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2016年12月31日

2016年総括

パソコンが小さいので実家に連れてくるのも楽勝だ!紅白歌合戦を見ながら恒例の総括を書いています。

2016年世の中的ニュース

トランプ米大統領と英国のEU離脱かな。どちらも同じ潮流にあることのような気がする。今すぐどうこうということはなくても、あとで振り返ったときに、この辺が分岐点だったと線を引かれる出来事だったのではないか。インタネットが当然の時代になって、世論操作は簡単になったのか難しくなったのか。「従来のやり方」ではダメなことはわかる。
インターネットって、「識者」も「パンピー」も基本的に一緒くたのフラットな世界だからなー。 そこから「世論」なり「真の知」を見つけ出すには、ビッグテータ的な「考えない」態度がないとダメなのかもしれない。

2016年AJ的ニュース

2015年は長期入院ナシ!がニュースだったが、今年は短期の治療入院もなし!外来点滴治療も夏で終わったので、 休暇を病院以外に使えて、まーあちこち旅行しまくりの1年でした。
こんな生活ができたのはひとえに、アバスチン(抗がん剤)様のおかげと、それに耐えた自分の体のおかげだ。いやー、偉かったぞ私。アバスチンに標準治療は21回?までらしいけど、副作用やらで満期まで受けられる人は多くないんだって。いやー偉かった私。
とはいえ満了したので次の手を考えねばならず、今は治療方針決定待ち。来年は入院しないとになりそうだなぁ。がんばるぞ。

2016年一番ラッキーだったこと

上にも書いたが、たくさんの休暇を病院以外に使えたこと。 日帰り旅行にもよく出掛けた。遊びすぎで、月掃除も読書も編み物もなかなか進まなかったけど・・・あれもこれもは無理だからね。やれる時にやれることをやるってことで(言い訳)

2016年一番アンラッキーだったこと

パソコンが壊れた。新しいOSが出たせいだったのかどうか。ああなるとわかっていたらもっと早く買い替えればよかったよな。ま、いいけど。
あとは傘。1本はバスに置き忘れて、1本は壊れた。今は100円ショップで買った置き傘(ゲスト用傘)を使っている。早く買わなきゃなーと思ってはいるんだけどさ、なかなか気に入る傘がないのだった。

2016年ベスト食べ物

うーん。なんだろ。浜松で食べた鰻も美味しかった。琴平で食べたうどんも美味しかったけど、うーん。浜松で飲んだお茶かな。
ずっと前にも出張で浜松に行ったことがあって、お昼に駅前の定食屋で出てきたお茶がレベル高くて感心したんだけど、今年も同じ思いをしたのだった。ツアーで泊まった大規模ホテルのバイキング会場にあった緑茶の給茶機。これが給茶機とは思えない高レベル。ひたすら感心。(お部屋に置いてあったお茶は普通でしたけどね)。
同じ静岡県でも伊豆はそういう印象ないけど、やっぱり「駿河は茶の香り」なんだな。1泊旅行先として伊豆を偏愛してきたけど、新幹線だと浜松とか静岡とか近いことがわかった。駿河(浜松は駿河じゃないので「駿河」→「静岡」に訂正)いいかも、と思う今日この頃。
しかし私ってそんなに緑茶好きなんだっけ?そもそもお茶って「食べ物」の範疇なのか?

2016年ベストお買い物

パソコンだな、やっぱり。白ちゃんはカワイイ。買った時は深く考えてなかったけど、持ち運びも軽くて小さくて便利だ。エイヤで買ったのにいい買い物だったな。PCは買う度に安くて高性能になる。ありがたいなー。デフレが問題になるけど、技術の進化で安くなるのは仕方ないことだよね。

2016年ベストお買い物(MadeInJapan部門)

これ毎年困るんだけど、今年も悩む・・・。食べ物以外の日本製品ってあまり買ってない。PCの白ちゃんは日本のメーカーですらない。 あまりに該当するものを思いつかないので、賞自体を廃止にしようかな。。ま、とりあえず今年は該当なしということで。(泣)

