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2016年6月2日

オイルスプレークラッカー(食品番号:15093)

「オイルスプレークラッカー」という言葉があるのは知らなかったが、何のことかはすぐわかった。要するにリッツのことでしょ?→あたり。

食品成分表の定義は、「『オイルスプレークラッカー』は、小麦粉、ショートニング、食塩、イースト、膨剤を混合し、発酵させた生地を薄く延ばして積層し、型抜きして焼いたものに、融かした植物性油脂をスプレーしたものである。」
オイルがスプレーされていたのね。そういえばリッツ触ると油分が付くもんね。

ちなみに、現在はヤマザキナビスコから発売されているリッツクラッカー、今年(2016年)の9月からは、モンデリーズ社に移管されるのだそうです。すると左上の赤三角がなくなる・・・わけではなくて、モンデリーズ社が現在の「ナビスコ」の持ち主なんですね。移管後は、リッツはインドネシア工場の製品が来るのだそうだ。味は変わらないんだろうけど、メイド・イン・ジャパンの内に食べておこうと買ってきました。

リッツ食べるの久しぶり。美味しくて止まらないよ(笑)。

このまま食べても十分に美味しいのだが、AJの認識としては、リッツ=パーティー・フード。上にチーズ(プロセスチーズを波々ナイフで切ったやつ)とか、ツナ缶にマヨネーズ混ぜたやつとか、スモークサーモンとか単にジャムとかを乗っけて、オードブルとして出した。
・・・そういえば、もうずいぶんそういうリッツも見掛けない気がする。「パーティー」に行ってないから、てのもあるけど、昔は職場で(物理的に職場で)やる飲み会とか誰かのおうちで集まる時とかに作っていたんだけどなぁ。今は出来合いのものか、もっとお洒落なものを作るんだろうな。リッツのオードブル、って少し昭和の香りがするもんね。

リッツと言う名前は、ザ・リッツ・カールトンから取ったのだそうだ。それはちょっと名前負けな気がするけど、でもリッツは美味しいな。久しぶりに食べたけど、懐かしいと言うよりも美味しいという気持ちの方が強いです。

ついでに、「オイルスプレー」を除いて、「クラッカー」について。
これ、米語なんですね。アメリカ英語では(そしてたぶん日本でも)、甘いのが「クッキー」で、甘くない(塩っぱい)のが「クラッカー」と区別しているのだそうだ。イギリス英語はどっちも「ビスケット」。
食品成分表の定義は「『クラッカー』は、酵母を用いて発酵させた小麦粉生地を薄く延ばして積層し、型抜きして焼いたものである。」
「和洋菓子」にはクラッカーの作り方はありません。クラッカーは家で作るものではない気もするけど、ビスケット類は甘いのしか載ってない。ま「菓子」の本だから当然ともいえるけど。

クラッカーと言えば!
「あたりまえだのクラッカー」という言葉をご存知でしょうか。昭和30年代のギャグ。私はさすがにオリジナル(てなもんや三度笠)は見てませんが、言葉としては知っていて、でもずっと、パーティークラッカー(引っ張ってパン!と出てくるアレ)のことだとおもっていました。
ずいぶん大人になってから、「あたり前田のクラッカー」をお店で見つけて、目がテン。こっちのクラッカーだったのかー!と思った。
見たことはあったけど、買うのも食べるのも今回が初めて。リッツの小さいヤツ、と思いこんでいたけど、買ってみると「オイルスプレー」ではないようです。塩味で美味しいけどね。

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