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2013年12月30日

2013年総括

2013年世の中的ニュース

2013年は、安倍政権かね。実際に成立したのは去年だけど。去年この欄では「やっぱり尖閣の問題になるのかなー。忘れ去られるようだといいんだけどね。」と書いた。忘れ去られそうもない。ていうか年末にこっちからケンカ売ってるし。秘密保護法も成立しちゃったし、「日本が」とは言わないまでも、日本政府は明らかに右傾化が進んでいるよなー。マズイとはだれもが思っているだろうが、受け皿がないからこのまま進んじゃうんだろうなー。都知事選もどうなるのかなー。

2013年AJ的ニュース

こちらは病気になったというか病気が見つかった、ということに尽きるな。振り返ってみると去年のこの欄で、更年期になって急にお腹がポッコリ、と書いたんだけど、結局これって病気だったんだよね。全く自覚してなかったけど(笑)。


2013年一番ラッキーだったこと/アンラッキーだったこと

これもまとめて病気関連だな。ラッキーとは言い難いことだけど、でも何ごとも経験だ。今まで病気らしい病気をしてこなかったので、いろんな精密検査も入院も手術も、いろいろ勉強になった。楽しみにしていた旅行二つ分をキャンセルする羽目になったのは悔しかったが、でも旅行はいつか行けばいいしな。これを契機に食事やら睡眠やら毎日の生活を見直すようになって、そうそう、転職もしたんだった。2013年はひとつの転換期だったなー、と思う。


2013年ベスト食べ物

これ悩んだのだけど・・・突然出掛けた伊東で食べた金目鯛も美味しかったけどなー。2月にもらった友チョコも美味しかったなー。最初の入院直前に食べまくった中では鰻玉丼が出色だったなー。グランスタで食べた朝ご飯の鯛めしも良かった。あ、鰻と言えば、日本橋玉ゐの穴子も美味しかった。んー。
と、悩んだ挙句にやっぱりケーキ(笑)。 門前仲町のISOZAKI(本店は浜町)の。チョコレートケーキとっても美味しかったです。
なんだよ遠くに行かなくても、ちゃんと探せば美味しいケーキ屋があるんじゃん、と思った。甘味制限が入っている私には、しょっちゅう食べられるものじゃないんだけど、何かのイベントではまた買いに行こうっと。




2013年ベスト今週の和菓子

野菜になったり食品成分表で再録したりでなかなか進まなかった今週の和菓子。目新しいものも少なく、まーどれも美味しかったんだけど・・・該当なしってことで。


2013年ベストお買いもの

これも悩ましい。いろいろ買ったけど、もっと前に買えば良かったなー、と一番思っているのは、洗濯機パンだな。買い物っていうかプチリフォームなんだけど。
前の洗濯機パンは、洗濯機をどかさない限り掃除が出来ないようになっていて、埃もたまりやすくて、非常に苛立たしかったんだけど、そんな話を工事屋さんにしたら、掃除の出来るタイプあるよ、と言われて。カタログ見て即決。工事して良かったと思っています。いいお買い物だった。


2013年ベストお買いもの(メイド・イン・ジャパン部門)

そうねー。柳宗理のボウルとザルを買った。気に入ってはいるけどお値段のかなりの分はブランド料金な気がする(笑)。でも気に入ってる。今まで使ってたのは、淵の丸まった部分に水が残って、なかなか乾かなかったんだけど、これは大丈夫。先日クッキー作ってみたけど、混ぜも捏ねもしやすかった。ま、前のやつより一回り大きいのを買ったせいもあるかもだけど。でも、メイドインジャパンぽい優秀さかっていうと今一・・・。
あ、今いいものを思いついたぞ!ルックまめピカ
だいぶ前から売られてたんだけどAJ家に導入したのは今年なので。トイレットペーパーがボロボロにならずに掃除できる、っていうだけなんだけど(笑)、これ便利だよー。ボトルのデザインもカワイイし、青りんごの匂いも好き。何より、ペーパーが本当にぼろぼろになりにくい。こんな工夫は日本の洗剤ならでは。あ?ていうか海外のトイレットペーパーなら、そんなにボロボロにならないような気が。まず日本のペーパーを輸出しないとこの洗剤も出番ないのか・・・

2013年ベスト読書

んんん、どうしようかなー。美味礼賛も面白かったが、東西遊記も捨て難い。光文社古典では、チェーホフが喜劇作家なのがよくわかった「熊」が面白かったな。読書メモ以外では、松井今朝子の「そろそろ旅に」良かった。うーん。悩ましいが再刊を願ってベストは東西遊記で。
今年は丸谷才一さんが亡くなっちゃったんだよね。寂しい。トム・クランシーも死んじゃったから、アメリカがどう進むのか読めなくなっちゃったなー。ま、まだまだ読みたい本は他にもたくさんあるんだけどさ。

いろいろあったがいい1年だったと思う。来年も良い年になりますように。

きりざんしょ(食品番号:15014)

お待たせしました(誰も待ってないって)、地味で知名度の低い冬のお菓子、切山椒。


私は以前年末にデパートで見掛けたことがあって、てっきりどこかの地方の年始のお菓子だと思っていました。AJ母は、べったら市で売っているお菓子だと言いましたが、どうも正解は「酉の市で売っているお菓子(wiki)」のようです。
じゃあ酉の市で買おう、今年は三の酉まであるって聞いたし、と12月になって暦を見てみたら、なんと11月で全部終わっちゃってた!デパートを探してもない。もう1年待たないといけない・・・と泣きそうでしたが、Google先生に聞いてみたら日本橋長門で売っていると書いてある。慌てて行ってみたら、12/20(冬至の関係ですかね?)からです、と言われた。今日やっと買ってきました。開いてて良かったー。

じゃーん。
名前から想像できるように、上新粉を蒸したものに、お砂糖と山椒を混ぜて、細長く切ったもの。長門のは青大豆粉(うぐいす粉ですね)がまぶしてあります。上新粉を蒸したものにお砂糖・・・山椒の味がなければほぼ素甘。細長く切るために打ち粉が大量にまぶしてあるのが違うだけだと思う。
私は食べるの初めてですが、前に見たやつはもっと長さが長くて太かった気がする。母はべったら市で買って食べたことがあるそうですが、こんなに山椒の味しなかった、と言っておりました。長門の切山椒は、ちょっとひりひりするくらいに山椒が効いていて上品な美味しさ。体にも良さそう。酉の市で買うよりも格段に美味しいものが買えた、と思う。初めて食べたからわかんないんだけどさ(笑)。

ちなみに、日本橋高島屋の各国銘菓コーナーで「切山椒扱ってますか?」と聞いたら、佃煮売場に連れて行かれました。和菓子なんだけど・・・と言ったら、和菓子の責任者らしい人に聞いてくれて、でもその人も、スパイスコーナーじゃない?と言っていた。
こんなにマイナーなお菓子を食品成分表に乗っけてていいのか?もっと知名度の高いものを扱うべきじゃないのか?スーパーで扱い始めた花びら餅の方が、いいのではないかと思うぞ。

(以下 2017/8/23追記) 
食品成分表の定義は、「こねて蒸した上新粉を搗(つ)き、砂糖を混ぜて搗き、山椒(さんしょう)油等で風味をつけ、薄く延ばしてから切ったものである」。
山椒油なんてものがあるのか。Google先生によると、山椒油は中華料理で使われるもののようです。そしてレシピ検索してみると、山椒油使うのは少数派に見える。粉山椒が多そう。もっとも山椒油の方が伸びが良くて安上がりに出来ると思うので、酉の市で売っているのは山椒油なのかもしれない。

2013年12月29日

光文社古典新訳シリーズ(13)

前の職場は図書館が激近で、しかも光文社古典が確実に入っていて実に便利だったのだが、今度の職場はそうはいかないのだった。一番近い図書館までバス停二つ分。家の近所の図書館でちまちまと借りるもスピードがガタ落ち。まいいけどね、あまり早くても刊行スピードに追い付いちゃうしさ。

(121) 羊飼いの指輪(ロダーリ):既存の童話ベースの短編が20。それぞれに3つの結末案付き。ハッピーエンド風と救いのないヤツと肩すかしと言うパターンが多い。自分で鼻を切るピノキオは笑える。アタマいい。笛吹と自動車はローマぽい。地下道で解決はちっとも夢がないと思うが、ローマの人にとって地下道や地下鉄はファンタジーなんだろう。

(122) ブラス・クーバスの死後の回想(マシャード・ジ・アシス):リオ(ブラジル)の不倫の恋の話。恋バナとしては普通なのだが、表現の仕方が新しいっていうか面白い。絵画的っていうの?前衛的?「死後の回想」という設定自体も不思議だよね。なんで死後にしないとなのか良くわかんないけど。

(123) 緋文字(ホーソーン): アメリカ入植時代の話。不倫を乗り越えた若妻と、恨み続ける夫と、苦しみ続ける牧師さん。そして無邪気な少女パールちゃん。女って強い(笑)

(124) ビリー・バッド(メルヴィル):松丸文庫で「白鯨」を読んだばかり。なんで白鯨じゃなくてこれかね?ビリーバッドは遺作なのだそうで。天涯孤独の無垢な好青年、ハンサムセイラーが腹黒い先輩をうっかり殴り殺して船で絞首刑になるイギリスの軍艦話。ノアの反乱とか強制徴兵とか、ホーンブロワーとかのおかげで知ってる知ってると思って読むので良かったけど、これ面白いか?

(125) 絶望(ナボコフ): 2冊目のナボコフ。相変わらずロシアぽくないっていうか舞台はドイツ。一人称の推理小説風。伏線が見え見えで推理小説にはなってないけど。ドストエフスキーの犯罪小説に対するアンチテーゼなのだそうだ。なるほど。饒舌で読みにくかったが、そう言いながら2日で読んだな。解説を読んでようやく、そゆことかーと思った。

(126) 死の家の記録(ドストエフスキー):体験に基づくシベリア監獄日誌。題名ほど怖くはない。牢獄という環境についていろいろ考える。そうなー、牢獄じゃなくても、認められる/信頼されるというのは人として重要なことだよな。クリスマスのお芝居の場面が一番面白かった。貴族様と「民衆」はこんなに遠かったのなー。監獄に入ったから民衆が書けるようになったと。なるほど。

(127) サロメ(ワイルド):少女のサロメが魅力的。聖書とそんなに違わないような?でもカエサルとの関係はこれを読んで急に理解した。旧約聖書って神話ばっかりじゃないんだった。それにヘロデ王ってひとりじゃないのね。解説を読んでかえって混乱。サロメに出てくるのは日本語的には「ヘロデ大王」と呼ぶらしいです。

(128) ご遺体(イーヴリン・ウォー):ある意味推理小説。ま、推理する余地はないんだけどさ。結末が結構哀しい。高級墓地に勤める彼女と、高級ペット墓地に勤めるお調子者の彼。

(129) オペラ座の怪人(ガストン・ルルー):大筋は知っていたが、作者は黄色い部屋の人だったのかー。ロマンチックではあるが、推理小説としてはからくりの説明が薄すぎで荒唐無稽だし、こんな最後でハッピーエンドと言えるのか?エリック君の哀しさはわかったけど。

(130) 消しゴム(ロブ=グリエ):推理小説のような不条理小説のような社会派小説のような。公房さんに似ているのだそうだ。そうか?恩田陸に似ている気がするんだけど。こういうの最初に書く人ってやっぱりえらいよね。読んでいて面白かった。フランスの工業港町。ありそうな風景。どこにもない消しゴム。理由があるんだかないんだか、運命なのか偶然なのか。

2013年も残りわずか・・・

冷蔵庫の掃除は今日なんとか終わった。あ、冷蔵庫の中身を全部食べて空っぽにした、という意味ではありませんよ。ま、確かに少なめにはするし、掃除しながらこんなものがあった!と言う発見があったりはしたのだが(スライスチーズが1枚張り付いていた・・いつのだ?と思いながら食べた)。後は窓・・明日終わらせるつもりではある。たぶん終わるだろう。天気もいいみたいだし。

縫い物は裾上げだけ冬休み中にどうしてもやらないとまずいな。他は来年になって考えることにした(すでに諦めモード)。明日はあとお買い物に行って、バーゲンの下見もしておかないとね。

春から書き始めた家計簿の集計シートもつけたいんだよね。消費税が上がる前に対策を練りたい。ま、外食が多いのは判っているので、ここを削るべきだとは思ってるんだけどさ。

それとー、明日には2013年の総括をここに書かないとなんだよ。大体はノミネートすんでるんだけど、まだ確定まで行っていないのだ。ううう、明日お買いものしながら考えるか(先延ばしー)。

2013年12月23日

提言その11:日本橋小江戸(コエドランド)-終

コエドランドはどこに作るのかと聞かれてううむと考えたんだけど・・・

当初はこの春にオープンすると言うコレド室町の2か3の上層階に入れてもらう予定だったんだけど(勝手に決めるなって)、地図で見ると敷地が十分には広くないのよね。っていうか、もっと広くて打ってつけの土地があることに気が付いた。

それは日本橋三越!

三越つぶせとは言ってませんよ。でもさ、日本橋三越って、真ん中に無駄に大きい吹き抜けがあるじゃない?あれを埋める形で立て直せば(せめて吹き抜けを2階か3階までにするか、面積を狭くするとかでも可)、売り場面積が広くなって、2階分位空きができると思うの。
あの吹き抜けはたぶんパイプオルガンのためにあるのだと思うけど、オルガンはどこかちゃんとしたコンサートホールに移せばいいんだよ。その方がオルガンにとっても幸せな気がする。時々演奏されているけど、みんなお買いもののついでに聞いているだけだもの。

日本橋三越と同居すれば、私のコエドランドでは諦めていたものが手に入るんだよね。それは芝居小屋!三越劇場が使えるではないか。昼の公演に落語とか歌舞伎とか浄瑠璃とか、江戸っぽいお手軽なのを混ぜてもらえば良いと思う。

入り口は、中央通り側は今まで通り三越にして(ライオンは動かせない)、コエドランドは裏口(今の従業員口)からエレベーターですーっと上がればいいんだよ。三越だったら大型バスの駐車場も完備してるし(たぶん)、完璧、な気がする。

オリンピックには間があることだし、日本橋三越を全面改築して、コエドランドやりましょうよ、三井グループさんてば!

12月も終わっちゃうよー!!

1週休んだだけなのに、今週はクリスマスで来週はもうお正月だよう!(泣)

年賀状とクリスマスイベントはなんとか期限内に終わらせた。大掃除は相変わらず窓と冷蔵庫が残ってはいるんだけど、窓も半分は今日終わったし、冷蔵庫も外側は終わったので、年内には何とかなる目途が付いたような気がする。

まだまだ今年中にやっておきたい縫い物やお買いものや調べもの等々の用事があるのだが、連休はジンジャークッキーを焼いてみたりなんかして。いかんなぁ・・・。まぁでも大掃除は目途が付いたんだし、いっか。
毎年、年末は銀行で1時間以上待たされるけど、今年は平日休みに銀行用事は済ませたので案外余裕かもしれないし(楽観的すぎ)。例年に比べて忘年会が激減しているのだから、夜の時間をうまく使えばまわるはずなんだがなぁ。なんでちっとも進まないのか、ぶつぶつ。

今日は、おこたに電気を入れました。湯たんぽもそろそろ出番かな。
明日はクリスマスイブなんだけど、AJ家は冷凍庫の在庫一掃のために、カレーを作る予定。肉と人参の他にシーフードミックスも、ネギもサトイモも入れちゃうぞ。多少変な味になっても、カレーだとなんとかなるんだよなー(笑)。

2013年12月8日

「読み直す1冊」シリーズ(6)

今までに比べるとぐっと短いのばかりでさくさく進む松丸文庫シリーズ。年代順に並んでいるんだけど、光文社古典で読んだ「クリスマス・キャロル」、「貧しき人々」、「嵐が丘」、「ジェーン・エア」についてはパス。

(26) 北越雪譜(鈴木 牧之/岡田 武松:岩波文庫):質屋の老主人による雪深い越後(塩沢)の生活を紹介した江戸時代の本。山東京山が共著な感じ。テレビや映画はもちろん写真もない時代、他所の人から見るとうっそー!!だったんだろうなぁ。1年の半分が雪。今もそうなのかな?そうなのかも。塩沢縮って見てみたくなった。東西遊記が数か所参照されている。

(27) モンテクリスト伯(デュマ/山内義雄:岩波文庫):小学生の頃、子供文学全集みたいので読んだ。お鍋の取っ手でトンネルを掘るくだりを良く覚えている(やっぱり食べ物絡み・・・)。こんな話だったかー。子供向けに省略したこともあったんだろうけどね。伯爵神出鬼没過ぎと思う。ラストはロマンチックだが、救いがあるようなないような。あんないいヤツがイギリス人の筈はない、とか、イタリアでは爵位は金で買える、とか、今読むとフランスの大衆小説なんだなーと思える。しかし登場人物がみんなよく書けていてやっぱり面白い。

(28) 白鯨(メルヴィル/田中西二郎:新潮文庫):読んだ気になっていたのだが、読み始めてみて読んでないことに気が付いた。「老人と海」とごっちゃになってたみたい(あれは鯨じゃないってば)。小説というかNHK特集みたい。科学的説明や文化背景とかの記述が多い。小説としてはちょっと変かも。伏線が十分張ってあるので衝撃のラストは想像がついてしまう。ちなみに出港地のナンタケットって、ウェッジウッドの柄として知ってたけど、イギリスのどこか田舎なんだと思っていました。アメリカなんだねー。しかもナンタケット・バスケットって元は素朴なものだったらしいけど、今では超高級品らしい。びっくりー。

(29) 悪の華(ボードレール/堀口 大學:新潮文庫):詩集。ずいぶん大時代な訳だな、と思ったら堀口大學だった。格調は高いんだけど意味の分からない日本語が多すぎだよー(笑)。もっとも当時の日本人だと判った言葉なのかどうかも知らないけど。現代の感覚ではちっとも過激ではないのだが、神に祝福されなそうな不真面目な恋(不倫とか売春婦とか遊びっぽい恋)が主題だから問題だったのかね?カッコイイ人だったんだろうな、と思う。私の好みではないがね。

(30) ろうそくの科学(ファラデー/竹内 敬人:岩波文庫):前出のボードレールとは大違いで、謹厳実直しかも苦労人の叩き上げ科学者、ファラデー教授が少年少女のために科学について講演したもの。安心してお子様にお勧めできる科学の入門書。今読んでも素直に面白いです。言葉ではわかったつもりでも案外ちゃんと理解できてないことって多い。不思議だよねーという気持ちも大切にしつつ、論理だけじゃなく実験で自らいろいろ見つけていくべきだ。そうだそうだ賛成だ。ファラデーって「ファラデーの法則」の人だと思ってたけど、とんでもなくいろんな成果を上げてるんだね。しかも教育者としても優秀。素直に尊敬。

12月になっちゃったー!

