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2010年4月25日

パソコン買い換えないとかなぁ・・・

今使っているのはSONYの白いVAIO。2002年に買ったのでもう8年目になったけど、すごく気に入っていてOSが動く限りこれを買い換えるつもりはないんだけど・・・
先日、ウィルスチェックから最新ファイルに更新してないと怒られた。自動更新になってるのになんで?と思ったけど、もしかして、とCドライブをみてみたらすっかり満杯。Firefoxを導入する時に、既に要らないアプリは全部削除したのに・・・困った挙句にAcrobat Readerを削除。うう。これでしばらく何とかなるだろうと思っていたら、今度はiTunesがエラーになる。MusicStoreに接続できません、暫くしてからやり直せと書いてあるけど何度やってもダメ。GoogleしてみるとどうもiTunesのバージョンが古いのでサポート切れたらしい。新しいiTunesをダウンロードしないとなのかぁ・・・
Dドライブはガラガラなんだけど、Cドライブから移動できるものがどれなのかわかんないし。WINDOWSのアンインストール用ファイルは必要な時にCドライブに戻せば良いと聞いて、1Gは確保できましたがこれ以上減らない。ううう、困ったなぁ。これ使い続けたいんだけど、インタネットに繋がらないPC持ってても、意味あるとも思えないしなぁ。うううう。外観変えずにマザーボードだけ取り替えられればいいのに・・・

赤いフレンチ・ドレッシング

去年、北米出張に出掛ける同僚から、赤いフレンチ・ドレッシングをお土産にもらった。わーい!と喜んだのに、そのうち食べようと思っている内にすっかり忘れてしまってた。Iさんゴメンネ。今更ですがようやく報告です。

そもそも「フレンチ」ドレッシングはアメリカ生まれです。フランス人に「これってフランス風だよね」と聞いてもえっ?という顔をするだけ。出身地の詐称だ。オイルに酢と塩、砂糖を入れたシンプルなドレッシングの、どこが一体フランス風なのか。それも謎なんだけど、ベルリッツのメニューリーダを読んでみたら、「トマト味のマヨネーズ」と書いてある。えええっ!ベルリッツ間違ってない?と思いながらGoogle様に聞いてみると、確かにアメリカには「赤いフレンチ」がある。アメリカ人の知り合いにURLを教えてもらったのだが、ドレッシング1本輸入するわけにも行かず、北米出張に行く度に探していたのだがNYあたりでは見つからなかったのでした。

で、じゃーん!買って来てもらったもんね。赤いフレンチドレッシング!
かなりドロドロしていて、見た目はかなりケチャップに似ている。赤いので辛いんじゃない?と恐る恐るちょっとだけ舐めてみると・・・すごく甘いんですけど!
原材料名として記載されているのは、果糖、コーンシロップ、酢、植物油、水、トマトペースト、バーモント蜂蜜。その他に塩、スパイス、玉葱、にんにく、パプリカ、キサンタンガム、ビート、と書いてある。バーモント蜂蜜の味なのか、日本人感覚からするとかなり甘いドレッシングです。
こんなドレッシングは食べたことないんだけど、でも何だかどこかで食べたような味・・・先日、中華料理屋で突然ひらめいた。酢豚のソースだ。トマト味でドロドロしてて何だか甘い。絶対似てると思いつつ、酢豚を作って掛けてみることはしないAJだった。だって酢豚って作るの面倒くさいんだもん・・・

チェルシーチョコレート (明治)

2月にチェルシークランチを取り上げたばかりですが、今度は同じチェルシーでもリサイクル系(違うって)ではなく、チェルシー「バタースカッチのような味わいクリーム」を挟んだ板チョコ。
パッケージはチェルシーを踏襲していますが、食べてみると、んんん、チェルシー・バタースカッチってこんな味だったっけ・・・そういえばこんな味だった、と一拍置く感じ。チェルシークランチの方がずっとチェルシー感はありました。バタースカッチクリームは結構甘いのだが、周りを包むミルクチョコがより甘いせいか塩っぱさを強く感じる。塩バニラチョコみたい。何かプチプチしたものが後味に残る。そういえばチェルシーってこんな食感だったかなぁ・・・
かなり甘いので、甘みの少ないノンアルコール系統にお勧め。暖かいところではグニャグニャに溶けそうな気がするので、遠足のお供にはやめといた方がいいかも。

