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2018年5月14日

べっこうあめ

食品成分表の「飴玉」は「砂糖と水あめを主原料」となってたので、私は有平糖(ていうか榮太郎の梅干し飴)にしたけど、有平糖はお馴染みの飴ではちょっとないのよね。もっと気軽な飴ちゃんでかつ伝統的というとべっこう飴もあるよね。

AJが第一に思い浮かべるべっこう飴は、お祭りの屋台とかで売られていた棒付きのものだけど、最近全然見ない。やっと見つけて、今ではこちらが一般的な袋付めタイプや金毘羅土産の加美代飴も一緒にパチリ。
みんな「べっこう飴」なのにだいぶ色が違うね。袋詰めタイプの黄色(金色)が一番メジャーな色だと思うが、鼈甲自体もいろんな色があるからどれもべっこう飴でいいんじゃないか。煮詰め具合(焦がし具合?)で色が違うようだ。でも写真の棒付は醤油入ってるかも。カンロ飴みたいな味がする。

しかし今の若者には「鼈甲」がわかんないかな。カメ(正確にはタイマイ)の甲羅から作られるプラスチックみたいなやつ。私の子供の頃でも既に鼈甲は貴重品になっていて、その辺で売っているのはセルロイドだった。でも今の若者には「セルロイド」もわかんないか。和装売り場で、こんな風に黄色い簪や櫛を今でも売っていると思うんだけど、あれが昔は鼈甲で出来てたんだよー。今は普通のプラスチックだけど。 黄色い中に茶色が入っている場合が多い。黄色だけの方が高級品なのだそうだ。

べっこう飴は砂糖と水で作る、と思ってたしwikiにも基本はそうだと書いてあるけど、水あめを使うレシピも多いな。それにwikiは「平たい形状」と言い切ってるけど、今となっては平たくないヤツが多いんですけど。 ま、鼈甲色の飴ならべっこう飴、ってことで(笑)。

2017年10月26日

大福もち(食品番号:15023)

再掲。

食品成分表の定義は、「もち米(もち粉)を蒸して搗(つ)いた生地であんを包んだものである。もち生地に他の原材料を混ぜたものは、豆大福、草大福、ごま大福等と呼ばれる。一方、あんは、小豆こしあん、小豆つぶしあんをベースに生鮮いちごや栗の甘露煮を加えた製品もあり、いちご大福、栗大福等と呼ばれる。本成分表では、もち生地のみの皮に、小豆こしあんのみを包んだ製品を対象とした」。

豆も苺も栗も入っていない大福を探すのが結構大変だったんだよ・・・。でもやっと近所で見つけた。中は残念ながら粒あんで、食品成分表の採用とは少し違いますが。
今では豆大福の方がメジャーなんだけど、でも昔はそうじゃなかったと思う。いつごろから豆大福ってできたんだろう・・・検索してみたけど、苺大福の元祖は出てきても、豆大福は出てこない。結構前からあったってことなのかな。

検索していて面白いことに気が付いた。「大福」だとほぼ豆大福が出てきちゃうけど、「大福餅」だと豆なし大福が出てくる。「豆大福餅」とは言わないんだね。

以前奈良に行った時に、「大福」という駅があって、ここが大福餅の生まれ故郷だったんだ!と思いましたが、そんなことはないらしい。

wikiによると、腹持ちがいいので腹太餅→太腹餅→大腹餅→大福餅、という変化らしいです。なるほど確かに似たような材料でも、おはぎは一度に複数個食べちゃうけど、大福は1個以上食べないもんね。1個でお腹いっぱいになるってことかな。

ちなみに奈良の大福の方は、「太腹」ではなく「大仏供(だいぶく)」が語源なのだそうだ。wikiには書いてないけど、ここに書いてあった。
縁起がいい字に変えちゃった、と言う点では大福もちと一緒ですわね。

2017年10月13日

汁粉(食品番号:15139-40)

2015年版で新たに収載されたお汁粉。こしあんと粒あんの2種類が採用されています。
食品成分表の記載は以下の通り。「新たに収載した『しるこ』は、『おしるこ』とも呼ばれる。小豆に砂糖を加えて煮た汁に餅、白玉団子、栗等を入れるのが一般的である。関西では、こしあんを用いたものを『しるこ』とよび、粒あんを用いたものを善哉(ぜんざい)と呼ぶ。収載食品は、餅や栗を入れない『しるこ』である。」
栗はともかくとして、お餅も白玉も入らないお汁粉なんて食べたことないですけど。まぁいいか。

成分表の言うとおり、関西では汁粉=漉し餡のお汁粉を指すのですが、関東では漉し餡も粒あんもどっちも「お汁粉」と呼びます。区別できなくて紛らわしいじゃないか?ちゃんと呼び分けているから平気。

漉し餡のお汁粉は「御膳汁粉」(ごぜんしるこ)。お金持ち?のご膳に出す、手のかかった高級品って感じでしょうか。「家庭でできる和洋菓子」によると、御膳汁粉はこしあんから作ります。つまり、小豆からまず漉し餡を作って、それをお汁粉にするわけね。作り方を見ると、普通の餡子より多少水分が残るくらいにした漉し餡を、同量位のお湯で伸ばして、片栗粉の水溶きを入れると書いてある。同量もお湯を入れたらサラサラし過ぎる気がするんですけど。確かに画像検索するとサラサラに見えるお汁粉がかなり多い。ねっとりの方が美味しいのにぃ。
写真は梅園の御膳汁粉。お箸を入れると跡がしばらくうっすら残る位にねっとりでアチチです。美味しいよう。