2016年ベスト読書

うーん・・・。何だろうな。今年は遊びすぎでそんなに読んでないせいもあるけど。。でも松丸文庫こと読み直すシリーズはやっと完了したしな。
単に面白かったという点では、ゴッド・ファーザーはノンストップで読んだな。でも二度読みたいかっていうと。。。百年の孤独も名作だと思ったけど、2度は読まないかな。うーん。まだ書いてないけど、ヘンリーライクロフトの私記にしようかな。しみじみする本だった。


2016年12月30日

光文社古典今更追加

エクセル表で管理はしてたんだけど、ネット上にもインデックスがあれば便利だよね、と作り始めたのだったが、なんと今まで書いたものをまとめてみたら、サイト上に2回乗せてしまったものが1件、逆に書いたつもりで書いてないのが1件・・・エクセル関数を使って数えていたのに、その計算式が間違っているので件数の違いに気が付かなかったのだった。(涙)

というわけで今更ですが、バグ発生理由(言い訳)とともに昔読んだやつをここに書いておく。

10冊ずつ書いてきたのに、8)だけ9冊になっていた。つまり80がない。
なんで気が付かなかったのかというと、シリーズを立ち上げる前に読んだ=番号が付いていない「80日間世界一周」をエクセル表に入れたために、80冊で話があったためと思われる。

(80) 幼年期の終わり(クラーク):これすごく感心して、2009年のベスト読書にも選んでるのに。なんで感想書いてないかな。ぶつぶつ。読んでいて、そう来たか。。。という感じだった。今となってはこういうSFは他にもあるけど、最初にこういう発想を持ち込むのはやっぱりすごい。今読んでもやっぱり、うーむ、と考え込むところがある。地球人は幼年期、と言ってみても何も解決にはならないけどさ。

(81)は(72)に書いた「道徳の系譜学」をダブルで書いちゃった。近い時期にニーチェを3冊読んだので、まとめて書いた方が分かりやすいと思ったんだろうね。それで後から読んだ本を先に書くことにした、つもりだったのに忘れて書いちゃったんじゃないかな、たぶん。1冊多いのに気づいても、80日間世界一周のためだろうと思ってた。

(81)は欠番ってことで。
あ、「80日間世界一周」を0番じゃなくて81番にすればいいのか。そうしようっと。

2016年12月25日

ロールスポンジ

「家庭でできる和洋菓子」の目次はロールスポンジになっているが、本文ではロールスポンジケーキと書いてある。現代日本語ではロールケーキ、が通称ではないかな。

先日書いたトロンコことブッシュ・ド・ノエルは、ロールケーキをデコレーションして作る。ロールケーキを作るだけでも面倒なのにその上デコレーションだなんて。でもケーキを巻くのに失敗しても、デコレーションすればばれない、という利点はあるな。

私は(というより私の母が、の方が正しいな)、ロールスポンジを作ろうとしてみたことはある。オーブンを買って割とすぐの時期。ロールスポンジは、天板に紙を敷いたら、生地を直接流し込めばいいので、型がなくても焼ける!と考えたわけだよ。
確かに焼けた。焼けたんだけど、天板からうまく剥がせない・・・端っこをボロボロにしながらやっと剥がして巻こうとしたら、ぱっくり割れてしまって全然巻けない・・・
結局スポンジケーキの欠片として食べた。その1回だけで懲りてしまいました。

写真のロールケーキは裏巻きになってますが、和洋菓子に出ているのは表巻き(茶色い方が外になっている)。最近は裏巻きが圧倒的に多いような気がする。ちょっと前までは半々だった気がするんだけどなぁ。