年をとるにつれて時間の進み方が早くなるとは言うけど、もう今週から12月だよー!あれもこれも終わってないよー(泣)

今年中に終わらせたいことリストを作ろうと書き始めてみたら、既に絶対終わらない長さになってしまい途中で挫折。でも優先度付けてやっていかないとまずいよなー。 さっき今週終わらせたいことリスト、にしてみたんだけど、既に挫折しそうな感じ(泣)。

毎日ちょっとずつでも終わらせればと思ってはいるんだけど、思ってるだけなんだよなー。お休みの日は普段の掃除と洗濯で終わっちゃうし。月割り大掃除の残りは窓と冷蔵庫だけだから、お休みの日に頑張れば年内にクリアできる気はするんだけどなぁ・・・

気ばかり焦る師走なのだった。

2013年11月24日

おこた出した

まだそこまで寒くないんだけど、クリスマスツリーを出すついでに(どういうついでだよ)、おこたも出しました。電気をつけてない炬燵に入ってブログ更新中。

今年はコートも早めに出したし、スリッパも既に冬用に切り替えた。寒いってことかな?そろそろ手袋も出さないとね。来週末はもう12月。あれもこれもやらないといかん・・・ううう。

提言その10:日本橋小江戸(コエドランド)-5

越後屋コースのみ入場可能な武家屋敷フロア。越後屋コースの同伴者がいても、伊勢屋入場者はフロア入口(武家屋敷門前)で出てくるのを待つことになります。(特殊な例外については後述)

武家屋敷フロアもガイドツアーですが、長屋フロアに較べるとぐっと少人数のグループで回ります。
屋敷の中に入ると、まずは女中さん方がずらっと三つ指ついてお出迎え。
廊下をくるくる歩いて障子を開けるとご主人がお茶を点てる準備をしています。お茶の飲み方やらお作法について説明があり、お抹茶(お抹茶苦手な人は甘くて冷たいマッチャドリンクに変更可)とお菓子のお接待。
ではごゆっくり、くつろいで構いませんよと反対側の障子を開けると、向こうに見えるのは緑豊かな日本庭園。庭を眺めながらしばし休憩。つくばいがカコン・・と音を立てるだけでとても静かです。

お茶を飲み終わった頃にご主人がまたやってきて、お侍の仕事がどんなものかビデオを使って説明します。この時になって、向こうに見えた日本庭園がハイビジョン映像だったことがわかります(笑)。かつては戦士だったけど、太平の世が続いて官僚的になったこと、参勤交代というシステムのために江戸詰めしていること。
地元は○○(各地のバリエ)で、こんな風光明媚なところで、お城はこんなで特産品はね・・・計20分ほど。

ご主人の説明が終わると奥様が、せっかくですからご興味があればウチのお台所も覗いてみますか?と誘ってくれる(断っても可)。土間のお台所には竈に羽釜。一汁一菜がお膳の上に並んでいますが食品サンプル。 ここでも、地元は△△が美味しいのですが江戸では手に入りにくくて・・・そうそうさっき召し上がったお菓子は、○○の何とかを使ったもので・・・とひとしきり地元の良さをアピール。最後に「地元」の紹介パンフレットを渡されて解散になります。

シリーズの一番最初に、「将軍や御台所」という越後屋特別オプションがあると書いちゃったけど、「お殿様やお姫様」の間違いでした。将軍が日本橋にいたら丸の内から怒られちゃうよ。
この特別オプションの場合、上記説明の後に一人ずつ駕籠に乗せられ、日本橋通りをぐるっとゆっくり一回りします(降りることは出来ません)。駕籠の前には先払いがいて、「下にー、下にー」と先導します。
日本橋通りでは駕籠が来たら、キャストの皆さんは屈んでやり過ごします(土下座はしませんよ)。ゲストの皆さんは屈めとは言われませんが、自ら屈むと「コエド通だね!」と後でキャストから褒めてもらえます(笑)。本オプションは1日数組限定。頻繁に来るとうざいもんね。

さて、伊勢屋入場なのに武家屋敷に入れる特別オプションとは・・・それは忍者オプション!なのでした。忍者オプションでは、上に書いたお茶とお菓子のお接待とかは受けることは出来ません。しかし、先輩忍者の指導の下に、武家屋敷の天井裏(高さが低いために四つん這いでないと進めない)から、各部屋の様子を見ることが出来ます・・・まぁそれだけなんだけどさー。
忍者なんだから越後屋入場者の眼に触れるようでは駄目で、うっかり見つかるような振る舞いをすると、 武家屋敷キャストが「曲者!出合え!出合え!」と騒ぎ、つつきまわすのでした。

さてこれでコエドランドの全フロアの紹介が終わりました。ロッカーに戻って服を着替えたら、コエドランド出口までは延々とお土産屋が並んでいます。フロア内のお店で購入した物の受け取りを忘れて出ようとすると、出口でピーとなって通せんぼされるので忘れずにピックアップしてね!

2013年11月17日

日本橋高島屋の食品偽装報道で

私がびっくりしたのは、マイ行きつけである日本橋高島屋で偽装があったことではなく、「高島屋が直営する惣菜店『フォション』」と報道されていたことだった。フォションって高島屋の直営だったのかー。パリから空輸されてるとは思ってなかったけどさ、フォション・ジャパンとかそういうものがあるんだと思ってた。そう言われてみれば高島屋以外のデパートにフォションのお店ってないような気がする。いやびっくりだー・・・

フォションのパンは昔好きだったけど、美味しいパンのお店は他にも増えたので、ずいぶん買ってない。ケーキもお菓子も紅茶もフォションじゃあまり買わないな。まして海老を含むいわゆるお惣菜の類については、売っていることは認識しているが買おうと思ったことがなく(笑)、実害は受けていないのだった。

麦星byグリル満点星もあまり行かないけど、行ったらオムライス食べる。満点星のステーキに期待しなくてもいいと思う・・・
カフェ・ド・ジョエル・ロブションは無制限にスイーツを食べてた頃にはたまに行った。独特のゴージャスな雰囲気(デパートの服売り場の中で出来る範囲でだけど)が好きだった。ランチもあるけどやっぱりお目当てはスイーツ。コーヒーに期待するのは理解するが、「フレッシュ・ジュース」に期待する人はいない気がするなー。ジュースだったら地下1階の果山に行きますよ。フレッシュ・ジュース(目の前で皮を剥いて絞る)とケーキのセットが超お得だよん。

フォション以外は他のデパートでも見掛けるので、高島屋の直接責任は薄いんだろうけど。
しかし直営でも、高島屋ブランドであるレストランローズでも薔薇窓(喫茶店)でもなくて、フォションだったことが何だかさもありなん、と言う感じ。外向けには高級イメージを打ち出していても、内部では高島屋ブランド程の管理がされてなかったんじゃないか。「高島屋」ではなく「フォション」が好きなお客様に対する責任感に温度差があったんじゃないか。
テナントレストランも、特別食堂にあるやつは「高島屋の特別食堂」なイメージで締め付けが強いけど、その他は各店のブランド力の方がデパートよりも強くて管理しにくい面があったりするんだろうな。

別に高島屋を庇う義理はないんだけどさ(笑)。

求肥 (食品番号:15013)

既にお気づきの方も多いでしょうが、食品分類ごとにアイウエオ順に並んでいる食品成分表。「きびだんご」の次は「ぎゅうひ」なのですが・・・求肥って和菓子か?
そりゃ洋菓子でも中華菓子でもないけど。私の認識では、みつ豆のお供か、餡子の中にくるまれるか、お餅の代わりに餡子を包むもの、要するに和菓子の「一部」であって、単独で和菓子とは言わないと思ってたのでした。でも、食品成分表にあるんだから、単独の和菓子として存在するんだろうなぁ、 とGoogleしてみたら、鶴屋吉信の柚餅が求肥だと書いている人がいた。言われてみれば確かにそんな気がする。

で、買ってきました、柚餅(ちなみに、「ゆもち」でも「ゆずもち」でもなく、「ゆうもち」と読みます)。
柚子の香りと和三盆のやさしい甘さ。柚餅食べるの久しぶり。前に食べたのがいつどこでだったのか思いだせない。自分で買うのは初めてだし、お土産にはしにくいと思うので、もしかしたら店頭で試食しただけかも(笑)。

求肥はwikiによると、「白玉粉または餅粉に、砂糖や水飴を加えて練りあげたもの」。砂糖/水飴の量が多いから普通のお餅みたいに硬くならないんだって。牛皮という字の方が古く、「日本では獣食を忌む」から求肥という当て字に変わったと書いてあるが、獣食を忌まない国でも、「牛の皮」では美味しそうなお菓子に聞こえないと思う。
そしてwikiには、「求肥を使った菓子」がいろいろ紹介されている。そうだよねー、「求肥を使った菓子」は理解できる。求肥自体を菓子と言うかどうかは微妙だよねー。

と思いながら読み進むと、求肥を使った菓子として、
素甘:えっ!あんな厚みのある大きさのものを求肥(牛皮)っていうか?
吉備団子:ええっ!前回「求肥と似てる」って書いたばかりなのに。これ求肥だったのかー!!何で似たようなものを成分表に採用するんだよ。成分で見ると、「きびだんご」の方がカロリーが2割程高い。ミネラル類が求肥より多めなのは、キビのせいだと思うが(注:求肥に較べて多いだけで、餡子を使うお菓子の方がずっと高い)、何でカロリーが高いんだろう?キビのカロリーがお米より高いのか?穀類の頁で確認する限り差はほとんどない・・・吉備団子の方が甘いのかなぁ?謎・・・

(以下 2017/07/16追記)
食品成分表の定義は、「水を加えてこねたもち粉あるいは白玉粉を蒸して練り、加熱しながら砂糖を加え、練ったものである。単独でも菓子として用いられるが、他の原材料と組み合わせて使われる場合が多い。ねりきり、若鮎(求肥を小麦粉を主原料とする皮で包んだ菓子)、ゆべし等に用いられる」。
若鮎(鮎菓子)の中に求肥が入っているのは既に学んだ。練り切りの中に求肥が入っていることもあるだろう。でもゆべしに求肥??そんなのあるか?と思ったんだけど、どうもここでいう「ゆべし」はAJ認識では「柚餅」のことらしい。そういうことかぁぁ、納得。続きは柚餅子のページに書くね。
そして、吉備団子が求肥よりカロリーが高い理由は、周りに付いた砂糖だった。求肥も単独で食べる場合は周りに砂糖が付くだろ!と思うのですが、食品成分表的には、「ぎゅうひ」に砂糖を付けたものを「きび団子」と定義してるんだから、そりゃ吉備団子の方がカロリー高いわな。

2013年11月4日

提言その9:日本橋小江戸(コエドランド)-4

長屋フロアはガイドツアーで回る。ある程度の人数が集まったところでツアースタート。基本的には伊勢屋スタンダードの人のみが対象だけど、お座敷と逆で、伊勢屋3人につき1名の越後屋入場者を同行することは可。

入場待ちをする広場から、書き割り扉で区切られた長屋フロアをガイドさんの先導により見て回ります。所要時間は10-15分。

最初はやっぱり神社でしょ。三越屋上にある三巡神社でもいいけど、お稲荷さんの方が絵になるかなぁ。祠レベルの小さいもので、パンパンとお参りするサクラ付き。観光客の皆さんはお参りする必要ないけど、後ろ向きにお賽銭を投げ入れられたら、コエドランドに再訪できるとの言い伝えが・・・ありません。危ないからやめてね。季節によってはお祭りわっしょいがあったり、神官さんや巫女さんがお掃除に来ていたりする。

長屋の住人としては、大工さんとか植木職人さんとかかなー。もちろんご隠居も必要だよね。あと笠張内職をする浪人さん。喧嘩してたり、井戸端会議してたり。振り売り(八百屋、魚屋・・・)が来る。瓦版売りが本日の花魁人気投票の結果を売りに来たりする。湯屋も欲しい(入り口だけ)。下水道とかリサイクルとかの仕組みもうまく盛り込んで話して欲しいな。寺子屋で、「江戸」の範囲や人口を習うだけじゃなく、そろばんやお習字にトライするのも楽しそう。

そして長屋フロアでは、ランダムな時間に半鐘が鳴ります。じゃんじゃんじゃんと鳴ったら、火消オプション入場者は広場に直行!すると纏いを持たせてもらえます。見学者が広場に集まる頃にはキャスト火消による梯子を使った曲芸や、バケツ(天水桶)リレー等が行われます。数分で鎮火しましたー!と終了し、元のコースに復帰していくのでした。
また、御用だ御用だ!と声がしたら、キャストは説明をやめて扉を開きます。すると悪いヤツと同心たちが「御用だ御用だ!」とバタバタ通り過ぎる、というイベントも非定期に行われます。


越後屋コースはなんちゃってお座敷遊びだけなの?武士ってそんなもの?!そんなことはありませんとも。武家屋敷フロアもちゃんとご用意しておりますのでご安心を(次回に続く)。

きび団子(食品番号:15012)

♪桃太郎さん、桃太郎さん、お腰につけたキビ団子、ひとつ私に下さいな♪
食べ物に関する記憶はしっかりしているAJ、絵本でみた「きびだんご」は薄黄色の球状でした。話の流れから考えても、お菓子ではなく主食(兵糧)だったのでしょう。黍って単独で食べたことないけど、粟餅みたいな味なのかな?