粒餡のお汁粉は「田舎汁粉」。写真は同じく梅園のもの。

田舎汁粉には小倉汁粉という別名もある、と思ってたんだけど、「和洋菓子」の見解は異なり、小倉汁粉は漉し餡で作る御膳汁粉に煮た小豆を入れる、という手の込んだものになっています。なるほどこれは御膳汁粉と田舎汁粉のいいとこどりになりそうだな。


AJ自身は圧倒的に田舎汁粉の方が好きで、毎年鏡割りの日に作る(って言っても缶詰を温めて焼餅を入れるだけだけどさ)のも田舎汁粉の方です。ウチのお汁粉もここに写真をアップしておこうっと。豆が違うのかずいぶん梅園のとは色が違うな。いいけど。

関西では、田舎汁粉(粒あん汁粉)のことを「ぜんざい」と呼ぶ、と成分表には書いてあるのですが、関東で「ぜんざい」と呼ばれているのは微妙に別の食べ物だ、ということも記載して欲しかったな。
どう違うのか?それはまた梅園で食べて来るから待っててね。

2017年9月12日

五平餅(食品番号:15123)

薄皮菓子パンの収載にも驚いたが、五平餅にも驚いた。笹団子はまだわかるけど五平餅って。長野では日常的な「和菓子」なんですか?本当かなぁ・・・

ぶつぶつ言いながら長野ショップ(銀座NAGANO)に出掛けた。五平餅はありますか?と聞いてみたら、冷凍のと常温(真空パック)のがあると言われた。通勤途中だったので常温の方を買って帰ってから気が付いた。あれーこれ蕎麦入ってるよー(泣)

食品成分表の定義は「新たに収載した『五平もち』は、愛知県、岐阜県、静岡県、長野県等の郷土料理である。炊きたての飯をつぶし細長く整え、たれ(砂糖、みそ。これにクルミやゴマ等を混ぜたものもある)をつけて火にかざしてあぶり固める」。あれ、長野は最後に出て来るんだな。てっきり信州名物だと思っていたぞ。wikiによると、中部地方の山間部の名物だそうだ。


本来はご飯(=うるち米)で出来ているべきところに、蕎麦の実入りでぷちぷちしている。かつ、細長いだけのわらじ型が一般的なのに団子を平たくつぶした形になってしまっているが、まぁ、こんな感じってことで(笑)。もっと一般的な五平餅に出会えたら別途更新しときます。
タレは砂糖と味噌味に黒胡麻が入っている。AJはお餅に味噌をつけて食べる=味噌焼きおにぎり風のものだと思っていたけど、甘味が強めで、大雑把にいうと甘辛の串団子な味がする。もちろん味噌と醤油の味の違いはあるんだけどさ。

さて五平餅。
五平さんという人が作ったんだろうと思っていたのだが、御幣に似ているからで本来は御幣餅なのだそうだ!本当かなぁ・・・。御幣って何かピンと来ない方も多いですかね。神社でお祓いの時にしゃらしゃら振ってくれるあれ。或いは、 神棚や鏡餅に取り付けられているヒラヒラ。
あれが五平餅に・・・見えませんけど。

ま、今でこそ単なる軽食だけど、お米の取れない山間部では、純白の白米もお餅も貴重品で、ありがたいものであったために、御幣に見えたのかもしれません。
待てよ、でもそんな有難い純白なものに味噌を塗るかなぁ・・・ま、美味しいからいいけど(笑)。
更に疑問なのは、なんでこれが食品成分表に収載されたか、だな。郷土色をもっと取り入れなさいという勧告でも出たんだろうか。謎。

2017年8月31日

錦玉糖(食品番号:15015)/錦玉羹

これも再掲。前回書いたやつはタイトルを「干錦玉/きんぎょく糖」に変更しました。

「錦玉糖」でGoogleするとたくさん出てきてたのはあっち(干し錦玉)だったんだけどね、食品成分表の定義は「寒天を水で加熱溶解した後、砂糖を加えて煮つめ、水あめを加え、型にいれて固めたものである」。これだとたぶんこっちだと思うのね。AJの認識ではこれは「錦玉羹」なんだけど・・・

両口屋是清の「沢の翠」
大雑把に説明すると、透明な羊羹。食べたことはなくても、見たことならあるのではないでしょうかね。
左写真は、両口屋是清の「沢の翠」。ハーフ羊羹位のサイズで売られています。

透き通った部分が寒天(+砂糖と水あめ)、そこに深緑の楓の葉っぱ型、薄緑と赤と茶色の長細い枝?茎?藻?を模した羊羹が浮いています。私は赤いのが金魚だとずっと思っていたけど・・・沢に金魚はいませんね。まぁとにかく涼し気な、夏の和菓子。

お店によってはもっと具象的な金魚や花が浮かんでいたり、羊羹と二層になっていたりする。これは見るからに竿菓子(=羊羹タイプ)ですが、上生菓子風というか、最初から一人分サイズにデザインされたものもあります。

ちなみに「琥珀羹」も同じ。
琥珀羹だと、琥珀色で中にいろいろ入れない(だって琥珀なんだから)けど、錦玉羹だと、にぎやかな飾りが浮かんでいる(だって錦の玉なんだから)、という感じ。実際にはシンプルなのに錦玉羹を名乗っている場合もあれば、逆のケースもあります。
そして、食品成分表もそうであるように、どうみても生菓子なのに錦玉糖とか琥珀糖という名前のものも多い。ま、食べ物の名前なんて、どっちが正解ってこともないんだけどさ。

錦玉羹/錦玉糖は夏にはよく見かけますが、その他の季節には激減します。錦玉羹はベタベタ甘いので、食べるなら初夏がお勧めかなぁ。

2017年8月11日

唐饅頭(食品番号:15032)