2010年4月18日

目覚まし時計

かれこれ20年以上使っている気がするブラウンの目覚まし時計。電気で動くモノとしては、AJ家の中でトップ5に入る長持ち製品だ。稼働時間ではたぶん1番かもしれない。平日は毎朝これに起こしてもらっているのだが、寝ぼけ眼でアラームを止めようとして、何度も床に落とした。既に端っこは欠けてしまっている。
それでも今まで問題なく動いてたのだけど、先日、いつものようにアラームで起きて時計を見ると・・・きっかり1時間遅いんですけど!なんでなんで。当然遅刻。知らない間にスヌーズを掛けて遅くなることはあるけど、1時間もスヌーズは効かない筈。試しに翌日は1時間早い時間にセットしてみた。すると起きたい時間にちゃんと鳴る。時計の時刻と目覚ましの時刻がきっかり1時間差で動くらしい。謎。物理的にどこか壊れたらしく、スヌーズボタンも押せなくなった。
いつ動かなくなるか不安なので、ベッドサイドに置いているCDラジオの目覚まし機能を併用することにした。こちらもスヌーズボタンが付いているのだが、スヌーズにならない・・・ボタンを押すとアラームは止まるのだがそれっきり鳴らないのだよ。何だよこれ、と思っていたがお休みの昨日、仕様がわかった。平日はスヌーズを掛けてから、ラジオを付けて天気予報を待ちながらウトウトしていたのだが、ラジオを付けると「起きた」と判断してスヌーズが解除されるらしい。ったく余計な仕様だよ、ぶつぶつ。ま、アラームが鳴った時点で起床すればいいんだけどさ。ぶつぶつ。

Toppo チーズケーキ (ロッテ)

春のToppoはチーズケーキ味。レモン色のパッケージにレアチーズケーキらしきものが描いてあるのだが、、、何だか白すぎじゃない?あまり美味しそうに見えないところが惜しい。
内包を開けると、いわゆる「チーズケーキ」な匂いがして、食べてもいわゆる「チーズケーキ」な味がする。外装がFranフロマージュほどお洒落じゃないので、ある意味見た目どおり、想像できる味。結構甘いですがチーズ味とToppoらしい塩っぱさもあるので、ビールのおつまみもOKだと思う。もちろんお子様のおやつも大丈夫。家族揃ってピクニック、な時にどうぞ。

2010年4月14日

エゴマ

かれこれ1年近く前になるけど、お仕事で北米の会社の人達と和食を食べに行った。話しながら、あぶらが乗りすぎのハマチの刺身に青しそを巻いて食べたら、おお!そうやって食べるのか!とみんな真似を始めた。イヤイヤこれは正しい食べ方じゃないし真似しなくっていいって!と言った(つもり)が既に遅く、食べてしまった人たちはふーん・・・という顔をしていた。中にひとり韓国ルーツのアメリカ人がいて、韓国では胡麻の葉っぱ(sesame leaf)を食べる、これに似てる、と言った。へー、胡麻の葉っぱって食べられるんだ!それおいしそう、韓国料理屋で聞いてみよう!と思ったのだった。

が、辛いのが苦手なAJは韓国料理屋に行く機会もなく、すっかり忘れた今日この頃、近所のスーパーで「えごまの葉」なるものを売っているのをみつけた。焼肉に巻いて食べると書いてある。これだ、これに違いない!わくわくと焼肉用の肉も一緒に買って帰ってきた。

見た目は青じそ。袋を開けると更に青じその匂いがする。
まずはそのまま食べてみる。・・・青じそみたいな味がする・・・。正確に言うと、同じ味では全くなくて、独特の匂いと渋みがあるんだけど、大雑把には似ている。青じそを知らない人が食べたら、区別が付かないかもしれない。焼肉に巻いてみると肉臭さが軽減されるし、エゴマの臭みや渋みも気にならなくて美味しい。調子に乗って梅干とか漬物とか巻いてみたけど、青じその代わりは無理でした。青じそ好きの方はまずは焼肉で試してみてください。

閑話休題。こんなに青じそに似ててゴマってあり?だいたいゴマ科とシソ科って近くなかったよね、とWikiでエゴマを引いてみると・・・シソ科って書いてあるじゃん!!科どころか属までシソと一緒。それは似ていて当然だ。これのどこが「ゴマ」なんだよ??