食品成分表の和菓子コーナーに載っているのは、桃太郎のではなく、岡山名物きび団子。
五味太郎さんの絵がついた「元祖」廣榮堂のきびだんご(元祖は何軒もあるらしい)を買ってきました。
付属の栞に『日清・日露両戦役に於いて、鬼退治の縁起の良いお土産として全国に名を知られるようになりました』と書いてある。戦争と鬼退治の関係は想像がつく。きび=吉備=岡山土産にきびだんご、となるのもわかるのだが、戦争とお土産の関係がわからん。この時期に岡山観光が盛り上がる何かがあったのか??

wikiにはちゃんと答えが書いてあった。岡山土産ではなく、戦争土産(戦地から無事に帰ってきました土産)だったのだ。兵隊さんを乗せた船は広島港(てくてく広島でも書いたあの使いにくそうな平たい港)に着いた。そこから列車に乗り換えて広島経由で各自のおうちに戻ったのだが、廣榮堂のご主人は桃太郎の恰好で広島港できびだんごを売ったというのだなー。『鬼退治の縁起のよいお土産』。誰が鬼だよ!と今なら近隣諸国から抗議の声が殺到するだろうが、当時の感覚としてはこんなものだろうなぁ。

廣榮堂のきびだんごには、きび粉が少し入っている(と書いてある)のですが、黄色くもないしキビっぽい味もしない(キビの味ってわかんないけど)。もち粉も小麦粉も上用粉も入っているし、水飴他糖分たっぷりで、甘くてプニプニしている。求肥と似てる、と思う。
食品成分表でみると、100gあたり304Kcalで結構高い方。ま、廣榮堂の10個入りで135g→100gでは7個ちょっと食べられるのではあるが。逆に言うと0.5口サイズのきびだんご4つでご飯一杯分。うーん、きびだんご恐るべし・・・

(以下 2017/07/16追記)
食品成分表の定義は「『きび団子』は、ぎゅうひを成型し、砂糖をまぶしたものである。なお、きび団子は、本来、黍(きび)を用いたもの(黍団子)であったが、収載食品はこれとは異なる」。
既にぎゅうひの所にも書いたんだけど、「求肥と似てる」と感じたのは当然で、求肥じゃん!ということなのだった。なんで求肥ときび団子と別々に収載するんだよ。ぶつぶつ。

2013年10月29日

提言その8:食べ物の表示について

偽装じゃなくて誤表示だと主張する阪急阪神ホテルズ。それはないだろと思うが、どこまでが許される範囲の誇張表現なのかを見誤ったという意味では、理解できなくもない。
私は、初めての独り旅の宿泊先が新阪急ホテル(京都)で、悪い印象は持ってないけど、上級ビジネスホテルなイメージでした。ニュース聞いた時に、ここの料理に期待するか?と思ったけど、阪急インターナショナル(梅田)はラグジュアリー系なのね。リッツも同罪となるとショック大きいだろうなぁ(行ったことないけど)。

さて職業倫理の問題はさておき、食品(特にお店で食べるもの)の表示については、もっとルール化がなされるべきだと思うね。法規制として全店に守らせるのは大変(摘発するのも)かもだけど、推奨ルールを決めて、守る体制が出来ているところにお墨付きを与えることはできるのではないか。 食品トレーサビリティってスーパーなんかじゃかなり出来てるわけだし。
微量のスパイスや添加物については秘密でいいにしても、主要な食材については「詳しくはこのリンクで!」ピッ→「食品一覧」が出てきて、更に食品をピッ→生産者(或いは輸入元)表示する。

で、食品一覧を作る時ついでに、英語の表記と「野菜」「○肉」「魚」・・・とかのアイコンを付ける。
かつての職場仲間がイスラム教徒で、日本の「グリーンサラダ」には、ほぼ必ずハムやベーコンが入っているので油断ならない、と言っていました。2030年に向けて、東京ではそういう不便を少なくしたい。
個人的には、栄養成分(カロリー、蛋白質/脂質/炭水化物)も目安でいいのでピッ!できるようにしてくれると嬉しいなぁ。スーパーやコンビニの加工食品に はほぼ付いているので、こんな内容だとこんな感じ・・・と学習して外食していますが、お魚は種類によってお肉は部位によって結構違うのと、サンプルや絵が ない普通のお店では、分量がよくわからんのだよ。大型チェーン店だけでもいいから対応してほしい。

全店必須ではなく、このマークのあるお店なら「安心」という形で、そんなお墨付きなくてもお客様との信頼関係あるもん!というお店は勝手にして良いことにすれば、ハードル低いのではないか。お客の側も、シェフやマスターを良く知っていれば、「お任せ」で十分だと思うし。

この騒ぎを機にどうですかね?→消費者庁さん。

世界遺産間近の日本食については、さらに別の観点での「お墨付き」制度が欲しい。これについては別途・・・

2013年10月27日

提言その7:日本橋小江戸(コエドランド)-3

ニッポンと言えば、フジヤマ・ゲイシャ。というわけで日本橋小江戸ランドの目玉は、花魁パレード。

花魁パレードが行われるのは日に数度。元吉原フロアのT字型道路を花魁さん達が歩いてきて、T字の突き当りで左右に分かれていきます。
伊勢屋コース(スタンダード)の皆様は、T字の短い方の一辺で立ち見(前列はTDL同様座らせられる)です。TDLと異なり大人数は収容できないので、一定人数以上入るとこのフロアへの入場はストップ。従って、パレードの数十分前から場所取りを始めます。ただし30分以上前には場所取りも出来ません。パレードが終わると、伊勢屋コースの皆様は全員退去させられます。
退去するときには、花魁さんの人気投票に参加することができます。次回の花魁パレードの順番は人気投票の結果により決まるのでした。花魁さんは持ち物や着物で区別できるように工夫がなされており、出口にある選挙ポスター風をみて「この子が一番!」と投票します。各花魁さんに因むグッズも販売しており、この売上も人気投票の結果に反映されます。

さて越後屋コースの場合、T字型の長辺にあたる両脇の建物の2階にあるお座敷を予約することが出来ます。越後屋コース一人につき、3人までの「お付きの人」(スタンダード入場者)を少額オプション料金で同伴可能。
パレード時間に合わせて予約(早い者勝ち)して特等席からパレードを眺められるわけですが、パレード時間以外の場合は、お座敷に花魁さんが遊びに来てくれます。ただし一緒に記念写真を撮れるだけで、それ以上のことは何もできません(笑)。
お部屋は30分の入替制。幕の内弁当等の軽食メニュー(有料)が用意されていますが、アルコールはなし(酔っぱらわれても迷惑なので)。事前予約(高額オプション)すると、踊りや三味線、太鼓持ち、等々の「芸者さん」を呼ぶこともできます。

伊勢屋コースで「花魁」特別オプションを選んだ場合は、花魁パレードに参加するか、自分のお座敷を持つか、ということになります。
花魁パレードに参加する場合は、本職の花魁さんの後から「今日の新顔」として歩く。新顔さんは人気投票には参加しません。パレードの様子は写真+動画を撮られるので、後で購入可能です。
自分のお座敷を持つ場合は、4人までのお客をコースに関わらずお座敷にあげることができます。花魁の恰好をしてお友達と記念写真が撮れます。

伊勢屋コースで花魁以外の特別オプションを選んだ場合は、お座敷が空いていれば、当日予約が可能です。
伊勢屋スタンダードの場合は、冒頭で述べたとおりで、花魁パレードをちょろっと眺める以上のことは出来ないのでした。

これでは伊勢屋スタンダードが可哀そう?次はスタンダードコース向けの「長屋フロア」でございますのでお楽しみに。(まだまだ続く)

2013年10月20日

提言その6:日本橋小江戸(コエドランド) -2

日本橋通りには、三井グループの総本山である日本橋北詰商店会に属するお店を中心に、日本橋近辺のお店が出店する(大阪の日本橋は対象外)。
お土産や記念品的な低額商品を主に扱い、高級な本物についてはランドではなく実店舗に誘導。ランド店の店員は、もちろん江戸時代の服装。基本は江戸弁だが、当然外国語が出来るスタッフもいる。

代表的なお店としては・・・

両替商の三井屋:ランド内に複数の支店があり、ここでコエド(電子マネー)に両替するとピッ!と迅速なお買い物ができる。コエドは出口支店で日本円に換金出来る。両替は必須ではなく日本円も使える。日本円以外は三井屋で両替。奥まったところにATMもある。
三井屋では、江戸時代の通貨がどんなものだったか簡単な展示があり、おもちゃの小判や銅銭、千両箱も買える。本物の小判(金で出来ている)を申し込んで、ランド外の実店舗(三井銀行・・・では扱ってないか)で受け取ることもできる。
質屋も兼ねていて、スポンジ剣や貸衣装を渡すとコエドにチャージしてくれる(この分はランド内では使えるが換金は不可)。着物を質に入れるとデフォルト印半纏を着ることになる。デフォルト袢纏は質に入れられない。

呉服商の越後屋:最初に選んだ衣装が途中で気に入らなくなった場合、越後屋で衣装替えが出来る(もちろん有料)。本人の特徴や持ち時間(と持ち金)に合わせて店員がお勧めもしてくれる。前の着物は自動的に隣の三井質屋に持ち込まれ、新衣装代から差引される。
江戸時代の衣装についての説明展示もあり、カンタン着物や動物キモノ、ミニチュア着物(人形サイズやグリーティングカードとして使えるもの)等を買うことができる。本物の着物は実店舗(三越)にいらっしゃいませ、と割引券をくれる。

木屋:店頭(危ないので囲いの向こう)で日本刀を研いでいる。胡瓜を切って和包丁の切れ味もアピール。日本刀の作り方が説明されているが、買えるのはスポンジ剣。
西川:本物の布団や座布団があって触ってみることができる(寝るのはダメ)。手のひらに乗るミニ座布団や人形用布団が買える。
榛原:和紙の説明。千代紙や折り紙、絵葉書の類。本物の和紙は本店へどうぞ。
有弁堂:筆、墨やお土産感覚の書(色紙)、日本画。
伊場仙:扇、団扇。これは本物でもいいかも。
丸善:各国語の公式ガイドブックが買える。草紙風(実はノート)もある。
あとは、簪や櫛を売る小間物屋、風呂敷や手ぬぐいを含む袋物を売る店、人形と玩具を売る店、江戸切子とか陶器の食器、江戸指物(小家具、ミニチュア)、化粧品(パッケージが江戸っぽいこと)、お香、漆器、風鈴、薬種問屋(漢方薬)と盆栽屋も欲しい。
いろんなお店が入るように&飽きられないように、日替わり(或いは月替わり/季節代わり)のお店を多くする。

お土産屋に交じってもちろん食べ物を売るお店や、茶屋/食事処もある。が、土産物屋と同様で軽食どまり。本格的な食事については基本的にランド外の実店舗に誘導して、回転を良くする&衣装を汚されないようにする。
また土産物を大量に抱えてランド内を歩かないように、ランド内売店で予約->出口の外にある売店で受取&支払を推奨する。

日本橋通りでは、どのお客も公平に扱われます。しかし次のフロアからは、コース(衣装)により見学できる場所や参加できるイベントが限られるのでした。さて次のフロアとは・・・次回に続く。

2013年10月13日

提言その5:日本橋小江戸(コエドランド) -1

丸の内に負けるなとばかりに再開発の進む日本橋地区。東京五輪に向けて増える筈の海外観光客が遊びに行きたくなるような、江戸テーマパークをひとつ作ってもらえませんかね。屋内型としては江戸東京博物館があるけど、あれはテーマパークとしては物足りない(パークじゃなくて博物館だってば)。大きさも中途半端。場所も今一つだし、消費活動へのリンクも薄くてつまらん。日光江戸村は江戸っぽいけど、遠すぎるし、入場料が高くて気軽に行けない。

最短で30分/普通は60~90分で、入場料は500円~1,000円の間。ツアー団体客でもちょっと気軽に寄れるような時間と値段にする。
しかしオプションを入れると半日遊べて、ふと気付くとお土産や食事も入れて1万円以上使っちゃったじゃないか!となるようなテーマパークを目指す。物理的な敷地はそんなに広くなくても階数を重ねてそれなりの面積を確保する。もちろん駐車場や外部売店(パークに入場しなくても買える)も用意する。

基本入場料だと「伊勢屋入り口」から中に入る。いきなり巨大なロッカールームがあって、男も女も、大人も子供もお仕着せの袢纏に着替えなくてはならない(上着を変えるだけ)。色は紺色か灰色。背中に白抜きの紋は何種類かあって選べる。バッグも同様にお仕着せの巾着を渡される。客各自のバラバラな服装を目立たなくするのが隠れた目的。
低額のオプション料金(500円位)を払うと、色浴衣みたいなカンタン着物を服の上から着ることができる。簡単なかつら(お面みたいなやつ)や草履も借りられる。これらは自分で選ぶことができるが、試着3回までの間に決めないと超過料金が取られる。写真撮ってないでさっさと選べ。
高額オプション料金(3,000円位)を払うと、本格的な着物を着付けしてくれる。かつらや化粧についての別オプションもある。高額オプションは予約制。空いていれば当日申込みも可。
更に特別オプション(5,000円以上)として、花魁、忍者、火消などのプランがある(僧侶は抗議が出そうなのでなし)。特別オプションを選んだ場合は、衣装を着た後に10分程度の「職業訓練」を受けなくてはならない。職業訓練の様子は勝手に動画や写真を撮られて後で買えるようになっている。

伊勢屋特別オプションと同じくらいの価格で、完全予約制の「越後屋」コースがある。お武家様(お姫様や浪人を含む)の衣装を着たい人は、越後屋入り口から入らなければならない。越後屋コースの場合は、必ず本格的な着物を着るが、かつらや化粧は必須ではない(元に戻すのが大変だからね)。お武家様(お姫様含む)の職業訓練は剣道の真似事。習い終わったら、師匠が剣を身に着けてくれるが、剣を振り回したり何かに引っ掛かったりすると危険なので、剣はスポンジで出来てたりする(笑)。

越後屋コースにも更に、将軍や御台所という特別オプション(10,000円以上)があって一日に数組しか申込みを受けない。理由は別途。

各コースとも、上着や大きなバッグはロッカーにしまわなくてはならないが、小ぶりのバッグの持ち込みは認める。スマホやケータイはマナーモードにして原則使用禁止とする。
手荷物検査を通って、ゲートをくぐったらそこはコエドランド!

最初に着くのは日本橋広場。グループ待ち合わせにもここを使ってもらうようにベンチが並んでいる。江戸東京博物館みたいに本物の渡れる橋である必要はなく、書割風で可。遠くに富士山が浮かんでいること。ここでまずは記念写真を撮りましょうね。専門カメラマンもお待ちしています。

ここからお店が並ぶ日本橋商店街をそぞろ歩く。どんなお店があるかというと・・・次回に続く。

2013年10月7日

提言その4:富士山絵

世界遺産に仲間入りしたばかりの富士山。いろいろ好みはあるだろうけど、山として形がイイとは言えると思うし、殆どの日本人が大好きなのも事実だし。

ほんとは、その辺からごく当たり前に富士山が見えればそれでいいのだけど、オリンピックの時期は微妙だと思うのと、ビルの向こうにかすかに小さく見える富士山よりも、「富士山の絵」の方が日本ぽいと思うの。

飾る場所はもちろんお風呂に決まってるじゃないですか。

銭湯や大浴場に飾ってもどうせ外国人は行かないので、普通のホテルのユニットバスに備え付けることを推奨とする。浮世絵っぽいのがいいと思うけど、そこはホテルのデザインポリシーというものがあると思うのでお任せ。小さいタイルでもいいし、モノクロ版画風でも、スライドショーでも動画でも。富士山であることがわかればOKとする。

トーキョーに行ったら、どこに泊まっても、お風呂にマウント・フジの絵があってさー。あんなに愛されている山なら、何かご利益もありそうだし、一度ゆっくり行ってみたいな・・・となるんじゃないかな。行きたくはならなくても、富士山グッズを買って帰ってくれるかもだし。

あと、お風呂以外で富士山絵を描きたいところは、ビーチバレーボールの会場。気分は美保の松原。天女様がバレーボールしている図も入れる。ゼッタイ似合うと思うなー。

かるかん (食品番号:15011)

生八ッ橋から久しぶりのお土産お菓子は、鹿児島銘菓かるかん。デパートの各地お菓子売り場でも売ってるんだけど、甘いもの制限令下にあるAJとしては、ばら売りが買いたくて探していたのだった。アンテナショップに行けばもしかして・・・との予想通り、日比谷の鹿児島ショップで買ってきました、竜乃家さんのかるかん。

かるかんって知らない人いないよね?いるかな?
山芋とかるかん粉(米粉)にお砂糖を加えてふんわり蒸した、ほわほわペタペタした甘いものです。右写真では分厚い食パンに見えますが・・・見た目は蒸しパンやマーラーカオにちょっと似ている。wikiによると江戸時代からあったそうです。当時はさぞかしエキゾチックな高級お菓子だったことでしょう。

漢字だと「軽羹」。諸説あるそうですが、軽い羊羹だと思う。どこが羊羹?という気もするけど、ほわほわ軽いところを除けば、作り方も見た目も羊羹(蒸し羊羹)に似てるもの。レシピを検索すると、ふんわりさせるために卵白を入れている人が多いようだけど、竜乃家さんの原材料名には載ってないし、伝統的なレシピでは卵白を使わないんだと思うな。
注:かるかんにも餡子が入っていたような、とお思いのあなた、それは「かるかん饅頭」というもので、かるかんの派生形です。

かるかんのカロリーは、100g(2切れ相当)で230Kcal。和生菓子の中では平均より少し低め。山芋が入っているからほわほわしている割には食物繊維が多めです。

(以下 2017/07/16追記)
食品成分表の定義は「やまのいもをすりおろして砂糖を加え、泡立てたものにかるかん粉(うるち米を水に浸漬し、水切り後、挽いた生新粉)を加えてこねた生地を枠に入れて蒸し、放冷して切り分けたものである」。ふむ。卵白入ってませんね。よしよし。

2013年9月23日

「読み直す1冊」シリーズ(5)

(21) 聊斎志異(蒲松齢/増田渉:平凡社ライブラリー):中国版雨月物語。最初、中国語併記版(NHK出版)があるのを見つけて借りてきたのだが、抜粋しすぎでつまらなかった。犬がワンワンと吠えるのがわかって面白かったけど。日本のと似たような怪異譚が多いのは、たぶん中国の話が伝わってきているんだろうな。キツネが女性(美人)に化ける話が多い。中国にはお稲荷さんはないと思うのだが、キツネはどこに住んでいるんだろう?

