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2016年7月24日

こんぴらふねふね

早めの夏休みを取って、両親を連れて香川県に行ってきました。金刀比羅宮にも行った。

計画をする時点で気がついたんだけど、金刀比羅宮って海のそばにあるわけじゃないのね。
♪こんぴらふねふね♪の歌+海上交通の守り神ということから、てっきり海岸にあるもんだと思っていました。山の上(というか階段の上)にあることは知っていたけど、その山自体が海っぺりにあって、通りかかる舟からも拝めるようなものなんだと思った。全然遠かった。
追記:通りかかる船から拝めるそうです。金刀比羅宮というより山を拝む感じだと思うけど 。

なんで♪こんぴらふねふね♪なのかね?と言っていたら、
AJ母:それより♪おいけにほかけて♪の意味が分からない
私:池?
AJ父:そうそう。なんで船が池にハマるんだろう?
私:ハマる?
AJ父:♪お池にはまって♪
私:それはどんぐりコロコロでしょ!
AJ母:♪お池に帆かけて♪だよね?

なんで池に帆を掛けるんだよ、追い手でしょ、追い風、と説明したのだったが、
今検索してみると、お池に帆をかけている人が結構いるなー(笑)

正確な歌詞は以下の通り♪

金毘羅船々 追風(おいて)に帆かけて シュラシュシュシュ
まわれば 四国は 讃州(さんしゅう) 那珂の郡(なかのごおり)
象頭山(ぞうずさん) 金毘羅大権現(だいごんげん)
一度まわれば

かくいう私も空耳が多く、合っていたのは1行目だけ。
「さんしゅう」は「三州」:四国の内のどれか3つを廻るんだと思った
「なかのごおり」は「なかのこうじ」:中野浩二・・じゃなくて中小路(京都?)
「ぞうずさん」に至っては「ぼんさん」:高知のはりまや橋と混ざっている?
と歌っていました。大権現に坊さんはいないよな。反省。

さて話は元に戻りますが、この歌はお座敷芸(ゲーム)に使われた歌なのだそうで。
「一度回れば」で無限ループに入りますが、だんだんに早く歌って、
振付が追い付かなくなったら負け、というものらしい。
なるほど。言われてみるとどこか華やかだし、手拍子もしやすそう。

「こんぴらふね」は金毘羅参りをするための舟のことだった。
より正確に言うと、金毘羅参りをするために、四国に渡る船のこと、だね。
江戸時代には、お伊勢参りに次いで人気があったのだそうだ。陸伝いじゃ行けないけれど、穏やかな瀬戸内の船旅は、逆にてくてく歩いていくより快適で早かったのかも。もちろん「追い手に帆かけて」な風の時じゃないとそうもいかないけど。

こんぴらさんの印象については別途。ひとことでいうと、暑かった!

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