どうも、油を取る原料として先に「ゴマ」があって、同じように実から油が取れるから「エゴマ」と呼ばれることになったらしい。「エゴマ」は漢字では「荏胡麻」と書くんだけど、中国語では「荏」と一文字。広辞苑で「荏」を引くと、エゴマの旧名と書いてあって、昔は「荏」と呼ばれていたのに、いつの間にか「ゴマ」が付いたようだ。韓国語ではどうかというと、ゴマは「깨」(ッケ)、エゴマは「들깨 」(トゥルケ)。「들」だけだと野原という意味だから、たぶん「荏胡麻」と同じ構造だ。エゴマ油のことを日本語では「荏油」ともいうんだけど、韓国も同じで 「들」に油という単語を足すとエゴマ油になる。偶然の一致とは考えにくく、「荏」に「ゴマ」を付けたのは韓国(朝鮮)で、それが日本に伝わったんじゃないかな。

話は更にややこしくなるのだが、エゴマを韓国語ではケニップと言う、と書いてあることが結構ある。正確に言うと、ケニップは「エゴマ」というより「エゴマの葉っぱ」を指す言葉で、「青じそ」と「大葉」みたいな関係なんだけど、ケニップは直訳すると「ゴマの葉っぱ」なのである。何で「荏の葉っぱ」じゃなく「ゴマの葉っぱ」にするかなぁ。これ全然ゴマじゃないのに誤解を招くじゃんか。(ま、「大きい葉っぱ」よりはマシな命名かもだけど・・・)

最後に話を更にややこしくする。wikiでエゴマを検索して同じ項目の韓国語版に行くと、恐らくエゴマ種に関する植物学的ページに飛ぶことが出来るんだけど、シソを検索して同じ項目の韓国語版に行くと、なんとエゴマ(들깨)のページに飛ぶ。シソ(차조기)のページはちゃんと別にあるのに。シソまでゴマにしないでくれよ・・・

2010年4月11日

淮揚料理

朝日新聞夕刊の連載小説は現在、楊逸の「獅子頭(シーズトオ)」。なまじっかな日本人作家より全然読みやすく、ほんとにすごすぎる。主人公はどうもコックさんになるらしく、ただいま修行中の身です。題名の「獅子頭」も獅子舞の頭ではなく、料理の名前。食べ物が絡むと力の入るAJとしては、毎夕楽しみに読んでいます。
先日、元バイト先のレストランの店主(カノジョのお父さんでもある)との会話で、『中国料理には4つの系統があって四大名菜というが、淮揚料理以外の三つは知ってるかな』(略)『淮揚料理の他には四川料理、広東料理、山東料理がある』。
・・・ええと???他の3つは私にも判るけど、「淮揚料理」って何??
頼みのWikiにも書いてない。でも普通中華料理で4種類と言ったら、四川、広東、山東(北京)の他に上海料理が入るはずなので、上海料理の別名?新聞小説なんだから、暫く待っていれば答を書いてくれるんだろうと待っていると翌日『発祥は淮安と揚州の一帯で、』と解説が付いた。お気に入りの歴史地図帳を開くと、やっぱり上海の近所ではある。江蘇料理ってことか、とWikiで江蘇料理を読むとちゃんと「淮揚料理」も解説されていて一件落着。
納得していた数日後、淮揚料理の味の特徴として『ほんのりとして甘いけど、あっさりとした余韻のある後味』と会話している。えええっ!「東は酸っぱい」と習ったんですけど。甘いのは南の広東料理なのでは。日本でも「関西料理」なんてものはないと言われるように「東は酸っぱい」と括ってはいけないのかもしれない。でも他州については『東北料理の暴走する塩味と四川料理の命がけのような辛さ』と括った表現をする店主。ま、料理人って得てして自分の料理以外には冷淡だったりするのだが。
ストーリーもいいけど、料理についてもっと語ってくれよ!と毎晩新聞に向かって呟く今日この頃。

スイーツトルテ キャラメルムース(不二家)

なぜか得意の果物ではなく、キャラメルムースとガトーショコラの「ケーキinチョコ」スイーツトルテ。ガトーショコラは判るけど、キャラメルムースってケーキかね。更に謎なのは「さっくりパイとのハーモニー」なこと。パイ生地の上にムースねぇ・・・
パイは確かにさくさくするので、明治チョーパンことショパンに似た味がする。外側のチョコレートはビターなのですが、中のキャラメルチョコはかなり甘い。後味は甘いような苦いような、とろっとしてるようなさくっとしてるような・・・複雑な味ともいうが中途半端な味とも言うような(笑)。
お子様でも食べられますが、ターゲットとしてはOLとかなんでしょうね。半箱で結構満腹感のあるデザート風な仕上がりになっております。お砂糖抜きのコーヒー紅茶に最適。

