリスマスクッキーだそうだ。絞り出しクッキーのことをspritzと呼ぶ、というよりは、spritzの一種として絞り出すクッキーがあるイメージ。

起源はドイツだとしても、何が「モス」?wikiには、ドイツとフランスの一部(アルザスとモゼル)と書いてあったので、モゼルがモス?とMoselle biscuitで検索してみた。違うらしい。クリスマスをなまってモス・・・は無理があるよねー?

結局名前の由来は謎のままだが、クッキーは絞り出せるくらいの生地だからゆるめ。基本のクッキーに比べてほろほろしっとり。高級感漂うクッキーなのだった。

(2016/10/22追記)
絞り出しクッキーは、英語(少なくとも米語)ではpressed cookiesというようです。言葉が違いすぎるから通り過ぎてた。wikiにはpressed cookiesの典型としてspritzが紹介されている。何故pressedなのか?それは道具が違うから。日本ではクリームのデコレーションに使うような絞り出し袋を使ってクッキー生地を「絞り出す」のだけど、米国ではクッキープレスなる道具を使って「押す」のだね。 穴の形によって、絞り出しぽくもできるし、型押し(モールドを使った)クッキーのような形にもなる。なるほどー。他の言い方として、pasty bag cookiesとも。こちらは「絞り出し袋クッキー」に相当。やっぱりね、squeeze cookiesって嘘っぽいなと思ってたんだよ、Googleさんよ。

(2018/08/16 更に追記) 
突然思いついたんだけど「モス」って"moist"ではないかな。ほろほろ「しっとり」してるもんね。Googleしてみると"moist cookies"でも不自然な言い方ではないらしい。でも、moist cookiesで出て来るレシピは絞り出しクッキーではなく、ドロップクッキーの類に見える。ううむ。苔とか蛾よりは納得できる案ではあるんだがなぁ。

2016年9月19日

高血圧の薬(7)αブロッカー

αブロッカーはβブロッカーよりも更に早く第一選択から外れてしまっているので、αブロッカーだけを降圧剤として飲んでいる人はあまりいないんじゃないかな。

βブロッカーで降圧剤として用いられるのは、主に心臓に分布するβ1受容体をブロックするやつである、と前回書いた。
α受容体についても似ていて、降圧剤として用いられるのは、α1ブロッカーである。血管平滑筋に存在するα1受容体をブロックすることで、血管が収縮しにくくなる→血圧が上がりにくくなる。βの場合と違って、非選択的αブロッカー(α1もα2もブロックしちゃうやつ)は、降圧剤としては使わない(例外はある)。

更に、α1ブロッカーに関して覚えとかないといけないのは、前立腺平滑筋に存在するのもα1受容体で、そっちに効くのもα1ブロッカーと呼ばれていることだ。
同じ薬だったらまだいいんだけどさ、両方に適用を持っているものは少ない。どっちかなんだよね。「ゾシン」で終わると降圧剤。ドキサゾシン(製品名;カルデナリン)、ブラゾシン(ミニプレス)など。

αブロッカーはあまり見ないけど、αもβも遮断するαβブロッカーは、βブロッカーの扱いになるので、こっちは割とよく見ますね。βだけのブロッカーと同じで、名前に「ロール」が付く、カルベジロール(アーチスト)が断然多いと思うけど、アロチノロールやラベタロール(トランデート)も時々見かける。

あーやっと高血圧が終わったよ。
次は心臓関連に行く予定だったが、予定を変更して苦手のメンタル関係へ。苦手なので気が重いけどがんばるぞ・・

ソフトビスケット(食品番号:15098)

ハードビスケットのところで書いてしまったけど、ソフトビスケットの食品成分表の定義を再度書いておくと、「『ソフトビスケット』は、砂糖、油脂等を混合し、鶏卵、水に溶かした食塩、膨張剤を加えて乳化させ、さらに小麦粉を加えて混合した生地を成型し、焼いたものである。ビスケット類の表示に関する公正競争規約5)に基づく同規約の施行規則におけるクッキー(手作り風で、糖分、脂肪分の合計が重量百分比で40 %以上のもの)の規定に合致するものもソフトビスケットに含めている」。

ハードビスケット(いわゆるビスケット)の代表選手がマリービスケットである、というのは大方の皆様の同意を頂けると思うんだけど、ソフトビスケット(いわゆるクッキー)の方はどうだろう?

画像検索結果からみると、どうもチョコチップクッキーであるらしい。ふーん。確かにクッキーはアメリカ語だし、アメリカンクッキーと言われると私でもチョコチップクッキーを思い浮かべる。クッキーモンスターが食べてたのもチョコチップクッキーだったし。

しかし私が代表選手として思い浮かべるのはチョコチップではない。チョコチップクッキーって、子供のころにはなかったのかなぁ。
子供のころ大好きだったのが、ケルドセンのバタークッキー。何の輸入自由化があったのか、ある時を境に、スーパーにも輸入菓子が並び始めて、その殆どがとても美味しかったんだよ。それはつまり、当時の日本のスーパーで売られていたお菓子は、発展途上にあったということだろうね、

今食べるとたぶん、普通においしいだけなんだろうな、と思いながら、ケルドセンバタークッキーを買いに行く。
ない。明治屋にも成城石井にもソニープラザにもカルディにもない。いつの間に潰れたんだろう?と思ったけど、単に日本から撤退したのだそうだ。えーん。ついこの間見たような気がするのに。
こんなの。 本国デンマークに行けば買えるんだろうな。あれ?本社が香港になってるぞ。なんで?
そしてロゴはKjeldsenなのに、あちこちでKelsenという言葉が出てくる。中国語読みなのか??

昔はKjeldsenとKelsenは別会社だったのかもだけど、今はKelsenが正しい会社名(グループ名)で、Kjeldsenは傘下の一ブランド名、という扱いらしいです。

とにかく、少なくとも香港に行かないとダメ、ということが分かって、代わりのクッキー缶を慌てて探しました。丸くて青いのがいいのに、日本の会社のは四角いのが圧倒的に多いね。

見つけたのがこれ。ダイソーにあった。青くて丸い缶で中国製。クッキー8個入りで100円。チョコチップクッキーも入ってるぞ。
味はね・・・機内食で投げやりについてくるビスケットみたいな味(褒めてない)。飛行機もずいぶん乗ってないので、こういう味は久しぶり。懐かしくないこともない(苦笑)。

「ケルドセンのバタークッキー」は少なくとも香港までいかないとだけど、「ケルセンのバタークッキー」ならコストコで売っているとネットに書いてある。缶が違っても中身一緒なんじゃないかな。コストコは遠すぎるけど、文化堂のコストコフェアで来るかしら。でもコストコ大容量すぎるからやっぱり却下だな。缶入りじゃなくていいから小さいのが欲しいな。
やっぱり香港行かなくちゃかしら。(おいおい)

「読み直す1冊シリーズ」に変更しました

今は亡き松丸本舗でもらった紙だったので、松丸文庫と勝手に名前をつけて読み始めたのが5年前。出版社名だけだったけど、著者名と訳者・編者も入れることにした。そろそろ終わりも見えてきて、自分のために一覧表も作ろうかな、とも思ったのだった。

「各界著名人によるぜひ読みなおしたい1冊」というタイトルの紙で、松岡正剛本人が選んでいる千夜千冊とは別なのは最初からわかっていたんだけど。リストの最後には「朝日新聞学芸部編『読み直す一冊』と書いてある。でも、紙には松丸本舗のマークも入っているから、これも良い選書として推薦されてるってことね、と思って読んでたんだよ。

ところが。

ふと思いついて今更、本家の千夜千冊のサイトに行ってみたら、なんか話が違うのだった。千夜千冊の一冊として、『読み直す一冊』が選ばれているのであって、読み直す一冊に推薦されている本のあれやこれやは千夜千冊には入れないよ!と明言されているものが結構多い(泣)。

ま、確かになんでこれ?て本はあったんだけどさ(笑)。これいいな、と思った本が千夜千冊に入ってないのは結構悔しい。。

ここまで読んできたことに後悔はないので、それはそれでいいんだけど、このシリーズに松丸本舗の名前を付けておくのはまずいだろう、と思って名前を変えることにしました。一覧表は全部読み終わったら作ります。

2016年9月11日

「読み直す1冊」シリーズ(12)

書かなきゃ書かなきゃと思いつつ。またためてしまいました。松丸文庫は終わりが見えてきた。あと10タイトル強。でもこれに続く新シリーズも既にリストを入手済なのだった。まだまだ読むぞー。

(85) アンネの日記(アンネ・フランク/深町眞理子:文春文庫): 何度目か。友達にはなりたくないけど、でも才能ある子だったんだな、と思う。生きていたらアンネの日記は発表されてないかもだけど、女流作家とかになってたのかも。ユダヤ人金持ちの子女、こういうお嬢さんに幼いヒトラーはふられてユダヤ人がキライになったのかもしれない。ありそう。

(86) 反橋(川端康成/竹西寛子:講談社文芸文庫):初めて。ははぁ。川端康成ってこういう文章を書く人だったのか。妖しいね。あなたはどこにおられるのでしょうか。マザコンなのだろうな。川端版の源氏物語、読みたかったなー。

(87) 欲望という名の電車(T・ウイリアムズ/田島博:新潮文庫):テネシーウイリアムズは高校生のころにハマって固め読みした。 一番のお気に入りはガラスの動物園だけど、これも割と好き。しかし。本当にあった電車だったのね。アメリカの地名ってやつは。ブランチは南部のお嬢様だったのね。読み直してみて背景がやっと頭に入った。これは「風と共に去りぬ」の外伝みたいなもんだな。

(88) 夜と霧(フランクル/池田香代子:みすず書房):文庫がなくてハードカバーで。強制収容所のあれこれを実際に収容されていた心理学者が書いたもの。人はどれほどにも凶悪になれるし、どんな劣悪な環境にも案外慣れる。わかる気がする。ユダヤ人と○○人がいるわけじゃなく、まともな人とまともでない人がいる。いつでもどこでも当てはまる真実。一番響いたのが「いい人は帰ってこなかった」。あー、そうなんだろうな。そう思える生き残りの辛さ。だからイスラエルって今でもあんな極端に走るんだろうな。

(89) 愛するということ(E・フロム/鈴木晶:紀伊国屋書店):これもハードカバー。題名とイメージ少し違う。恋愛に限らず「愛」について。少しイメージ古い。でももっと若い頃に読みたかったかも。でも読んでも役には立たなかったかも(笑)。原題はThe Art of Loving。愛は技術として習得できるものである。習得に向けて修行すべきものである。なんか違う方面の本と勘違いされそうだけど、そうじゃないのよ。

(90) ソロモンの指輪(C・ローレンツ/日高敏隆:ハヤカワ文庫):ハヤカワミステリではありません。ハイイロガン(鳥)のお父さんになってしまう科学者の話。ファンタジーじゃなくて、動物行動学の話。人間が飼うのに一番適した動物はやっぱり犬だそうです。犬よりもお気軽なペットは鳥。ただし鳥によるし、子供の時から育てないと相手がかわいそう。確かに。

(91) セールスマンの死(A・ミラー/倉橋健:ハヤカワ演劇文庫): 昔は親父さん達に可愛がられたけど今は会社のお荷物のセールスマン。マイホームは高い建物に囲まれて庭の花も咲かない。景気の良い大ボラを重ねるも、子供たちに愛されている(憐れまれている)と知って自ら死を選ぶのだった。悲しい。

(92) きけ わだつみのこえ(日本戦没学生記念会:岩波文庫):学徒動員された方々の遺稿。戦場からの手紙もあるけど、入営前の日記も多い。どこにでもいる普通の学生だったのだなと思う。戦争と言うのはこういうものなんだとしみじみ思える意味では、アンネの日記や夜と霧よりも身近。しかし一番びっくりしたのは、遺族の連絡先が巻末に載っていたこと。そんな昔の版じゃないんですぜ。個人情報保護法前ってこんな感覚だったのなー。びっくりー。