(22) 東海道中膝栗毛(十返舎一九/麻生磯次:岩波文庫):学校でだったか部分的には読んだことがある。「そろそろ旅に」を読んだから十返舎一九の肖像は思い浮かぶ。しかし、こんな話だったのか。パタパタと楽しいトラブルのある旅を弥次喜多道中、と言ったりするけど、女二人旅の形容詞にはしない方がいいなと思った(笑)。紀行文としての内容は1割以下。ほぼドタバタ漫才。それも下ネタ絡みが多い。それは当時で考えても犯罪だろーと思える話も多い。しかし騙されても馬鹿にされても、「ハハハ・・・」と笑い飛ばしてしまうところが、江戸っ子の粋というものらしく。救いようがないが爽やかではある。

(23) 歳時記(角川学芸出版:角川ソフィア文庫):春夏秋冬+新年の5冊で、新年号には何故かお雑煮アンケートが付いていて感動・・・。新しい季語もあるが、私でもわからない季語も多い。若者にはさっぱり?なものが多いと思うね。現代感覚では、春は3月~5月で、基本的には現代感覚に沿った分類になってるんだけど、昔からある季語は、春=旧暦の1月~3月を引きずっており、例えば七夕は秋の季語だったりして非常にわかりにくいことになっている。季語とか行事とかは旧暦でそろえた方がいいと思うな。季語というルールがあっても運用が曖昧なのがまた日本らしくはあるけど。

(24) 美味礼賛(ブリヤ・サバラン/関根秀雄:岩波文庫):既に何度が言及してきましたが、これ面白かった!グルメな貴族様が美味しくて贅沢な食べ物について書いただけの本かと思ってたけど違った。医学的見地/経済学的見地からの観察も鋭く、実務家でお茶目な苦労人、サヴァラン好きになっちゃった(笑)。 健啖家ではあるが、「立派な押し出し」と思える範囲にキープするために、炭水化物ダイエット+腰に紐を巻いたなんて告白するところなんか実に可愛げがある。フランス人だなー。

(25) 大尉の娘(プーシキン/神西清:岩波文庫):大尉の娘を引っ掛けて・・みたいな話かと思った。意外に純愛。プガーチョフの乱(実話)を描いたものだそうだ。悪人含めて魅力的な人物がたくさん。ヤなやつが独り。お子様でも安全に読める。読書感想文には向かないと思うが、ロシアな雰囲気はつかめる。

松丸文庫としては「大尉の娘」の前に「赤と黒」が入っているが、光文社古典で読んだのでパス。

2013年9月22日

お月見

先週の木曜日は中秋の名月でした。東京では真ん丸のお月様が見られました。皆様のおうちではいかがだったでしょうか?

家に向かう途中の横断歩道を、さすがに中秋の名月、きれいだなーと鑑賞しながら渡り、さておうちに帰って、窓から外を眺めると・・・さっき見た月より一回り大きい。
6階分高いから大きく見えるのなー、と一瞬納得したのだが、いやいや6階分でそんなに大きくなる筈がない。でも横断歩道で見たのはもっと小さかったような??

首をかしげて気が付いた。乱視矯正入りの眼鏡を外したからだ。眼鏡をかけてもう1回月をみると、横断歩道で見たのと同じ月でした。そりゃそうだよな・・・

光文社古典新訳シリーズ(12)

古典新訳シリーズの方も、夏頃からパタパタと読み始めた。今回は1冊ものばかりだったので、さくさく進んだ。

(111) コサック(トルストイ):若きトルストイの秀作だそうで。コサックもコーカサスもよく書けているんだと思う。行ったことないけど。山脈に感動する下りは、そうだよなーと思った。でも若い頃の秀作でしかないような気もする。

(112) 桜の園/プロポーズ/熊(チェーホフ): 桜の園ってサクランボの庭か。ずいぶん感じ違うけど確かに欧米感覚ではそうだろうなぁ。浪費壁が抜けないママと叔父さん、しっかり者だけど生活力がない姉と夢見がちな妹。チェーホフは喜劇のつもりだったそうだが、確かに喜劇には見えない。プロポーズに来たのに喧嘩してしまい、プロポーズ成立後も喧嘩している二人や、あんたなんか熊だ、と言い争っている内に唐突に恋に落ちる借金取と後家さん、の二作はどう見ても喜劇。読んでいて楽しい。

(113) 失脚/巫女の死(デュレンマット):そうだろうそうだろうと思えるソ連ぽい「失脚」。オイディプス物語の藪の中風巫女の死。これ面白い。自動車の故障でうっかり泊まった宿で模擬裁判にかけられ、殺人者である自分に酔って自殺する「故障」も面白かった。スイスの人が書くドイツ語って立場が難しいのだそうだ。ネイティブなのにネイティブとは言えないらしい。言語って悩ましいのな。

(114) タイムマシン(ウェルズ): 昔読んだ筈なのに、さっぱり記憶なし。こんな話だったか?と読み終わり、解説を読んでそんな話だったか!と思った。デビュー作だったのね。悲観的未来論だが案外そんなものかも。タイムマシンはいつできるんだろう?

(115) トムソーヤの冒険(トウェイン):これも昔読んだがほぼ記憶なし。無人島に家出する所しか覚えてなかった。読み直してもちっとも面白くない。トムもハックもカッコいいと思わない。察するに女の子の書かれ方がつまんないからだな。

(116) 月を見つけたチャウラ(ビランデッロ):どれも暗い。イタリア人でも暗い小説を書く人がいるんだ!ノーベル賞作家だそうだ。自分が死神(病原菌)だった話のラストが哀しかった。

(117) ねじの回転(ジェイムズ): イギリスが舞台の怖い話だった。とてもイギリスっぽいが書いたのはアメリカ人。題名の意図が今ひとつわからない。子供が一人死んでいきなり終わり。おいおい種明かしはないのかー!

(118) 秘書綺譚(ブラックウッド):幻想怪奇短編集。うっすらと怖い。どれもイギリスぽい。「炎の舌」みたいに教訓的なのもあり。小人のコレクションはかわいい。

(119) 人間和声(ブラックウッド):上と同じ作者の怪奇小説というよりファンタジー。原題はHuman Chord。合唱ではなく詠唱だと思う。「君は変ホ長調だ」。うーむ。人間和声で世界は創れないと思うが、世界が違って見えるように、人に影響を与えるのはありそう。新世界創造の土壇場でミリアムちゃんと逃避する僕。うーむ。救いがあるんだかないんだか。

(120) 傍迷惑な人々(サーバー):ユーモア小説っていうか、漫才みたいな話。あるあるネタでおかしい。ニューヨーカーってこんな話が乗るような雑誌だったのか。挿絵もカワイイ。ダム決壊の日もマクベス事件も何でも壊す男も可笑しいけど、「あててごらんといわれてもねえ」は笑った。グラント将軍と運転免許の話はアメリカ人ならツボにはまるんだろう。

提言その3:キモノドレス

「ユニフォームに浴衣」は前から提案しているんだけど、海外に広める=外国で着てもらうには、浴衣では駄目だな。今の和服よりもっとずっと簡単なものじゃないと。

1:着るのが簡単
浴衣でも自分で気軽に着られる人はそう多くない。ましてや海外じゃねー。でれでれガウンとして着る=外には着られない、のではつまんないし。もっと簡単に着られる「キモノドレス」があったら、日本人でも着るかもだし。
問題は丈だと思う。今の着物は丈が決まった着方だから、身長にキレイに合わせるにはおはしょり必須になってしまう。あのルールを止めて、ひざ下からくるぶしの間のどこか適当な長さでいいことにすれば、いろんなことがだいぶ楽になると思うんだけど。つんつるてんの和服、に見えないように何等かデザイン上の工夫をして。下にボリュームを持たせるとか?デザイナー様よろしく。

2:着て歩くのが簡単
短い丈を前提に考えれば、階段で裾捌きが大変とか雨の日に泥がはね上がるとか心配しなくていいし、足袋と草履(或いは下駄)でなくてもサマになると思う。素足にサンダル(或いはブーツ)が基本になるだろうけど、バレリーナシューズやハイヒールにも合わせられるようなのがいいと思うな。中華服からチャイナドレスが作られたみたいに。
あと、暑さ対策は冷感素材やデザインで頑張っても、寒さの対策が問題だな。袖が邪魔になって上には何も着られないもの。袖も切ってしまうと流石に和服でなくなる気がする。取り外せるようにする案もあるけど、かっこ悪いし面倒だよな。すると暑さ対策を万全にして、寒くない時限定のドレスとして売り出すしかないな・・・

3:お手入れ簡単
自分で着られて足元サンダルでOKな浴衣でも、お手入れが面倒なんだよー。
キモノドレスは、洗濯機で洗えなくてもいいけど、手洗いのあと軽く脱水出来て、糊付けナシで元の形に戻って欲しい。ハンガーに掛けられなくてもいいけど、畳んで普通の引き出しに入るようでないと困る。
日本の進んだ化学繊維技術をもってすれば何とかなるんじゃないかなー。繊維業界様よろしく。


というような工夫をして、各国の選手の前にプラカードを持って歩くお嬢さん達に着せる。各国のユニフォームに合うように、10-20色の組み合わせ(着物と帯)を用意して、あなたの国はどれが合いそうですか?と決めてもらう 。
基本は国旗風な極彩色。でもパステルやモノトーンも少し用意する。赤はいつも多いから、いろんなニュアンスの赤を用意しなくちゃね。トラディショナルな着物の色ではなく、ドレスとして映えそうな色を抽出。柄は和っぽい感じかつ華やかに。植物(花)が無難かな。どの国にとっても失礼な意味にならないように細心の注意を払う。
お嬢さん達は着物の色に合わせて、髪も染めるかウィッグにする。黒髪でないと似合わないようなドレスにはしない。

で、「旅の記念にキモノドレス」と言ってお土産屋さんで売る。各国入場行進をフォトアルバム(検索機能付き)にしておいて、アナタはブラジルから来たの?ブラジルはこの色だったよ、と売り込む。価格は帯もセットで5,000円から10,000円の間。お子様(3-5歳位)用は3,000円程度で欲しいな。
お土産屋さんだけじゃなくて、ユニクロ・キモノドレスもあるといいなー。日本企業とのコラボバージョン。トヨタのTマークとか。キッコーマンの亀甲紋なんか着物向きだよねー。

2013年9月15日

提言その2:ロボジー

2013年現在、日本はハイテクな国という印象がまだ残っている。

2020年にどうなのかは自信ないけど、まだ何とか印象位は残っているんだろう。それを目に見える形にするとしたら、人型ロボットは有力案と思われているだろうな。先日のブエノスアイレスにも登場していたしね。

AJ個人的には、もし人型ロボットが一般的商品(コンセプトモデルじゃなくて)になるとしたら、それにはたぶん日本の会社の名前は付いてないだろう、と思う。だって話題のGoogle GlassもiWatchみたいのも、コンセプトモデルだったら何年も前からあったもん。

何年も前からコンセプトモデルのままの人型ロボットを見せても、またかよと思われるだけなので、2020 Tokyoではそれを逆手に取った演出をしたい。それは断然ロボジーでしょう!

開会式のセレモニーで、櫓の上に、ASIMOとか、見栄えの良い本物のロボット君を何種類か上げる。その周りに超大量のロボジーを展開して、みんなで一糸乱れず盆踊り。
へーこんなにたくさんスゴイなと思わせたあたりで、頭部を脱いでお辞儀すれば、なーんだロボジーだったのかー!と大笑いになると思うなー。

本物の人型ロボットだと、数百台でも位置につけるだけで時間かかりそうだし、ちゃんと動くか心配だ。ロボジーならずっと確実に動作するし、細かい動きもバッチリだし、費用も安くあがるぞ。開会式の後はいろんな場所に配置して活躍してもらっても、故障や盗難の心配がうんと少ない。お茶目なロボジーの活用をご提案いたします。

かのこ(食品番号:15010)

鹿の子はいつか取り上げようと思っていたけど、いつもお買い物に行く範囲ではなかなか売っていなくて書けなかった。前はその辺の和菓子屋でも売っていたように思うのだがなぁ。季節菓子ってこともなさそうだし・・・ま、銀座の鹿乃子まで行けばいつも売っていることは知ってたので、食品成分表の順番が来たのを機にわざわざ出掛けて買ってきました。
 
基本の小豆の鹿の子(右)と栗鹿の子(左)。
銀座鹿乃子の場合、びっしりついた豆(または栗)の中に、豆と同じ味の餡子、真ん中に求肥、と言う構成になっていました。
どこの鹿の子でも、餡子の周りに豆がびっしり、というのがお約束だと思う。

(2017/07/11付記:食品成分表の定義は「ぎゅうひやようかん等を芯とし、練りあんで包み、外側を蜜(みつ)漬け小豆で覆い、さらに寒天で表面に艶(つや)をつけたものである。本成分表では、芯(しん)として練りようかんを用いたものを対象とした」。うう、惜しい。求肥が芯になっている銀座の鹿乃子のではなかった・・・)

鹿の子と言う名前は、整った粒が隙間なく並ぶさまが子鹿の背の斑点を思わせることからつけられた(by wiki)そうですが・・・どこが鹿だって??
茶色い餡子の上に疎らに白い豆が乗っているなら、わからないでもないのだが、隙間なく並ぶさまのどこが鹿模様なんだろう??

wikiには他の「鹿の子」の用法として、鹿の子絞りや鹿の子編みが載っています。なるほどどれも整った粒が隙間なく並んでいる。でも鹿模様には見えないけどなー。
和菓子の鹿の子や鹿の子編みは単色の粒々だけど、鹿の子絞りは粒が白いという点でこの中では一番鹿模様に近い。 最初の鹿の子絞りはもっと鹿模様ぽかったんじゃないか。

うろうろしている内に「絞り染めの歴史」なるサイトを見つけた。ここの上左にある絞り染めなら、確かに鹿模様だ。話の流れとしてはこれは「最初の鹿の子」ではなく、ただの絞り染めらしいんだけど。小さい丸がポツポツ多めに並んでいるだけの頃に「鹿の子」という名前がついて、だんだんボツボツが多く&小さくなり、凸凹も付いたものが「鹿の子」ということになり、鹿の子地に似ているという理由で和菓子の鹿の子や鹿の子編みという名前が付いたんだと思うなー。このお菓子から鹿模様ってどう考えても結びつかないもの。

鹿の子100gのカロリーは264Kcal。何も書いてないけどたぶん小豆の鹿の子だろう。和生菓子の中では平均的です。重量を測るの忘れちゃったけど、たぶん50g位だと思う。 2個食べてご飯一杯強ってところ。うーむ。

2013年9月8日

2020 Tokyoへの提言

AJ的にはイスタンブールを応援していたのですが、まーシリア内戦の状況を考えるともう少し時間が必要なのかなぁ。残念だった。

2020 東京オリンピック。箱モノ好きの政権にはモッテコイの状況ですね。しかし、人口減少が予測されている現在、あとでお荷物になるようなインフラや箱モノを建てまくるよりは、せっかく注目を浴びるであろう時に、しっかりJapanを売り込むことを考えるべきではないでしょうか。

先日読んだ美味礼賛で、ナポレオンの戦争(最終局面)で、フランス本土が戦地になり、各地の農民は飲み物やら食べ物やらを外国軍に提供/強制徴発される目にあったけれど、これが忘れられない美味しさ!として戦後に輸出することで、しっかり元を取ったという記述があった。
さすがブランドの扱いが上手なフランス人。美味しいものがあるってだけならイタリアに負けても、産地限定やコンテストによるお墨付き等々の意識的な戦略で、あの頃からグルメ国としてのブランドを確立したんだね。


さて東京。7年後にJapanとして売り込めるものが何なのか予想するのは難しいけど、第一候補はやっぱり洗浄便座じゃないかなー。7年後だったら、まだ日本ぽい(世界中に蔓延はしてない)もので、それゆえ技術的にも優位を保っていられるのではないか。

これを世界に売り込むには、まず英語と漢字の一般名詞名(商品名じゃなくて)をしっかり決めて、初めての人でも迷わず使えるように操作や表示を標準化して(フラッシュはボタンとレバーと両方あるべきだと思う)、それと昨今進んでいる「節水」がどれくらいすごいかわかるように、水量を表示する義務をつけるというのはどうだろう?(洗浄に使う水が無駄、と思う外国人は多いので。確かに洗浄に余計な水は使うが、流す水量で相殺することをアピールする)

で、不特定多数が使いうる全てのトイレは、基本的に洗浄便座とする。
便座だけキレイにしても意味ないので、フロア含めてお掃除する人的リソース(或いはロボット)も確保し、ちゃんとキレイかどうかボランティアがちまちまと見回る。汚してそのまま去るような人は、後ろ姿を監視カメラ映像からtwitterへ投稿(怖いよう)。

清潔で気持ちいいなぁ、あれを本国でも使いたいなぁ、と思わせるようなものにしたいですな。関係者の皆様、何卒よろしくお願いいたします。

2013年9月1日

カステラ (食品番号:15009)

カステラも前に書いた。

「写真で見ると、カステラはスポンジケーキと区別が付かない。ま、材料も作り方もほぼ一緒なんだけど、水飴や蜂蜜でベタベタ&甘みを強くしたのがカステラ、ですかね。」
と前に書いたんだけど、食品成分表で見ると、カステラとスポンジケージの成分は結構違う。
100gあたりで、カステラは319Kcal/タンパク質6.2g/脂質4.6g/炭水化物63.2gに対して、スポンジケーキは、298kcal/8.1g/5.6g/53.8g。似たような材料なんだけど、タンパク質=卵、の粉や砂糖に対する割合が、スポンジケーキの方が多いということかな。