山崎製パンのロールケーキは「スイスロール」という名前で売られていますが、ロシアケーキやロシアパンと異なり、れっきとした英語。wikiで「ロールケーキ」から英語版を選ぶと、Swiss rollのページに飛びます。オリジナルのロールケーキは、「和洋菓子」もそうだけど、表巻きでジャムを塗ったもの。和洋菓子ではアンズジャムを塗っています。

ただし、何がスイスなのかは不明。1880年から1890年にかけてロンドンで出版された料理本でのみ採用されている名前だそうな。誰が付けたんだ。当時のスイスってええと・・・あっ。リンツが1879年にミルクチョコレート作ってる!ネスレは1867年に練乳を作ってるぞ。
チョコレートも練乳もロールケーキに関係ないけど(笑)、なんか「スイスって美味しいじゃん」と思える時代だったのではないか。

でも、アルプスの少女ハイジも同じ時期なんだな。あれは全然美味しい感じしなかったけど。ま、実態はどうあれ、ロンドンから見ると「スイスは美味しい」と思えたんだろう、たぶん。

文字としての躁

うつ病の鬱は絶対書けないけど、そう病の躁は知っていれば書ける。でも普通は「操」とか書いちゃうんじゃないか。躁病以外に躁って漢字使わない気がする・・・

躁の右側は、木に口が三つで、木の上に鳥が三羽にぎやかにさえずっている、という意味なのだそうだ。喧噪の噪はまんまにぎやかな感じ、体操の操は手をパタパタしている感じ、乾燥の燥は火がパチパチしている感じ、 海藻の藻は藻がユラユラしている感じ。なるほど。

すると、躁病の躁は足がバタバタしている感じってことだね。地に足が付いていない。おお、わかりやすいぞ。

次回はそんな躁病について。

2016年12月23日

トロンコ

トロンコはこの時期にしか見掛けないケーキ。
と言えば、トロンコ→trunk→木の幹ってことは、あれよね、とすぐわかりますよね、現在日本では「ブッシュ・ド・ノエル」と呼ばれているあのケーキ。

近所のケーキ屋で買ったお二人様サイズ。
「家庭でできる和洋菓子」 には、「クリスマスの頃になると樹木は葉が落ちて、幹だけが残っています。その木の幹を食卓に持ってきたということになりましょうか。」と書いてありますが、本来は「トロンコ」だけではなくて、「クリスマスの」という形容詞が付く。ブッシュ・ド・ノエルと同じ形式ですね。
なんで「クリスマスの幹」かというと、クリスマスにはいつもより太い枝を暖炉で燃やすものなのだそうです。その大薪を模したのがこのケーキというわけだ。写真のケーキにはないけど、確かに枝(を切り落とした切り株)が付いているものがあるもんね。家庭でできる和洋菓子でも、「クリスマス」は落ちてるけど、切り株はちゃんとついています。

英語では、Yule log。へー英語あるんだ。知らなかった。
Yuleとはwikiによると、元々北欧系の冬至のお祭り。それがクリスマスと合体してしまったのだそうな。夏至祭は有名だが冬至祭もあるのか。冬至祭で太い幹を切って暖炉にくべる。途中で火が消えると来年は不作だ―!的な。これを暖炉で燃やさずにお部屋に飾る派がクリスマスツリーになったんだな。木を切ってくる、というところはドイツが発祥の地であるらしい。北欧では寒すぎだし森が貴重で切ったりしなかったのかな。

ケーキの発祥はフランス。日本語Wikiの表記は「ビュッシュ・ド・ノエル」。
ビュッシュって書いてあるケーキは見たことない気がするけど・・・。でも確かに Bûche de Noëlの発音(Google翻訳サイト)はビュッシュと聞こえるし、ブッシュだとboucheみたいだもんね。

さて「トロンコ」は何語でしょうか。イタリア語かと思ったけど、どうも違うらしい。イタリア語で幹はトロンコ(tronco)なんだけど、「クリスマスの幹」はTronchetto di Nataleなんだよ。
スペイン語はTronco de Navidadで「トロンコ」ではあるんだけど・・・なんでスペイン語表記にする必要があったのか。謎。