(93) 第二の性(ボーヴォワール/『第二の性」を原文で読み直す会:新潮文庫):こういう本だったのか。1冊目は生物学的歴史的検証。2冊目冒頭が有名な「人は女に生まれない、女になるのだ」。主張というより検証。しかし内容としては、うーん。働くことが「人」として生きることなのか、実際に働いてみると少し首をかしげるところもある。でも働けないよりは働ける自由は大事だ、それはそうだ。

(94) さすらいのジェニー(ギャリコ/古沢安二郎:新潮文庫):「さすらいのジェニー」と松丸文庫には書いてあったのでそれで探したら唐十郎の戯曲にたどり着いてしまい、なんか時代が合ってない?と著者名をチェックしたら違う本だった。角川文庫/大和文庫は「さすらいのジェニー」になっていますが、新潮文庫は「ジェニィ」。猫になった少年ピーターが野良猫ジェニィと旅をする話。ジェニィは理想のお母さんなんだな。切ない少年。寄宿舎に入ればいいのにね。猫好きは嬉しいかもしれない。猫になった気分がするから。ちなみに唐十郎の戯曲はこの本の後日談を書いたものだった。

(95) 恐竜物語(ブラッドベリ/伊藤典夫:新潮文庫):ブラッドベリの恐竜に関する短編を集めたもの。概ね星新一だな。監督が恐竜として映画主演するレックスが面白かった。灯台に恋する恐竜の話は泣ける。

(96) ライ麦畑でつかまえて(サリンジャー/野崎孝:白水社Uブックス): 主人公と近い年代に読んでるんだけど。こんな本だったか?もっと童話ぽい物語だと記憶していた。全然ファンタジーじゃなかった!博物館で妹とデートすると記憶していた。待ち合わせするだけだった。歩くのは動物園。まだ子供なのに大人ぽく振舞うのが「冒険」に見えてたのかもしれない。今読むと、NYなら冒険ではなく普通にアリだろうと思える。単に救いのない話。

(97) せみと蓮の花(坪田譲二:講談社文芸文庫): 初めて読んだ。表題作もいいけど、戸締り合戦が面白かった。エッセイのようなフィクションのような。奥さんの気持ちになるとやってらんないけど。

(98) 戦艦大和ノ最期(吉田満:講談社文芸文庫):学徒上がりのエリートとして初陣を大和で飾った人の実話。実話というのは重たいな。案外最初から無理だったのね。戦争はむなしい。

(99) アポリネール詩集(アポリネール/窪田般彌:小沢書店):ハードカバーで。ミラボー橋で有名なアポリネール。前衛詩人だったのか。カリグラムがある!!訳すの難しそう。わかんなくてもフランス語で読みたいかも。

(100) あなたに似た人(ロアルド・ダール/田村隆一:ハヤカワミステリ文庫):チョコレート戦争の人だった。サスペンス風味のショートショート。そう来たか、という終わりもあるけど、やっぱりねも多い。自動文章製造機は実現近いかも。もうあったりして。やだー。

2016年9月6日

ハードビスケット(食品番号:15097)

まず食品成分表の定義から。
「『ビスケット』は、小麦粉、砂糖、油脂、食塩、粉乳、膨剤等を混合した生地を焼いたものである。『ハードビスケット』は、原材料を混合して練った生地を折りたたみ、シート状に圧延し、型抜きをして焼いたものである。生地に含まれる水分や膨剤から発生したガスが揮散し易いように、針穴を付ける。」

日本人が「ビスケット」として思い浮かべるのは、この手の食べ物だと思う。「ハードビスケット」という名前のお菓子を100円ショップで見つけたので、よしよし、と買ってきました。
小ぶりな点を除けば、典型的なマリービスケット。

マリービスケットについては前に調査して、その時は「マリー」がだれだかわからなかったんだけど、いつの間にか英語版Wikiにマリービスケットのページが出来ていて、答が書いてあった!Wikiさんいつもありがとう。エジンバラ侯爵夫人のマリアさんだそうな。

「ハード」ビスケットがあるからには、「ソフト」ビスケットもある。ソフトビスケットについては次回書く予定だけど、定義だけを先に書いてしまうと、
「『ソフトビスケット』は、砂糖、油脂等を混合し、鶏卵、水に溶かした食塩、膨剤を加えて乳化させ、さらに小麦粉を加えて混合した生地を成型し、焼いたものである」
違い①ソフトは原材料を混ぜる順番が記載されているけど、ハードは規定されていない
違い②ハードはシート状に圧延し型抜きすると規定されているけど、ソフトは規定されていない
違い③ハードには針穴の記載があるけどソフトにはない
①は出来上がりから判断できないので、②と③が判断基準となる。つまり、ハードビスケットとはマリーみたいなビスケットのことで、その他大勢はソフトビスケットに分類されてしまう?

食品成分表はさらに変なことを書いている。
「四訂成分表では、ビスケット類の表示に関する公正競争規約に基づく同規約施行規則における『手作り風で、糖分、脂肪分の合計が重量百分比で40%以上のもの』の規定に合致するものを、『クッキー』として収載していた。しかし、『クッキー』は、ソフトビスケットの範疇(はんちゅう)に入るものであるため、ソフトビスケットにまとめた。」
つまり、前の版では、「ハードビスケット」「ソフトビスケット」の他に「クッキー」という項目があったわけだ。そりゃわかりにくいよ。

日本では、「公正競争規約・・云々」により、手作り風がクッキー、工場風がビスケット、と使い分けられているのだが(実態としてあまり使い分けになっていないんだけど)、ビスケットは英語でクッキーは米語、というのが世界的な理解だと思う。ちなみにアメリカでは単にビスケットというと、ケンタッキーのホットビスケットみたいなものをイメージする。もちろん、マリービスケットのことをマリークッキーと呼ぶわけではなく、クッキーのことをビスケットとも言うのは理解されている。

ビスケット発祥の地は不明とwikiに書いてあるけど、biscuitという言葉自体はフランスから入ってきたと思われる。フランス語では同じつづりで「ビスキュイ」と読む。二度焼いた、という意味。
一度焼きの普通のパンより硬くて水分が少ない=長持ちする=糧食向き。非常食の乾パンが元祖ビスケットなのだった。乾パンはしかし、食品成分表上は、ビスケットには含まれない。 型抜きされてるし、針穴もあるけど。乾パンは「パン類」に分類されているのだ。甘くないからね。

2016年9月4日

もう9月だよう・・・

お仕事の方はそう忙しくないのだが、遊ぶのが忙しくて、サイト更新がまばらになっております。すまん。今日もいろいろ書くネタがあるのにもう時間があまりない・・・23時からラジオを聴く予定なのでそれまでにあれもこれもそれも終わらなくては。あああ。

この間の休日には旧パソコンを初期設定→強制書き込みして、リサイクルセンターに送りました。購入時の状態に戻したらサクサク動いたので、ハード障害ではなかった模様です。

新パソコンは快適です。キーボードが少し使いにくいけど我慢の範囲。
新パソコンについてきたKingsoftというやつでは、エクセルのマクロが使えないことがわかった。大したマクロでもなかったので、なくても不便じゃないように表自体を作り直し。計算式は問題なく使えるので、これも我慢の範囲。OfficeのUpdateを受けなくて済むのはありがたい。
旧パソコンではSDカードのスロットがあって便利だったのだが、新パソコンにはない。しかし先々代のパソコンの時に買ったUSB変換器を捨てずに持っていたので、これも問題なくクリア。
残るはiPod(シャッフル)の同期なんだけど、最近使ってないから次に何か新しい曲を買いたくなった時に考えるつもり(笑)。iTuneもUpdateが多くてうざいんだもん。旧PCにあったバックアップはディスクに移してはある。

ずっと受けていた通信教育がやっと終わって、その分の余裕が生まれるはずなのだが、なんでこんなに時間がないのかなぁ。ぶつぶつ。何をしている時間が多いかというと、本を読んでいる時間が多い。読まなくてもいい本もついつい読んでしまう。ま、いいんだけどさ。
読書ノートも書かなくちゃいけないんだよなぁ。ああ、夏休みの宿題がてんこ盛りな気分。

ま、あれもこれもそれも終わらなくても困るのは自分だけで、だれにも怒られはしないんだけど。あーそう言っているうちに22時になっちゃったよー。それでは皆様、また後日。

2016年8月21日

高血圧の薬(6)βブロッカー

βブロッカーを「高血圧の薬」と呼ぶかどうかは微妙なところだ。前にも書いたように、2016年現在の、高血圧治療薬の第一選択には入っていない。入ってないけど「血圧の薬」として処方されていることは多い。以前は第一選択に入っていたのだ。外れたのは2014年ていうからつい最近だね。効かないから外れたというわけではない。他の薬(カルシウム拮抗薬や、ARB、ACE)の方が効くということになったのだ。他の薬の方が効くのに、なんでβブロッカーが未だに処方されるのか?それはこっちの方が有効なケースもたくさんあるから、ってことだね。

β受容体にも3種類あると前回書いたけど、血圧のお薬として考えるときに注目するのはβ1受容体だ。β1受容体は主に心臓にあって、ここにアドレナリン(の類)がやってくると、心臓を力強く拍動させて、全身に血液=酸素を配って、いくぞ!ファイトいっぱーつ!に備えるのだった。
従って、β1受容体をブロックすると、アドレナリンがやってきても、心臓のドキドキはそんなに強くならず、血液が力強く押し出される=血圧が高くなることが予防できる。心臓が働きすぎて血圧が高くなってしまう病気(頻脈とか心不全とか)による高血圧には、βブロッカーを積極的に使うことになっている。心臓の働きを抑えることを「心保護作用」と表現する。抑えるのを保護っていまいちわかりにくいのだが、過労にならないようにする、ってことだね。

β2受容体は、気管支拡張や糖代謝の活性化を担っている。血管拡張の作用もある。降圧剤という観点ではβ2をブロックしてしまうと血管拡張が邪魔されてしまうし、気管支系の病気・糖尿病の悪化も考えられるから、β1だけをブロックするのがいい。
・・・だったらβ1ブロッカーだけがあればいいと思うんだけど、β1非選択性(β2もβ3もブロックしてしまう)という薬剤も存在するんだよなー。なんでかなー?どういう場合はこっちを選ぶんだろ?


もうひとつβブロッカーの分類には「ISA」という基準がある。内因性交感刺激作用=Intrinsic Sympathomimetic Activity。交感神経を刺激する作用ってこと。
・・・あれ?交感神経をブロックするための薬に、交感神経を刺激する作用があるってどゆこと?て思いますよね。でもそういうものなんだよ。もう少し詳しく書くと、アドレナリン(の類)が来た時には、ちゃんとブロッカーとして働くんだけど、来ない時には自らが刺激作用を持ってしまう。アドレナリン(の類)自体もこういう作用の仕方をする。ブロックしたいからお薬を飲むのであって、こんな作用はない方がいい。
・・・だったらISA-の薬だけがあればいいと思うんだけど、ISA+の薬剤も存在するんだよなー。なんでかなー?どういう場合はそっちを選ぶんだろ?