区別の付け方としては、四角く切ってあって上下に紙が付いているのがカステラ、という定義が正しそうだ。
(2017/07/11付記:食品成分表の定義は微妙に違った。「砂糖と鶏卵で作った起泡生地に小麦粉を加え、木枠に入れてスポンジ状に焼いたものである」。木枠かー!!確かにスポンジケーキは木枠では焼かないもんな。木枠で焼いたかどうかはお店に並んでしまうとわかんないけど。)

で、食品成分表に戻ると、備考欄に「長崎カステラ」と書いてあることに気がついた。

そりゃカステラって言ったら長崎だが、長崎カステラのようじゃないカステラって何があるんだ?とwikiを覗いてみる・・・「この他に釜カステラ(東京式釜カステラ・東京カステラ)、蒸しカステラ、カステラ饅頭、ロールカステラ、人形焼などがある。」
後半の3つは、それを普通「カステラ」というかどうかはともかく、モノはわかる。カステラ生地を使っていることもわかる。しかし、釜カステラ(東京カステラ!)と蒸しカステラがわからない・・・

何だそれと思いながら読んでいると、カステラの歴史の中に「蒸しカステラ」の記述があって例としてマーラーカオが挙がっていました。ははぁ、あれを蒸しカステラっていうのか。そう言われてみると似てるかな。しかしマーラーカオのことを蒸しカステラとは、言わない気がするけど。まいっか。

むしろ問題は釜カステラだ。東京カステラって書いてあるけど、聞いたことないぞ?文明堂に壺入りのがあるのを見たことあるけど、あれのこと?でもwikiには「水飴を用いないからさっぱり」と書いてある。壺焼きカステラってさっぱりしてるのか?とGoogleしてみたら、さっぱりどころかバターが入ったこってりバターカステラではないか。おかしいなぁ・・・
素直に「東京カステラ」で検索してみたらあっさり出てきた。上野風月堂の商品名だった。へーこんなのあるんだー、買ったことない。確かにさっぱりしてそう。パウンドケーキに見える。

「カステラ」としては、東京カステラよりも、ベビーカステラとか鈴カステラの方が知名度高いと思うけどね→wiki様。しかし東京にご当地カステラがあるとは勉強になった。

100gあたりの熱量でみると、和生菓子40種の中で4番目に高いカステラですが、1切れは50g位なので、2切れ食べられます。でも319Kcalていうとご飯軽く2杯分です。うーむ。

2013年8月25日

夏のお裁縫

今日みたいに突然涼しくなられても着るものに困るんだけど・・・

夏休み恒例のミシンで遊ぶ、を今年は先週末+今週末で実施して、真夏モードのブラウスが昨日やっと出来上がりました。もう今年は着られないかな。

年々ちょっとずつ難しいものに挑戦していたんだけど、今年は以前使ったパターン。年々少しずつうまくなっている気がしてたんだけど、今年は失敗も多く、家庭科の宿題だったら及第点スレスレと言ったところ。でも自分では結構気に入ってたりする。裁縫の腕前はちっとも上がらないけど、年々明らかにうまくなっていることもあるんだ。

その1:誤魔化すのがうまくなった
っていうか気にしなくなっただけかも(笑)。若い頃であれば、あー!間違えた!!とやり直して却ってグチャグチャにしたであろう所を、まいいや誰も見ないしこんな所、適当に手で縫い付けておけばなんとかなるや、と思うようになった。実際誰も見ないしさー。今年はミシン糸(水色)が最後のステッチの所で足りなくなってしまい、まぁいいやと途中から白い糸で縫った。見ない見ない・・・

その2:生地を選ぶのがうまくなった
自分がイメージした通りの服が仕上がるかどうかって、お裁縫の腕前よりも、生地とデザインが合っているかどうかで決まると思う。つまり縫い始めた時点で8割は勝負がついてしまう。
型紙とお手本写真を眺めながら、手元の生地で作るとたぶんこんな感じになって、自分がそれを着るとたぶんこんな分量だから・・・という予測が昔はうまく出来なくて、仮縫いした時にえっ!こんな服になっちゃった!!と思うことが多かったのだが、最近は予想が外れなくなった。年の功だなー。

今年のブラウスは、200円!で買った端切れから作ったので、お買い物上手な自分に大満足。手縫いで誤魔化した部分が洗濯に耐えるといいんだけど。さて次は何作って遊ぼうかなぁ。

鶯餅(食品番号:15007)

春を告げるうぐいすもちについては既に今週の和菓子で取り上げました。柏餅に較べて鶯餅は知名度が低いようでした。

食品成分表によると、うぐいすもちの構成は、もち10:あん8:きな粉0.05。

きな粉じゃなくて、うぐいす粉(青大豆きな粉)が正しいと思うのだが、成分的には誤差の範囲しか違わなそう。ちなみに「きな粉」自体は食品番号04029(全粒大豆)/04030(脱皮大豆)の二つが登録されており、備考欄に青大豆粉だとビタミン含有量がこうちがう、と付記されている。

カロリーは100gで241Kcal。100gあたりとしては和生菓子類の平均位。1個の重さがGoogleしてみると50-60グラムなので、100gは2個弱というところでしょうか。1個だと120-145Kcal。洋菓子に較べるとヘルシーかもだけど、ご飯1杯弱と同じと考えるとそれなりに高カロリーではある。
大坂屋の鶯餅(写真)は、あんこ比率が食品成分表のより少し高そうだなぁ。今の時期は売っていないから確認のしようがないんだけどさー。

2013年8月18日

残暑モード突入

相変わらず暑いけれども、風がだんだん秋らしくなってきたこともあり、この週末に真夏モードから残暑モードのお洋服に入れ替えました。ま、真夏と残暑の違いは色だけで、水玉や淡い色合いのお洋服が茶色っぽいものに変わるだけなんだけどさ。

毎日暑いので、先日広告で見掛けた「アイス カップヌードル」を試してみました。広告では美味しそうでも、実際はあまりおいしそうな気がしなかったんだけど、もしかしたらすごく美味しかったりするかもしれないし。わざわざ久々にカップヌードル買ってきたのだったが。
結論:美味しくなかった・・・。冷めたカップヌードルに似た味がする(そりゃそうだ)。麺は冷めたカップヌードルほどグズグズにはならず、それなりに食べられるのだが、カヤクがグズグズ。やっぱりカップヌードルは熱くないとだめだ、と思った。
まだ試していない人、試す必要はないと思うぞー。

2013年8月11日

今川焼 (食品番号15005)

今川焼については前にも書いたんだけど。

食品成分表には備考として、「たい焼き、ともえ焼、小判焼等を含む。部分割合:皮2、あん1」と書いてある。餡の方が重たいだろうに、皮2に餡1って餡が少なすぎじゃない?と思って、近所のスーパーのフードコートで買って測ってみることにしました。

直径約7cm。重量は100グラム弱。
まず半分に割ってみる。

あれ?想像していたよりも皮が薄い・・・
これでは、皮1、餡3位なのではないか?と思いながら、皮から餡子をスプーンではぎ取って再び重量を計測。
半分で約25グラム。
ということは、餡子がぎっちり!と思ったけど、これで皮1:餡1の割合なんですね。だったらこんなにぎっちり入っていない普通の今川焼やたい焼きは、皮2:餡1で正しい気がしてきた。

成分表に載っている皮2:餡1で100g、222Kcal。ロールパン2個分ってところ。私が買ったのは餡子が多いのでカロリーも高そうだな。餡子だけのカロリーも書いておいてくれればいいのに。

2014/12/23追記:食品成分表の定義は「『今川焼』は、鶏卵、砂糖を混ぜ、水に溶かした膨剤、小麦粉を加えてこね、水を加えて混ぜ合わせた生地を、加熱した焼型に流し込んで、あんを入れ、別の焼型で後から焼き始めた生地とあんを挟むように合わせて、焼いたものである。鯛(たい)焼、巴(ともえ)焼、小判焼等の名で呼ばれる同類の製品がある」。
ふむ。察するに、「別の焼き型で後から焼き始めた生地と餡を挟むように合わせて焼く」の所がポイントらしい。この定義だと、人形焼も紅葉まんじゅうも、食品成分表的には「今川焼」なんだな。

2017/07/11追記:2015年版では、「・・・~焼いたものである。」 までの説明は同じなのだが、その後ろの説明が違っている。「地域によって、大判焼、小判焼、回転焼、二重焼、太鼓まんじゅう、ともえ焼、きんつば等の様々な呼び名がある。鯛(たい)焼も同類の製品である」。
きんつば!今川焼のことをきんつばとは言わんだろう!と画像検索してみると、普通のきんつばに混ざってところどころに今川焼風のものがある・・・北陸とか福島あたり。

そうか北陸。元祖きんつばの名残をとどめているという「けんつば」は富山県だったもんね。wikiのけんつばの写真で見る限り、「けんつば」はきんつばの一種で、「別の焼き型で後から焼き始めた生地と餡を挟むように合わせて」の今川焼とは異なるのだけど、普通のきんつばよりも小麦粉多めで、今川焼と混同されるのはわかる気がする。でも今川焼をきんつばとは呼ばないでほしい。混乱するから・・・。

2013年8月4日

鳥カフェに行った

ちょっと前になるけど朝日新聞に「鳥カフェ」の記事が出ていて、近所だったのでそのうち行ってみようと思っていた。先日急に思い出して、そうだ鳥カフェ・・・と覗いてみました。

午後からの開店で、カフェにしちゃ遅いなと思ったんだけど、行ってみて理解した。フクロウさんがたくさんいて、何だかみんな眠そうにしているのだった。夜に行った方がいいのかも。
ガラス張りのケージと鳥かごがあって、大型の鳥(フクロウが多かったけど、オウムやインコ、あとタカみたいのもいた)が入っている。写真はケージに入っていない小ぶりな皆さん。子供なのかな?両手に乗る位のぬいぐるみサイズ。ケージに入っている子も入ってない子もみんな眠そう・・・オウムは元気に喋ってましたが。

じーっとしている鳥たちを眺めながらのんびりお茶。癒されるというかどうかはあるけど、なんだかわくわくする時間でした。
帰り際に、触ってみますか?と聞かれたけど、怖がりの私は遠慮して帰ってきた。お好きな人はどうぞ。頭をなでさせてもらえるようです。

生八つ橋、餡入り (食品番号15004)

食品成分表2013には、和生菓子・和半生菓子類として40種類、和干菓子を入れても全部で68個の和菓子が掲載されている。ここに載っている=日本で良く食べられている食品、と考えてよいのだと思う。が・・・こんなの知らない人の方が多い気がする、というのも含まれている。

「餡入り生八ッ橋」はその点、知名度からいえば問題ないでしょうね。食べたことない日本人はあまりいないだろうと思う。
しかし。これ京都土産以外で食べるものではないような・・・気がするんだけど。 普通の和菓子屋さんには売っていないしね?ま、いいんだけどさ。他にもこの類の和菓子がいくつかある。

写真は「本家」西尾のニッキあんなま。「おたべ」を買いたかったんだけど、どうも「おたべ」は京都以外では売っていないようだね。5個入りで250円だった。
100gあたりのカロリーは279kcalと甘納豆よりは低いけど、和菓子の中ではちょいと高め。とはいえ、100gって3-4個分の重量なので、そう高くはないのかも。成分表としては、皮4餡6の割合を前提としているそうな。測っていないけどそんなものかな。

時々、「餡入り生八ッ橋」ということは餡入りでない生八ッ橋もあるのか?という質問を見掛ける。
あるよ。京都名産品コーナーで良く見かける。経緯としては、八つ橋→生八ッ橋(餡なし)→餡入り生八ッ橋の順で開発されたらしい。でも餡なしはマイナーなんだよね。食品成分表にも、八つ橋と餡入りはあるのに、餡なしだけ載っていない。 なんかちょっとかわいそう。。。

2014/12/23付記:食品成分表の定義は、「『あん入り生八つ橋』は、米粉を蒸し、砂糖を加えて練った八つ橋生地で、つぶしあんを包んだものである。」。潰し餡限定なんだね。そういわれてみると、漉し餡のはないかな。抹茶餡とかチョコ餡とかは、食品成分表的には餡入り生八つ橋を名乗っちゃいけないのね。

2017/07/09付記:2015年版では「あん入り生八つ橋」→「生八つ橋、餡入り」に名称変更されました。餡なし生八つ橋が採用される日も近い?そうは思えないか・・・

2013年8月2日

美食家判定器

先日ヨーロッパ旅行から帰ってきたDさんが、夕食時、レストランのボリュームに参ったと嘆いておられた。

私はちょうど松丸文庫の中から、サヴァランの「美味礼賛」を読んでいたところで、健啖家であることがグルメの前提条件と書いてある。確かに、美味しい料理を前にして、もう食べられない・・・というのは食材にも料理人にも失礼だとは思うけどね、しかし、欧米人のボリュームを前提に語られてもなぁ・・・

掲題の「美食家判定器」というのは、美味しいこと請け合いで、これを食べて感動できないようなら、味音痴だから美味しいものを食べるに値しない、という献立表なのですが、レベルが3つある。

=== 第一レベル(中産程度) ===
- 仔牛のフィレ肉(脂身をピケする)をそのだし汁の中で煮込んだもの
- リヨンの栗を詰めた七面鳥
- よく脂ののった鳩、ベーコンを巻いて、ちょうどよく焼いたもの
- ウッフ・ア・ラ・ネージュ(デザート)
- シュークルートにソーセージを添え、ストラスブールの燻製ベーコンをのせたもの

欧米ボリュームで出てきたら一皿も完食できませんが、懐石料理風に五寸皿に数切れずつ載って出てくるのだったら、付け合せのお野菜やスープも含めて美味しく食べられる気がする。のですが、

=== 第二レベル(有産程度) ===
- 牛フィレ肉(真中が桃色の)に脂身をピケ捨てだし汁で煮たもの
- コルニション(もろきゅうり)を細かく刻みこんだソースを添えた鹿肉
- ゆでたままのひらめ
- 海辺の牧場で飼育された羊のもも肉、プロバンス風
- トリュフを詰めた七面鳥
- はしりのえんどう

こうなると食べる前に見るだけでお腹いっぱい・・・懐石料理風だとしても、牛と鹿と羊と鳥をなんで一度の食事で食べなくちゃいけないんだ感が漂う。

=== 第三レベル(金持ち程度) ===
- まんまるになるほどペリゴール産トリュフを詰め込んだ飼鳥肉
- フォアグラ(ストラスブール産)の大型パテ、バスチヨン型
- ライン大鯉料理、シャンボール風豪華飾り付け
- トリュフ詰めのうずら料理(骨髄の入ったブラウンソースをかけて、バジリコ入りのバターを塗ったトーストの上に乗せる)
- ブロシェ(淡水魚)に詰め物をし、油を塗って焼いたものに、ザリガニのクリームをかけたもの
- 雉肉の蒸し焼き、脂身をピケしてサントアリアンス風トーストの上にのせたもの
- 直径約1.5cmの新アスパラガス100本のオスマゾームソースあえ
- ピラミッド型に盛り付けたメレンゲ

もうメニュー読むだけで既にお腹いっぱい・・・
数切れを食べるのだとしても、フランス料理らしく手が込んで重たそうなこのコースのどの皿よりも、第一/第二レベルの方から選択したい、と思う私はグルメからしみじみと遠い。


海外旅行先で日本料理を食べたいと思うことはさっぱりないので、日本料理の普及にも興味のない私ですが、「美味しいものをちょっとだけ食べる」という文化はもっと普及してほしいなぁ。旅行先でローカル料理を懐石ボリュームで食べられたらどんなに嬉しいだろう。

今後、中国人旅行者がどんどん増えれば、そういうレストランが増える気もするが、中国人に限って、どこに行っても中華料理しか食べないような気も・・・

2013年7月31日

ただいま!