2016年12月19日

小麦粉あられ(食品番号:15101)

今日からスナック類に突入の食品成分表のお菓子。トップバッターは小麦粉あられです・・・何それ。

「小麦粉あられ」という言葉をAJは使ったことないけど、それが何だかはだいたい想像がつくよね。成分表の定義は「小麦粉に水を加え、加熱しながら練った生地を、成形、乾燥し、焙(ばい)焼するか油で揚げたものである。原材料配合割合:小麦粉(薄力1等)100、ショートニング20、食塩2.0。」

いくつか候補を思い浮かべたけど、「あられ」という言葉に引っ張られて、左写真のスナックを撮ることにしました。
(ソフトフォーカスになっているのは、カメラが壊れたせいだと思ってたけど、単にレンズが汚れていただけらしい・・・)
私はこの手のお菓子を「つなあげ」として認識していましたが、綱揚げってぼんちの商品名だったのね。写真はセブン・プレミアムの商品名「ひねり揚」です。作っているのはぼんち株式会社。

軽めの塩味でビールが進みそうです。かっぱえびせんとか、この類はどれもビールのお供だよなぁ。

セロトニン症候群:抗うつ薬の副作用

うつ病は脳内セロトニンが足りないからだと考えられている(まだ仮説)、だからセロトニンを増やす(ように感じられる)お薬で、うつ病が治療できる(抑うつ症状が緩和される)と考えられる(まだ仮説)。

ということは、セロトニンを増やせば幸せいっぱいってことよね、と考えたくなる。どんどん抗うつ薬を飲んで幸せになりましょう!と思いたくなるのだが、セロトニンが過剰であるために起きる副作用というものもある。それが「セロトニン症候群」。

具体的には、頭痛や動悸、痙攣症状。抗うつ薬が過量(その人にとって)の場合と、抗うつ薬+他の薬で効きすぎになる場合もある。wikiにはデキストロメトルファンが取り上げられてるけど、なんでだろ?これは併用禁忌じゃないよ。併用注意ではあるけど。併用注意は他にも山ほどあるんだけどな。まいいか。

抗うつ薬はみんなセロトニン症候群を起こす可能性があるし、逆に言うと、抗うつ薬以外の理由ではセロトニン症候群にはならない。覚えやすいな。

抗うつ薬の良く知られる副作用としては、自殺がある。統計がどうなってるか知らないけど、セロトニン症候群よりも自殺の方が多いんではないか。
落ち込んでいる時って何をする元気もないんだけど、抗うつ薬で「前向き」になることで、自殺する元気が出てくるのではないか。そんな「前向き」になる薬だったら飲ませなきゃ良かった、と周りの人間としては思ってしまう。抑うつ症状って、或いは自殺しないための自然の防御反応かもしれないね。

とはいえ、お薬を飲んでも自殺なんかせずに、抑うつ症状から解放されるだけの人の方が多いので、自殺するかもしれないから飲ませないようにしましょう!とは言えないんだけどさ。落ち込んでいるからって、安易に飲むな、とは言えるかな。
本人が気を付けるのは無理なので、周りの人が見張っているしかない。うつ病治療中の家族、友人・知人をお持ちの皆さま、薬を飲み始めることで自殺率が高くなることを念頭において見守っていてくださいませ。

さて、抗うつ薬について言いたいことは書いたぞ。次は、躁病治療薬の予定。

2016年12月15日

抗うつ薬(7) まとめ

いわゆる「抗うつ薬」は、今まで書いてきた通りで
三環系抗うつ薬/四環系抗うつ薬/SSRI/SNRI/SARI(トラゾドン)/NaSSAの6種類。

「抗うつ薬」っていうくらいだから、うつ病の治療に用いられる薬である。
抗うつ薬は、うつ病(或いは抑うつ症状)にしか適用がないものが多いから(一部の薬は○○障害とかにも適用がある)、保険診療でこの手の薬が出ていたら、カルテにはたぶん「うつ病」って書いてあるんだな、と想像はできる。