ま、とにかく、よく使われるβブロッカーは、β1選択性があって、ISA-のもの、というのが当方の理解です。具体的な例としては、アテノロール(テノーミン)、ビソプロロール(メインテート)。βブロッカーはみんな成分名が「ロール」で終わる。

心臓の働きを抑制するので、徐脈の場合はダメだし、β1選択性の薬でも少しはβ2をブロックしてしまうので、喘息持ちにも禁忌。

2016年8月12日

アドレナリン受容体

前回、交感神経を「アドレナリン作動性神経」、副交感神経を「コリン作動性神経」と呼んだ方がわかりやすい、というところまで書いた。
実は「アドレナリン作動性神経」は、正確には「アドレナリン」だけで作動するわけじゃなくて、ノルアドレナリンでも作動するので、「カテコールアミン作動性神経」の方がより正確な記述になる。でもさー、「カテコールアミン」じゃ何だかわかんないじゃない。「アドレナリン」の方が、ファイトいっぱーつ!て感じするでしょ。
表題も正確には「カテコールアミン受容体」であるべきだ。でもギョーカイ的には「アドレナリン受容体」と呼んでいるのだ。これはAJの造語じゃありませんからね。

アドレナリン作動性ってどういう意味かっていうと、アドレナリン(正確にはその類)を、神経伝達物質として使っている、という意味です。
神経系の興奮は、基本的には電気信号(電位の変化)で伝わっていく。そこに「物質」が関与するのはだな、全部を電気信号で伝えるわけじゃなくて、神経細胞間の中継に「物質」を使うんだよ。IT系の人たちの方がははん、と思うかもしれない。
電位の変化で伝えると、距離によっては減衰するし、無秩序に伝わったり、ぐるぐる回りが心配になる。でも途中で「物質による伝達」に乗り換えることで、思う方向にだけフィルタできるし、複数方向に増殖だってできる。ま、乗り換えによるタイムロスは覚悟しないといけないけどさ。

一方向に、つまり前段にある神経の先っぽからはアドレナリンが分泌され、後段の神経の先っぽにはアドレナリン受容体が待ち構えている。そういう神経のことを「交感神経」と呼ぶのだった。

でね、アドレナリン受容体は、微妙な形の違いで分けられることが分かってきた。というか、同じようにアドレナリン受容体をブロックする筈なのに、ある物質は血圧を下げるけど心臓には効かない、ある物質はその逆、ある物質は両方・・・という事態になって、分類することになった、という方が当たってるかもしれない。分類は現在さらに細かくなっている。将来的にはもっと細かくなるのかもね。現在の分類をwikiからコピペすると、
  • α1(α1A、α1B、α1D) - 血管収縮、瞳孔散大、立毛、前立腺収縮などに関与
  • α2(α2A、α2B、α2C) - 血小板凝集、脂肪分解抑制のほか様々な神経系作用に関与
  • β1 - 心臓に主に存在し、心収縮力増大、子宮平滑筋弛緩、脂肪分解活性化に関与
  • β2 - 気管支や血管、また心臓のペースメーカ部位にも存在し、気管支平滑筋の拡張、血管平滑筋の拡張(筋肉と肝臓)、子宮の平滑筋等、各種平滑筋を弛緩させ、および糖代謝の活性化に関与
  • β3 - 脂肪細胞、消化管、肝臓や骨格筋に存在する他、アドレナリン作動性神経のシナプス後膜にもその存在が予想されている。基礎代謝に影響を与えているとも言われている。
やれやれ、これでようやく次回は降圧剤の話題に戻れるぞ。お薬としては、α受容体だけブロックするもの、β受容体だけブロックするもの、αβ両方に効くものがあるし、またα受容体の更にα1だけ、β1だけとか選択的にブロックするものがあります。狙って効かせたい場合もあるし、複数の効果を狙いたい(あるいはマイルドを狙う)時もあるってことね。詳細は次回。やれやれ・・・

パルミエ

食品成分表の「パフパイ」について書くために、日本のパイ菓子の代表選手である三立製菓の源氏パイについてちょっと調べたのだよ。

三立製菓は「源氏パイ」とカンパンで有名な会社で、本社は浜松にある。そう、うなぎパイの春華堂と一緒だね。浜松のお土産コーナーには源氏パイの高級品バージョンも、うなぎパイに並んで売られていたよ。
源氏パイの「源氏」は翌年の大河ドラマが源義経だったから付けたんだって。ずいぶんな付け方だね(笑)。知ってる人も多いと思うけど、「平家パイ」ていう姉妹品もある。

源氏パイの祖先はフランスの焼き菓子パルミエ。源氏パイの公式サイトでは、エピソード1のタイトルに「元々はヨーロッパの高級菓子」と書いてある。パルミエは高級菓子じゃないと思う・・・と思いながらよく読んでみると「当時の日本では高級菓子店でしか手に入らないお菓子。」なるほど。
私の認識では、パルミエは「お菓子屋さん」で扱う高級菓子ではなく、パン屋で売っているようなお手軽な焼き菓子。今の日本でもパン屋系のお菓子屋さんで良く売られている。

近所のお気に入りケーキ屋エグラデジュールの「クロワッサン生地で作ったパルミエ」と三立源氏パイを並べて写真を撮ってみました。
うーん。お店じゃ気が付かなかったけど、クロワッサン生地だけあって茶色が強いなー。普通はここまで茶色くないと思う。大きさはこんな感じ。あるいはもう少し大きい。三立源氏パイは、外国で見るパルミエに比べて二回りくらい小さい。
私はスペインとアメリカで食べたことがある。スペインは駅、アメリカは空港。どっちも待ち時間に、カフェでコーヒーのお供に買った。味は源氏パイと同じ。エグラデジュールのはバターが効いてて美味しいのだが、クロワッサン同様、ボロボロ落ちるのが難(食べ方が下手なだけだって)

さて、問題はここから。
パルミエはフランス語では「椰子」という意味です。「椰子の葉っぱに似てるから」と書いているサイトが多いんだけど・・・どこが椰子の葉っぱなんだよ。全然似てないと思うんですけど?
もちろん椰子は種類が多いので、こんな葉っぱの椰子もあるのかもだけど、これが椰子の葉っぱの代表選手な形、とは絶対に言えないでしょう。なんで椰子なのか。

パルミエのフランス語版wikiには、源氏パイみたいなハート形パルミエの写真が載っている。
ところが英語版wikiのは少し様子が違う。 ハートというよりイオニア式柱頭じゃない?
palmierで画像検索すると、椰子に交じってハート形/イオニア型パルミエが出てくる。並んでるところをみて、ははん、と気が付いた。イオニア型が椰子の形なんだね、たぶん。大きい葉っぱが幹の上部からくるんと巻いた感じなんだ。実際にはだらんとするだけで、くるんと巻いてはいない。そんなに巻いてるのは羊歯でしょ、と思うけどさ。南国っぽい感じでごっちゃにされているのかも。
私が海外で食べたのはどちらもハート型だったが、イオニア型は別のお菓子だと思って通り過ぎていたからかもしれない。ハート形だと「源氏パイだー」 と思って安心して食べられるもん。

英語版wikiにはパルミエは「elephant ear」とも呼ばれると書いてある。・・・ゾウの耳には見えませんが。更に「椰子の葉っぱの形、あるいは蝶の形をしている」。んー。蝶の形というのはハート形のことかな。イオニア型は蝶々には見えないもんな。
他の呼び名として、メガネ、靴底なんてのもある。メガネはわかるが、靴底(shoe-sole)ってどういう形なんだよー。椰子の謎が解けたからもう気にしないことにするー。

(食品番号:15096) パフパイ/リーフパイ(リーブス)

「『パフパイ』は、小麦粉を主体とした層と油脂の層を交互に折りたたんで成形し、砂糖等をふりかけて軽く焼き上げたものである」という説明を読んで、AJの頭に浮かんだのは、不二家ホームパイでした。でもパイ菓子っていうと普通、源氏パイを思い浮かべるよなー。浜松土産のうなぎパイも手元にあったので一緒に写真を撮ったのは8月初めのこと。
本文を書こうとするも、パソコン不調で書けない日が続き、やっと動いたその日に、食品成分表の最新版(7版)では、「パフパイ」が「リーフパイ」に変更されていることに気が付いた!

なんだリーフパイのことだったのか!慌ててリーフパイを買いに行き、再度写真を撮る羽目に。
手前がウエストのリーフパイ、時計回りに三立の源氏パイ、不二家のホームパイ、春華堂のうなぎパイ。
どれもパイ生地で出来ているけど、リーフパイ以外は層が表に見えている。つまりパイ生地の層を、縦にして輪切り(源氏パイはハート形にたたんで輪切り)にして焼いている。
リーフパイは、写真じゃわかんないけどパイ層は上下にある。パイ生地をそのまま型抜きしてこれでもかと砂糖をまぶしたもの。

食品成分表の「折りたたんで成型」はどちらも合致するので、どれも「パフパイ」とは呼べると思う。
「リーフパイ」になると葉っぱの形をしている必要があるので、そんなに範囲を狭めなくても、という気もするけど、「パフパイ」じゃわかりにくいもんな。日本語で検索すると食品成分表ばっかりが出てくるし、英語で検索すると普通のパイ(ビスケットじゃなくて)ばかりがずらりと並ぶ。変更して正解なんだろうと思う。

「リーフパイ」は「家庭でできる和洋菓子」にも「リーブス」として収載されている。ただし食品成分表と異なり、「ビスケット類」ではなく「パイ」に分類されている。パイ生地を使って作るから、話の流れとしては当然だけどね。
へえ!と思ったのは、菊型で抜いていること。リーフ型ってなかったのかね。菊型で抜いて細長く伸ばして、葉脈をナイフで付けて葉っぱの形にする。なるほど。ウエストリーフパイよりもだいぶ丸っこいけど、でも十分葉っぱに見える。これは良いアイディアかも。

ウエストのリーフパイはMy鉄板手土産。
軽くてかさばらず、お値段が手ごろな割に、包装が高級感あるのもお気に入り。昨今は紙箱になっちゃったけど、ツルツルの包み紙は健在です。 割れやすいのがちょっと難だけど、割れてもおいしさは変わんないしね。超定番品で東京ならどこのデパートにもあるけど、もし食べたことないという方は是非お試しを。

2016年8月11日

新パソコンから(泣)

パソコン治ってなかった・・・
今朝は重いながらもそれなりに動いていたので、webで調べものしてからお出かけ…のはずが突然固まり、シャットダウンもできなくなる。強制電源断して起動しなおすもだんまり。

もうやだ!!
というわけで買ってきました新パソコン。初めてのAcer。
白いパソコンがいいんですけど、と言ったら、これが全部白いと勧められた。キーボードはもちろん、裏側も電源コードも白くてカワイイ!これください、ということになり(実際にはもう少し他の決め手はないものかとウロウロしたんだけど。考えるのが面倒になった)。
Windows10は入ってるけどあとは何もないシンプル。セキュリティソフトだけ買って家に着いたのは15時ころだったのだが。

まずセキュリティソフトを入れようとしたら、CDドライブがないんだった・・・ダウンロードしなきゃ。
Wi-Fiに繋ぐのに1時間(パスワードを忘れた!どこに書いてあるんだっけ!!)
ダウンロードしてインストールしてウイルスチェック完了まで更に2時間
PC同梱がFirefoxなのは嬉しいけど英語版(泣)で、日本語版をダウンロード。Thunderbirdもダウンロード。並行して旧PCをなんとか再起動、必要なデータ(エクセル2個だけ)とメールとお気に入りをエクスポートして、先ほどインポート完了しました。もう20時だ。貴重な祝日が(泣)

しかし新パソコンは快速です(当たり前)。全部白いので「白ちゃん」という名前を付けました。
旧VAIO君はまだしばらく使ってから廃棄する予定。
明日は新パソコンからいくつかのまともな記事をお届け・・・できますように。あー安心したらおなかすいたよう。

2016年8月9日

パソコン治ったかも?

いろいろやってみてもう諦めかけて、今度の山の日にはPC買いに行こう、と思っていたんだけど。もしかしたら治ったのかも?