こちらも再掲。

前回書いた時は、当初、四国名物の唐饅頭だと思って買ってきたのに、どうも違うことが分かって(あれはいわゆる饅頭とは違うしな)、更に「カステラ饅頭」との差が分からなくなって匙を投げたのだったが、その後の調査で分かってきた。たぶんわかった、と思う。

唐饅頭に対する食品成分表の定義は、「加熱した平鍋に置いた丸型、胴型等の枠型に、小麦粉、鶏卵、砂糖等を用いた生地を入れて焼き、あんを丸めてから扁平につぶして乗せ、さらに生地を入れて、ひっくり返し、型に接触している側面には焼き色がつかないように焼いたものである。本成分表の『とうまんじゅう』は四国地方の同名の菓子〔黒砂糖に擂り胡麻(すりごま)を混ぜたものをあんとしたもの〕とは異なる。収載食品は、小豆こしあんの製品である」。

唐饅頭は「家庭で作る和洋菓子」にも採用されていて、こちらには写真も作り方もあるから、確実にこれだ、という自信が今回はあるんだもんね。

こちらでございます。これは小田原のういろう(店名)で買った。
ちゃんと「唐饅頭」と書いてあるぞ。中身は小豆こしあんで食品成分表の定義ともぴったり。

「和洋菓子」のも同じで丸みを帯びた四角形。これを「胴型」っていうんだろうか?「和洋菓子」には「唐饅頭の型」と書いてあるので、典型的な唐饅頭の形のひとつではあるらしい。
和洋菓子の材料も「小麦粉、砂糖、卵」でばっちり。

よく似た和菓子に「今川焼」があるけど、今川焼は「鶏卵、砂糖を混ぜ、水に溶かした膨張剤、小麦粉を加えてこね、水を加えて混ぜ合わせた生地を、加熱した焼型に流し込んで、あんを入れ、別の焼型で後から焼き始めた生地とあんを挟むように合わせて、焼いたもの」なので、「膨張剤」の有無と、「別の焼き型で後から焼き始めた生地とあんを挟むように」が違うのである!

見た目はすごく似てて写真じゃわからないし、AJには食べてもわかる自信はないけど(笑)、人形焼きやもみじ饅頭は唐饅頭ではなく、今川焼の仲間に入るということが理解できた。

さて、wikiの唐饅頭の記述の冒頭に出ている、カステラ生地タイプの「唐饅頭」も箱根旅行でゲットしたきたぞ。wikiには「都まんじゅう」と書いてあるが、AJの認識は「都まん」。機械でガシャガシャ作られる。

箱根湯本の菊川商店で買った箱根まんじゅう。
店先にガシャガシャ動く機械がある。うまく写真撮れなかったけど、検索すれば出て来るので興味ある人は食べログへどうぞ。

中は白あん。
見た目今川焼風だけど、円筒型に生地を入れて焼く→餡子を載せる→さらに生地を載せて、型ごとひっくり返す。唐饅頭の焼き方に相違ない。

同じような饅頭が「カステラ饅頭」の名前でwikiに記載されている。説明文中に唐饅頭である、と書いてあるけど、食品成分表には「カステラ饅頭」と「唐饅頭」は別項目として収載されているので、話がややこしくなっていたのだ。wikiの「カステラ饅頭」=浜松銘菓 秋芳堂の松菱饅頭は、食品成分表の定義では、「唐饅頭」であり、「カステラ饅頭」ではありません。

ということで決着。 ああ、スッキリ。
じゃあカステラ饅頭とは何か?ひよこの類、という定義であっていたのよ、たぶん。詳細は「カステラ饅頭」で。

葛餅、葛でんぷん製品(食品番号:15021)

正しい「葛餅」こと関西くずもち。
食品成分表の定義では、「新たに収載した『くずもち、くずでん粉製品』は主に関西で流通し、『くずもち、小麦でん粉製品』は主に関東で流通している。砂糖入りのきな粉や黒蜜を付けて食べることが多い和菓子である」。

AJ自身も、くず餅=関東くず餅=あれで葛が使われている(昔は使われていた)と思っていたくらい、関東では見かけない葛粉の葛餅。奈良に行った時に食べた葛餅は、黒蜜が練りこんであって、(たぶん)、今回はもっと標準的なやつをアップしたいなぁ。あまり見掛けないけど、都内でも関西系の甘味処なら置いているだろうと思ったのに、検索しても見つけられなかった。
箱に入ったやつなら、奈良県アンテナショップには確実にある。日本橋高島屋の銘菓売り場でも売っているのを見つけて、ちょっと大きいけどこれ買えばいいか、と思っていたのだった。

ところが。
先日出掛けた箱根の旅館で、デザートに葛餅が出てきたのだった。ラッキー♪
じゃーん。これがいわゆる葛餅(関西くずもち)だよん。ひんやりでプルルンなのだ。黒蜜と黄粉という組み合わせは関東くず餅と同じ。

ちなみに高島屋で売っているのは、奈良の松屋本店の。 箱に入っている状態では、船橋屋のくずもちに似ているような気が・・・しなくもない。全然違うんだけど。
ちょっと量が多いなー、でも食べてみたいなー、という方は、奈良県ショップ(日本橋の奈良まほろば館)に行けば、カップに入った状態のも売ってたよ。 夏の間にどうぞ。

2017年8月5日

くずもち、小麦粉でん粉製品(食品番号:15122)

2005年版で新たに収載されたくずもち。

食品成分表は正確には、「くずもち<葛餅>、小麦でん粉製品」という記載になっているのだが、小麦粉製のを「葛餅」とは書かないんだよ、さすがに。
「くず」餅と平仮名で書くか、「久寿餅」と当てる(川崎大師系)。

写真は亀戸名物 船橋屋の「くず餅」の盛り付け例。三角っぽく切ってあるのがお約束。

葛粉を使った葛餅のように透明ではなく、白こんにゃくのような薄灰色で、モチモチ弾力はありますが、葛餅のモチモチプルルンとは大分違って、ねっとりベタベタしたモチモチです。