でも、うつ病・抑うつ症状の治療に使われるのは、抗うつ薬だけではないので、話がややこしい。
「いわゆる抗うつ薬」じゃないものについて、「これは抗うつ薬ですか?」と時々聞かれるんだけど、返事に困るんだよね。どうせネットで検索すれば答えは出てくるので、いわゆる抗うつ薬ではないけど、うつ病の治療にも使われますね、、、と歯切れ悪く答えるのだった。「抗うつ薬」って名前だと、うつ病の治療に使うのはみんな含まれそうな気がするよね。命名が悪いと思う。

さて、抗うつ薬はNaSSAを除けば、セロトニンの再取り込み阻害作用がある。NaSSAは再取り込みは阻害しないけど、セロトニン作動性=再取り込み阻害によりセロトニンが増えたのと同じような効果がある、と考えられる。
要するに抗うつ薬=セロトニンが増える(ように思える)薬、という定義なのだな。うつ病がセロトニンが足りないために起こる病気と考えられている(まだ仮説だけど)のと呼応するわけだ。

足りないと欝々してしまうセロトニン、たくさんあったらさぞかし幸福感でいっぱいだろう!と思うきや・・・必ずしもそうでもないのだった。次回はそんなセロトニン症候群について。



2016年12月11日

もう12月も1/3が過ぎた・・

冬のお買い物はだいたい終わった。湯沸しポットを買う気満々だったけど気が変わった。カメラのポーチを失くしたので逆に衝動買い。お洋服はジャケット1枚だけで残りはセール開始待ち。
年賀状は終わった。早々と書き終わったところに喪中葉書が3枚。。。ううう。
現在アルバム整理中。今週中にめどが付く予定。
あとはあれとこれと・・・絶対終わらなそう。

旧松丸文庫についてはさっき目次を書き終わりました。やれやれ。
次のシリーズは「若人のための100冊の本」。これは、高校生の頃使っていた(と言っても10ページも使ってない)日記帳に付いていたんですよ。もらった時点で既に古本だったので、出版されたのは更に10年以上昔だと思う。日記だからいつの出版かわかんないけどね。旧松丸文庫や光文社古典で上がっているものも多い。
高校生時点でもこれを読破しようと思ってはいたようで、色鉛筆でチェックしてある。 びっくりしたのは、初めて読んだつもりだったものが案外チェックしてあったこと。えーっ!これそんな昔に読んだんだっけ?全然覚えてない・・・読書メモって必要ね、と思う今日この頃。光文社古典も自分のために目次作ろうと思っています。

あとはお菓子だよな。あれとこれはネタは出来ているんだけど、今日も時間がない。もう終わりにしないと明日起きられないよー。

抗うつ薬(6) NaSSA

四環系のところでちらっと書いたミルタザピンは、NaSSAという分類に入っている。今のところこの分類に入るのはこれだけ。NaSSAはNoradrenergic and Specific Serotonergic Antidepressantの略。ノルアドレナリン作動性、特異的セロトニン作動性抗うつ薬。・・・ええと?

SNRIの時はN一つでノルアドレナリンだったのに、今度はNaという表記になって、
SSRIの時はSSの最初のSがSelectiveだったのに、今度はSpecificで、
SARIの時はAがAntagonistだったのに、今度はAntidepressantってわかりにくすぎでしょ!!

