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2017年1月29日

成型ポテトチップス(食品番号:15104)

そんな分類あるんだと思ったけど、何を指すかはわかる。定義は「乾燥マッシュポテト、ショートニング、安定剤等を混合、加熱した生地を圧延、成形後、油で揚げ、調味したものである」。英訳はfabricated potatochips。なんか悪口に聞こえるんですけど。

日本のお菓子としてはナビスコチップスターが有名だよね。
あれは日本ナビスコの持ち物だったらしく、今はYBCチップスターになっていた。小さいパッケージが見当たらなかったので、プリングルズを買ってきました。AJのお勧めは断然「サワークリーム&オニオン」だけど、基本はやっぱり塩味かな・・・悩んで両方買った(笑)

お勧め、と書いたけど、プリングルズ食べるの久しぶりだわ。普通のポテトチップスはたまに食べたくなるけど、これは買ってまでして食べたいと思うことはないな。なんでかね。
普通のポテトチップスと栄養的な差は・・食品成分表はあるけど、個々のポテトチップス(フレイバー)による差の方が大きいような気がうっすらとする。なんで別々に掲載する必要があるのかなぁ。

久しぶりに食べても、美味しいなとは思う。
思うけど、もう当分買わないと思うな。普通のポテトチップスの方が好きだわ。ごめんな。

スナック類はもう終わり。次回はキャンデーの類です。

第一世代抗精神病薬(定型抗精神病薬)

第一世代抗精神病薬には、2種類の分類の仕方がある。ひとつは物質自体(化学式)に由来するもので、もうひとつは性質によるもの。

まずは単純な物質由来の分類で。

・フェノチアジン系:一番歴史が古いクロルプロマジンを代表とするグループ。名前が-アジン(-azine)で終わる。クロルプロマジン(商品名:ウィンタミン、コントミン)、レボメプロマジン(レボトミン、ヒルナミン)くらいかな。他にもあるけどあまり見ない気がする。プロクラルペラジン(ノバミン)は吐き気止めとしては見るけど、メンタルではどうなんだろ。
・ブチロフェノン系:名前が―ペロン或いは―ペリドールで終わる。ここはハロペリドール(セレネース)しか見ないな。他にもいろいろあるんだけどな。
・ベンズアミド系:名前が―ピリド或いは―プリドで終わる。スルピリド(ドグマチール)とチアプリド(グラマリール)他。スルピリドは胃潰瘍の類にも適用があるのが特徴的。
・イミノジベンジル系:名前が―プラミンで終わる。どれも触ったことない。うちのお店にもあるのかしら・・・
・その他:どんな分類でも分類しづらいものはある(笑)

もう一つの分類は

・高力価:力価が強い=効き目が強い。高力価に分類されるお薬は、ドパミンD2受容体の選択性が高い=ドパミンD2受容体をしっかり狙って遮断する。よく効いていいじゃないか、と思いきや、副作用も出やすいわけで。錐体外路症状(錐体外路については別途書くけど、症状としては意図せずに筋肉が動いてしまうこと。手足が震えるとか)が出やすい。高力価の代表格はハロペリドール。でもブチロフェノン系がみんな高力価かというとそういうわけではない。
・低力価:効き目がマイルド。マイルドなら副作用が少ないかというと、ドパミンD2受容体以外にもくっついて遮断してしまう=抗コリン作用や抗アドレナリン作用による副作用が出やすくなる。ううむ。抗アドレナリン作用=鎮静作用については、主作用(副作用ではなくて)と考えることもできる。低力価の代表格はクロルプロマジン。
・その他:どっちつかずなやつは高力価とも低力価とも言わない(どんな分類だよ)

 第二世代の登場によって第一世代は駆逐されたわけでもない・・・副作用があってもよく効くから使われるということなのかな。でも主流は第二世代(非定型)になっていることは確かだと思う。

次回は第二世代について。この分類がまた厄介なのだが。でも峠は過ぎたかも!