パッケージを開けたところ。黒蜜と黄粉付き。
添付された説明書の冒頭を引用すると、
「厳選された小麦粉を仕込み水で練り、樹齢を重ねた杉の大樽に寝かせ待つこと450日。自然発酵した小麦澱粉粉を蒸し上げたくず餅は、ほのかな香りと酸味、しなやかな食感が特徴です」。
食品成分表の解説には、「『くずもち、くずでん粉製品』は主に関西で流通し、『くずもち、小麦でん粉製品』は主に関東で流通している。砂糖入りのきな粉や黒蜜を付けて食べることが多い和菓子である」とさらりと書いてある。
間違ってはいないのだが、これだと「葛粉」と「小麦粉」の違いだけに思えてしまうよね?そうではなくて、船橋屋の商品説明にあるように、「自然発酵した小麦粉澱粉を蒸し上げた」の所がポイントなのだ。こう見えても発酵食品なんですぜ!関西くずもち(葛餅)とは全然違う食べ物なのだ。

当初は葛粉を使った発酵食品で・・ということでもなく、最初から小麦粉だったらしい。なんで「くず餅」という名前にしてしまったのか謎。葛餅に似せて作ったにしては違いすぎ。「葛」と関係ないなら、「屑」に通じる「くず」餅という名前を普通は付けないと思うんだけど。
関東以外の人(特に関西人)が、何これ!と驚愕するのは無理もない。しかし関東人の多くはこのくず餅しか知らないのだよ。

AJにとっては、亀戸天神土産なんだけど、川崎大師と池上本門寺と亀戸天神の3つが有名どころであるらしい。寺社の門前で食べる名物ってことね。少しは日持ちするので昔からお土産向きでもあったんだろうな。
あまり一般的な和菓子とは思えないんだけど、「自然発酵した小麦粉を蒸し上げた」のは、他の和菓子とは大きく異なるので、食品成分として考えると収載する意味はあるのかもしれない。

それ食べたことない、という方は、東京のデパートならほぼ船橋屋は入っているので食べてみてね。感動の美味しさ・・・かどうかはともかく(笑)、独特の味がします。

2016年3月6日

桃カステラ(長崎銘菓)

テレビで見たことがある長崎の桃カステラ。長崎では通年売っているのだそうだが、長崎まで桃カステラ買いに行くわけにもいかんし。頼りのアンテナショップが長崎はないんだよなぁ。

でも雛祭りの時期ならもしかして、と、ひな祭り当日に出掛けたデパートで見つけた!憧れの桃カステラ。今年は桜餅ではなく、桃カステラで雛祭り♪

カステラ(というかスポンジ生地)に、お砂糖コーティングで劇甘。見た目通りの味でした。毎日食べるには不健康な気がするけど、なんか幸せな気分にはなれました。

2015年5月27日

うんぺい(津軽銘菓:ぷちっと東北の葉桜ツアー番外編)

弾丸ツアーだったのでご飯も好きに食べられなかったが、弘前公園で地元和菓子らしいのを見つけて買った。

蒲鉾じゃないよ、和菓子だよ。
津軽銘菓「うんぺい」と書いてあった。「うんぺいもち」と書いてあるお店もあった。写真は甘栄堂謹製。栞には、「津軽藩政時代、京都の干菓子を習い覚えた津軽の菓子職人が、甘さを少なめにして津軽の人々の口に合う食べやすいお菓子にして、慶事用・仏事用共に広く用いられた当地独特のお菓子で御座います」とのこと。

つまり、「うんぺい」=「雲平」のことらしい。違い過ぎのような気がするんですけど。甘さ控えめとかいう以前の問題だと思うんですけど。でも「京都の干菓子を」とまで書いてあるんだから、オリジナルは干菓子の雲平だったんだろうね。確かに甘いのだが、お腹の足しにはならないので、「人々の口に合う」のは難しかっただろうね。しかしここまで餅にしてしまうなら、雲平という名前は忘れても良かったような。
原材料は、もち米と砂糖。
材料も見た目も素甘に似ている。本当は雲平じゃなくて外郎を作ったのに、まちがえて「うんぺい」って名前にしてしまったのではないか?干菓子には全然見えないもの。

と思いながら食べた。ジャリジャリと甘い! このハンバない砂糖感は、外郎や素甘にはないもの。これは干菓子ぽいかも・・・

2015年1月18日

巻きせんべい(食品番号:15050)

「巻き煎餅」で画像検索すると米菓の品川巻がかなり含まれてしまうが、「巻煎餅」なら正しい巻煎餅が上位にずらーっと表示される。なんだか芸の細かいGoogle様。
小麦粉煎餅という前提なしで「巻煎餅」と言われると、AJ自身は品川巻を思い浮かべてしまいます。小麦粉で巻いているやつって、シガール(ヨックモック)とかルーベラ(ブルボン)とか、洋菓子ばかりが頭に浮かぶ。でもwikiの「煎餅」に「巻煎餅(絹巻煎餅)」という記述があり、正解に辿り着いた。絹巻ならわかる。あれが「巻きせんべい」なのか。

成分表の定義は以下の通り。「小麦粉、砂糖、鶏卵を用いた生地を焼き、有平(あるへい)糖を芯(しん)にして巻いたものである」。wikiの巻煎餅の記述と一致するし、私の記憶の絹巻とも一致する。

こんなの→。これは京都の三条若狭屋さんのもので、お煎餅部分に黒胡麻が入っていて香ばしいです。
昔、知り合いが京都の出張土産に、お気に入りの美味しい和菓子を買って来たよー、とくれた。ここのだったかどうかは自信ないけど、「絹巻」だったことは良く覚えている。ずいぶん庶民的なお菓子が好きな人なんだなーと思ったものだった。