今まで書いてきたものは、Reuptake Inhibitorつまり、セロトニンの再取り込み阻害作用を持つ。ところが、ミルタザピンは再取り込み阻害作用は持ってないらしい。四環系なのに。
AはAntidepressant(抗うつ薬)の略になっているけど、動き方はSARIのAntagonistに近くて、セロトニンの受容体をブロックする。ただし全部の受容体をブロックするんじゃなくて、特定の受容体だけをブロックする。SARI同様、5-HT2系をブロックして5-HT1はブロックしない。放出されたセロトニンは5-HT1に向かう。この辺がSpecificの所以なのかな。
そしてノルアドレナリンに関しても、ノルアドレナリンの放出を抑制するα2受容体(もう十分出たから止めようかというセンサーのようなもの)をブロックすることで、放出を促進させる。
ふむふむ、良さげではないか。ただし鎮静作用は少し強め。

お薬は今のところ一つだけ(日本では)
・ミルタザピン(レメロン、リフレックス)

以上の6種類が「いわゆる抗うつ薬」だ。
が、だとすると「いわゆる抗うつ薬」って何?ってことだよね。結構説明に困るんだよね。次回はそこをまとめておこうっと。


2016年12月6日

読み直す1冊シリーズ(13) 最終回!

年内には読み終わると思ってたけど、やっと最終回を迎えました。
1回目をアップしたのが2011年の8月。読み始めてからだと5年半ってところだろうか。あれからいろんなことがあったなぁ・・・

最終回は12冊です。1冊は読んでない。だって漫画なんだもん。図書館に置いてないよ。

(101) 樅ノ木は残った(山本周五郎:新潮文庫):初めて。NHK大河ドラマ化されたのを見たのかもしれないけど記憶にありません。主人公の原田甲斐を演じた平幹二朗が先日亡くなったので、昔の映像が出ていて、似合ってるなー、と思った。ドラマチックで謎を含んだ展開。ほとんど一気に読んだ。面白かった。でも暗い話だよなぁ、と思ってたら、大河ドラマも暗いと言われていたらしい。確かに、樅の木は残ったんだけど、家というのはそうまでして守るべきものだったのか?悲しいな、甲斐。

(102) 金閣寺(三島由紀夫:新潮文庫):前にも読んだ。つらい話だな。事実をベースにふくらませて書いたんだって。うまいよね。作り話としか思えん。(褒めてる?)

(103) クレーの日記(パウル・クレー/高橋文子:みすず書房):文庫はなくハードカバーで。すごく重たい本だった(物理的に)。画家のポール・クレーの日記。革新的なアーティストって若い頃からすごい!!でも恋愛模様は普通(笑)。スイス人なのにドイツ兵だったのね。バウハウスとカンジンスキーと。スイスとドイツってこんな間柄だったのか。まー距離も近いし。スイスのドイツ語圏に住んでいると、ドイツの学校に通って、恋人も友達もドイツ人ってことはよくあることなんだろうな。島国日本とは違う。

(104) 路上(ケルアック/福田実:河出文庫):いかにもアメリカ!そのまんまロードムービーだなぁ。ビートニクという言葉は知っていたがこういうやつだったのか。ヒップスターがヒッピーだったのか。いい悪いはともかく、いかにもある時代のアメリカを切り取った作品。

(105) わたしが子どもだったころ(ケストナー/高橋健二:岩波少年文庫):ケストナー少年文学全集の最後に当たる。エーミール探偵のシリーズなら、たぶん読んだ筈なんだけど、全然覚えてない。ケストナー一家の歴史をたどる話。ドレスデンの人だったのか。ドイツ人の商売人(アンナみたいな)と一人っ子の気遣い。うーむ。読んで損はないが、子供の時には読まなくてもいいと思う。

(106) チャップリン自伝(チャップリン/中野好夫:新潮文庫):私が読んだ新潮文庫は、「若き日々」とタイトルに付くもので、つまり自伝の中でも若い時に苦労してスターへの道のりを歩き始めるところで終わってしまっている。でもたぶん感動するのはここまでなんだろう。あとはビジネス本になっちゃうのかも(笑)。しかしチャップリンって子供のころ苦労したのな。そして案外ハンサムじゃないか。底辺に近いイギリス人だったのね。なるほど。アメリカ人ってこういう人たちから成るんだろうな。映画好きじゃなくても普通に感動できる本。