2017年1月22日

抗精神病薬の分類:定型と非定型

抗精神病薬は、「定型抗精神病薬」と「非定型抗精神病薬」に分類されます。
と、たいていの解説では言い切って次に進んでしまうんだけど。
「定型」ってなんなの・・・(泣)

日本語訳が悪いわけではない。英語もTypical antisychoticsなんだから直訳しただけ。typicalてのは典型的とか代表的っていうことよね。「代表的」ってどんなところが代表的なんだよ。

はっきりした定義は書いてないんだけど、言い換えはある。定型=第一世代、非定型=第二世代。
こっちの方がずっとわかりやすいじゃないかー。他の多くのお薬では第一世代、第二世代、という言い方がされているのに、なんで抗精神病薬だけ「定型」「非定型」なんて名前にしたんだろ。第一世代っていうと古くてダメそうに聞こえるのだろうか。

英語版Wikiの記述の感じでは、「定型」「非定型」とも呼ぶが、英語の主流は「第一世代」「第二世代」の方らしい。日本語もそうすればいいのに。言い換えられると何か誤魔化している感じがしてしまう。AJは今日から「第一世代」「第二世代」って呼ぶことにしようっと。

どちらの世代でも抗精神病薬は、ドパミン拮抗薬(ドパミンの働きを邪魔する)という性質を持つ(そういう性質を持つものを抗精神病薬、と呼ぶ)。
ドパミンは、セロトニン同様、脳内の神経伝達物質であり、モノアミンのひとつ。
うつ病ではセロトニンの不足が原因と思われている(まだ仮説)が、統合失調症はドパミンが過剰であることが原因と思われている(こっちもまだ仮説)。少なくとも統合失調症の「陽性症状」(=幻覚など、うまく情報統合出来ていればナイものがなぜか追加されてしまう症状)は、ドパミンが過剰な状態になる覚醒剤を用いた時に似ている。

次回は、分類が簡単で名前を覚えやすい第一世代抗精神病薬について、の予定。

2017年1月19日

ポテトチップス(食品番号:15103)

いちおう定義。「じゃがいもを水洗、剥(はく)皮、薄切り後、油で揚げ、調味したものである」。

ポテトチップスはなんか無性に食べたくなる時がある。

AJの第一選択は湖池屋ののりしお。第二選択はカルビーのコンソメ。だいたいそのどっちかだな。アメリカに行った時に、レイズのポテトチップス(うすしお味)にはまって、こんなおいしいもの日本でも売ればいいのに→売ってた!と高いのを我慢して買って来たら、別に普通のうすしお味でした。アメリカで食べた時はあんなにおいしいと思ったのに・・・気候の問題なのか、自分の気分の問題なのか。

写真は第一選択の湖池屋のり塩。考えてみると、のり塩味のポテチって日本にしかないよね。よく青のりをかけようと思ったものだ。 かけたのは湖池屋。1962年のことだそうな。アメリカの食べ物そのまま、じゃなくて青のりってところがいいよね。のりあった方が美味しいもの。
でも考えてみると、コンソメ味のポテチっていうのも海外では見ないような・・・
なんとコンソメ味も日本発らしい!意外。アメリカとか絶対売ってそうなのに。

ちなみに、英語(イギリス語)ではポテトチップスのことをクリスプと呼びます。ポテトチップスは米語。
ロンドンで、お昼を食べ損ねておやつ時にパブに行ったら、ドリンクメニューが出てきて。なんか食べ物ないの?と聞いたらクリスプならある、と袋詰めを指さされた。買って食べた。あれはあれで美味しかったな。ちょっと寂しかったけど。

遠江(2016ベスト食べ物一部訂正)

先月、2016年ベスト食べ物として、浜松で飲んだお茶をあげて、「駿河は茶の香りなんだな」と書いた。

2017年の大河ドラマを見ていたら、井伊家は「遠江」を治めているとのこと。遠江って浜名湖のことかと思ってた。国名なの?と地図を広げてみたら国名だった=浜松は駿河じゃなかった!
掛川も川根も浜北も袋井も、みんな遠江だった・・・

