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2016年3月15日

カスタードプリン(食品番号:15086)/カスタープディング

今回から「デザート菓子類」に入ります。
ホットケーキやドーナツ、ペストリーは、デザートとは呼べない気がするが、ショートケーキやパイ類はデザートだと思うけどなー。でも、アップルパイとアップルデニッシュの境界は説明できない。デニッシュはフォークで食べないけど、ホットケーキやパンケーキはフォークで食べるしな・・・食品成分表には「○○類」の説明はありません。

さてカスタードプディング。日本語的には「プリン」の方が一般的な気がするけど、プディングと書いた方が外国の方には通じやすいね。日本語wikiも「プディング」を見出し語として採用しています。
(2017/05/05付記:2015年版で「カスタードプリン」に項目名変更になりました。一般的なのはプリンだもんね。外国の方は英語を見ればわかるし、これでいいと思う)

プリンと言われて思い浮かべるのは、カラメルを上にしてお皿に盛り付けた状態だと思うんだけど、考えてみると、こういう状態でプリンを食べたのはいつのことだったか。今はひっくり返さずに容器からスプーンですくって食べるのが普通だよね。
そしてさらに、こういう状態でプリンを食べたのがどこでだったのか考えてみると、おうちで作ったプリンだったような気がする。お店では、プリン・アラモードな状態でしか見たことないような気が・・・気のせい?

食品成分表の定義は、「鶏卵に砂糖を加え、加熱した牛乳を混ぜた液を型に入れ、蒸し焼きにしたものである」。上下については書いていない。

「家庭でできる和洋菓子」のカスタープディング(「ド」が抜けてるのが本場の発音ぽい)もこの定義に当てはまるものだが、「(茶碗蒸しと違って)型からお皿の上に出した時に崩れない程度のやわらかさでなくてはならない」と明記してある。ひっくり返して食べることが前提なのね。
もっとびっくりしたのが最後の一行で「夏はごく冷たくし、冬は熱いうちにすすめるのがよいでしょう」

えーーっ!プリンって冷たくないのもあったのかー!
今では焼きプリンとかもあるけど、あれはクレームブリュレから来た新しい傾向のプリンなんだと思っていた。ま、蒸し料理なんだから確かに温かいうちに食べてもいいわけだよね・・

AJ実家でも蒸しプリンを作っていたことがある。プリン型を蒸し器に並べて作った。「和洋菓子」には、「御飯蒸しで蒸すか、底の平らな鍋に型を並べ・・・」と書いてある。御飯蒸しって何?と思ったのだが、AJ母によると実家にあった蒸し器(2段型の蒸し器)が「御飯蒸し」であるらしい。

蒸し器はもうないけどプリン型はまだあったので折角だから記念写真。
アルマイト製。コンビニプリンよりも一回り小さいサイズ。ピンクとブルーがあってカワイイ。
ごく小さい頃にこれで何度か蒸しプリンを作ってもらったけど、箱プリン(プリンミックス)が出てからは、箱プリンをこれで作った。箱プリンはお湯に溶かして固めるだけでカンタンだから自分でも作ったな。

ちなみに、custard puddingは英語ではなく米語だそうです。wikiで英語表記にしたらcream caramelに飛んでびっくり。クリームキャラメルってフランス語の英語読みかと思っていた。pudding自体は英語で、蒸し料理の総称なのだそうだ。日本ではプリン=お菓子になっちゃってるんだがなぁ。

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