やってみたことは
・ 12時間放置
・ デザインを「パフォーマンス優先」にした
・ 電源も「パフォーマンス優先」にした
・ 壁紙を一番軽そうなやつに変えた
・ ディスクの再構成
・ VAIO Updateを再起動しようとしてキャンセル

CPUもディスクもガラガラで、ネットワークも問題なく、それなのに起動/シャットダウンはもちろん、日本語入力が死にそうに重くなってとてもblogなんて書けなかった。
でもなんか今は書けるようになったぞ。 まだ少し重いけど。

パソコンの買い替えは視野に入れつつ。暫く毎日様子見・・・

(8/12付記:結局治ってませんでした)

2016年8月2日

パソコン不調すぎ

7月に入ってパソコンがすっきり起動出来ない日が増えた。
29日すぎれば落ち着くんだろうと思ってたのに甘かった…
今日は起動は出来たけど、ビデオ学習中にだんまり。電源オフでもあがらず。
電源を物理的に落として、セーフモードで再起動。
ディスクがまずいのかなぁ。なんかチェックしてとりあえず起動は出来た。

起動はしたけど、ビデオが出ない。
パソコンが重すぎて、ネットやブラウザも重いのかわからん。
そう思ってiPodを出してきた。こっちからはストレスなく使える。あーもー腹立つなー、マイクロソフト…




2016年7月24日

こんぴらふねふね

早めの夏休みを取って、両親を連れて香川県に行ってきました。金刀比羅宮にも行った。

計画をする時点で気がついたんだけど、金刀比羅宮って海のそばにあるわけじゃないのね。
♪こんぴらふねふね♪の歌+海上交通の守り神ということから、てっきり海岸にあるもんだと思っていました。山の上(というか階段の上)にあることは知っていたけど、その山自体が海っぺりにあって、通りかかる舟からも拝めるようなものなんだと思った。全然遠かった。
追記:通りかかる船から拝めるそうです。金刀比羅宮というより山を拝む感じだと思うけど 。

なんで♪こんぴらふねふね♪なのかね?と言っていたら、
AJ母:それより♪おいけにほかけて♪の意味が分からない
私:池?
AJ父:そうそう。なんで船が池にハマるんだろう?
私:ハマる?
AJ父:♪お池にはまって♪
私:それはどんぐりコロコロでしょ!
AJ母:♪お池に帆かけて♪だよね?

なんで池に帆を掛けるんだよ、追い手でしょ、追い風、と説明したのだったが、
今検索してみると、お池に帆をかけている人が結構いるなー(笑)

正確な歌詞は以下の通り♪

金毘羅船々 追風(おいて)に帆かけて シュラシュシュシュ
まわれば 四国は 讃州(さんしゅう) 那珂の郡(なかのごおり)
象頭山(ぞうずさん) 金毘羅大権現(だいごんげん)
一度まわれば

かくいう私も空耳が多く、合っていたのは1行目だけ。
「さんしゅう」は「三州」:四国の内のどれか3つを廻るんだと思った
「なかのごおり」は「なかのこうじ」:中野浩二・・じゃなくて中小路(京都?)
「ぞうずさん」に至っては「ぼんさん」:高知のはりまや橋と混ざっている?
と歌っていました。大権現に坊さんはいないよな。反省。

さて話は元に戻りますが、この歌はお座敷芸(ゲーム)に使われた歌なのだそうで。
「一度回れば」で無限ループに入りますが、だんだんに早く歌って、
振付が追い付かなくなったら負け、というものらしい。
なるほど。言われてみるとどこか華やかだし、手拍子もしやすそう。

「こんぴらふね」は金毘羅参りをするための舟のことだった。
より正確に言うと、金毘羅参りをするために、四国に渡る船のこと、だね。
江戸時代には、お伊勢参りに次いで人気があったのだそうだ。陸伝いじゃ行けないけれど、穏やかな瀬戸内の船旅は、逆にてくてく歩いていくより快適で早かったのかも。もちろん「追い手に帆かけて」な風の時じゃないとそうもいかないけど。

こんぴらさんの印象については別途。ひとことでいうと、暑かった!

2016年7月14日

サブレー(和洋菓子編)

食品成分表とココナッツサブレは「サブレ」を採用しているが、wikiも鳩サブレーも「家庭で作る和洋菓子」も「サブレー」と伸ばす方を採用している。フランス語的には「サブレー」の方が近いと思う。
だから「家庭で作る和洋菓子」のサブレーは、メール・プラールのに近いのかと言うと・・・これが結構謎で掲載が遅れたのだよ。

まず材料。「和洋菓子」のは「粉、砂糖、バタ、玉子きみ、ベーキングパウダー、エッセンス」。食品成分表は「小麦粉、油脂、鶏卵、砂糖、膨剤」だから完全合致してます。ちなみに材料面において、「和洋菓子」には、サブレーは「基本ビスケット」に対して、バターの量が多いもの、と定義されている。これはwikiの記述にも合致するし、さっくりした味わいというのは概ねバターの多さで出るものだから、食品成分表の定義よりも正確だと思う。

材料は良かったんだけどー、問題は作り方なんだよ。捏ねてから麺棒で伸ばすところまではいい。
次に「形はすじの入ったサブレー型でぬきますが、型がない時は長方形に切り、ルレットか包丁の背で少し深目のすじをつけます」。ええええっ!
「サブレー型を使ってぬく」という説明写真も付いているのだが、手で持っているのは、ワッフルみたいな斜め格子の押し型。でも生地は四角く切り抜かれているので、押す時に周りの部分が上下して抜き取るようになっていると思われる。
こんな型見たことない。検索しても出てこない。そもそも、こんな形のサブレー自体が検索しても出てこないんですけど。

もう諦めてサブレの生地を書いたその週に、たまたまお茶を飲みに出かけた銀座の老舗喫茶店トリコロールで、筋模様の入ったサブレーを発見!菊型でメールプラールに近いけど、とりあえず筋模様はある!きっとこれかも、と安心して買ってきました。

手前がトリコロールのその名も「サブレ・ナンテール」。時計回りに、サブレナンテールの箱、ココナッツサブレ、メール・プラールのサブレ。
サブレ・ナンテールの原材料名は「小麦粉、バター(乳を含む)、アーモンドパウダー、砂糖、卵黄、クリーム(乳製品)、バニラペースト」。
うーん。また膨剤が入っていない。。。本場のサブレには入っていないものなのかもしれない。アーモンド粉が入っているのが「ナンテール」のポイントであるらしく、さくっと感は増して感じられる。

「ナンテール」を付けて検索してみると、格子模様のサブレが出てきた。
お気に入りパン屋のブルディガラでも売っているらしい。こんな。フランス語ではSable Nanterreって書くんだな。これで検索すれば、と思いきや。日本語サイトしか出てこないよう!

Nanterreがフランスの地名だというのはすぐにわかった。
ところが「ナント地方の菓子」と書いてあるサイトがある。ナンテールはパリ近郊の街。南仏のナントとは別。「ナントの」ならNanterreじゃなくてNantaisとなる筈だ。どれどれ、とSable Nantaisで検索してみたらフランス語のレシピがいっぱい出て来た。ブルディガラの嘘つきー。

フランス語的には「サブレー・ナンテー」で「ル」は空耳だと思うが、そう聞こえるのは理解した。
理解したけど、レシピがいっぱい出てきても全部トリコロールのと同じ菊型或いは丸。長方形+格子模様の和洋菓子サブレーがどこから来たのかは結局不明なのだった(泣)。

(2016/10/22追記)ブルディガラは、トリコロールのグループだったことが判明。たぶん同じ工場で作ってて、ラベルだけ違うんだろうな。情報ソースが複数あるから正しいと思っても実は複数じゃないこともある。ぶつぶつ。ま、フランス語レシピが出てきたから、綴り以外はあっていると考えてよさそうだけど。

2016年7月6日

サブレ(食品番号:15095)

サブレと言ったら、鎌倉名物鳩サブレーを第一に思い浮かべるのは私だけでしょうかね。先日ちょうど鎌倉に紫陽花見物に行ったので、お土産を兼ねて買って来た。

食品成分表の定義は、「『サブレ』は、小麦粉、油脂、鶏卵、砂糖、膨剤を混ぜてよくこねのばした生地を、型抜きし、(グラニュー糖をまぶして)焼き上げたものである」。
鳩サブレにはグラニュー糖は付いてないんだけど、グラニュー糖の記述は括弧が付いているからいいよね。
wiki(日本語版)を見てみると、鳩サブレではなく、菊型で抜いたクッキーが出てきた。これってアレかな?と輸入菓子売り場で良く見掛けるメール・ブラールのサブレも買ってきて一緒にパチリ。結論から言うと、これじゃなかった。wikiのフランス語版には同じ写真に、「パルメザンと胡椒のサブレ」(!!)とキャプションが付いている。メール・プラールのにも、そしてたぶんパルメザンのサブレにもグラニュー糖は付いていない。グラニュー糖が付いているのは、シスコのココナッツサブレだな。食品成分表はココナッツサブレを標準として採用したんだろうか。

さて、サブレ。サブレというのはフランス語で「砂」と言う意味です!食べ物に砂って・・・
砂を噛むような食感(褒めてるとは思えない)だから、と言う説もあるのだが、地名から取った説が有望のようだ。少なくとも本家フランスのwikiはその説しか記載してない。
サブレはモンサンミッシェル土産の定番だから、発祥の地であるサブレ=シュル=サルトも、その辺の海辺の街かと思いきや、割と内陸。いい砂でも取れたのかなと思いきや、人名から取っているらしい。サブレ城=砂城というネーミングが本人には気にならないのかなぁ。砂に崩れるイメージを重ねるのは日本だけなんだろうか?

サブレは他のクッキー或いはビスケットとどう違うのか。後述するハードビスケットの食品成分表の定義は、材料は「小麦粉、砂糖、油脂、食塩、粉乳、膨剤等」で「混合して練った生地を折りたたみ、シート状に圧延し、型抜きをして焼いたものである。生地に含まれる水分や膨剤から発生したガスが揮散し易いように、針穴を付ける」。
つまり、違い①:サブレは「こねのばした」もので、ビスケットは「折りたたみ、シート状に圧延」。すごくわかりにくい。シート状に圧延しなくてどうやってこねのばすんだ。後で型でぬくんだよ。
わかりやすい違いは②:ビスケットは「針穴」が付いている。なるほどー。確かにサブレには針穴はないよ、と思ったのだが。
もうひとつのちがいもあった③:サブレには「鶏卵」があるけど、ビスケットにはない。

鳩サブレにもメールプラールにも針穴はないけど、ココナツサブレには穴あるよね。。。あれはサブレとは言えないのか?微妙・・
作り方としては、バターの分量が多いのが特徴的。その辺のビスケットよりも高級品なのだ。

メールプラールのサブレ、初めて食べた。美味しいけど、どちらかというとココナツサブレの分類(笑)。値段も違うので鳩サブレと較べては悪いやね。素朴でバターたっぷり。バターのせいか何かハーブみたいな味がする。あ、原材料名にも香料って書いてある。でも英語説明によると天然バニラ香料らしい。するとやっぱり塩かパターの味なんだな。

あれ!?原材料名は、「小麦粉、バター、砂糖、卵、食塩、香料」で膨張剤が入ってない!!これでは食品成分表のサブレとは言えないよ。鳩サブレの方は「小麦粉、砂糖、バター、鶏卵、膨張剤」で・・・待てよ。粉乳が足りない。
もしかして、とココナッツサブレを見てみる。「小麦粉、砂糖、ショートニング、植物油脂、ココナッツ、食塩、脱脂粉乳、膨張剤、乳化剤、香料」。
膨張剤はある。でも針穴問題が。それに鶏卵もないじゃんか。正しいサブレはどこに(泣)


2016年6月29日

交感神経と副交感神経

先週書いた、ていうかさっき修正した(笑)、「内臓神経」こと「自律神経」は、さらにまた2種類に分けられる。それが交感神経と副交感神経。

ええと・・・

「末梢神経」や「自律神経」は、誤解を産む表現ではあるけど、対になる言葉の中枢神経に較べれば「末梢」だし、体性神経に較べれば「自律」(正確には不随意)だと考えることができる。でも「交感」と言われて何のことだかピンと来ない。そもそも「交感」てあんまり使わない言葉だよね。

