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2010年8月29日

残暑ざんしょ

朝晩はだいぶマシになってきたとはいえ、まだまだ暑いですなー。でも今週は9月になってしまうので、今日は残暑服を出しました。残暑服も出さないと着ないで終わってしまうのだよなー。去年はどうしたんだろう?とブログをみてみると、9/6付けでいきなり秋服で残暑服を1枚だけ出したと書いてあった。ふうむ。今年は残暑服が活躍しそうだなぁ・・・
毎晩クーラーが活躍しているので、さぞかし電気代は跳ね上がったことだろう、と思ったけど8月前半分はそうでもなかった。前月の1割増位。ガス代が減っているのはコンロを使う回数が激減したからだろうな。これだけみると一見、地球にも財布にも優しい結果になっているが、その分外食が増えているだけなんだよなー。
全日本的にも、今年はこの暑さですっかりマイナス6%から遠ざかっているのではないかね。でも、あまりに暑い日が続いたので、30度くらいだとやれやれ今日は涼しいぞ、扇風機でなんとかなるか、と思ったりするので、意外に例年と変わらなかったりするのかな?そんな筈ないか・・・あああ、暑い!!

LOOK ショコラ 18(不二家)

AJ的2009年総括でベストチョコレートに輝いたのはLOOK CACAOxDesignでしたが、あれの延長線ぽい。「18」は18粒だから。普通のLOOKは4味×各3つの12粒ですが、これは3味×各6つの18粒。CACAO Designの時は、この小ささのが2味×各6つの12粒と、倍の大きさのが3つの計15粒だったのよね。
今回の3味は、ガナッシュクリーム(前と同じ)、トリュフクリーム、チョコレートムース。・・・違いが良く判りません(笑)。水をチェイサーに一つ一つ考えながら食べると判るんだけど、パクパク食べるとみんな同じに感じる。もっとバリエを際立たせて欲しいし、LOOKなんだからジャム(ソース)が入ってるのが1種類は欲しいなぁ・・・ぶつぶつ。

2010年8月23日

光文社古典新訳シリーズ(6)

紅楼夢のせいで暫くお休みになった新訳シリーズ。今回は重たいのが多かった・・・

(51) 社会契約論(ルソー):初めて。民約論と学校では習ったような。社会と契約という発想は新鮮。特に神様と契約していた中世においてはさぞかし過激な理論だったのだろう。難解だろうと思ってたのだけど、全然読みやすかった。ルソーってエミールの人だもんね。いわゆる哲学者てより作家でもあるんだった。

(52) 人間不平等起源論(ルソー):こちらも初めて。なるほどーと思えた社会契約論とは異なり、それはないでしょ、それは違うよと思うことが多い。でも動物と人間に対する考察としては、ダーウィンより100年前なんだし、共産主義を経験してみないと、所有がなければ不平等もなくなる、と思ったのも無理ないか・・・

(53) 種の起源(ダーウィン):初めて。ダーウィンって学者じゃなくて素人なんだなと思った。いや悪い意味じゃなくて。学術書というより実業家風の説得調な読み物。でも遺伝子も大陸移動もわかってない時代にここまで考えられちゃうのはすごい。道楽者だから学者様とは違う視点で考えられるのかも。

(54) 椿姫(デュマ・フィス):読んだつもりでいたけど初めてだったかも。映画?TVドラマ?は見たことがある。だいぶ印象が違う。オペラの脚本は更に違うのだそうだ。高級娼婦と若者の恋の顛末。半分は作者の実体験だそうでマルグリット嬢にはリアリティがある。アルマン君にはない。こうだったら良かったのにというドラマであることがわかる(笑)。