久しぶりに食べる絹巻。パリパリで美味しい。
絹巻と言うのは本来、反物を巻く棒のことで、それに似ているから絹巻という名前になったんだと思い込んでいたけど、今、検索してみたらそんな事実はないらしい。単に巻き芯とか芯棒とか呼ばれている。えーあれじゃないの??でもすごく似ているんですけど・・・

2015年1月11日

かわらせんべい(食品番号:15049)

小麦粉煎餅と言えば瓦煎餅が代表選手だよね。食品成分表の定義でも「最も一般的なせんべい類の一つである」となっている。定義の方は、「砂糖と鶏卵を混ぜ、水で溶かした重曹(炭酸水素ナトリウム)、水、小麦粉を加えてこね、さらに水を加えた生地を、型に入れて、直火で焼いたものである」。

瓦煎餅と言えば亀井堂、というのがAJの認識で、冬休みに人形町まで出掛けてきました。人形町亀井堂は神戸の「亀井堂総本店」の分家だそうだ。
人形町亀井堂の瓦煎餅は久しぶりに食べたけど美味しかった。瓦煎餅はどこにでもあるけど、やっぱり美味しいとこのは美味しいね(そりゃそうだ)。写真左下のお茶壺型のは、その名も「茶つぼ」という、瓦煎餅の砂糖掛け。ここでしか買えない(ネットで買えない)と書いてあったのでつい買ってしまったが、これがまた上品な美味しさで絶品でございました。

で、瓦煎餅。瓦の形をしているから瓦煎餅と言われるわけですが、なんで瓦にはこんな切れ込みが入っているのか?
この形は正確には、「切込桟」と言われる「桟瓦」で(wiki)、切れ込みは重ねた瓦同志を固定するのに使われるんだな。平瓦と平瓦を丸瓦で押さえるのではなくて、切れ込みの分だけ重ねていく。ここの解説がわかりやすい。重なりが少ないから屋根が軽くて済む=土台となる住宅がそんなにしっかりしなくても大丈夫、ってことで、江戸時代にこの瓦が発明されてから、普通のおうち(お城や寺社以外)でも瓦葺のおうちが増えたのだそうだ。

神戸の亀井堂総本店には、原寸大瓦煎餅もある!桟の部分もきっちり再現されてますね。しかしちょっと大きすぎだと思う・・人形町で買ったやつは「小瓦」に相当する大きさ。このサイズが標準でしょう。最初の瓦煎餅はどの大きさだったのか。原寸大で瓦割り~!とかしてたのかね。

2014年11月23日

ごかぼう(食品番号:15047)

和干菓子ってなんか殆ど駄菓子な気がする今日この頃。

ごかぼう(五家宝)って関東地区の人なら知っていると思うが、メジャーなお菓子じゃないんだな。MS-IMEでは変換してくれない。
AJにとっては昔スーパーとかでも売っていた駄菓子、なのですが、wikiによると埼玉県の銘菓。
食品成分表の定義は「おこし種に砂糖及び水あめで作った蜜(みつ)を混ぜて円柱状に丸め、きな粉に砂糖、水あめで作った蜜(みつ)を加えて混ぜた外皮でくるみ、きな粉を敷いた台上でころがしながら細い棒状に延ばし、切ったものである。」

たぶん写真を見た方が早いね。
「おこし種」というのは、おこしの元ですね。プチプチ丸いライスパフみたいのが写真からもわかると思うけど、これのこと。
写真は熊谷市の紅葉屋本店のものですが、私の認識よりずっとお上品なお菓子になっていました。素朴な味ではあるけれど、これなら駄菓子と言わなくていいな。

でもスーパーで売っていたのは、こんなじゃなくてもっと駄菓子な味で、しかも色が緑だった。どっかで売ってないかな・・・と探していたら隣の駅のスーパーであっけなくみつけた。「ソフト五家宝」という名前になっていた。そうそうこの色。
ついでに駄菓子コーナーでみつけた「きなこ棒」も一緒に写真を撮ることにしました。

「ソフト五家宝」は見た目は抹茶味みたいですが、食べるとかすかに黄粉の味がします。
うぐいす粉(青大豆粉) をイメージしたらしい。実際には着色料の色なんですが。抹茶の味はしないし抹茶は入っていません。黄粉の代わりに白砂糖がたっぷりかかっていて劇甘。ザ駄菓子!という甘さです。「ソフト」というだけあって柔らかい。
対して「きなこ棒」の方は、五家宝の外側部分と同じ味。おこし種は使っていないのでプチプチ感はなく、食感も堅め。素朴な駄菓子味。おこし種を使ってないから、こいつは五家宝とは名乗れませんね。味はずっと似てるんだけどな。

なんで五家宝という名前なのか、wikiに諸説がありますが、「宝」はどうみても当て字だな。最初からこの漢字なら「ごかほう」と読むもの。きなこ棒と同様、ごか「棒」だったのが縁起良く「宝」になったんでしょうね。

優しい甘さの五家宝。1個10g位なので384Kcal/100gは10個食べられますね。満足すると思うな。でもソフト五家宝は砂糖が多くてもっとカロリー高そうと思ったのだが袋の表示を見ると360Kcal程で変わらず。ま、100gあたりのカロリーとしてはご飯の倍以上なんだけどさ。

2014年11月3日

おのろけ豆(食品番号:15044)

おのろけ豆も知らない人が多いんじゃないかな。

AJは子供の頃に、お歳暮?で何度かもらったことがある。缶入りのあられの類の詰め合わせで、その中の一つが「おのろけ豆」だった。詰め合わせの中で一番好きだった。でもその後、他で見掛けたことがないので、食品成分表で見つけるまで、商品名だと思っていた。