(107) 黒い雨(井伏鱒二:新潮文庫):たぶん3度目だと思う。4年前に広島に行ったので、地名が頭に入って、前に読んだ時より生々しさが数倍増して感じられる。読み直してみると、構成がうまいよな。素直にあったことを書くのではなく、昔のことを思い出しながら書く。それも、原爆が落ちた時には市内にはいませんでした、という証明のために。しかし市内にはいなかったのに、雨に打たれたために原爆症になってしまう。重いなぁ。原爆はやっぱりいかんなぁ。空爆も良くないけどさ。

(108) 生きがいについて(神谷美恵子:みすず書房): 愛生園(ライ病患者のいるところ)で生きがいについて学ぶ。そりゃ、どこでもどんな境遇でも生きがいを持ってい人といない人はいるんじゃないかね。こんな状況では生きがいは持てっこないと思い込む方が独善的な気がするんだけど。

(109) 百年の孤独(ガルシア・マルケス/鼓直:新潮社):焼酎になっているから名前だけは知ってたんだけど。読むまではスペイン内戦の話だと思っていたし、読み始めたらアフリカの話かと思った。コロンビアなのね。先日カストロ元議長の訃報があったばかり。こんな感じだったのかなー、と思いながらほぼ一気に読んだ。ドキュメンタリーではない。むしろファンタジー(怪奇小説?)な部分も多い。でも深い。こんな名作を文庫で読めないのはいかがなものか。

(110) 裸のサル(D・モリス/日高敏隆:河出文庫):ヒトに対する動物行動学考察。ヒトは高度にセクシーであることを特徴とする動物である。確かにその他の行動に比べて、性行動は案外変化してないのかも。ううむ。肉食から菜食に「戻る」というなら、ベジタリアンは1日中モグモグしてないと「自然」ではない。確かに。

(111) ゴッド・ファーザー(マリオ・プーズォ/一ノ瀬直二:ハヤカワ文庫):止められずに一気に読んだ。素直に面白い。いかにもハリウッド向き。シチリアマフィアの話なのは知ってたけど、ほぼアメリカの話なのね。著者もイタリア人ではなくイタリア系アメリカ人。長男がSantino、次男がFredelicoときて、なんで三男坊がMichelなんだよ。Michele(ミケーレ)じゃないとおかしいだろ。そしてこの三男坊が堅気を目指すも兄の死により組織を相続し、アイルランド系アメリカ娘と結婚して、最後は悪事からは手を引いて普通の「大企業化」に成功するのだった。ここで物語は終わり(映画は続く)。そりゃアメリカ人にウケるだろうよ(笑)。読んでいる間中、そして今これを書いている間も、「愛のテーマ」が頭の中に鳴り響いています。

(112) ヘリオット先生奮戦記(ヘリオット/大橋吉之輔:ハヤカワ文庫):獣医さんが自分で書いた実話に基づく獣医さんの話。舞台はイギリスの田舎。自動車はあるけど、農耕馬や馬車はまだまだ残っている時代。今でも大きく変わっていない部分はあると思う。一番笑ったのは、この薬を出していたら、診断が付かなかったってことだ、という記述。大きい声では言えないけど、そういうことはままあるだろうなぁ。わかんないからまた来てください、とは言えないしさ。

ちなみに読まなかった1冊は白土三平の忍者武芸帳。いわゆるカムイですね。真剣に読んだことはないけど、ちょっとは読んだことがあると思う。たぶん。

抗うつ薬(5) SARI

SARIという呼び方は、SSRIやSNRI、後述するNaSSAに比べるとあまり浸透していないようだ。手持ちの本には「その他」とつれなく書いてある。

SARIはSerotonin Antagonist and Reuptake Inhibitorの略。SSRIやSNRIとSerotonin Reuptake Inhibitorの部分は同じ=セロトニンの再取り込みを阻害するわけだ。

では他と違うAntagonistとは何か。セロトニンの阻害=セロトニン受容体にセロトニンの代わりにくっついて、セロトニンを阻害してしまう。
・・・あれ?そしたらせっかく再取り込み阻害して増やしても、セロトニンが働かなくなってしまうのでは?