2010年4月4日

桜は咲いたが

寒い。この寒さはどうなってるんですかね。
お買い物のついでに昨日、日本橋「さくら通り」の桜を見てきた。お花見の時期はホコ天になるのを知っていたけど、出店が出てるのは知らなかった。ビルの谷間にステージも出来ていてすっかりお花見会場の気分。無理やリ気味に道路に座って桜を見上げている人もいましたが、街路樹なのでちょっと風情は足りません。
私が通った時には、ステージでは太鼓を叩いていました。音は和太鼓なんだけど、リズムが早すぎ。これロック入ってない?と近寄ってみると、ハッピではなく黒Tシャツの若者たち。個々の太鼓では、プロとアマを聞き分けられる耳を持ってませんが、集団となると一目(一聞?)瞭然。リズムが早すぎることもあって揃ってない。でも情熱的に太鼓を叩く様子は、そうだよなー太鼓って素人がこうやって演奏すべき楽器だよなー、多少バラバラでもいいじゃんか、と納得させるものもあり。最後まで聞いてたら、高校生集団だったことがわかった。なるほど。
来週まで持つか判らないし、今夜は花見が多いだろうと思ってたのに、夜半に雨。寒い方が桜の花は長持ちするのかもだけど、春らしい日々が早く来て欲しい・・・

光文社古典新訳シリーズ(4)

快調に続いている光文社古典新訳シリーズ。元々ハズレが少ないところが気に入っているのだが、今回は当たりがとても多かった気がする。一番を選ぶのがとても大変・・・

(31) オンディーヌ(ジロドゥ):戯曲。設定は人魚姫なんだけど印象は全然違う。水の精であるオンディーヌがとても魅力的です。人魚姫の王子様にあたるハンスについて、きれいだけどバカ、と言い切るのがすごく素敵なのだが、ハンスちょっと可哀想かも(笑)。これ劇場でみたら感動するだろうなぁ・・・

(32) 消え去ったアルベルチーヌ(プルースト):「失われた時を求めて」は一応少し読んだことあるのだが、マドレーヌを紅茶に浸して食べると、という所しか覚えていない(笑)。たぶん1章くらいで挫折したのではないか。とにかく覚えてないんだけど、これはその6章。5章までを読んでなくても大丈夫なように、親切な註が付いています。で、、、これイイ!!去っていったアルベルチーヌを取り戻そうと右往左往する様子も、永遠に失って愕然とする様子も、引き込まれる感じで読んだ。最終章のヴェネツィア旅行が、筋からするとよく意図が判らない部分もあるんだけど、描かれているヴェネツィアがとてもヴェネツィアです。とても魅力的なヴェネツィアなのに、ある日魔法のようにその魅力が消え去ってしまうラストも印象的。いやー読んで良かったです。感動。

(33) ドリアン・グレイの肖像(ワイルド):オスカー・ワイルドって名前は知ってるけど、考えてみると幸福な王子しか読んでないかも。これとても面白いです。本人は無垢な美青年のまま、肖像画だけが意地悪く年老いていくという怪奇譚なんだけど、美青年がだんだんに堕落していく様子が「赤と黒」とは違った凄みをもって描かれています。お勧め。

(34) 愚者(あほ)が出て来る、城砦(おしろ)が見える(マンシェット):妙な題名は中原中也の訳詩をもじったそうですが、、、意図通りの印象を与えるかどうか疑問。内容はハードボイルド。というか純粋に暴力を描いた小説と言う感じ。映像にすると相当スプラッタですが、字で読む分には怖くない(笑)。でも面白いのでこれを映画にしたくなる気持ちは良く判る。怖いもの苦手な私は見たくないですが、でも香港ノワールとして作られて、トニー・レオンがトンプソン役なら見たいかも。暴力好きの方は是非どうぞ。正義はどこにもなくて暴力だけがある。説教臭くない分、すかっとするのかも。