一般名なのかー。でも「おのろけ豆」って言って売っているのを見掛けないけどな?と思いながら検索してみたら麻布の豆源が出てきた。確かに豆源で売ってるのは「おのろけ豆」だね、と思ったのだが。

あれ?おのろけ豆ってこういうのじゃないといけないの?
豆源の説明によると、醤油味で海苔が付いているやつが「おのろけ豆」というらしい。 (ちなみに、おのろけの左にあるのは「おとぼけ豆」)

私が子供の頃に食べたのは、醤油味も確かにあったけど、白胡麻とか青海苔とか、梅?海老?なんか赤いヤツもあった。その状態だと「おのろけミックス」と呼ぶのが正しいらしい。

成分表の定義では「『 おのろけ豆』は、いり落花生に塩味の寒梅粉で衣掛けし、焙(ばい)焼したものである。」となっていて、何味でもいいように聞こえる。
でも、「衣に醤油を絡ませる工程で、1粒1粒が仲良さそうにくっついてしまう」から「おのろけ豆」という豆源の説明を信用すると、醤油味でないとダメということになるよなぁ。

(2017/7/5付記: 2015年版の食品成分表では「梅粉で衣掛けし」と書いてあり、梅粉!梅味のことだったか!!と一瞬思ったんだけど、もう一度よく読んで「寒梅粉」の「寒」がなぜか2015年版では抜け落ちたのだと気が付きました。寒梅粉っていうのは梅の粉じゃありませんぜ、食品成分表さんよ。誤解を呼ぶから早く治してくれよー)

ちなみに私は、おのろけミックスの中では白胡麻味が一番好きでした。おのろけ豆以外の缶は思いだせなかったのだが、豆源のサイトを見ている内ににいくつか思いだした。豆かき甘辛とさくらのお煎餅はあった。あとたぶん柿の種もあった。どこのだったんだろう?

2014年10月19日

おこし(食品番号:15043)

「おこし」を知らない人はあまりいない気がするが、でも最近の子供は知らないんじゃないか。若い人もお土産としてのおこししか知らないかも。私が子供の頃には、駄菓子として普通に売っていたと思う。ずいぶん前からスーパーのお菓子売り場では見掛けないんだけど。いつごろから無くなったのかな?

今回書くにあたって、東京名物 雷おこしも考えたけどね、AJにとって「おこし」というとやっぱり、大阪名物 岩おこし。ミニ版を買って来た。超久しぶりに食べた。
あれ?岩おこしって、もっと堅かった気がするんだけどこんなだったっけ?先日の元祖ケンピの方がよっぽど岩並に堅いよ。

「おこし」は漢字では「粔籹」と書く。読めないよ。
wikiによると、唐菓子として平安時代に!伝わったのだそうだ。日本語ぽい語感だけど、たぶん名前もお菓子と一緒に大陸から伝わったんだろうね。
当時は砂糖はもちろん水飴もお米も貴重だったからお貴族様の食べ物だったけど、甘味が一般的になるにつれ、おこす→「興す」に通じるところから、縁起がいい食べ物ということになり、日持ちもいいし軽いしお土産に最適なものになったのだった。

大阪名物岩おこしは、江戸時代の運河工事の際に岩がたくさん出てきたから「大阪の掘り起こし、岩起こし」→大阪名物岩おこし~という駄洒落なのだそうだ。 形も岩っぽいし、お茶目だね。というわけで、写真のクマには岩おこしを起こしてもらいました(笑)。

100gあたりのカロリーは383Kcalと、干菓子としては一般的ですが、軽いからね。写真のミニサイズは1枚8g位。100gだと12枚も食べられる。とはいえ、8枚食べるとご飯一膳分。んー。

追記(2014/11/3):
成分表の定義は「『おこし』は、おこし種に、砂糖や水あめの蜜(みつ)を加熱して掛けて混ぜ、湿らせた木枠に入れて薄く延ばし、切り分けて冷ましたものである。」
「おこし種」についても説明があるぞ。「おこし種とは、蒸したもち米を乾燥し、煎(い)った煎種(いりだね)の一種である。」
そうそう、大阪名物には岩おこしの他に「粟おこし」もあるけど、粟を使っているわけではなく、細かく砕いたお米が使われているのでした。

2014年9月23日

芋かりんとう(食品番号:15042)/芋ケンピ

芋かりんとうって芋ケンピのことよね。コンビニでもスーパーでも100円菓子の常連で良く売っているよね。AJも好きで時々買うよ。

さつま芋をフレンチフライみたいな形に切って、油で揚げて砂糖をからめたお菓子。

今はどこでも見るけど、子供の頃にはなかった気がするな。ま、昔は地方によっても、お店によっても、品揃えは今みたいに画一化されていなかったから、私の周りに売っていなかった、というだけのことかもしれないけど。

芋かりんとうは油菓子なので、和菓子にしてはカロリーが高い。ちょっと意外なのは、本家のかりんとうよりも割高。なんでかな。なんとなく、かりんとうよりも健康的なイメージがあったが、こいつはスナックだと思うべきなんだな。気をつけようっと。

追記(2014/11/03):
成分表の定義は「『芋かりんとう』は、さつまいもを短冊状に切って、油揚げした後、蜜(みつ)掛けしたものである。」 はい。迷う余地ありませんな。

さて、「芋かりんとう」に疑問の余地はなかったのだが、「芋ケンピ」の「ケンピ」って何?
今まで考えたことなかった。google先生に聞いてみると、「ケンピ」という土佐名産のお菓子があって、芋かりんとうがそれに似ているから「芋ケンピ」という名前になったのだそうだ。