いつもの治療もついでに受けて、本日退院しました。
三週間弱の入院で、自宅に帰るのはさぞかし嬉しいでしょうといろんな人に言われ、とりあえず、はい!と答えておいたが、そんなでもなかったりして。
春の入院時は、具合も悪かったからか、やっと家に帰れた!と真底ホッとしたけど、今回は普通。出張から帰ってきた位のやれやれ感です。

とはいえ、おうちはやっぱりイイけどね。
今週いっぱいはお休みして、のんびり家事の予定。元気にしてますよー。

2013年7月23日

元気だよ@病院

手術は一週間程前に、無事終わりました。一時的にだけどやっと点滴が取れました。

手術は予定より大分時間掛かったのだが、結果良好と言うことで。翌日朝から元気に歩き出し、看護師さん達に呆れられました。手術後、血圧が下がってふらふらする人が多いそうですが、普段が低血圧な私は術中に血圧を上げる薬を打たれ、いつもよりハイテンションで元気なのだった。
とはいえ、あれこれあって、まともな食事が取れたのは本日から。一週間で体重マイナス2kg、ウエスト マイナス4cmでお腹ぺったんこです。ま、食べ始めるとすぐ戻ると思うが。

私は基本的にお粥がキライなのですが、食べないと普通食に戻れないらしく。薬クスリと唱えながら懸命に食べてます。普通食に復帰したら、いつもの点滴治療を受けて退院の予定。とにかく元気にしてるので、ご心配なく。

2013年7月7日

ウィッグな日々

ウィッグって夏は暑いだろうと思っていたけど、予想通り暑い!!
でも、ウィッグを脱げばとても涼しい。シャワーのついでに頭も洗って、パスタオルでついでに拭いておしまい!なのも予想以上に楽ちん&快適。スポーツ刈にする少年の気持ちがよくわかるなー。

先日、検査のために病院に行ったら、初めて会う看護婦さんがカルテを見て「全然そんな年齢に見えない!」 というので、ウィッグを被っているせいで若く見えるんだと思う、と説明したところ、「えーっ。ウィッグなんですか。そうは見えない」と言われた。で、帰り際に「さっきから誰かに似てると思っていたけど、わかりました!ブラック・ジャックのピノコちゃんに似てる」。

髪の量が不自然に多いから確かにピノコに似てるかも。好きなキャラクターなので、似ていると言われて悪い気はしないのだが、しかし若く見えるにも程があるような気が・・・

しばらくお休みするかもです

来週からしばらく入院の予定です。
春の入院に比べるといろんな面で慣れたので、病院からアップするかもだけど、お休みするかも。書くことがないような気がするし。

本日は荷物準備中。前回使わなかったものを減らして、暇つぶし道具を強化。寒い心配をしなくていいから荷物は減るはずなのだが、総量はあんまり減らなそう。なんでだ?

スリッパはダメと言われて前はエスパドリーユを持って行ったんだけど、今一つ履きにくかったので、体育館履きを買おうかな・・・と見に行って、あ、こんなの持ってる!と気が付いた。ギョーカイの人にしかわからなくて済みませんが、静電靴。しっかりしててとても便利。買うと結構高いしその辺じゃ売ってないので、今持ってない人におすすめはしませんが、持っててしまいこんでいる人は、室内スリッパとして活用をお勧めします。

扇風機

梅雨明けと共にすっかり夏!というわけで、AJ家でも扇風機が活躍しています。もうクーラーもスタンバイ。懸案のお布団もやっと洗濯できて、真夏の準備完了。

先日、母が自慢げに「ダイソーの扇風機を買った!」というので、100円の扇風機って手のひらに乗るようなやつ?と思い「すごく小さいヤツ?」と聞いてみたら、「小さくないよ。羽根がないけど、風が出るんだよ!」とのこと。

羽根がない扇風機ってもしかして?はたしてダイソンの扇風機でした。一字違いで大違い。

2013年6月30日

甘納豆 (食品番号15001-15003)

題名の冒頭の数字は、食品成分表の食品番号です。15001から15040までは「和生菓子、和半生菓子類」。

甘納豆は、豆の種類に応じて、15001 あずき、15002 いんげんまめ、15003 えんどうの3種類がエントリーされています。

右写真でいうと、あずきは小さい黒いの、えんどうは緑の丸いの。いんげんまめは白くて大きいのだ、と私は思ったのですが、食品名の英語名が「Kidney beans」となっているから、茶色いの(赤いんげん)のことだろう。

豆ごとに分けたのは、それだけ豆によって栄養成分が違うからなのでしょう。例えば脂質は、小豆0.6g/隠元1.1gで2倍近い差がある。とはいえ100gで0.5gの差ですからね。他の項目も含めて実質的には誤差の範囲の気がする。

甘納豆100gのカロリーは300kcal前後。メジャーなところで、花園饅頭のぬれ甘なっとが一箱100g、スーパーによくあるでん六豆の甘納豆(右写真は各豆1袋計4袋。全部写ってないけど)の内ちび袋が15g。1回のおやつとして食べる量が50g位なら、そんなに高カロリーのおやつってわけでもないと思う。ま、低カロリーとも言えないが。

甘納豆はその名の通り「甘い納豆」ですが、ここでいう「納豆」は水戸納豆の類ではなく、大徳寺納豆の類。保存がきき持ち歩ける豆でも、味噌みたいな酒のつまみ系の塩辛納豆と異なり、甘いお菓子の甘納豆。浜名湖畔名物浜名納豆(塩辛納豆)にあやかって、甘名納豆という名前で日本橋榮太郎が始めたんだって。浜名納豆も甘名納豆も、重ねた「な」が取れるものなんだな。言いにくいもんね。今でも榮太郎の日本橋本店では甘名納豆を売っているのだそうです。今度行ったら見てみようっと。

(2014/12/21補足):食品成分表の定義によると、「『甘納豆』は、原材料を煮熟後、濃度の低い砂糖液から高い砂糖液へと順次浸漬し、蜜(みつ)切り後、砂糖をまぶしたものである」。ふむ。
ここまでは良いとして、「砂糖をまぶさないものはぬれ甘納豆と呼ぶ」。あれ??ぬれ甘納豆(というか花園饅頭のぬれ甘なっと)は砂糖まぶしてあるよ?
wikiの記述は「従来の甘納豆よりも水分を多く、より低糖度に仕上げ、保存性よりも柔らかな食感とさっぱりした甘さを優先したぬれ甘納豆やつや甘納豆と呼ばれる製品も登場した」。はい。こちらの記載の方がより正しいように思う。昔の「ぬれ甘納豆」は砂糖が付いてなかったのかね?謎。
「いんげんまめ」が赤隠元豆なのか白隠元豆なのかについても、記載はありません。ま、栄養価的にはどっちでも同じと思うがね。

ゴシック体

先日光文社古典のトム・ソーヤの冒険を読んだ。
訳者後書きに、マーク・トウェインの文章はゴシックだ、と書いてあった。ゴシック=ゴシック体フォントだと思って読み進めると何だか話が合わない・・・ゴシックな文章を現代建築みたいにつるっとした文章で訳したら、マーク・トウェインは髭を剃られたように思うのではないか、とあって、ゴシックな文章=ゴシック建築みたいにクラシックな飾りが付いた格調の高い文章らしい、ということはわかった。

訳者の言いたいことは理解したのだが、しかし考えてみると、何で髭を剃ったみたいなつるっとした飾りのないフォントのことを「ゴシック体」って言うんだろ??

Wikiに聞いてみると、飾りのないフォントのことを「ゴシック」と表現するのは、日本と韓国だけらしい。 英語でゴシックっていうと、BlackLetterのことを言うんだって。確かにこれはゴシックぽい。

なんでこんなことになったかというと、飾りのないフォントに対して○○ゴシックという名前を付けたからなんだって。確かにCenturyGothicなんかつるっとしてるもんね。ゴシック建築なんて良く知らない日本の活字屋さんがこれを見て、飾りのない字のことをゴシックって呼ぶわけだ、と思ったのも無理はない。
ではなんでつるっとした文字に「ゴシック」と付けたのか。これらの文字が黒い部分が多い(文字が太くて目立つ)と言う意味においてBlackLetterだから、だったのだそうだ。ArialBlackのBlackのことだね。欧米の活字屋さんも、ゴシック建築なんて良く知らなかったので、黒い文字のことをゴシックって呼ぶわけだ、と思ってたんだろう。

韓国は日本語の影響を受けてしまったが、中国は日本の影響を受ける前に活字が入ったのか、飾りのないフォントを「黒体」と呼ぶのだそうで。意味としては正しいのだが、これはこれで英語でいうBlackLetterと混同しそうだよなぁ・・・

2013年6月23日

食事の見える化と食品成分表

意味不明ながらも病気になって少しは食べ物に気を付けるようにはなっていた。

それまでは、朝ご飯=ヨーグルト+ジャム、昼ごはん=総菜パンとちょっと甘いパン、夕飯=ご飯とみそ汁と野菜系のおかずか、コンビニで麺類の中食。週に数回は外食でパスタが殆ど。それに一日に1-2回のおやつ。もう20年くらいこの調子で、体重も体調もあんまり変わらなかったからこれでいいもんだと思っていた。

病気になって、というより本人の認識としては、急にお腹ポッコリになって、おやつを止めたり、流行りの糖質制限をちょっとやってみたり、「今週の野菜」を書きながら野菜を多めに取ったりしたのだったが、入院して病院の食事にあれ??と思った。野菜多くない・・・病院の食事は、「体にいい」というよりも「体に悪くない(治療の邪魔にならない)」ことを目指しているのだと思うが、それにしても副菜が少ない。こういうのが体に悪くない食事なのか?

最初のお薬適用直後は、食べたくないものがあった(匂いの強いものが苦手だったみたい。卵とかトマトとかバターとか。コーヒーも飲めなかった)ので、何を食べてどうだったのか食事メモを付けた。どうせ記録を付けるのなら、カロリー他も書いてみよう、と2回目のお薬適用前にぶあつい食品成分表を買ったのだった。

ま、私のやることだから、あまり厳密な記録にはなってなくて、外食(実家での食事も含む)はコンビニ弁当の同じようなメニューを参考にえいや!と出してるんだけど、それにしても書いてみてへぇ・・・と思ったことは多い。
1. 今までの食事は、本人が思っていたより案外高脂肪食だった。高カロリー高脂肪の甘い系統と、低カロリーの野菜でカロリー全体のつじつまはあっていたと思うが、タンパク質が圧倒的に足りない。。。大きめの菓子パン1つでカロリーも脂肪もお弁当1個分を軽く越してしまうのにびっくり。
2. サラダ油もオリーブオイルもバターも、油は全部容量が同じならカロリーも脂肪分も変わらないこと。(ただし含まれる脂肪の種類が違うので、体への作用が同じわけじゃないけど)
3. 食品成分表に載る食品は、どういう基準で選ばれているのかよく判らないけど、お店で見掛ける多くの食品はちゃんと網羅されている。これ何?と思うものも多いし、分類が細かすぎて困ることも多い。例えば豚肉は「大型種肉」「中型種肉」に分かれているけど、お店にはそんな分類ない。ロースとかバラ肉とかはわかるけど、「小間切れ」は成分表にはないのでどうしたらいいかわからない。食品の表示基準と食品成分表の記述を合致させてほしいな。ぶつぶつ。

さて、食品成分表には、加工品に対する記述は少ないのですが、「菓子類」という項目がある。どういう基準で選んだのかわからないけど、ここに載っているのはたぶん日本の代表的な菓子、なんだろう。「今週の和菓子」で取り上げてきた和菓子も結構載っていて面白いので、食品成分表からみたお菓子を少しずつ書いていきたいと思っています。
甘いのはあまり食べないようにしているので、細々になるかもだけど、でもやっぱり甘いものについて書きたい!のだった(笑)

2013年6月18日

「読み直す1冊」シリーズ(4)

冬から春にかけて入院騒ぎでバタバタしたせいで、読書が進まなかったのだが、ここにきてがんがん読んでいます。江戸時代から5冊。

(16) おくのほそ道(松尾芭蕉:角川ソフィア文庫ビギナーズクラシック):紀行文ということになっているが、句集或いは歌枕ガイドブックの趣が強い。前に読んだ西行の跡を追っているところもある。題名から道の奥=陸奥に行ったんだと思ってたけど、そんなに奥まで行ってないのね。シナリオありの旅行番組みたいで、この歌もほんとは江戸から用意していったんでないの、と邪推してしまう私なのだった。

(17) 蕪村句集(与謝蕪村/玉城司:角川ソフィア文庫):芭蕉と蕪村は並び立つライバルだと思ってたんだけど、蕪村の方が少し後の時代で、蕪村は芭蕉をとても尊敬していたのね。選んだ句にもよるだろうけど、芭蕉より「俳諧」な感じ。一茶は俳諧ぽいと知っていたけど、蕪村も相当俳諧調。これって関西人ノリだよなーと思える句が多く、一気に親しみが増してしまいました。あとね、凧を「いか」として詠んだ句があったぞ。ほんとにイカって呼んでたんだー、と感激。

(18) 東西遊記(橘南谿/宗政五十緒:東洋文庫):これ面白い!! 医者である著者が、各地の薬草や風土病を探るついでに行った場所や経験したことについて書いたもの。各地の名所がタイトルになってガイドブック風なのだが、おくのほそ道よりも、こっちの方が遥かに紀行文になっています。青森から鹿児島まで津々浦々「みちのおく」まで廻っていてスゴイ。当時の人も相当感心しながら読んだと思う。一番気に入ったのは、地元の人に「鬼に食われるからこの先は行っちゃダメだ」と止められても、その鬼って赤鬼か青鬼か、ふんどししてるのかとバカにしてたのが、そんなんじゃなくて大きい犬みたいなもの、と言われて、それってオオカミ!と急に怖がる話。ありそう。
また去年行った広島について私は、「広島市が脚光を浴びるのは、明治になってから」と書いてたけど、この本には「其繁華美麗なる事、大坂より西にては並ぶものなし」と書いてあるではないの。失礼しました。道の真っ直ぐさ加減についても、「平相国(=清盛)の手なるべし」とのこと。びっくりだー。クマがいないのに熊本県、と思ってたけど江戸時代には熊が名産だったこともわかる。いやー勉強になること!これ今は絶版なんだけど、最新補足リンク付きデジタルブックで読みたい!頼んだぞAmazon!

(19) 曽根崎心中 (近松門左衛門/祐田善雄:岩波文庫):浄瑠璃の台本の形になったものを読んだので、最初は読み方がわからず難儀した。心中もの選集になってたんだけど、心中成就するものも失敗するものもあり。これって当時のドキュメンタリーだったんだね。大阪の街に詳しい人の方が楽しめます。こうしてみると大阪の街名ってちゃんと残っててえらいなー。浄瑠璃も一度見てみたくなった。

(20) 雨月物語(上田秋成/高田衛:ちくま学芸文庫):これもなかなか面白かった。短編集なのに止まらなくなって、電車を降りてマックでコーヒー飲みながら最後まで一気に読んだ。古典で止まらなくなるのは久しぶり。素材もいいけどとにかくプロットと語り口が上手。どうなるのどうなるのこれ、と引き込まれてしまう。近代小説の原点は多分この辺にあるのだろうね。内容としては怪談の類。今昔物語と似ているものもある。中国起源のもあるのだそうだ。

WiMAX買った

買わなきゃ買わなきゃと思っていたWiMAXをやっと復活させました。PCのワクチンとwindows updateも終わってやっと久しぶりにおうちPCから本ブログを書いています。iPod Touchの入力画面にもだいぶ慣れてきたが、やっぱりキーボードは快適。

7月中旬から再度長期入院が決まって、WiMAXもau付きにパワーアップ。これならロビーまで降りなくても、携帯電話OKスポットで使える筈・・・たぶん。

ボーナスでモバイルルータを買う、つもりで買ったのだが、良く考えるとモバイルルータ本体は1円なのだった。毎月費用は掛かるんだけど、これじゃボーナスを使った気にはなれないなー。何を買おうかなぁ・・・

2013年6月15日

もう夏

梅雨入りしたかと思いきや、いきなり中休みで、戻ってきたら今度は夏日。何だか季節の移り変わりが急過ぎる今日この頃。

二年後しのカーディガン、春の入院でだいぶ進んだのに結局編み終らない内に夏になっちゃったな。あとボタンだけなんだが。

せめて布団が洗濯出来るように早く梅雨あけて欲しい。

中腸?