(55) 人はなぜ戦争をするのか(フロイト):初めて。第一次/第二次大戦の時代をオーストリア/ドイツでユダヤ系知識人でいることって大変だったんだろうな・・・。人間は戦争をしたいように出来ているのかも、という絶望的悲観論も納得できるものがある。それでも人の交流に希望があるなら、実はインターネットが全面戦争を回避させられるものなのかもしれない。そう思いたい。こんな題名だけどフロイトらしい内容も網羅されていて、読みやすいです。年代順に並べて欲しかったけど。

(56) ニーチェからスターリンへ(トロツキー):初めて。人物評伝集で、ニーチェ編で始まってスターリン編で終わっているからで、こういうタイトルで書かれているものではありません。途中の半分以上は知らない人の評伝でしたが、トロツキーが頭のいい「インテリゲンチャ」で、レーニンが好きでスターリンは嫌いだったことが良く判った。レーニンは何でスターリンが好きだったんだろ?

(57) 白い牙(ロンドン):野生の狼がだんだん慣らされて犬になる話。なんだか野生の呼び声の反対バージョンみたいだ、と思ったら同じ作者だった(笑)。犬好き必読。

(58) 訴訟(カフカ):読みやすくはないけど面白い。「変身」とは一味違う日常の中の不条理。安部公房みたい(ていうか安部公房がカフカに似てるのか)。編集の都合上?話が終わってから続くので混乱する。光文社新訳シリーズに限って、後書きを真剣に読むから許すけど。

(59) 宝島(スティーブンスン):子供の頃本を持っていたような・・・でもさっぱり記憶なし。悪役のジョンが魅力的。海賊ぽいのに登場人物残らずイギリス人なのが何だか笑える。thimbleを指貫じゃなく指キャップと訳した翻訳者様、気持ちは判るが、指キャップだと指を防御するものに聞こえるので海賊が縫い物に使うのは滑稽。指貫でいいと思うぞ。

(60) だまされた女/すげかえられた首(マン):初めて。すげかえられた首はインド舞台だけどインドぽい感じがしない(行ったことないけど)。なんでインドを舞台にする必要があったのか? だまされた女はおばさんがアメリカ人青年に恋をする話。誰もだましてはいないよ。自分で自分にだまされたということかな?おばさんは自分に素直で好感が持てるかもしれないが、読み物としてはおじさんが美少年に恋をする「ベニスに死す」の方が私は好きだな。舞台がヴェネツィアだからかもだけど。

リッチミルク アーモンドチョコレート(明治)

アーモンドチョコは大好きなもののひとつで、出張のお供にこっそりしのばせていく。多少のストレスもご飯を食べ損ねてもアーモンドチョコさえあれば乗り切れる・・・明治かロッテか、そこには拘りはなくてどっちかその時に安い方を連れて行く(笑)。
さて今回のアーモンドチョコは「数量限定」のリッチミルク。「期間限定」は良く見るけど、「数量限定」って珍しくない?全体ではないが、金色を使ったパッケージはちょっとロッテぽい。明治のリッチ果物シリーズはお気に入りなので、楽しみに買ってきました。「リッチな味わいのミルクチョコでアーモンドを包みました」。どれどれ。
んんん。確かにリッチなミルクチョコかもしれないが、無駄に甘いような・・・リッチなミルクチョコってアーモンドには合わないかも。オリジナルのアーモンドチョコが食べたくなってしまいました。
ミルクチョコだからミルクに合いそう。コーヒー紅茶やアルコールならオリジナルの方をお勧めします。

2010年8月16日

駆け足頤和園

故宮や万里の長城と違って、「頤和園」と言われてもピンと来ない人の方が多いでしょうね。西太后の夏の離宮。前身となる離宮(避暑地)を作ったのがAJのお気に入りの乾隆帝で、アヘン戦争で壊されちゃったのを西太后が海軍の費用を横取りして作り直したために、日清戦争に負けたと言われています。
頤和園は絶対行きたいと思っていたので、「下車して観光」になっているツアーを選んだのですが、確かに下車して観光はしたけど・・・かすめただけでした。えーん。
この旅行会社からすれば記念写真スポットらしい、昆明湖のはずれにて(上左写真)。遥か遠くに建物が見える。紅楼夢を模したと言われる庭園も、蘇州を再現したという擬似街も回らないかなと思っていたけど、乾隆帝が作った石の船くらいは見せてもらえるかと思った。しかし船影すら拝めず。えーん・・・長廊は少し眺めた(上右)。