英語で言うとSympathetic nervous system。シンパシーを感じる、とか誰それのシンパであるという(こういう表現、最近見ない気がする。既に死語?)やつの類語だね。同情とか共感、同調、あたりが良く使う日本語でしょう。
交感神経は、"fight or flight"=闘争と逃走(どっちも韻を踏んでるのがカワイイ)の神経と言われるように、ファイトいっぱーつ!な時に活性化する神経であると考えられている。このことが、「自律」神経にもかかわらず、状況に「同調」する神経、ってネーミングになったのではないかな。たぶん。

「交感」は「同調」に置き換えればいいとしても、更にわかりにくくなっているのが「副交感」の方だ。
「副」っていうと、正副或いは社長副社長みたいに、代理とか補佐っていうイメージがないですか?交感神経がダメになった時に頑張れるスペアみたいな感じ。でも実態はそうじゃないんだよ。
英語は Parasympathetic nervous system。Para-なら、似て非なるもの、のニュアンスが出て「副」より遥かにうまいネーミングだと思う。なんで「副」にしちゃったかな。
「副交感神経」は、確かに「交感神経」と同じ臓器を二重支配することが多い。それも反対方向に作用する場合が多いんだけど、それは例えば、パパが子供をきつく叱っていたらママが止めに入る、と言うような相反ではなく、パパが「お前はバカだ!」と怒っている間はママはむしろ知らん顔で、パパの怒りが収まったころに 「お利口さんねぇ」と頭をなでにくる感じ。子供が混乱しそうだ(笑)。

前にも書いたように、生物はITシステムのように目的をもって作られたものではなく、結果としてそうなっちゃったもの。必ずしも「闘争と逃走」じゃない時もある。無理に枠をはめるのはいかがなものか。AJの提案するネーミングはもっとシンプルだぞ。
交感神経→アドレナリン作動性神経
副交感神経→コリン作動性神経
何に使うかではなく仕組み(伝達物質)で分けられるんだから、素直に仕組みを名前にすればいいと思うの。「アドレナリン」の方が「交感」よりも「闘争と逃走」をイメージしやすいと思うしさ。

あー、やっと交感神経までたどり着いたよ。βブロッカーまでもう一息・・・

2016年6月26日

ソーダクラッカー(食品番号:15094)

「ソーダクラッカー」という言葉は聞いたことある。単に「クラッカー」と聞いて頭に浮かぶのは、こっちだと言う人の方が多いんじゃないかな。私もそうです。

リッツと同じくナビスコのプレミアム。大箱しかなかったので、健康のために塩が付いてない方のを買ってきました。塩付きの水色ラインの方が標準的だと思うけど。
AJ実家では母がお菓子の材料として良く買っていました。アップルパイもパイ生地の上にこいつ(のかけら)を敷いてから煮リンゴを乗せると、クラッカーがうまく水気を吸い取って程よい塩気が出るらしい。お菓子つくりの残りを朝食に食べたりしてましたね。

基本的にはこれだけでは寂しくて、チーズやディップの「お供」なイメージ。

食品成分表の定義は「小麦粉、ショートニング、食塩、イースト、膨剤を混合し、発酵させた生地を薄く延ばして積層し、型抜きして焼いたものである」。
「オイルスプレークラッカー」も全く同じで、焼いた後に油をスプレーするところが違う。つまり、クラッカー=ソーダクラッカー、であり、「オイルスプレー」と「非オイルスプレー」に分けるべきところだ。だいたい、ソーダ(膨張剤)を使っていればクラッカーと呼ぶわけではない。ビスケットでも膨張剤は使われるんだから。
食品成分表の定義はどうも、「発酵させた生地」をポイントとみなしているようだ。AJの考えでは塩味のやつだと思うんだけど。wikiもそう言ってくれてるんだけど。
頼りの「和洋菓子」には、ビスケットはたくさん収載されているけど、クラッカーは載ってないし、イーストを使ったビスケットもない。ううむ。

2016年6月19日

水郷潮来あやめまつりに行った

先日、「水郷潮来あやめまつり」って言うのに行ってきた。

花はたくさん咲いてて、ちょうど間に合ったと思いきや。
これ、あやめじゃないんだって。

えーっ!
花の見分け方というのが現地にも貼ってあって、今咲いているのは、みんな花菖蒲だよ、と係のおじさんが教えてくれた。
アヤメもカキツバタもとっくに終わっており、「あやめまつり」の時期に咲くのは花菖蒲なのだそうだ。
なんで「あやめまつり」なんだよう。「花菖蒲祭り」にすればいいのに・・・

そしてもうひとつ。潮来あやめ祭りのハイライトは、嫁入り船だと聞いていた。ご存知美空ひばりの♪潮来花嫁さんは 舟で行く♪というやつですね。確かに花嫁さんは舟には乗るのだが、舟が通るのは普通の川(ていうか水路)で、あやめ(花菖蒲)が咲いてない!花の間を舟が浮かんでいるのをポスターで見たのに、と思いきや。

それは♪潮来花嫁さん♪ではなく、同じ水郷は水郷でも、「水郷佐原あやめまつり」の嫁入り船なのだった。やられたー。ちなみに佐原のあやめ祭りも同じ時期で、咲いているのはやっぱり花菖蒲。なんで花菖蒲祭りじゃないんだ。ぶつぶつ。

自律神経系

先週書いた周囲神経系こと末梢神経系は、更に二つに分類される。

ひとつは体性神経系(somatic nervous system)。体性神経系は感覚器からその刺激を脳に伝える感覚神経と、脳の指令を運動器に伝える運動神経からなる。
中央制御装置に対して、入力信号の経路と出力信号の経路ね、とIT業界の人なら理解するだろう。体性神経系は役割がわかりやすいのよ。でもね。

問題はもうひとつの自律神経系(autonomic nervous system)の方だ。
wikiは体性神経系を動物性機能、自律神経系を植物性機能と説明している。わかるようなわからないような。具体的には、「循環、呼吸、消化、発汗・体温調節、内分泌機能、生殖機能、および代謝のような不随意な機能を制御する。」
呼吸や消化は脳の働きとは関係なく動くもんね、と納得した気になるかもだけど、梅干しを見ると唾液が出るように、素敵な人を見るとドキドキするように、自律と言いながら必ずしも脳と或いは体性神経系と切り離されてるわけじゃない。
例えば、脳から足に「走れ!」と伝えるのは運動神経ではあっても、走るためのエネルギーを供給しているのは自律神経系の指示だったりする。胃の中に何か入れば「自律的に」消化活動が始まるわけだけど、胃瘻でも作らない限り、食べ物を胃に送り込むには飲み込むという「運動」が必要。
自律神経系と体性神経系(+中枢神経系)は、別々に機能しているわけじゃなくて、相互補完の関係にある。

ま、人間が「作った」機械とは違って、生物は進化の過程で「出来ちゃった」ものだから、この神経はこういう働きをする、なんてのは全部あとづけの説明でしかない。
キレイに説明できないのは、科学が十分に進んでないからでも、私の勉強が足りないからでもなくて(足りないことは足りないけど)、結局、「そういうものなのだ」と考えるしかないのだ(笑)。

つまり、自律神経系というのは、脳とか「じゃない」方の周辺の神経で、感覚器からの入力/運動器への出力「じゃない」方の神経のことを指す、と定義することにした。
6/29修正:英語版wikiを読んでみたら、「内臓の働きに影響する」って書いてある。これも大雑把だけど「植物性機能」よりは遥かにイメージしやすいので、「内臓神経」と命名することにします!

2016年6月13日

末梢神経系

降圧剤の続きとしてα・β遮断薬の話を書きたいんだけど、その前に解明しておきたいことが多くてなかなか先に進めない・・・

というわけでまずは「末梢神経系」。


「末梢神経」って言われると、末梢にある神経=手足の先とかにある神経、って思っている人多いんじゃないですかね。

「末梢神経系」の反対語は「中枢神経系」で、中枢神経系=脳と脊髄。つまり、末梢神経系というのは、脳と脊髄以外の神経系統、を指す言葉なんですよ。

英語でいうとperipheral nervous system。
英語の方がわかりやすいよっ!!と思うのは私だけでしょうか。peripheralは「末梢」と訳される場合もあるけど、「周辺」とか「周囲」と訳される場合の方が多い。コンピュータ用語でも「周辺」ですね。
中国語も「末梢神経系」ではなく「周囲神経系」と呼ばれることが多いらしい。わかりやすくて羨ましい。ハングルは日本語に引きずられたらしく「末梢神経系」になっている。

なんで「末梢神経系」って名前にしちゃったんだろう。中枢神経系だけがエライ=脳こそ全て、という偏見が透けて見えるネーミングだと思う。「周囲神経系」への改名を希望します!

2016年6月2日

オイルスプレークラッカー(食品番号:15093)

「オイルスプレークラッカー」という言葉があるのは知らなかったが、何のことかはすぐわかった。要するにリッツのことでしょ?→あたり。

食品成分表の定義は、「『オイルスプレークラッカー』は、小麦粉、ショートニング、食塩、イースト、膨剤を混合し、発酵させた生地を薄く延ばして積層し、型抜きして焼いたものに、融かした植物性油脂をスプレーしたものである。」
オイルがスプレーされていたのね。そういえばリッツ触ると油分が付くもんね。

ちなみに、現在はヤマザキナビスコから発売されているリッツクラッカー、今年(2016年)の9月からは、モンデリーズ社に移管されるのだそうです。すると左上の赤三角がなくなる・・・わけではなくて、モンデリーズ社が現在の「ナビスコ」の持ち主なんですね。移管後は、リッツはインドネシア工場の製品が来るのだそうだ。味は変わらないんだろうけど、メイド・イン・ジャパンの内に食べておこうと買ってきました。

リッツ食べるの久しぶり。美味しくて止まらないよ(笑)。

このまま食べても十分に美味しいのだが、AJの認識としては、リッツ=パーティー・フード。上にチーズ(プロセスチーズを波々ナイフで切ったやつ)とか、ツナ缶にマヨネーズ混ぜたやつとか、スモークサーモンとか単にジャムとかを乗っけて、オードブルとして出した。
・・・そういえば、もうずいぶんそういうリッツも見掛けない気がする。「パーティー」に行ってないから、てのもあるけど、昔は職場で(物理的に職場で)やる飲み会とか誰かのおうちで集まる時とかに作っていたんだけどなぁ。今は出来合いのものか、もっとお洒落なものを作るんだろうな。リッツのオードブル、って少し昭和の香りがするもんね。

リッツと言う名前は、ザ・リッツ・カールトンから取ったのだそうだ。それはちょっと名前負けな気がするけど、でもリッツは美味しいな。久しぶりに食べたけど、懐かしいと言うよりも美味しいという気持ちの方が強いです。

ついでに、「オイルスプレー」を除いて、「クラッカー」について。
これ、米語なんですね。アメリカ英語では(そしてたぶん日本でも)、甘いのが「クッキー」で、甘くない(塩っぱい)のが「クラッカー」と区別しているのだそうだ。イギリス英語はどっちも「ビスケット」。
食品成分表の定義は「『クラッカー』は、酵母を用いて発酵させた小麦粉生地を薄く延ばして積層し、型抜きして焼いたものである。」
「和洋菓子」にはクラッカーの作り方はありません。クラッカーは家で作るものではない気もするけど、ビスケット類は甘いのしか載ってない。ま「菓子」の本だから当然ともいえるけど。

クラッカーと言えば!
「あたりまえだのクラッカー」という言葉をご存知でしょうか。昭和30年代のギャグ。私はさすがにオリジナル(てなもんや三度笠)は見てませんが、言葉としては知っていて、でもずっと、パーティークラッカー(引っ張ってパン!と出てくるアレ)のことだとおもっていました。
ずいぶん大人になってから、「あたり前田のクラッカー」をお店で見つけて、目がテン。こっちのクラッカーだったのかー!と思った。
見たことはあったけど、買うのも食べるのも今回が初めて。リッツの小さいヤツ、と思いこんでいたけど、買ってみると「オイルスプレー」ではないようです。塩味で美味しいけどね。