前回入院時に、次は『ちゅうちょう検査』だと言われた。てっきり『中腸』だと思った。昔は大腸と小腸しかなかったのに『中』も出来たんだなと思って、それはどの辺なのかと聞いたら、小腸を見ますと言われて混乱。中腸って言ったじゃん…

説明書をもらって疑問氷解。『注腸』なのでした。胃の検査でバリウム飲むけど、あれの下から入れる版。ちょっとツライかもだけど頑張ってと言われて緊張したが、結果的に何もつらくなかった。二日続けて下剤を飲むのが不愉快と言う位。私には胃のバリウムよりも楽だったよ。

2013年6月8日

取説の分散収納

入院するようになって、留守中誰にでも分かるようにと、テレビや洗濯機やらの取説を本体の近くに置いてみた。今までは、全部まとめて本棚のファイルに入れてたの。

結論から言うと、誰も見ない以前に留守中には誰も来てないんだけど(笑)、取説が近くにあると自分が便利だとわかった。使ってなかったいろんな機能を使うようになったし、メンテも気にするようになったし。

気を良くして100円ショップでクリアファイルを買い込み、取説を各部屋に分散配置中。居間にあるものは居間に。台所にあるものは台所に。すごく便利!オススメ。

2013年6月4日

もう夏⁈

今年は春も唐突に来たけど、梅雨入りも突然な感じ。今は梅雨の中休みだそうですが、気分はすっかり夏ですな。例年は連休に済ませる布団の洗濯が今年はいまいち寒かったから終わってない。お洋服もそろそろ夏服全開にしないとなあ。週末天気がいいと良いのだけど。

2013年5月25日

7spot快適

なかなか繋がらなくてイライラしてましたがフードコートで接続するのが間違いで、売り場のベンチなら問題なく繋がることがわかった。今日も快適です。
このままでも何とかはなるけど次回入院に備えて、WiMax&3Gを導入する方向で検討中。家でも使うつもりなのでLTEじゃ容量規制も心配なので。
夏のボーナスあとどうしようかなー。悩み中。

2013年5月18日

やっと毛布を洗濯

今年はいつまでも寒かったり、寒がりになったり、風邪ひくわけにいかなかったりで、ずっとしまえなかった毛布を今日やっと洗濯。これから毎週いろいろ洗濯しないと、どんどん夏になっちゃうよう。
まだ北の方は寒いようだけど東京はもう初夏です。

まだ早いかも

ビルの中の飲食店案内板前でジャンプしながら遊んでいる子供を見かけた。ジャンプして案内板をなでたり叩いたり。

遊んでいるんだろうと思ったんだけど、叩くのはトントンと二回、撫でるのは手の平使ってしゅっと動かして…もしかして、これiPadだと思ってる?そのうち何でも電子画面になるかもだけど、それはまだだよー。

2013年5月11日

おうちでラジオ

AJ家ではベッドサイドにラジオを置いていて、今まではそこでしか聞かなかったんだけど、入院用に使ったラジオをしまいそこねて食堂に置いたら、これが便利。ここにもラジオ欲しいと思うようになった。
マンションの我が家では、食堂はベッドサイドより窓からちょっと遠いせいかNHK AMしか入らない。FMも聞けるようにしたい、と連休に検討していました。

最初は、お店にたくさんある無線スピーカーと言うのを使えるのかと思ったら、あれはラジオはだめらしい。外部アンテナと言う手があるそうだが、ちゃんと入るのかな。線がゴチャゴチャするのもイマイチだし。結局、ラジオを窓際に置いてイアホンから無線で飛ばす、シニア向け手元テレビ用品が良さそうと言う結論になった。のだが。

試しに窓際にラジオ置いたらFM入らない。窓開けて外に出しても入らない…これじゃどの案でもダメじゃん。ラジオ聞くならネトラジってことかな。買う前に気がついてよかったけど(泣)。

こうしてモノがなくなる

毎食後に飲むお薬を追加されたけど、飲むのを忘れるのでアラームをかけています。これでちゃんと飲めるようになったのだが。
昨日、会社でコンビニ弁当を食べて、アラームが鳴ってお薬を飲んで、お薬が入った袋を食べ終わった弁当と一緒にコンビニ袋に…捨ててしまう所だった。危なかった。こうしてモノがなくなるのか。納得。

2013年5月4日

7SPOT

モバイルルーターを失くして、どうやってこれを書いているかと言うと、ヨーカドーの7SPOTを使わせて頂いているのだった。無料なので文句を言う筋合いはないけど、これが切れまくり。アップし終わるまでたっぷり30分は掛かっている。腹立つ。

これじゃ不便過ぎなので、契約解除料金が掛かるけど、次買っちゃおうかな、と思案中。
WiMAXは出先で案外使えないことがわかったので、次はLTEがいいかな。料金変わらないし、私の使い方では容量制限関係ないと思うし。

あー今日はもう1時間経過した。何回ログインし直せばいいのか。ぶつぶつ。

2013年4月28日

老人力増殖中

前にも老人力がついたと書いたけど、どんどん強化中。
さっきまでそこにあったものもなくなる。独り身の私は、またなくしちゃったよ…と思うだけだけど、同居人がいたら盗られた?と思ったかも。その位身に覚えなくなくす。
モバイルルーターもなくなっちゃった。

2013年4月20日

冬物大活躍

例年ならとっくに冬物をクリーニングに出して、今日の寒さに凍えている所ですが、今年は冬物あるから平気だもんね。セーターにカシミアカーディガン、ウールのコートでお買い物。
春物を出せない原因である脱毛の方は峠を越しました。なぜか頭頂部に固まりが残っていてキューピーさんみたいな感じ。五月にはサッパリして春物着られるかな。

2013年4月13日

老人力がついた

あれよあれよと言う間に体重が激減してウエストもMサイズ復帰。着られる服が増えてやれやれ。ま、ちょっと減り過ぎなんだけど、これから増やせばいいだろう。

体力の低下と関係あるのかないのか、物忘れがひどい。複数のことを並行して出来ないし、中断点に戻れない。ぶつぶつ。メモを書きまくることで何とかしのぐ。これが老人力と言うものか。この状況に適応しつつある自分が笑える。

2013年4月6日

妊婦服は卒業したけど

お薬が効いたようで、お腹はだんだん小さくなりウエストも出来て来た。入院前に着ていた服が着られるようになったのは良かったのだが。

髪が物凄い勢いで抜ける。この副作用については理解してたので、ショックはなく、ウィッグも楽ちんでいいやと思っていたのだが、すごい勢いで抜けるので淡い色の服が着られない....そして私の春服は見事なまでに全部パステルカラーなのだった。
抜け切るまでの辛抱なので、冬服と夏服を組み合わせて乗り切ろうとしてますが、またお洋服買わないとダメかなあ。ぶつぶつ。

2013年3月30日

フィリーステーキ食べた

去年、アメリカに遊びに行く話があった。結果的には北海道に行ったんだけど。

アメリカではフィラデルフィアに行きたかった。治安はイマイチらしいが、名物のフィリーステーキを食べてみたかったの。ステーキと言っても、ファストフードの類。ホットドッグのバリエみたいだった。
結局、今年も行けないな、と思っていたら、東京大丸で売ってるのを発見‼

早速食べてみました。牛丼みたいな薄切り肉がたっぷりに、チーズがとろん。えーと。アメリカな味がした。あー気が済んだ(笑)。

2013年3月24日

キーライムパイ食べてみたいよう

androidの次のバージョン名は「キーライムパイ」になるらしい。

と言ってもバージョン詳細はさっぱり知らなくて、単に名前を知っているだけ。
Cupcake、Donutと来て、Eclairになった時は、ずいぶん洗練されたんだなと思ったし、次がFroyo(フローズンヨーグルト)と聞いた時には、きっと焼き菓子が氷菓子に変わるほどの劇的な進化があったんだろうと思っていた。次のGingerbread=おうち系焼き菓子に戻ったところで、名前には頭文字以外に何の意味もないことをようやく理解したのだった。
HはHoneycombで、スイーツとは言わないと思うが、 甘ければ何でもいいのかと思った。IのIcecream Sandwichは私も好きなスイーツだが、バージョン名としては長すぎではないかと思った。JのJellybeansは妥当だよね。アメリカぽいし。

で、KはKey lime pie。・・・何それ。食べたことない。
Google先生に聞いてみるとレモンパイ(に見える)画像が出てきた。
ははん、フロリダ キーズのレモンパイならぬライムパイだな、と思ったんだけど、微妙に違って、フロリダ キーズの「キーライム」というライムを使ったパイなのだそうだ。フロリダは行ったけどマイアミしか見てないからかこれ食べなかったなぁ。ライム苦手だけどちょっと食べてみたいなぁ・・・

実は、Bubby’sにキーライムパイがあるとわかって、それもあってヤエチカ バビーズに出掛けたのだったが、 見た目がレモンパイではなくチーズケーキみたいだったし、典型的アメリカ味のケーキを食べたいとは思わないので、パスにした。

でも「キーライムパイ」気になるなぁ。きっとそう思う人が今後増えると思うので、どこか美味しいケーキ屋さんで作ってくれないかなぁ。Dean&Delucaに期待。日本のケーキ屋さんでももちろん歓迎。何卒よろしくお願いいたします。

Bubby’s ヤエチカに行った

Bubby’s と唐突に言っても、わかる人にしかわからないと思うが、アメリカ料理のお洒落系レストランです。本店はニューヨークだけど、日本の本店は横浜なのかな?八重洲地下街に支店があって、安くもないのにいつも混んでいるので相当美味しいのかなあと前から気になっていたのでした。

先日、割引チラシが新聞に入っていたので、思い立ってランチに行ってきた。相変わらず混んでいるお店で、店名入りのBubby’sバーガーを食べました。コーヒー付きで1300円(割引で1100円)。
んー。確かにアメリカな味がする(あまり褒めていない)。

私にとってアメリカのハンバーガーは割と好きなもののひとつです。他のメニュー(ステーキとか魚料理とか)に較べてハズレが小さいし、完食できる可能性があるのもポイント。選ぶ余地がなく入ったレストラン(空港とかホテル内とか)では、ハンバーガーを頼むことが多かったのでした。どこで食べても、ファストフードのハンバーガーよりは美味しい。もちろんレストラン価格なのでファストフードと較べるのは失礼なのだが。

Bubby’sバーガーを食べて、そういえばアメリカではこの位の値段でこの位の味のが出て来たよなー、と思いました。本場の味だ!と言われればそうだなと思う。が、この値段だったらもっと美味しいハンバーガーはあるよと思ってしまった。「本場のアメリカ味」であることがわかると、今まで美味しそうだなぁと思っていたウィンドウのアメリカンケーキも、たぶん「本場のアメリカ味」なんだろう、と思って興味半減。

思えば東京って美味しいものがリーズナブルな価格で食べられる街になったよなー。アベノミクスで壊れてしまわないといいなぁ・・・

ぼたもち

既に「おはぎ」としては書いたことがあるけど、同じものでも春はぼたもち(牡丹餅)。

今年は甘いものを食べすぎないようにしています。が、しかし餡子/黄粉/胡麻の3味が食べたい!というわけで一口サイズの牡丹餅を買ってきました。花園饅頭の。
実は中村屋には、手ごろな値段でもっと小さい半口サイズがあったんだけど、いくらなんでもあれでは食べた気がしないだろ・・・と思って。これは小さいけど食べた気になれました。

普通サイズを買って小さく切ればいいだろ? まぁそうともいうんだけどさ・・・

牡丹餅を食べると、そろそろ春だよなぁと思うものですが、今年は春が早いです。今年のひな祭りは入院していて桜餅が食べられなかったので、旧暦ひな祭りに花見がてら食べようと思っていたのに、4月には桜が終わっていそうだよなぁ。桜抜きの桜餅でもいいけど。

2013年3月17日

ただいま!

ブログ上は1か月のお休みとなりましたが、結局、2/28に入院して3/13に退院してきました。ご心配をおかけしましたが、案外元気にしております。


今まで書いてきた内容からも言えますが、中年太りとか更年期とか決めつけず、近所の医者で済ませず、今までと何か違うと思ったらいっそ人間ドッグに行ってしまうことを皆様には強くお勧めしておきます。

闘病記を書くつもりはないけど(別に珍しい病気でも珍しい治療法でもないので・・)、日常が病気生活にはなるので、ブログの内容もそっち方向に行ってしまうことが多くなるとは思う。

とりあえず今週は、「ぽっこり」どころではなくLLサイズに到達したお腹の話。LLサイズのボトムを買えばいいんだと思っていたけど、下腹ではなくお腹全体が出てくるとウェストというものがなくなってしまい、するとお洋服がお腹に引っ掛からないんだよ!
ゴムで締め付けると痛いし、サスペンダーじゃ肩が凝りそうだし。結局ジャンパースカートを2枚購入。どうみても妊婦さん。もっとも、臨月の妊婦さんはもっと大変そうなので、この位で文句を言ってはいけないとしみじみ思う。お母さんって偉大だなぁ・・・
明日は久々に会社に行ってみる予定だけど、髪型も大きく変わっているので、誰!?とみんな驚くんでないかな。今から反応が楽しみです(笑)。

2013年2月16日

ぽっこり!のその後(いきなり終了報告)

深刻な症状は出てないと思いながら人間ドックに行ったら、あっさり腫瘍だと思うので検査入院の準備をと言われた。えええ?
甘いものを我慢してキライな運動を毎日合計1時間(歩くだけだけど)も頑張るとお腹以外はこんなに痩せるものなのかーと思ってたけど、頑張りとは関係なく、病により痩せていただけらしい。ううう。頑張って損したー(損はしてないか)。

というわけで、当ブログはしばらくお休みになる、と思います。いつから休むのか/いつまで休むのかさっぱりわからないんだけど。

本格的な入院は初めてなので、勝手がわからず。最初は旅行気分であれもこれも持って行って・・・と用意してたけど、入院マニュアルをよーく読むと、そんな贅沢が許されるのは一握りの上位顧客のみであるらしく。10日間で帰るとか判っていればリッチなお部屋に申しこんでのんびりも楽しそうだけど、長期になったら払えないしなー。そもそも遊びじゃないんだから、二度とあんな生活はしたくない、と思えるような生活をするのが正しい利用方法なんだろうなぁ。そう思うと気が重いなぁ。ま、もっと軽い時点で気が付いて治療を開始していれば入院しなくて済んだのだろうから、自分が悪いんだけどさ。でも早い時点で気が付いてあの旅行やこの食事も出来なくなっていた可能性を考えるとそれはそれでいっかー。
甘いもの平日禁止なんて無理と思ったけどやってみたら意外に慣れるもので、最初は正視すらできなかったケーキ屋のポスターやウィンドウを覗き込んでも、今日は食べられない日なんだよなーと通り過ぎることができるようになった。とか言いながら、休日にはちゃっかりパレ・ド・オールのチョコを食べたけど。看板商品のPalet D’orと、キャラメルとシナモン。シナモンちょっと面白い味がした。日本ブランドだそうだけど、これは美味しいですぜ。お勧め。
#だからポッコリお腹になるんだってば・・・

2013年2月11日

ぽっこり!のその後(第一中間報告)

正月休み明けからポッコリお腹対策に乗り出しましたが・・・1cmも減っていません。どゆことかね。

最初は今まで通り普通にダイエット(食事制限)しようとしたのだが、野菜をお腹いっぱい食べてもポッコリは増すばかり。食べる物量を減らせば確かにポッコリも減るのだが今度は恐ろしく体力がなくなり、駅の階段でハァハァ・・・
良く考えたら体重は変わってないんだから、別に食べるものを減らす必要はないんだよね。体質を変えればいいんだ、と漢方薬に挑戦してみる(大柴胡湯)。副作用という程ではないけど、なんだか喉が渇く・・・長期連用できないと書いてあったのとポッコリお腹に改善が余地が見られないこともあって1週間でリタイア。
運動するしかないかなぁ、と思い始めたころに足元をみると、えっ!と言うくらい足先の形が変わっている。くるぶしなくなっちゃった。こんな所も太るのかー、体重変わってないのにー。これはポッコリ解消までの道のりは長いぞ、と諦めてボトムを2枚追加。いきなりの2サイズアップ。。。

運動嫌いの私にできるのはウォーキングだな、と万歩計、ウォーキングシューズ、通勤リュックを買い揃えて少しずつ歩き始めたのが1月末。しかし足が痛くて歩けない・・・ここに及んで、足が「肥った」のではなく、むくんでいることに気が付く。くるぶしとか押した跡が残る。病院でお薬(高圧利尿剤)をもらったら歩ける程度にはなった。むくむことには違いないけど。体内水分量も判る体組成計付の体重計も投入。お菓子は1日1回ではなく平日禁止にして後は今まで通りの食事で運動時間を増やしていきました。並行して人間ドックに申込み。

で、今ではほぼ毎日一万歩以上歩けるようになったのだが。運動しながらだとこんな風に痩せるのかーとびっくりしたのは、まず胸から肉が落ちて(ま、これはいつでもそういうものだが)、背中、腕、と上半身がどんどん細身になって行き、次に太ももも細くなった。しかーし、胴回りは1cmも減らない・・・。別に痩せたいわけじゃないんだけどな。いつもだとここまで体重を減らすと体力がなくなる危険域なのだが、今回は運動しながらなんだから体力は付いている筈。でもでも、体組成計の筋肉量は減るばかりで体脂肪率が増える一方。何で?運動しているのに。階段も結構歩けるようになったのに。この表示間違ってない?