しかしとても広いので観光が大変なのも想像できる。全部見切れない観光客のためにか、入口には「こんなものがある」写真パネルが用意されていた。紫禁城の黄昏に書いてあった、煉瓦で塞がれた光緒帝のおうち(たぶん)の写真もあったので、行ったつもりで記念写真。というわけで人影がうっすらと写りこんでますが、心霊写真じゃありませんので念のため。
次に機会があったら、ここだけ1日コースでゆっくり回りたいですね。階段が多いことがわかったので、ウォーキングシューズで。船で湖から入園できるルートがあるそうなので、中国語勉強してその船に乗りたいなぁ・・・

紅楼夢

北京に行く前に予習のつもりで読んだのが、紫禁城の黄昏と紅楼夢。蒼穹の昴や珍妃の井戸も読み直そうと思ったんだけど、この紅楼夢に時間を取られてしまい・・・だって文庫本とは言え、12巻もあるんだもん!!最後は1日1冊以上のハイペースで必死に読みました。
で。結局何がそんなに面白いのか良く判らず(笑)。3冊目まではいつから面白くなるんだ?と首をかしげながら読み、4-5冊目あたりで伏線らしきものが見え始め、そのうち面白くなるんだな、と我慢しながら読み、8冊目でやっと面白くなりそうだ、と思ったあたりで終わり。ええええっ。残りの4冊は別の作者が付け加えてくれたものだそうで、それも一気に読んだ。伏線はそれなりに活かされ、最初の単調さに較べるとドラマチックではあるのだが、12冊我慢して読んだ甲斐があるかというと・・・1回2回では面白さが判らず、3回読むと中毒になるとWikiには書いてあるが、あと2回読む気しないんですけど(笑)。
ひとことで言うと、大金持ちのおぼっちゃまとお嬢ちゃま達の恋愛模様、というところですかね。大量の美女/美少女が出てくるので、その手のアニメ向き。源氏物語と較べたくなる気持ちは判るが、主人公が光源氏と違ってあまりかっこよくない。いや美少年には違いないけど、美少年なだけなのだよ。魅力的な女性はたくさん登場するが、男性陣はサッパリ。また恋愛模様は書いてあるけど、お嬢様達は恋に恋する清純無垢な存在(お嬢様以外はそうでもない)。従って源氏物語みたいなドロドロ愛憎劇ではなく、モヤモヤ恋愛劇である。これどういう読者を想定して書いたのかね?男性が喜んで買って行きそうにも見えないけど、娘/妹/妻に買ってやると言って自分でこっそり愛読書にすると言うニーズ??
文句を言いながら一生懸命読んだのに、北京ではそれらしい場所にかすりもせず。ぶつぶつ。

Toppo いちご(ロッテ)

先週取り上げた抹茶味を取り上げたFranの新味のもうひとつは苺味だったけど、同じく黒を基調にしたパッケージだったし、抹茶とイチゴという組み合わせが何だかかき氷ぽいよな、と思ったのだったが、Toppoの期間限定もイチゴ。赤とピンクの暑苦しいパッケージ。裏面下部の紅白ストライプは何を言いたいんだろう?何かおめでとうな感じ?これってもしかして春季限定の売れ残りだったりする?とGoogle様に確認してみると、8/3発売だそうで。なんで今どきイチゴ??何この紅白幕。
ぶつぶつ文句を言いながら食べてみる。甘い。苺味っていうかいちごミルク味。なんでこれを今頃期間限定で出してくるのか良く判らない。ま、でも海水浴の後とか甘くて嬉しいかも。Toppoは中チョコなので、チョコが溶けても食べやすいというメリットがあるのだよね。
お子様連れのイベントおやつにおすすめ。冷たい麦茶と一緒にどうぞ。