江戸時代には、駿河がお茶の産地だったけど、明治以降は遠江に広がっていったらしい。地図で見ると駿河って山地が多いもんね。
別に駿河を否定するわけではないが、「駿河いいかも」を「静岡いいかも」に訂正しときます。

統合失調症

治療薬について書き始めるつもりだったんだけど、その前に病名について少しだけ解説。

「統合失調症」は割と新しい呼び方で2002年についた。私の持っている教科書には精神分裂病と書いてある。英語はSchizophreniaで変化なし。中国語は・・どうも精神分裂症のようだ。思覚失調症ともいうらしい。なぜ名前を変えたかはWikiにも書いてある。精神が分裂する=理性が崩壊する病として、偏見がひどかったから。Schizophreniaは語源的に見ると「理性が分裂」なので、訳語として間違っていたわけではない。でも確かに、病気の実態は「精神が分裂」よりも情報がうまく統合されない、の方が近い。知的障害ではない。

「統合が失調」とはどういうことか。
例えば、音は耳から入ってくる音声信号だけど、それと自分の考えていることが別々に扱えなくなる=幻聴。自分が考える「こうだといいな(或いはこうだとヤだな)」と、実際に起きたことの区別がつかなくなる=妄想などなど。思考がぷつんと切れてしまったり、何もしゃべれなくなってしまう場合も。
正しい定義は・・・存在しない!
他の病気と含めて同じものなのかもしれないし、症状が似ているだけで全然別の病気が複数あるのかもしれないし、とにかく定義がないんだから、何とも言えない。

当然、原因もわかっていない。鬱病ではセロトニンが原因ということになってきた(まだ仮説)が、統合失調症にはドーパミン仮説というのが今のところ有望。でも旗色はそれほど良くなくて、グルタミン酸かも、という話も出ている。
家族性がみられることから、遺伝的要因と環境要因の両方と考えられている。これもまだ仮説。

原因はおろか定義も確立されていない病気なのに、お薬はある。
あるけど、これが意味不明に分類されていて・・・病気の定義が曖昧なのが原因なのかなぁ。。。
次回に続く。

2017年1月15日

向精神薬と抗精神病薬

タイプミスではないですよ。「向」精神薬と「抗」精神病薬、という概念があるのだ。同じではないけど違うわけでもない。これは悩むよね、普通。話をややこしくしているのは、それぞれに広義の定義と、狭義の定義があるからだと思う。

まずは広義の方。

「広義の向精神薬」は、Wikiによると、psycoactive drugsまたはpsycotropicsに当たるもの。脳の働きに作用するものの総称。この定義はわかりやすい。なんで「向」という字を当てたのかはわからないけど、activeという感じを出そうとしたんだろうか。

「広義の抗精神病薬」は、同じくWikiによると、antipsychoticsで、広義の向精神薬の一種で主に統合失調症や躁状態の治療に承認されている精神科の薬である。こっちはわかりにくい。
ポイント1:「広義の向精神薬」は、「広義の抗精神病薬」を含む概念である。
ポイント2:「抗精神病薬」は、「承認されている」薬である。

つまり、「広義の向精神薬」は精神科の薬として承認されていない、麻薬やハーブの類も含むけど、「広義の抗精神病薬」にはそれは含まない。あくまでも承認された精神系統の薬、ってことだ。精神病に効く薬だから、「抗」精神病薬。(抗精神薬という言葉はありません。念のため)