どれどれ、と高知ショップに行ってみる。あったー。土佐銘菓らしく、坂本竜馬のパッケージになってる。

見た目フィンガービスケット風。芋ケンピと一緒にクマに持たせてみましたが・・・あまり似てません。

食べてみると・・・か、堅い!堅いから「堅干」でケンピというのだそうだ。恐ろしく堅いです。優しい甘さで卵ボーロみたいな味。素朴な美味しさ。しかし堅い。
当時は堅い=水分が少ない=日持ちするお菓子、として重宝したと思うが、今となってはこんなに堅くなくてもいいんじゃないかと思ってしまうな。

元禄初めの頃、白髪素麺の製法からヒントを得て作った、と西川屋さんのパッケージには書いてあるのだが、素麺にも似てないと思う。

とにかく、芋かりんとうには似てないよ。なんで芋かりんとうに「芋ケンピ」って付けたんだろ。そしてなんで芋ケンピがオリジナル・ケンピより全国に広まっちゃったんだろ。責任者出てこーい。

2014年6月22日

蒸しまんじゅう(食品番号:15033)

普通「まんじゅう」と言われて頭に浮かぶのは、蒸し饅頭だと思うの。饅頭の基本ていうかオリジナルなんだし。饅頭については前にも書いた。饅頭(薯蕷饅頭)、 酒饅頭、織部饅頭も蒸し饅頭だな。あと紅白饅頭、温泉饅頭、利休饅頭(茶饅頭)、吹雪饅頭あたりがメジャーどころかな。

前に書いた酒饅頭はいまいち大きすぎたんだけど、私のイメージ通りの大きさのがスーパーに出ていた。毎度ヤマザキの「ふんわり酒饅」。
・・・伝わらなそうだけど、中華まんよりは心もち小さいんだよう。ちなみに右側の胡麻付きのは、AJ母特製の薯蕷饅頭です。塩瀬のお饅頭を意識して一口サイズ(笑)

蒸し饅頭とは言うけど、蒸し立ての印象はあまりない私。温泉饅頭は蒸し立てを買ったことあるけど、後はビニールに包まって店頭に並んでいるのを買う、或いは引き出物で箱に入っているのをもらうイメージ。
紅白饅頭って昔、運動会かなんかでもらった気がする。お祝い事で配られるとwikiには書いてあるけど、あんまりそういう印象ないなぁ。日持ちするものじゃないし、内祝い的なお祝いに使うのかなあ?もらった記憶はかすかにあるけど、AJ自身は配ったことありませんね。

お団子よりは格上で、でも上生菓子よりはずっと身近な和菓子。あんまり食べない気もするけど、ヤマザキが作る位だから、そこそこはみんな食べるのかね。
次回は饅頭の最終回、みんなが良く食べるお饅頭です。ただし・・・(次回に続く)

2014年5月11日

葛饅頭(食品番号:15030)/くず桜

私は葛饅頭=「葛桜」だと思っていた。食品成分表にも「別名:くずざくら」と書いてある。「水饅頭」という名前で売っていることもある。

画像検索してみると、「葛桜」だと緑の葉っぱ(桜葉の場合もあるけど、バランも多い)が付いていることが多いね。くずまんじゅうや水まんじゅうだと付いていないことの方が多い。
AJ自身には饅頭=餡子を包んで火を通したもの(蒸すか焼く)、という印象があるので、水が前置詞についても、これって饅頭?と違和感があるんだけど、葉っぱが付いてないのにどこがくず「桜」?と言われると答えに困るな。
これはこれでおいしいものなので、桜餅とも饅頭とも独立した、葛○○という名前を付けてあげればいいのに。つるんと冷たくして食べるんだから、葛氷とか・・・駄目だ。葛切のことをくず氷とも言うらしい。そういえば葛餅も「餅」には見えないもんな。葛饅頭が饅頭に見えなくてもいいのか。
(2017/8/11訂正:葛饅頭は、こう見えても火を通していました。餡子を包んで蒸して作るんだって。練り練りして包んだだけなのかと思ってた・・・)

食品成分表によると、皮2:あん3で餡子率が高い。私の写真のは皮率が高そうだなぁ。すごく水分が多そうに見えるけど、案外そうでもない。関西桜餅(道明寺)といい勝負。水羊羹や粽に負けるのは理解するとして、串団子や今川焼に負けるのはちょっとびっくりだな。餡子率が高いからか。そうかも。

日本橋長門の葛桜
(以下 2017/8/11付記)
正しい「葛桜」を買って来ました。桜の葉っぱ付き。
ただし桜餅とは違って、生の葉っぱです。食べられない(たぶん)
本物の葉っぱが付いている葛桜を探して、日本橋長門まで行ってしまったよ。でもなんか葛の透明度が足りないな、ぶつぶつ。

(以下 2017/8/20付記)
買った時はもう少し透明度があった気がするんだけど、とは思ったんだよね。葛粉は蒸すと透明になるけど、冷やすと白濁してしまうのだそうだ。思いっきり冷蔵庫に入れてしまいました。私が悪うございました。
もう一度撮影に挑戦!