スーパーマーズ

すっかり忘れそうになっていたスーパーマーズ、今日になってやっと見ました。明るい!赤い!
あまりに明るくて飛行機みたい。ずっと止まっているからあれが火星なんだな。すごいな。
肉眼でも見られる、とのことでしたが、私の場合は裸眼では無理で、メガネが必要でした。

今となっては「飛行機みたいに明るい!」と感じるだけど、昔はこんな赤い星が日に日に明るくなってきたら、どんな天変地異が起こるのかと戦々恐々したのだろうなぁ。
そして、メガネのない時代、近視の人って近視じゃない人とは違う世界を生きていたんだろうなぁ。メガネのある時代で良かった・・・

2016年5月29日

光文社古典新訳シリーズ(17)

今回は日本の古典が複数入りました。

(161) 虫めづる姫君(作者未詳):いろんな話があるけど結局虫めづる姫君が面白い。平安時代にもこんな女がいたんだろうね。しかし「続きは続巻で」ってそんな結末になってたのか。お茶目。

(162) ぼくはいかにしてキリスト教徒になったか(内村鑑三):これオリジナルは英語だったのね。後書きが面白かった(おいおい)。江戸時代に生まれて欧米文化に憧れてキリスト教徒になったが、これって「正しい」キリスト教徒ではないのでは。確かに。共産主義に憧れた若者と重なる。現実は厳しい。

(163) ニ十世紀の怪物 帝国主義(幸徳秋水):大逆事件ってこういう人の話だったのか。逮捕する側からみると確かに危険すぎる思想。帝国主義は間違っていたことになっているが、善悪でなく割に合わないだけのこと。社会主義もあまり科学的でないことがわかって、どこに向かえばいいのやら。

(164) 人間の大地(サン=テグジュペリ):「夜間飛行」の視野が大きい版(笑)。最初の頃の飛行士って大変だったのな。危機に際してチームがきゅっと引き締まる感じ。わかる。信頼と絶望。戦争は愚かだ。愚かなんだがなぁ。

(165) アンティゴネ(ブレヒト):古代ギリシア劇に題材を取った、戦争と個人の話。兄を人として弔いたいだけの妹が罰せられる。これは強制収容所が下敷きにあるのかな。鷹に食われてはいないが、人として葬られてないもんね。

(166) カンディード(ヴォルテール):恋しいお姫様にキスをしたせいでドイツ貴族の館から追われて世界中を数奇な旅をするカンディード、最後は共同体での労働に目覚める。大人の青い鳥?まーこの時代のヨーロッパって戦争しかしてないもんな。

(167) 書記バートルビー/漂流船(メルヴィル):決まったことしかやらない書記の秘密。都市伝説的な。漂流船はラストが想像できてイマイチ。アメリカ人から見たスペイン貴族の謎。黒人の怖さ。アメリカっぽいなー。

(168) 狭き門(ジッド):三度目くらい。大雑把には覚えてたけど後書き読んでびっくり。これ宗教の話なのか?恋に恋する乙女の物語だと思ってた。自分は相手にふさわしくない、だってあの母の娘だし、的な。頭でっかちの恋。考えずに先に進むべきだったんだろうけど。

(169) 薔薇とハナムグリ シュルレアリスム・風刺短編集(モラヴィア):キャベツの好きなハナムグリは性的少数者か?風刺というかひねりのきいた短編集。

(170) 不思議屋/ダイヤモンドのレンズ(オブライエン):これ怪奇小説っていうかなぁ?ポーの後継者だそうだ。アメリカ的かアイルランド的か。ハンフリー公の晩餐カワイイ。ヘンリー風。不思議屋はワンダースミス。ホフマン的。乱歩ほど古臭くはない。

もうすぐ6月・・・

4月も最終週だと書いてからはや1ヶ月、もうすぐ6月。この調子ではまた「もう半年終わっちゃったのに、あれもこれもそれも終わってないよう」と書くことになるんだろう・・・(泣)
3月4月5月と元気に遊んできたんだけど、6月もまた予定を詰め込んでいるんだよなぁ。夏は休もうかなぁと思いながら、ついついネットで面白そうな場所を探している私がいるのだった。ま、遊べるときに遊んでおかないとな。遊べない時は遊べないんだし。


6月というと衣替えですね。私はこれまでだいたい、3月に「春服」を出して、5月前に初夏服、7月に夏服で8月が真夏服、9月から残暑服で10月が秋、11月位から冬服が始まって1月位に真冬服、位の衣替えでした。ま、全部を入れ替えるわけではなく、1枚ずつちまちま入れ替えているし、そもそも複数シーズン通して出ているものもあるけど。

前に「フランス人は10着」の話を書いた時に、「気温差の少ないアメリカ西海岸でないと現実的には無理な気がするけど(笑)、春物、初夏もの、夏物、真夏物・・と1か月たたずに入替しているのは、ラインアップを良く考えれば、もう少し減らせるのかもなー。」と書いたら、知り合いのDさんから、夏服と冬服の2シーズンで行けるんじゃない?とのお言葉をもらった。
ええーっ、8シーズンを4シーズン位に減らそうと思ったのに、とその時は思ったんだけど。

考えてみると、 今はすぐれもののアンダーシャツもあるので、重ね着前提で考えれば、真夏服と冬服で行けるような気がしてきた。そこで、今期は真夏服を5月からスタンバイさせてみました。
着られるじゃん!上に冬服のカーディガンを羽織れば4月でも行けるかも。真夏服と冬服以外は買わないことにしよう!と思う今日この頃。めざせ20枚(笑)

2016年5月22日

フラッシュなんか嫌いだー

先日から良くパソコンがフリーズするようになった。

webで特定のサイトに行くとかたまる。ブラウザが固まるならともかく、OSごとフリーズするのでタスクマネージャも効かない。強制電源OFFしてセーフモードであげて・・・今日はチェックディスクまでくらった。
きっとFirefoxとサイトの相性が悪いんだろう、とIEにしてみたけど、あっさり固まった。ははん、とiPodを取り出してみるとこちらは問題なし。たぶんフラッシュだと思うな。

私はフラッシュ嫌いなので、shockwaveのアドオンを無効にしてるんだけどなー。
思い当たるのは、仕事の関係で3月からIE+フラッシュを使うようになっていること。でもIEで使っているのとFirefoxとはつながらないような気がするんだけど。ぶつぶつ。フラッシュますます嫌いになった。パソコンを壊すなー!

2016年5月19日

ウエハース(食品番号:15092)/ウエハース クリーム入り(15141)

デザート菓子が終わって、今回からビスケット類に突入。

私は「ウエファース」と発音することが多いのだが、正しい日本語は「ウエハース」であるらしい。食品成分表もwikiも「ウエハース」と書いてある。
私が「ハ」ではなく「ファ」と発音するのは、英語の綴りや原音に近いわけではなくて、たぶん馴染のウエハース「麦ふぁ~」のせいだと思う。

ウエハースって子供の頃は美味しいと思ってなかった。単品のお菓子としてはあまり食べた覚えがなくて、レストラン(ていっても、デパートの大食堂とか)で食べるバニラアイスクリームに付いてくる、長方形の白い板でパサパサしたもの。子供心に何でこんなものを付けるんだろう?と思っていた。アイスで冷えた舌の感覚を戻すとwikiにも書いてあるけど、ウエハース1枚で戻った気がしない。アイスで湿気るとぐにゃっとしてくるのも苦手で、ウエハースというのは不味いものだと思っていた。

その認識を最初に改めてくれたのが、さっきも書いた「麦ふぁ~」。AJ母のお気に入りお菓子で実家にはだいたい常備されています。食べたのは10代になってからだと思う。おいしいウエハースもあるんだ、と思った。

マイスタンダード・ウエハースは麦ふぁ~だとして、グローバルスタンダードはやっぱりローカーでしょ、というわけで久しぶりに買ってきました。今日は基本形のバニラ。
ここはキューブ型の方が有名だよね。バニラもいいが、コーヒー味が好き。
ローカーのウエハースを食べて、ウエハースという菓子が不味いわけではなく、アイスクリームに付いていたアレが不味かっただけだ、と気がついたのでした。

さてウエハース
英語の綴りは"wafer(s)"。読みは今なら「ウェイファー(ズ)」と振られるところだな。私の辞書には、waferのすぐ後ろにwaffle(ワッフル)が来ている。綴りが似ているのは偶然ではなく、語源が一緒なのだ。語源は中世ドイツ語で「蜂の巣」を意味する言葉なのだそうだ。「蜂の巣状の凹凸のある焼き菓子」とwikiには書いてある。
確かに、ウエハースにもワッフル(ベルギーワッフル)にも同じような格子模様が付いているが、蜂の巣って格子模様ではなく、六角形で構成されているのだが・・・まいいか。

ウエハースとワッフルは英語の綴りからしても近いのは理解できる。格子模様が蜂の巣なのも良いとしよう。が、wikiにはもうひとつ同じ語源のものが書いてある。それは「ゴーフル」。

ええーっ。

ゴーフルはワッフルのフランス語なのだった。なるほど英語版wikiのwaferには、どうみてもゴーフルなものの写真があって、"A round Carlsbad spa wafer."と説明が付いている。
spa waferってことは!有馬温泉煎餅(或いは磯部煎餅)はゴーフルで正しかったんだ!へー。

そういえば、お洒落系のアイスクリーム屋に行くと、ウエハースというよりもゴーフルの従妹みたいのが添えられていることがある。
右写真のは fan waferと書いてある。扇型のウエハースて意味だよね。変なウエハース(この場合クリームサンドしてない単品ので、"s"は付けない「ウエハー」が正しいのかね)と思ってたけど、あれはゴーフル系統のやつだったのね。
ゴーフルには格子模様は付いていないけど、これには格子が付いている、元は格子模様だったのが単に凸凹の浮き出し模様という意味になって、本来の語源である「蜂の巣」から遠ざかって行ったんだろう。

どれどれフランス語版も見てみるか、とフランス語リンクを押す。と、"gaufre"ではなく、"oublie"なるページに飛んでしまった。写真はゴーフルに見えなくもない。
gaufreは「ウエハース」ではなく「ワッフル」からリンクが貼られていて、つまり有馬煎餅及び日本のゴーフルは、wafer(英語)とは言えても、gaufre(フランス語)とは言えないらしい。おフランスを気取るなら「ウブリー」であるべきだったんだね。

ついでに語源のドイツ語版を見てみると、"oblate"と言う項目に飛ぶ・・・オブラート!!
日本語のオブラートはお菓子ではないので、医療用語編で別途取り上げたいと思います。オブラートって英語じゃ通じないのか。びっくり。

(以下 2017/05/04追記)
2015年版では「ウエハース クリーム入り」が追加されました。

・・・ということは、元々収載されていたウエハースはクリーム入ってなかったの!?クリームサンドされていないウエハースなんてあるのか?下の写真みたいな、アイスクリームについてくるタイプは確かにクリームなしだけど、あれは「お菓子」ではないよね。あれはええと・・・お菓子のツマ。

検索してみると、赤ちゃん用でクリームなしのがあるらしい。近所のドラッグストアでベビー用ウエハースを買ってみたが・・・入ってる。ネット販売ではクリームなしが買えるのだが、そこまでして探索しなくてもいいことにする。なんか美味しそうじゃないし。

元気だよ。遊び過ぎなだけ

私は元気です!