それがそうでもないんだな。
今まで、「セロトニン受容体」と一括りにしてきたが、5HT1系統と5HT2系統の受容体(正確にはもっとある。4まであるらしい)があるけど、「抗うつ作用」をもたらすのは、5HT1系統で受け取られるセロトニンであるらしいのだ。
SARIは、5HT2系統の受容体をブロックする。5HT1系統ではちゃんとセロトニンは受け取られる。そして、5HT2系統ではセロトニンが来ない!と勘違いして、セロトニン増産体制に入る。なるほど。よさそうじゃないか。

再取り込みについては選択的じゃないというところで、三環系抗うつ薬に似ているけど、抗コリン作用は少ない。でも抗うつ作用も弱い。
だけど5HT2受容体をブロックするために、イライラ不安感の増大が少なくて、その意味では安全。逆に言うと鎮静作用が強く出る。なるほど。←ここの部分については、抗うつ剤の副作用として別途まとめる予定。

SARIは今のところ、ひとつしかお薬がいない。
・トラゾドン(デジレル/レスリン)
うーん、なんかもうちょっとアンタゴニスト、に関係あるような単語を埋め込んでくれればいいのに。ま、いいか、次行くぞ次。

2016年12月4日

12月になっちゃったよー

予想通り、あれもこれもそれも終わらないうちに12月に突入・・・

既にあきらめモードに入っており、年末ノルマ優先で進める今日この頃です。まずは年賀状でしょ、それからアルバムを整理して、たまったレシートも整理しなくちゃで、ああああ。

なんだか月初めはお買い物週間になっていて、土曜日はデパート、今日は電気屋さんとユニクロ、来週のおやすみには新宿までお買い物に行く予定。その間に、通信販売であれとこれを買うでしょ、それからそれから。。。毎度忙しい師走である。

抗うつ薬(4) SNRI

SNRIはSerotonin & Noradorenaline Reuptake Inhibitorsの略(英語表記ではNorepinephrineになっている場合もあるが、それはアメリカではノルアドレナリンのことをノルエピネフィリンと呼ぶからで、要するに同じものでどっちも合っています)。SSRIがセロトニン「だけ」を再取り込み阻害するのに対して、SNRIはセロトニンとノルアドレナリンの両方を再取り込み阻害するわけだ。

あれ?SSRIの最初のS(Selective)は、SNRIに対してセロトニン「だけ」と言いたいためにSをつけたのかなぁ?違うな。だってSSRIの方が先に作られているもの。やっぱりこのSは、三環系/四環系抗うつ薬に比べて「選択的」だという意味合いだと思う。
だったらSNRIはSSNRIとするべきのような気がするんだけど?一つだけじゃないと「選択的」とは言わないのかなぁ。謎。名前は統一的に付けてもらわないと覚えにくいじゃないか。

さて、SNRIは、SSRIに負けないくらい人気・・というかよく使われる薬。お薬でいうと、
・デュロキセチン(サインバルタ) 
・ミルナシプラン(トレドミン)
・ベンファラキシン(イフェクサー)

SSRIもそうだが、名前がちっとも似てなくて覚えにくいな、ぶつぶつ。
デュロキセチンはSSRIのパロキセチンに対して「デュアル」がにじみ出ていて覚えやすいんだけど、ミルナシプランは三環系の-プラミンに似て紛らわしいぞ。

ちなみに、セロトニンに加えて、ノルアドレナリンも再取り込み阻害することで、どんないいことがあるか?よくわからない(笑)。逆に言うと、悪いことも特にないようだ。wikiには不眠の副作用が出ると書いてあるけど、そうなのかな?そういう印象あまりない。 だいたいSSRIと同じような効き方をするものと考えていいことにする。次に行くぞ次。