今度は少し透明感が写せましたかね。クマはボケているけど。
桜の葉っぱは桜餅とは異なり、塩漬けではありません。普通の緑の葉っぱ。「和洋菓子」には、5分間ほど塩水につけてから水を切っておく、と書いてある。
生の葉っぱを使うことと、透明度を保つためには冷蔵保存できないことから、本物のくず桜を扱うお店は少ないのかもしれない。スーパーで売っているやつは、白濁しないように葛粉100%ではないもので作っているのだそうです。

2014年5月6日

カステラまんじゅう(食品番号:15029)

練切から1か月も経過してしまいました。「ね」まで来たのになんで「カ」?とお思いかもしれませんが(誰も気にしてないって)、「ねりきり」の次は「まんじゅう」で、「まんじゅう」の最初が「カステラまんじゅう」なのだった。

でー。
「カステラまんじゅう」という言葉は、カステラの項目を書いた時にwiki(カステラ)でも見掛けた。そもそもこのシリーズを始める前に、全部のお菓子の名前を見た。カステラまんじゅう=外側がカステラになっているお饅頭のことよね、と思い、知らないものだとは思わなかった。

順番が来て、外側がカステラの饅頭=もみじまんじゅうが代表格かな、人形焼にすべき?と迷ってwikiを見てみると、「白あん等をカステラ風の生地で包んだ」と書いてある!えっ!!白あん・・・もみじまんじゅうも人形焼も、普通は小豆餡だ。

wikiには浜松銘菓だと書いてある。浜松では常識かもだけど私は知らないぞ。浜松銘菓って言ったら、うなぎパイでしょ普通。東京ではそんなもの売ってないぞ。そもそも、そんなにマイナーなものが食品成分表に載っているとは思えない。おかしいよ・・・と悩むことしばし。

うろうろと検索を繰り返していたら、福岡県大牟田市の「かすてらまんじゅう」を見つけた。
http://www.yokamon.jp/shop/Y324/S3240001

これ「カステラまんじゅう」って言うのか。知らなかった。あの皮ってカステラだったんだ。言われてみるとそうかもと言う気になる。普通の焼きまんじゅうとは少し違うような気が。

それ食べたことない、という方、たぶんあなたも食べたことあると思うぞ。

じゃーん。千鳥屋の千鳥饅頭。
千鳥饅頭も知らないと言う人にも、「ひよこ」と言えばわかるのではないか。千鳥饅頭もひよこも九州原産。ま、カステラが九州原産なんだから、カステラまんじゅうも九州原産なのが自然なのかもしれない。

千鳥饅頭の説明にもちゃんと「カステラ生地で」と書いてある。

千鳥饅頭には2種類あって、千鳥の焼き印が白あん、千鳥に波の焼き印(写真の後方)は黄身餡。焼き印から推察するに、白あんが最初にあって、黄身餡はあとから出来たんだろう。

ひよこは、ひよこって言うくらいだから黄身餡。この類のお菓子でAJが思いつくのは中村屋の碌山ですが、あれも黄身餡。スーパーやコンビニで買えるヤマザキの里見の郷も黄身餡。
いまや「カステラまんじゅう」の中身は黄身餡が主流のような気がする。ま、黄身餡も白あんの一種だと言われるとそうかも、というきがするんだけど。

千鳥饅頭は1個50g弱。皮が30gで餡子が20g位。食品成分表は、皮5:あん7でずいぶん餡子が重たい。モノは「ひよこ」かな?それとも浜松銘菓カステラ饅頭なのか?謎。

(以下 2017/8/11追記)

食品成分表の定義は「カステラ生地で練りあんを包み、焼き上げたものである。収載食品は、小豆こしあん製品である」。
ポイントはこの「包み」の部分なのだ!

つまり、外側がいくらカステラぽくても、
2つの型で挟んで焼くタイプのもみじ饅頭や人形焼は、食品成分表の定義では「今川焼」であり、1つの型をひっくり返して焼くタイプの都まんや浜松銘菓カステラ饅頭は「唐饅頭」であって、食品成分表の「カステラ饅頭」を名乗るからには餡を包み込まなくてはいけないのだ!
銘菓ひよこは「包あん機」を使って包んでいるから、カステラ饅頭なのだった。やったー。

wikiでも誰か気が付いたのか、「カステラ饅頭」には食品成分表でいう唐饅頭が載っているけど、これとは別に大牟田の「かすてら饅頭」が収載されている。嬉しい。

ちなみに食品成分表は小豆こしあんのものを採用していますが、カステラ饅頭は白餡/黄身餡が主流でしょう。自信をもって言えるのは、全菓連(全国菓子工業組合連合会!)のサイトに、カステラ饅頭のレシピを発見したから。黄身餡で、あんを包み込んで作ってるぞ。ああスッキリ!

2014年4月6日

練り切り(食品番号:15028)

上生菓子については前にも書いた。練切というのは、上生菓子の種類の一つだとは思っていた。けど、じゃあ何?て言われるとちゃんと把握してませんでした。はい。

正解は「練って切ったもの」(まんまじゃないかー)。
頼りのwikiによると、白餡ベースに求肥やイモを加えて少し硬くして練り上げ、粘土みたいに形を作りやすくしたもの。これに色を付けて、切ったり型に押し付けたりして、お菓子を作るわけだよ。

塩瀬で買った牡丹の練切。和菓子は季節をちょっと先取りするのがお約束なので、桜の季節には牡丹か藤よねー、と思って。

いろんな色や形をしていても実は殆ど白あん、というわけで、食品成分表的にみると、金鍔や鹿の子に近いね。見た目はうんとお洒落で高級だけどさ。
お洒落で高級だから、練切=上生菓子ということになるのかもね。「素朴な練切」というものは存在しない気がする。

(以下、2017/7/5付記)
2015年版食品成分表の定義は、「練りあん(普通は白あん)につなぎとしてぎゅうひ又はみじん粉を加えて練った練切餡(ねりきりあん)を、木型に押しつけて模様をつけたものである」。
木型に押し付けてと言われてしまうと、一般家庭はもちろん、町の和菓子屋でもそう色々は作れないものということになってしまうが、実際には「素朴な練切」も作れるぞ。

じゃーん!型なしで、「練って切った」だけの素朴な練り切り。
左は椿で右は桜の花びら。
素朴すぎ?だってAJが体験教室で作ったんだもーん。見た目はいまいちでも味は先生のと同じだよー。(白あんは自分で作ったわけじゃないからね)