連休前後で遊び過ぎ&洗濯多過ぎ(笑)で忙しくて、サイトの更新を怠っていました。あーもう6月も間近だよう。

連休は、最低限やらなきゃ、と思っていたことだけはクリアできた。
が、最低限しかクリアしてないので、相変わらず月掃除が終わっていない(泣)
とはいえ、炬燵も片付いたし、洗濯も(今も洗濯機を回している)、残すは寝具のみ。これはもう少し様子見が必要なので予定通りです。
ホットケーキの素も食べ終わったし、去年のレシートの類もやっと処分が終わったし、期限切れの食料品も消化がすすんでいます。

でもあれもこれも終わらない内に6月に突入で、気がつくと1年の半分が終わってるんだろうなあ。

まぁいいか・・・。

2016年5月1日

ネモフィラ行って来た!

当初はゴールデンウイークに行くつもりだったんですよ、ひたち海浜公園のネモフィラ。
でも、いつもよりも2週間前倒しで咲いてしまって、連休前に来てくださいと言っている、と新聞で読んで。
去年の連休は東北に葉桜を見て、今年は葉ネモフィラを見る、ってんじゃあんまりだ、と予定を変更して、連休直前の平日に電車で行ってきました。

ベストな状態は過ぎているそうですが、十分にキレイ!写真でよく見る通りの風景でありました。感動。

ここを設計した人ってすごいな、と思った。
もちろん、十分な広さがあるからできることではあるけど、それにしても。
けっこうな傾斜地なんだけど、真っ直ぐに階段を付けるのではなく、ゆるゆるのカーブで登って行くので、ネモフィラをバックにした写真が撮りやすい。人出は多いのに、写真には小さく写るから気にならないんだよ。人を全然入れずに写すのも難しくありません。良く考えられている。

車でないと行きにくいと思い込んでたけど、この時期はJR勝田駅からバスがピストン運行されていて、大して不便ではありません。特急ひたちに乗ったら案外近かったよ。一度はネモフィラの時期に行ってみるべきだと思う。
ま、世界に誇る絶景かというと・・・自信ないけど。

ネモフィラの他に、チューリップも見ごろでした。こちらも見せ方がうまい。

木立の中にびっしりと咲くチューリップはとても素敵です。パッチワークのいろどりもうまい。赤白黄色にピンクやオレンジを入れてもいまひとつ色合いが足りない、と思う所はムスカリでリズムを入れている。
ま、それもこれもキューケンホフ公園の真似、と言えばそれまでなんですが(笑)。広さもあって楽しかった。

「自然」というよりも「花壇」のイメージ。良く手入れされて気持ちはいい。そしてとにかく広い。小さい遊園地も併設されていて、お子様連れでも楽しいと思う。犬を連れた人も多かったです。ドッグランはないと思うけど。

食事処は期待できないのでお弁当を持って行ってね。座れる場所はたくさんあります。

一番面白かったのは、園内の乗り物で一緒になったおばあさんが、「きれいだったね、モルヒネ!」と言ったこと。
同行者全員からモルヒネじゃないでしょ!と突っ込まれていましたが、言われてみると、ネモフィラとモルヒネって似てるな。本来の綴りでは、モルフィネなんだからもっと似てる。

モルヒネは咲いてないが、ネモフィラは良かったぞ。

ババロア(食品番号:15091)/果物入りババロア

食品成分表の「デザート類」に収載されているのは、プリンとゼリーと、ババロア。

ババロアって食べたことはあるんですけど、家で作ったことはない。
外で買ってきて或いは頂きもので、家で食べたこともない。
喫茶店やレストランで注文して食べたという覚えもない。

・・・じゃあいったいどこで食べたんだろう??
食べ物の記憶にだけは自信があるAJなのに、さっぱり思いだせません。

Googleで「ババロア」と検索すると、右に苺ババロアの写真が出てくる。うんこんな感じ。
でも自分が食べたことあるのは、こんな大きいのじゃなくて、もっと切れ端ぽくて・・・
ひらめいた。
ホテルバイキングのデザートコーナーにあったんじゃない?
小さい器に入ってたと思う。苺と生クリームがおざなりに飾られていたと思う。

きっとそうだよな。他に思い当たらないもの。

食品成分表の定義は、「牛乳に砂糖を加えて加熱し、卵黄、砂糖、ゼラチンを混ぜたものに加えて放冷し、泡立てた生クリームを混ぜ、型に入れて冷却し、固めたものである」。
原材料を見ても苺は入っていない。

「和洋菓子」は「果物入りババロア」になっていて、缶詰の果物(桃、パイナップル等)を刻んで入れることになっている。応用として、バナナや苺を入れてもいいと書いてある。

何も入っていないババロアは売ってないと思うから、苺入りでいいよね、と探し始めたのだが・・・

売ってない・・・
プリンやゼリーはコンビニでもケーキ屋でも売っているけど、ババロアって売ってないんですけど。抹茶ババロアなら神楽坂の紀の善で見たことあるけど(食べたことはない)、抹茶じゃなくて苺がいい。東京駅名店街にババロア専門店!があるのを見つけたが、お花が入っている。お花じゃなくて果物が入っているやつがいいんですけど。困った。

悩んだ挙句、銀座千疋屋に「昔ながらのババロア」なるものを売っているのを発見!

黄桃入りで、和洋菓子のババロアにそっくりだ。やったー。

持って帰る間に少しグシュグシュになってしまったが、ツルンとした食感がやさしくて美味しかったよ。「懐かしい味」なのかどうか自信はないけど、銀座千疋屋らしい優しい味です。ケーキより少し大きめで食べ応えもある。ま、お腹いっぱいにはなりませんがね(笑)。

さて、そんなババロア。英語の綴りは、Bavarian cream・・・あれ、英語じゃないんだ。Bavarianてことはドイツのお菓子?全然ドイツぽくないんですけど。そもそもドイツってデザート食べるの?(失礼な)

ババロア(Bavarois)はフランス語で、フランスのお菓子というのが正しいらしい。なんでフランスのお菓子なのにババリア地方の、と言う名前が付いてしまったのか諸説あるけどはっきりしないようだ。19世紀からあるというから割と古いね。

(2016/05/05追記) フランスがお菓子にドイツの地名を付けるのってなんか意外だなと思ったから、世界史地図を眺めてみた。すると!19世紀初頭、初代ナポレオン時代の1806年、バヴァリア(ミュンヘンとか)は「ライン連邦」としてフランスの従属国家になってたのだった!びっくり。ドイツってナポレオンに最後まで抵抗したイメージがあるのだが、それはプロシア(ベルリンとか)の話なのだった。そっかー。当時のフランスにとって南ドイツって牧歌的で美味しい感じ、だったのだろうか。
とはいえライン連邦はナポレオンの失脚と共に1813年に早くも消滅。バヴァリアは「ドイツ連邦」の輪の中に戻り、そしてナポレオン三世がプロシアと戦争を始めた(そして負けた)1870年になって南ドイツとプロシアが合体した「ドイツ帝国」が出来上がった。ふうむ。ドイツ帝国になると、ちっとも美味しそうな気がしないな。(失礼な)

wikiの写真はババロアだかアイスだかよくわからなくていまいちだ、本家のフランス語版から持って来ている。英語版はキャラメルソースが掛かっていて、牛乳プリンみたいに見える。ドイツ語版は英語版のキャラメルソースをかける前の状態(たぶん)。これが一番ババロアぽい、と思うのは私だけでしょうか。ドイツにはババロアへの愛を感じるなぁ。

ババロア、美味しいとは思うが、なんで食品成分表に収載されてるのかは謎。杏仁豆腐の方がメジャーなんじゃないかなぁ。

2016年4月24日

4月も最終週だよう・・

パタパタと忙しく過ごしている内に、もうゴールデンウィークも間近となってしまった。あれもこれもそれも、全然終わっていないよう。(泣)

カレンダー通りにしか休めないけれど、それでも十分お休みが多いので、連休中にあれもこれもするつもりではある。

でもたぶんあれもこれもそれも終わらない内に連休は終わってしまうんだろうなあ(泣)

少なくともあれとこれだけは終わりたい・・・天気が良ければ炬燵もしまいたいんだけどなぁ。 布団をしっかり干してからにしたいので、休日が天気悪いと進まないのだった。

それにしても、もう1年の1/3が終わるんだなんて。ああああ。ほんとにあれもこれもそれも、手すら付けてないよう(大泣き)。いったい毎日何をやってるんだろうか。謎。


高血圧の薬(5):配合剤

「配合剤」と言う名前の薬があるわけではありませんよ、念のため。

同じ効き目のお薬は、複数飲んではいけない、と言われることが多い。
例えば、花粉症で鼻水に効くお薬を飲んでいるのに、風邪をひいたからともう一つ鼻水のお薬が処方されていると、それは飲み過ぎになってしまうからどっちかにしましょうね、ということが多い。

「多い」というからには、そうじゃない場合もあるんだよ。
高血圧の薬がまさにその筆頭で、一つのお薬だけを飲んで効かない場合は、二つのお薬を飲むことが推奨されている。実際、二つも三つも飲んでいる人も多い。

もちろん、何でもいいから複数飲めばいいというわけではなく、「効き方が違う」お薬を組み合わせるのがポイント。

ARBとACE阻害薬は同じ系統(RASに働く)と考えられるので、このどちらかと、利尿剤またはカルシウム拮抗薬、或いは3種混合。
それぞれお薬を飲んでもいいけど、1錠にまとまっていた方が患者さんも飲みやすいし、組み合わせ固定した方が効き方や副作用も見張りやすいよね、ってわけで(たぶん)登場するのが配合剤。「合剤」とも呼ばれます。ARBを主軸に、+利尿剤のヒドロクロロチアジド、または+カルシウム拮抗薬のアムロジピン(またはアゼルニジピン)という組み合わせで売られている。

便利なのはわかるのだが、名前が覚えらんないよう。
「ミカルディス」に利尿薬が配合されたのが「ミコンビ」、カルシウム拮抗薬のアムロジピンを配合すると「ミカムロ」。これは覚えやすい。ていうか、これだけが覚えやすい。
「ディオバン」に利尿薬が配合されて「コディオ」、ここまではいい。アムロジピンとの配合錠は「エックスフォージ」。なんでだよう。「ディムロ」なら覚えられるのに。
「ブロプレス」+利尿薬で「エカード」、+アムロジピンで「ユニシア」・・・えーん!

