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2016年10月10日

抗不安薬 (1)不安障害

睡眠薬は不眠症のお薬、これはわかりやすい。イメージもしやすい。
でも抗不安薬は不安障害の薬って言われても、わかったようなわからないような・・・

まず不安障害とは何か。英語ではAnxiety disorder。直訳だね。
中国語は焦慮症。うまい!!うまく不安になれない、不安にうまく対応できない、過剰に対応してしまう感じが表現できている気がする。

不安障害にはいろんな種類がある。
恐怖症:特定の事象や状況に対する著しい恐怖。AJは蛇が苦手で「蛇」と考えただけでドキドキしてしまうのだが、あれがもっと「著しく」なると、ヘビ恐怖症として認めてもらえるんだろう。
パニック障害:動悸、息苦しさや吐き気、眩暈などの身体的症状(パニック発作)を伴うもの。
強迫性障害:不合理な考え(強迫)が繰り返し頭に浮かんで不安になるもの。不安を解消しようと繰り返し同じ行動(強迫行動)をとることがある。AJは鍵を閉めたか不安になりやすいのだが、でも1回確かめに戻れば気が済むから、「不合理」には入れてもらえないな。
外傷後ストレス障害(PTSD)、急性ストレス障害:大変な経験をした後で、長くイラついたり、怖い思いを再体験したり、人格解離すること。
厚生省サイトの分類には他にもいくつかあるけど、分類方法は複数あって、まだ変わるようだから覚えても意味ないんだろう(おいおい)。だいたいこんなのが入る、というところで。

大事なのは、不安や恐怖を感じること自体は「正常」なのであり、それが高じて日常生活に支障をきたすようになるのが「病気」ということだな。
蛇の何が怖いんだろう?と自分でも思ってるけど、怖いものは怖いんだから、「怖くないよ!」なんて言われても何にもならんのだ。日常生活に支障が出るほど怖かったら、それは困るだろうなぁ。「怖い」センサーの感度が高すぎるんだな。

とにかく、そういう不安障害に使われるのが、抗不安薬、と思うではないか。
間違ってはいないのだがしかし。
次回に続く。

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