(35) 一ドルの価値/賢者の贈り物(O・ヘンリー):賢者の贈り物と最後の一葉を、学生の頃に授業で原語で読まされた。道徳的な説教臭い短編を書く人だと思っていたのだが、日本で有名なのがたまたまそういうものだっただけで、単に最後にオチのある短編を書く人だったのね(笑)。むしろ不道徳なオチもたくさんあるが、全日空の機内誌に載りそうなお洒落な話が多い。私が一番気に入ったのは「しみったれな恋人」。デパートガールがお客様(実は大金持ち)に、結婚してくれたら美しい建物が並ぶ海辺の街やら世界中の風景を見せてあげる、と言われる。「知ってる、ゴンドラに乗るところでしょ」と返す彼女の頭にあったのは、豪華世界旅行ではなくご近所の遊園地コニーアイランド、というオチ。笑える・・・

(36) 狂気の愛(ブルトン):初めて読んだ。後書きにも書いてあるけど、題名から受ける印象とだいぶ違う。訳語としては無分別な愛、あたりが正しいのではないか。別に狂気は感じません。もっとも「狂気の沙汰」という慣用句ならたいして狂気を感じなかったりするので、初訳が出た頃は「狂気」という言葉はもっと軽いものだったのかもしれない。シュールレアリスムの文学版だそうで。頭の中に浮かぶイメージをそのまま書き留めていったようなⅤ章は、ダリの夢の絵みたいで印象的。恋愛論としてはいまいち。恋愛は唯一無二である筈なのに、複数の女性に恋してしまうのは、女性たちに共通する「タイプ」が唯一無二なのだ!って。それは屁理屈というものではないでしょうか(笑)。

(37) 変身/掟の前で(カフカ):変身は何度か読んだことあって設定は覚えていたけど、この訳が一番いいと思う。家族が困惑する様子とそれを見て本人も更に困惑する様子。哀しい物語だが救いがないようなあるような。人生は理不尽だ・・・

(38) 野生の呼び声(ロンドン):初めて読んだ。ジャングルブックの人なのだそうだ。これは人ではなく犬が主人公。お屋敷で幸せに暮らしていた番犬が、悪意によって売り飛ばされて橇犬になり、窮状を救ってくれた人間の飼い犬に戻るも、結局は野生の狼になっていく(ならないか)物語。犬好き必読。

(39) そばかすの少年(ポーター):そばかすの孤児が良い環境を得て、どんどん愛情と知識を見につけ、成長していく物語。最後には、実はあなたは大金持ち!と完璧なハッピーエンド。「秘密の花園」に近いけど、描かれる環境は全然違い、お屋敷の庭ではなく大自然。環境保護的観点も入ってはいるのだけど、時代が古い分、道徳的な論調。アメリカ開拓っぽい。

(40) 新アラビア夜話(スティーブンスン):千一夜物語の新訳ではなく、千一夜物語風の「新しい」冒険譚。「実は王子様」が街をうろうろして面白いことはないかなーと冒険する。舞台はアラビアではなくロンドン。タルトを配って歩く若者で始まる「自殺クラブ」が私は一番好きかな(結局食べ物かよ)。

デザートポッキー ショコラのバナナケーキ味(グリコ)

今春はバナナと苺で来た、グリコのデザートポッキー。「まるでデザートのようなポッキー」は何のデザートかと言うと「ショコラのバナナケーキ風」。ええっと・・・「バナナケーキ」って、潰したバナナを混ぜて焼く甘くてペタペタのパウンドケーキみたいなやつ、と思うんですけど、ショコラはどう入れるんだ?Googleしてみると解釈はいろいろで、大きく分けると、(1)私の考えるバナナケーキにチョコチップが入るタイプ、(2)バナナケーキにチョコレート/ココア味をプラスするタイプ、(3)チョコレートケーキにバナナのスライスを乗せる/挟むタイプの3種類の模様。
デザートポッキーがどれを目指したかは判りませんが(パッケージにはスライスバナナの写真があるが(3)ならバナナのチョコレートケーキ、だと思う)、(1)かな?チョコレートの味もするけどバナナ味が強い。バナナケーキというより「バナナのチョコレートがけ」の方が近い気がするけど、それではデザートとして高級感が足りないとの配慮でしょうか。
ポッキー得意のお子様味でかなり甘い。アルコールのお供も可能だと思うけど、コーヒー紅茶がお勧め。水筒に入れた温かい飲み物と一緒にお花見のお供に是非。(もう花見終わってるか・・・)