と思っていた矢先の昨日、今日も元気にウォーキング!に出掛ける所で目いっぱい転んだ。顔から転んで血だらけ・・・また歯を折っちゃったし。やっぱり体力なくなってるんだー(泣)。昨晩は自棄シュークリーム(笑)。考えてみると、「今まで通り食べている」と思っていたけど、お菓子をやめた分が大きく減っているわけで。お菓子を元通り食べる・・・のは、さすがに健康によろしくない気がするので、お菓子じゃないものを少し多めに食べることにしよ、と思ったのだった。

さて連休最後の本日、昨日は落ち込んでたこともあって(理由になってない)お薬を飲むのを忘れたんだけど、なんだか足がむくんでないような?元々血圧の低い私、降圧剤はリスクがあると説明されたのだが、昨日転んだのもそのせいだったかな?(いや、単に足がもつれたんだと思う)。
とにかく薬はそのままお休みして様子見。夜9時現在ではむくみは治った気がする。よしよし。

しかし一難去ってまた一難。なんだかお茶が減らないなーと思っていたら微熱があるじゃないの。今度は風邪?喉も痛くないけど?と思いながら試しに「更年期、微熱」と検索してみる。なんと微熱も更年期障害の症状にあるんですねー。 更年期障害の症状って何でもあるのなー。ま、本当にそのせいかどうかは今週末の人間ドックの結果を待ちたい所ですが。

いろいろと問題が多く医療費が嵩んでいるが、今の所、深刻な症状は出ていない。別に病気じゃないということがはっきりすれば、あとは中年体型になったことを受け入れるしかないのかもなー。見た目は別にいいんだけど、ボトム総取替はつらい。せめてワンサイズアップに収まればだいぶ救えるんだけどなー。今までの平均より2kgやせても2サイズアップのままって何なの?ぶつぶつ・・・

旧暦お正月

昨日は旧暦のお正月でした。ここ10年ほどだけど、一緒に仕事をした外国人仲間のおかげで、お正月には餃子、前後に豆花を食べるという風習がAJ家に追加されました。
今年の餃子は焼き餃子。私は断然水餃子が好きなんだけど、両親(というか作る人である母親)が焼き餃子派なので、やむなく一緒に焼き餃子なのだった。いやー新年あけましておめでとうございました。
今週はバレンタインデーがあって、そうこうするうちに2月が逃げていってお雛祭りなんだよなー。AJ家には既にちび雛人形が出てはいます。今年は長命寺の桜餅買おうかなぁ・・・

春菊

名前の通り、キク科の春菊。鍋物でおなじみですが、私は炒めて食べるのが結構好き~。葉先だったら生でサラダも大丈夫だよ(茹でるよりは苦みが気にならないと思うけど、春菊嫌いな人は無理かも)。
キク科のポイントは多くの場合、茎の中に穴が開いていて、白い汁が出てくること。食用のキクっていうと、春菊と菊の花をイメージする人が多いだろうが、実はキク科には野菜仲間が多いのだった。おいおい紹介していくのでびっくりしてください(笑)。

春菊は関西では「菊菜」とも言いますね。鍋物メンバーで冬の野菜なのに「春」菊なのは、単に春に花が咲くから。花のことは誰も気にしてないので冬菊でもいいのではないかと思うのは私だけでしょうか。

春菊嫌いう人は結構いるのだが、このほろ苦さが美味しいと思えないなんてお子様だよねー。昨日から旧暦でも新年、冬野菜は減っていくのでまだ食べてない人はさっさと買いに行きましょー。

2013年2月3日

BigAmerica始まったけど・・・

今年のBigAmericaは、テキサスとアイダホで新しいのはないらしい。確かに2012年はどれも感心できず、3年間でネタが尽きたんだなと思っていたけど。食べ損ねたNY以外で、もう一度食べてもいいかなと思えるのはテキサスとアイダホではあるんだけど、前のと同じじゃねー。今回はパスだな。ま、外出先とかでちょうど時間が合えば食べるかもだけど。

マクドナルド様、アメリカがネタ尽きたのは理解したので、World編の方をよろしく、ルグラントマトは美味しかったよ。サイドメニューだけでも考えれば、まだネタはあるんじゃないかね・・・

ねぎ(下仁田ネギ)

関東育ちの私が「ネギ」と言われて頭に浮かぶのは、迷わず長ネギ(白ネギ或いは根深ネギ)。関西人が「すき焼きに入れるネギ」と認識している方のやつ。とはいえ自分自身が薬味用に買うのはほぼ葉ネギ(青ネギ)。白ネギを買うのは薬味ではなく野菜料理にするときで、冬だけ。お気に入りはやっぱり下仁田ネギよねー。

ネギは英語でleakといいますが、海外でleakを見た時にこれって下仁田ネギじゃん、と思った。欧米ではネギを薬味として使わないから、下仁田方向に進化が進んだのだろうね。とても肉厚で、熱を加えるとトロトロに甘くなってとっても美味しい。

普通のネギみたいに一年中あればいいのに・・・と思っていたのだが、wikiによると、下仁田ネギは下仁田でしか美味しく作れないのだそうだ。 ううむ残念だなぁ。もっと寒いところでもう少し長く作れればいいのに。

話が逸れた。えーとネギは英語でleakと言いますが、Welsh onionとかの言い方もある。つまり、ネギが主流で、玉ネギが派生である日本人(アジア人)に対して、欧米ではオニオンが主流ってことよね。
見た目はずいぶん違うネギと玉ネギだけど、花はそっくりで、いわゆるネギ坊主というやつ。細い茎から白い小さな花がたくさん真ん丸に咲く。ユリ科、と習った気がするのだがwikiの雰囲気だと「ネギ科」に分類するのが今の主流らしい。花は似てなくてもユリネは玉ねぎに似てないこともないからなーと思っていたのに。

下仁田ネギはそろそろ終わりで今が底値です。まだ食べてないという方はお急ぎを。私は、1本はシンプルに焼いて、2本目は炒めてお豆腐と、3本目はやっぱりすき焼き!に して食べました。すき焼きだと緑の葉っぱ部分も食べられるしね。スープやグラタンにしても美味しいよ。

2013年1月27日

椿餅みつけた

以前に椿餅について、「椿餅、一生懸命探しましたが東京ではごく一部のお店でしか扱ってないのです。」と書いたけど、先日、神楽坂の五十鈴で売っているのを見つけた!名前は「椿道明寺」。椿餅という由緒正しい名前があるのに、それでは何だかわからない、と言う人が多いんだろうね。

やっと買えた椿餅。私の写真では何だかお寿司みたいに見えるけど、和菓子ですので念のため(笑)。中はさっぱりめの漉し餡でした。お上品というかシンプルで古式ゆかしい感じ。椿のツヤツヤした緑がとてもキレイです。
ま、一言でいうと見た目通りの味なんだけどさー。1回食べて気が済みました。五十鈴さん、扱ってくれててありがとう!

2013年1月20日

こたつ布団やっと買った

月曜に買いに行く予定だったんだけど雪だったので、昨日買いに行ってきました。ついでに最終バーゲン会場も廻って、狙っていたコートを半額でゲット!従って嵩張る袋を両手に提げての帰宅となりました。で、さっそく炬燵をセットして・・・んー温かい。今も炬燵に入って書いています。とても離れられないよう。

全く話は変わるけど、今年はビッグアメリカやらないのかしら。確かに去年もネタ切れの雰囲気があったからなぁ。結構お高いので食べる人しか食べないのかもだし。ポッコリお腹に困っているAJとしてはお休みしてもらってちっとも構わないんだけど・・・ちょっと寂しい(笑)。

小松菜

自分が調理しやすいものを選ぶとつい菜っ葉だらけになってしまうなー。今週のお野菜は小松菜。一年中あるけど、やっぱりこれも冬のイメージが強いね。こうして写真に撮ってみると、青梗菜に良く似てるなーと思う。
お浸しになってしまうと、見た目、ほうれん草と混同してしまうが、小松菜は、白菜同様のアブラナ科で黄色い十字の花が咲きます。ほうれん草よりアクが少ないから料理もしやすいんだよね。

さて、小松菜の名前の由来が江戸川区小松川にあるというのは良く知られたことだけど(AJの近所だから知ってるだけ?)、その小松川というのはどこにあるのか?
いや地名としての小松川は今でもあって簡単に見つかるんだけどさ、普通、「小松川」なる川(或いは水路)があって、その近所を小松川と名付けると思うのよね。明治~昭和のどこかで埋め立てられたのだろうと軽い気持ちでGoogleしてみたのだが・・・出てこない。
この辺って、中川と荒川を整備した時にだいぶ地形を作ったらしいのだが、その時になくなったんだろうか。それとも元々地名としての「小松川」だけがあって川はなかったのかな。他県の小松川流域に住んでいた人が何かの理由でまとめて住んでいた、とかいうオチかもしれないね。

東京風の雑煮に欠かせないとWikiには書いてあるが、確かにAJ実家でも雑煮に小松菜が入っていた時期があったなー。小松菜を別にゆでる必要があるのが面倒なので、今は入れなくなりました。昔は冬に緑の野菜が少なかったから、常緑のイメージだけじゃなく必要だったんだろうね。
お浸しも炒め物も美味しいけど、AJは油揚げと煮浸しにするのが好きー。

2013年1月14日

雪だ!

本日1/14は天気予報が午後から雪だと言うので、銀座にお買い物に行く予定を変更して、近所のヨーカドーにお買い物に行くことにした。念のためのフル装備で小雨の中を出掛けたのが10時過ぎ。いつものように近所のカフェに寄って冷えた体を暖めながら読書に熱中。コーヒーを飲み終わって、さて、と本から目を上げると、なんと雪が降っているではないの!びっくり。わくわくとヨーカドーでお買い物をして、外に出ると5cm位は積もっていました。雨雪ブーツに毛糸のお帽子で外出した甲斐があるというものだ。サクサクとブーツの跡を付けながらご機嫌で帰宅。

ボタン雪を眺めながらお昼を食べようとしていると、台所のガスの表示板に赤いマークが付いている。あれ??お湯使ってないのに?床暖房入れたっけ?確認したけど入ってない。何これ壊れた?と思っている内にマークが消えた。こんな寒い日に壊れるとイヤだな、と思いながらマニュアルを確認したら、凍結防止用の機能が作動しているらしい。なるほどー。 そういえば寒い日にお湯を出すと何故か最初に気持ち温かい水が出ることがあって、どこの家のお湯が来てるんだろう??と思ってたけど、この機能のせいだったのか。理解。

私にとっては楽しい雪の休日でしたが、成人式だったり連休を利用して遊びに行っていた方は大変でしたね。 まだまだ寒い日が続く今日この頃、お体と給湯器にお気をつけてお過ごしくださいませ。

白菜

年中あるけどやっぱり冬に食べたい白菜。私は白菜好きなんだけど、1個買うと大変なので切ってあるのを買う。切ってあると、しなびるのが早いので、結局1-2回分(1/4切か1/8切)を買って使い切ることになり、好きな割には冷蔵庫に常備できないのだった。
でも、最近ミニ白菜とかベビー白菜とかの名前で小さい白菜あるんだよね。あれはどうだろう?と買ってきてみました。

お店で見た時は、ちっちゃ!と思ったんだけど、買ってみるとそんなに小さくなかった。食べてみると更にあまり小さくない。1/4切と同じか少し大きい位かな・・・。ほんのり甘いのでサラダにどうぞとか書いてあるけど、AJには普通の白菜と味の違いがさっぱり判りません(笑)。 サラダで食べられないとは言わないが、普通に白菜の味がします。
しかし丸のまま買えると、外っ葉から少しずつ食べることもできて、これは便利だ。当面はキャベツの代わりにミニ白菜が常備菜となりそうです。

白菜はほうれん草と違って野菜仲間の多いアブラナ科。青梗菜もキャベツも、ブロッコリーも大根も蕪も仲間。野菜としてみるとなんだか個性があるけど、みんな黄色か白の小さい十字型の花で、咲くと仲間なのが一目瞭然なんだよ。野菜とは言いにくいが、春の七草の「ナズナ」ことペンペン草もアブラナ科仲間です。
英語名はChinese Cabbageで、食べ物にしちゃ正しい命名。白菜は中国原産って言われてて、wikiによると、中国では「大白菜」と「小白菜」に分かれる、と書いてある。日本の白菜は「大白菜」の方なのだそうだ。ミニ白菜は小白菜かな、と思ったところで、あっそうだったのか!と気が付いた。台北の故宮博物館で見た白菜の置物、あれってああいう大きさの白菜だったのね!道理でバッタが大きいはずだよ。博物館のサイトで確認すると、高さ18.7cmとなっているのでミニ白菜より更に小さい。同じ漢字を使う国ってこういうところが時々厄介だ。

私にとっては、ミニでなければ丸ごと買えない白菜ですが、お店では2個セットのがあるよね。私が子供の頃には、白菜は2個セット売りがデフォルトだったように思う。そんなにたくさんどうやって食べていたのかとAJ母に聞いてみたら、どこの家でも白菜用の大容量漬物樽があったのだそうで。2個セットではなく4個セットもあったと言われた(重たそう・・・どうやって持って帰ったんだろう)。私は記憶にないので結構早い時期にAJ家では2個セットを買わなくなったのだと思うが、皆様のお宅ではどうでしょう?今でも2個セットを買う人は漬物(キムチ?)にしてるんですかね。

白菜はいろんな食べ方が出来るけど、AJは寄せ鍋でクタクタになった白菜が一番好き。でもさっと炒めた後でミルク煮にするのも美味しいんだよなー。シンプルな鱈ちりも美味しいし・・・んー。どうやって食べようかなぁ♪

2013年1月6日

ほうれんそう

「今週のお野菜」のトップを飾るのはほうれんそう。今が一番おいしい時期ですね。
AJ実家ではほぼお浸しにして食べていました。嫌いではなかったけどあまり美味しいとは思っていなかった。家庭科の授業でバター炒めを習って、こんなに美味しい野菜だったのか!と思った。以来、自分で作るのは断然バター炒めです。最近は「なんちゃってバター炒め」で、茹でたものにバターをからめてるんだけど(だってその方が洗い物が減るもの・・・)
さて、何でほうれんそうを一番にしたかというと、前から疑問に思っていたことがあったからなのでして。ほうれんそうと言えばポパイですが、ポパイが食べるのは「ほうれんそうの缶詰」ですよね。あれ見たことないんだけど。少なくとも日本では売っていないと思う。ほうれんそうじゃなくても青菜の水煮缶詰って見掛けないよね。あれってほんとにあるのか?・・・あるらしい。アメリカでは普通に売っているらしい。しかし買ってみようと思えないなー。ポパイでの描かれ方からして不味そうだったし(青汁みたいだった)、ポパイも美味しそうに食べてはいなかった。オリーブが困った時にだけ、仕方なく食べていたもんね。ポパイは船員だからビタミンが足りないのでほうれんそうを食べるのかと思ってたけど、鉄分が目当てなのだそうだ。確かに水煮缶詰ではビタミンは失われているもんね。鉄分かー。ポパイって貧血症だったのね。

ほうれんそうは、漢字で書くと「菠薐草」。中国から字と共にやってきた野菜です。中国の名前は「菠菜」。日本に来た後で本国では真ん中の「薐」が抜けたんですね。さて中国にはどこから来たのかと言うと、ペルシャからだそうで、「ペルシャ菜っ葉」というのがほうれんそうの語源なのだった。なるほど。「ペルシャ」と「ホーレンソー」は音が似ている気がする。(そうかー?)

植物学的にはアカザ科。孤高の菜っ葉かと思いきや、なんと甜菜がアカザ科なんですねー。知らなかったー。 もともとは菜っ葉として食べるもので、栽培するうちに甘くて太い根っこのが出来たらしい。確かにほうれんそうって甘みあるもんね。この時期出てくる縮みほうれんそうなんか特に甘い。甜菜の元祖もあんな甘さだったのかな・・・

と、しばらくお野菜をテーマに「不思議」を書いていこうと思っていますが、レシピや健康法は期待しないでくれたまえ。 よろしく。

2013年スタート

皆様あけましておめでとうございました。

東京のお正月は、おおむね晴れでポカポカの日もあったり、のんびりゆったり良いお正月でした。私は年明け早々また風邪をひきましたが、今度は38度の熱が出たので、プリンの代わりに伊達巻を食べ、一晩で快方に向かいました。

今年の目標は、まずはポッコリお腹をなんとかする!こと。見た目にこだわる年齢ではないが手持ちのお洋服が着られなくなるのはあまりに痛い。お正月休みも終わることだし、食生活を改善しなくては。まずはお菓子を1日1回にしようと思っている。え?今まで1日何回食べていたのかって?んー、お菓子が食事な日が多いからなぁ。毎食+αですかね・・・。お菓子ではなく野菜を食べないといけないよね。

というわけで、今年から「今週の野菜」コーナーを新設することにしました。週末にお野菜を買ってきて自分で料理すれば、ケーキやお菓子で夕食というような不健康な事態を避けられるだろうとの考えですが・・・いつまで続くことやら(笑)。
 

伊達巻

いくら何でも、伊達巻は和菓子じゃないだろう!と抗議の声が聞こえてきそうだけど、wikiによると長崎では「カステラ蒲鉾」とも呼ばれるのだそうだ。カステラの仲間だったら和菓子の仲間だろう!(我ながら強引)

AJ実家のおせちは母がほとんど一人で用意しますが、伊達巻と花びら餅を買うのは私の役目。というか、私の好物なので自分で買ってきて責任もって松の内に食べ終えるのだった。
今年の伊達巻はちょっと奮発して扇屋さんのです。年末に「ゆんでめて」(しゃばけシリーズ)を読んだら、扇屋の卵焼きの話が出てきて、年末に卵焼きは買うの面倒だけど(並ぶんだもん)、せめて伊達巻買おうっと、と心に決めたのだ。

伊達巻は何で伊達巻というのか。着物の伊達巻に似てるからだろ、と思っていましたが、伊達正宗の好物だったとか、卵焼きの豪華版だから、「伊達な卵焼き」だとかいう説の方が上に載っている。えー、伊達正宗って甘党だったのか?こんなお菓子な食べ物似合わない気がするけどなー。そもそも時代考証的に苦しい気がする。伊達巻はおせち料理が一般化した時代に現れたんじゃないかね。おせち料理以外では見掛けないもの。
「着物の伊達巻」がわからない人もいるかな。平織の幅の短い帯で、帯の下に抑えのために巻くやつ。AJ母のは金地に茶色の献上柄ので、だから伊達巻=着物の伊達巻と思いこめたのかもしれない。

ともあれ美味しい伊達巻と共にまた一年が始まった。良い年になりますように。