この調子で、ジェネリックも各社違う名前の配合剤になったらどうなっちゃうんだろう、と思ったんだけど、同じことをみんな考えたらしく、日本ジェネリック医薬品学会なるところで、統一的な配合剤の名前を付けて商標登録して使えるようになっている。

例えばミコンビに相当するのが「テルチア」、エカード相当が「カデチア」。テルミサルタン或いはカンデサルタンに利尿薬のヒドロクロロチアジド、というのが透けて見える、わかりやすいネーミングだよね。

ただし、ミカムロに相当するのは「テラムロ」、エックスフォージに相当するのは「アムバロ」。
あれー。アムロジピンが後ろに行ったり前に来たりしてるんですけど。なんで「バルムロ」じゃなくて「アムバロ」なんだろ。バルムロでは商標が取れなかったのかな。
そして、コディオ相当が「バルヒディオ」、ユニシア相当が「カムシア」。うーん。本家に似ているという点では覚えやすいのかもだけど、コディオは「バルチア」、ユニシアは「カデムロ」であって欲しかった。結局何と何の配合剤なのかをいちいち覚えないといけないじゃないかー(泣)。

どの配合剤を選ぶかは、高血圧の他にどんな病気を抱えているかによるし、たぶんに医師の好みにもよる。

2016年4月10日

ゼリー(食品番号:15087-15090)

食品成分表分類の「デザート菓子類」に属するのは3つのお菓子。プリン(カスタードプディング)はわかるが、2個目はゼリー。
ゼリーって「デザート菓子」なのか?レストランのデザートにゼリーが入っているのなんて見たことがないような・・・そもそも、コーヒーゼリー以外のゼリーを外で食べたことがない気がする。
でもそんなことないな。割烹風のお店とか、旅館とかで梅酒ゼリーが出てくることがある。レストランは思いだせないけど。

さてゼリー。ゼリーというとゼリー型で固めたゼリーが頭に浮かぶんじゃないですかね?
「家庭でできる和洋菓子」にもゼリー型のゼリーがたくさん出てくる。
が、ゼリー型で固めたゼリーって食べたことあるんだっけ・・・?思いだせない。
プリン型はAJ実家にもあるが、ゼリー型はありません。スーパーの家庭用品売り場でも、プリン型は売っているが、ゼリー型は売っていません。もちろん専門店まで行けば売っているけど。
食べたことないかもしれないのに、なんでゼリーというとあの形を思い浮かべるのかな。謎。

食品成分表に収載されていたのは、オレンジ、コーヒー、ミルク、ワインの4種類。これは作り方に近い説明になっていて、たとえばオレンジは、「原材料配合割合:水280、オレンジ果汁150、砂糖(グラニュー糖)60、粉ゼラチン12。」

えっ!果汁しか入ってませんけど。実はないんですか?実の入ってないオレンジゼリーなんて、どこにも売ってないと思うんですけど。ミルクもワインも見つからず。コーヒーゼリーはどこにでもあるけど。

悩んだ挙句に結局ゼラチン粉を買ってきて自作してみました。ワインは買うの面倒なのでブドウジュースで。ついでに、昔懐かしい「箱のゼリー」も買って来て作った。いちご味。箱にゼリー型のゼリーも写っていて完璧だ。
・・・でも私の写真じゃこれがゼリーなのか、コップに入ったジュースなのかわかんないなー(泣)。コーヒーゼリー(手前中央)なんか、お料理番組で出番を待つお醤油みたいだし。これはみんなゼリーなんだよう・・・
(2016/05/05追記)せっかく作ったのにカップに入れたらゼリーに見えない写真になってがっくり。でも写真を撮るだけのためにゼリー型を買うのもちょっと。100円ショップで売っていれば考えるところだが、プリン型はあってもゼリー型はない。諦めかけていたのだが。
一口サイズのゼリーにゼリー型タイプがあるのを見つけた!オレンジ味とブドウ味と野菜ジュース味なので、まぁこれでもいいか、と買ってきてみて、ハタと気がついた。これ食べてから型として使えばいいのでは!
さっそくコーヒーゼリーとミルクゼリーを作ってみました。型から抜くのも楽勝だった。よしよし。私が作った方がゼラチンの割合が多くて硬いために少し小さく見えるけど、これならずっとゼリーぽい写真になったぞ。

「和洋菓子」には、5種類のゼリーが収載されてますが、食品成分表とは一つも重ならない。チョコレートゼリー、クリームゼリー、挽茶のゼリー、フルーツゼリー、スノーゼリー。フルーツゼリーは、果物缶詰で作るお馴染みのゼリーだけど、他は食べたことないちょっと美味しそうなお菓子。ゼリーはお手軽なのでそのうち作ってみたいな、と思っています。

ゼリーの素をゼラチンっていうけど、日本語では悩みがないのだが、英語では、ゼリー=jelly、ゼラチン=gelatin で綴りが違う。gelをジェルって読むから音に引っ張られてgellyになるべきところをjellyになっちゃったんだろうね。
日本語ではjellyはゼリーでゼラチンと統一が取れてるけど、肝心のgelの読みはジェルだったりゲルだったり。なんでゼルじゃないんだろう。ぶつぶつ。

2016年4月4日

高血圧の薬(4):利尿薬

2016年現在、高血圧治療薬の主流(第一選択薬)とされているのは、(1)カルシウムチャネル拮抗薬、(2)ARB、(3)ACE阻害薬、(4)利尿薬の4つである。

こう書くと、「利尿薬」も他の3つと並んで「高血圧治療薬」のサブセットに見えるんだけど、利尿薬に関しては、「利尿薬」という独自の項目であって、高血圧にも使われる(ものがある)と言う方が正しい。利尿作用を利用して血圧を下げるわけだ。

利尿とは、尿を利する=尿量を増やす薬。英語ではdiuretic。
"ure"は尿と関係ある言葉なのわかるけど、接頭語がなんで否定の"di-"なんだろ。出て行かない感じがするんだけど。もともとureticの方に出ていく=否定的な感じがあって、di-が付くことでもっと出ていく感じになるんだろうか。英語の語感は難しい。

尿量が増える=血液量が減る=血圧が下がる、のはわかりやすい。ただし尿量が増える作用があればそれを利尿薬と呼ぶかというと、そうではないからややこしい。ARBやACEも利尿作用があるけど、こいつらは普通は利尿薬とは言わない。高血圧治療薬と呼ぶ。

じゃあどういうのが利尿薬なのか。wikiにはハッキリとは書いてないけど、腎臓に直接働きかけるお薬を利尿薬と呼ぶ、のが正しいようだ。腎臓のどこにどんなふうに作用するかでいくつか種類があるけど、詳細は高血圧治療薬じゃなく、利尿薬として別途勉強することにして、
高血圧治療薬としては、ごく少量で使われることが多い、ことを注記しておく。尿量はそんなに増やさなくても、ちゃんと血圧が下がるんである。

第一選択肢の一つと言う割には、これだけ処方されているのを見たことないような。他の3つのどれかとセットになっていることが多い。

アメリカでは利尿薬だけで処方されることも多いらしい。他のお薬と較べて格段に安い(桁が違う!)ので、安い健康保険の人でも安心して使えるからじゃないかな。安いからって降圧作用が弱いわけでもない。副作用が多いわけでもない(少ないわけでもないけど)。なんでもっと使わないのかね。アメリカの真似すりゃいいってもんでもないけどさ。

降圧剤として良く見かけるのは、アルダクトン(成分名:スピロノラクトン)とフルイトラン(トリクロルメチアジド)あたりかな。ラシックス(フロセミド)だと、降圧目的というより利尿作用を買われている気がする。

2016年3月25日

ドーナッツ(和洋菓子編)

食品成分表と同じく、ドーナツではなく「ドーナッツ」の表記を採用している「家庭でできる和洋菓子」。しかし、「ケーキドーナッツ」と「イーストドーナッツ」を収載した食品成分表に対して、和洋菓子の方は「イギリス風」と「フランス風」なのだった。

「イギリス風」は、ベーキングパウダー入りのケーキドーナッツ(おうちで作る一般的なドーナツの方)なのだが、「フランス風」にはイーストは使われていない。「シュークリームの生地を口金をつかって丸くしぼり出して油で揚げたものです。大変口当たりが軽く、大きくふくれているのでよろこばれます。」

ははん。それはミスドのフレンチ・クルーラーのことかな?

あたり。wikiではドーナツをケーキドーナツ、イーストドーナツ、クルーラーの3種類に分けていて、シュー生地で作ったクルーラーをフレンチクルーラーと呼ぶ、と書いてある。
フレンチクルーラー=フランス風クルーラー=フランス風ドーナツ、と考えたのだろうけど・・・ドーナツってフランスにあるのか?怪しい気がする。
wikiでフランス語版に飛んでみると、見出しがdonutで英語のまま。載っている写真はイーストドーナツのチョコ掛け。
これは「フレンチドレッシング」と同じで、アメリカ発の「フランス風」だな。

日本ではフレンチクルーラーだけが認知されている(と思う)けど、フレンチの付かないクルーラーもあって、twisterとも呼ばれる、とwiki(英語版)に書いてある。ツイストのことだね。それはミスドにも・・・なかった。とっくの昔に廃番になっている(泣)。ねじりドーナツ、と言えば想像つくんじゃないかな。今でもベーカリー系のお店にはあると思う。
crullerはkrullerとも書く。綴りを変えただけで、一気にドイツぽくなった。ドイツ~北欧などでイベントの際に食べられるお菓子なのだそうだ。写真からの判断だけど、甘くて油濃くて重量感があっておなかいっぱいになりそう。そこでおフランスなら、もっとお洒落で軽いものを食べるよね、という勝手な類推からフレンチクルーラーが産まれたのではないか。そしてその類推は、これがフランス風のドーナツだ、と言う思い込みとして、日本にも伝わっていくのだった。

暑さ寒さも彼岸まで

というわけで、この間の連休に冬物クリーニング第一弾を行いました。
まだ寒いので、コートとかは残して、いかにも冬物な小物類(手袋、マフラー他)と毛糸の上着だけ。それでも春っぽいスカーフなんか取り出すと春だなぁ、と言う気になります。実際にはまだコートなしじゃ寒いけどさ。 気持ちの上ではだいぶ春。

2016年3月15日

カスタードプリン(食品番号:15086)/カスタープディング

今回から「デザート菓子類」に入ります。
ホットケーキやドーナツ、ペストリーは、デザートとは呼べない気がするが、ショートケーキやパイ類はデザートだと思うけどなー。でも、アップルパイとアップルデニッシュの境界は説明できない。デニッシュはフォークで食べないけど、ホットケーキやパンケーキはフォークで食べるしな・・・食品成分表には「○○類」の説明はありません。

さてカスタードプディング。日本語的には「プリン」の方が一般的な気がするけど、プディングと書いた方が外国の方には通じやすいね。日本語wikiも「プディング」を見出し語として採用しています。
(2017/05/05付記:2015年版で「カスタードプリン」に項目名変更になりました。一般的なのはプリンだもんね。外国の方は英語を見ればわかるし、これでいいと思う)

プリンと言われて思い浮かべるのは、カラメルを上にしてお皿に盛り付けた状態だと思うんだけど、考えてみると、こういう状態でプリンを食べたのはいつのことだったか。今はひっくり返さずに容器からスプーンですくって食べるのが普通だよね。
そしてさらに、こういう状態でプリンを食べたのがどこでだったのか考えてみると、おうちで作ったプリンだったような気がする。お店では、プリン・アラモードな状態でしか見たことないような気が・・・気のせい?

食品成分表の定義は、「鶏卵に砂糖を加え、加熱した牛乳を混ぜた液を型に入れ、蒸し焼きにしたものである」。上下については書いていない。

「家庭でできる和洋菓子」のカスタープディング(「ド」が抜けてるのが本場の発音ぽい)もこの定義に当てはまるものだが、「(茶碗蒸しと違って)型からお皿の上に出した時に崩れない程度のやわらかさでなくてはならない」と明記してある。ひっくり返して食べることが前提なのね。
もっとびっくりしたのが最後の一行で「夏はごく冷たくし、冬は熱いうちにすすめるのがよいでしょう」

えーーっ!プリンって冷たくないのもあったのかー!
今では焼きプリンとかもあるけど、あれはクレームブリュレから来た新しい傾向のプリンなんだと思っていた。ま、蒸し料理なんだから確かに温かいうちに食べてもいいわけだよね・・

AJ実家でも蒸しプリンを作っていたことがある。プリン型を蒸し器に並べて作った。「和洋菓子」には、「御飯蒸しで蒸すか、底の平らな鍋に型を並べ・・・」と書いてある。御飯蒸しって何?と思ったのだが、AJ母によると実家にあった蒸し器(2段型の蒸し器)が「御飯蒸し」であるらしい。

蒸し器はもうないけどプリン型はまだあったので折角だから記念写真。
アルマイト製。コンビニプリンよりも一回り小さいサイズ。ピンクとブルーがあってカワイイ。
ごく小さい頃にこれで何度か蒸しプリンを作ってもらったけど、箱プリン(プリンミックス)が出てからは、箱プリンをこれで作った。箱プリンはお湯に溶かして固めるだけでカンタンだから自分でも作ったな。

ちなみに、custard puddingは英語ではなく米語だそうです。wikiで英語表記にしたらcream caramelに飛んでびっくり。クリームキャラメルってフランス語の英語読みかと思っていた。pudding自体は英語で、蒸し料理の総称なのだそうだ。日本ではプリン=お菓子になっちゃってるんだがなぁ。