2010年8月8日

駆け足故宮

北京全体に言えることだけどとにかく広い。そして北京の観光地全体に言えることだけど人が多い。さすが中国。故宮博物院=紫禁城って、がらーんとした場所を想像していたので、人がいっぱいいると何かイメージ違う・・・(そんな身勝手な)
ぱたぱたツアーなので正面の門(午門)から太和殿・中和殿・保和殿を覗いて、お手洗いに寄りがてら後宮を通って、御花園を抜けて神武門を出て終わり。駆け抜けたというよりかすめた感じなんだけど、それでも2時間位掛かったと思う。とにかくでかい。
 
写真上の太和殿の屋根。台北の中正記念堂に行った時にこんな飾りがあるのを見て、可愛いけど乗りすぎじゃない?と思った。そのときは全部で4匹(4人?)だったのだが、ここはさすがに本家の最重要建物、全部で12個の何かが乗っている。しかも2階建て。
中は入れず、狭い入口から覗き込むだけ。がらーんとした暗い室内に玉座が鎮座していた。レプリカに変えていいから、室内に通路を作って誘導した方が、人も流れるし満足感も上がると思うな。警備員の皆さんは清代のお着物を着てもらって。で、レプリカ展示品のレプリカを売店でカタログ販売してほしい。私は実物大は買わないが、手のひら大なら買うかも(笑)。台北の故宮博物院にあった清代の家具、素敵だったもん。御金持ちはみんな興味持つと思うよ。

なんとなく南国を想像してしまう(私だけかね)黄色の瑠璃瓦は、皇室関係にしか使えなかったのだそうだ。中国だから赤もエライ印だけど、ただし赤は壁の色なのだった。「赤い壁」の方は皇室限定ではなく、高官レベルでも使えたとのこと。そういえば台南で孔廟がピンクぽい赤壁だったが、あれもエライ建物の壁という意味だったのかな。
ちなみに「紫禁城」とは、紫「が」禁じられている城という意味ではなく、禁じられた城(=一般人は入れない場所)に最高を意味する形容詞として「紫」が付いているのだそうだ。つまり結局、紫が一番エライ色。日本と同じなのね・・・
この辺は後宮。お仕事の場所はだだっ広いのに、生活の場所は普通の広さなのが何だかおかしい。ま、ひとつひとつの道は普通でも、後宮全体ではやっぱりでかいんだけど。宝物館?で金の置物とかをちらっと眺めた。台北にあるものの残りものなのは仕方ないとしても、展示/説明の仕方には難があるね。もっと良いものに見せられると思う。価値のあるものは台北に置いてあって正解なんじゃないという気が(笑)。

次回チャンスがあったら、1日かけて迷子になりながら歩きたい。きっと皇帝もお忍びでどこかに行こうとして迷子になったことがあると思うよ。

Fran クリーミームース 濃抹茶(明治)

まだまだ暑い日が続きますが、明治Franは早くも秋モードに突入なのか、黒を効果的に使ったシックなパッケージの新商品を出して来ました。右上のお抹茶はわかるとして中央の写真はチョコレート味のソフトクリームにしか見えませんが、これムースのつもりなのかな。いいけど。
中身の方もすっかり秋モードで、ベタベタと甘い。甘いけどよくある抹茶チョコと違って、しっかり抹茶の味がする。苦いといえば苦い。特に後味がお抹茶!な感じ。でも甘いけど。
冷蔵庫でよく冷やして、甘くない飲み物と一緒にどうぞ。抹茶味が強いのでアルコールはオススメしない。私は麦茶をお供にしましたが、コーヒーの方が良かったかも。冬ならホットミルクという手もあるかも。