ここまでは分かってみると、なるほどね、なのだが。
続いて狭義の方。

「狭義の向精神薬」は、麻薬及び向精神薬取締法で規定されている薬物。麻薬と並んでいることで想像が付くと思うけど、「広義の向精神薬」に含まれる「広義の抗精神病薬」の中で、依存性が高くて乱用が懸念されるものが規定されている。規定された薬物は、処方制限(最大30日までとか)があったり、保管規定(鍵をかける場所にしまうとか)があったりする。旧来型の睡眠薬や抗不安薬はほぼここに入る(全部ではない)。 
ギョーカイ人はたぶん向精神薬=狭義の向精神薬と考える、と思う。これは法律の名前が良くないよ。アメリカでは規制物質法(Controlled substances act)。これならギョーカイ人も「麻薬」とか「向精神薬」とか言わずに「規制薬物」っていうだろうし、なんで「麻薬」に大麻は含まれてないんだ?とか抗精神病薬とは何が違うんだ?とか悩まなくて済むだろうに。ぶつぶつ。

「狭義の抗精神病薬」とは、主に統合失調症の治療に使われる薬。
・・・だったら「抗統合失調症薬」というべきではないか?それよりも、抗うつ薬でも抗てんかん薬も抗不安薬でも、その他抗○○薬でもない、精神科の薬が「抗精神病薬」、という定義の方が納得できる。
ま、統合失調症自体が、双極性障害でもてんかんでも、その他○○でもない精神の病気、って感じの定義だからなー。

結果をまとめると、
「広義の向精神薬」 ⊇ 「広義の抗精神病薬」 ⊇ 「狭義の向精神薬」
かつ、「狭義の向精神薬」と「狭義の抗精神病薬」とは一つも一致しない。
ややこしすぎだろ。。。

次回はそんな抗精神病薬(狭義)について。これがまた意味不明に分類されるんだよ・・・(泣)

2017年1月12日

抗てんかん薬

抗てんかん薬に入る前に、おさらい。てんかんは、脳で過剰な放電が起きることによる症状。

さらっと書いたが、放電というのは、神経刺激を伝達していくのに使われる手段。イオンチャネルと呼ばれる通路にイオンを通過させることで、電位を発生する。これが「過剰」に起こることで、問題が発生するわけだ。そこで抗てんかん薬は基本的に、イオンチャネルを抑制するものが使われる。

(1) バルビツール酸系:今ではあまり使われない睡眠薬と書いたけど、抗てんかん薬としては使われているらしい。注射とかかな?AJはあまり見たことない。フェノバルビタール、プリミドン等。抗てんかん薬として最も古い部類。

(2) ベンゾジアゼピン系:クロナゼパム(ランドセン、リボトリール)、ジアゼパム(セルシン、ホリゾン、ダイアップ)等。これも睡眠薬、抗不安薬の仲間。
(3) ヒダントイン系:フェニトイン(アレビアチン)等。これも割と古い。大発作に使われる。
(4) カルバマゼピン(テグレトール):AJの中では、抗てんかん薬=テグレトールなんだけど。部分発作と強直間代発作しか適用がないのか、これだけではあまり使わないのかな。
(5) バルプロ酸ナトリウム(デパケン、セレニカ):これよく見る。適用が多いので、抗てんかん薬として使われているのかはわからないけど。 全般発作の第一選択薬になってる、
(6) ラモトリギン(ラミクタール)、ガバペンチン(ガバペン)、トピラマート(トピナ)は割と新しい薬。どれも名前が覚えやすくて好き―。ラモトリギンは双極性障害にも使える。

ここまではイオンチャネル抑制作用を持つお薬だけど、そうじゃないタイプのお薬もでてきた。
(7) レベチラセタム(イーケプラ):シナプス小胞放出阻害。シナプスから何か出るのを阻害する。
(8) ぺランパネル(フィコンパ):2016年に承認降りたばかり。AJはまだ見てないぞ。AMPA型グルタミン酸受容体非競合型拮抗薬。グルタミン酸がてんかん発作を誘導するから、そこを抑えるのだそうだ。誘導ねぇ。。。もう少し流行ってから深く勉強しようっと。

さて、てんかんはもうこれでいいことにして、とうとう難関の抗精神病薬だな。ううむ。気が重い。

2017年1月9日

てんかん

前回は漢字(癲癇)で書いたけど、今は漢字で書かれることは少ない。漢字だと差別的な感じがするのかなぁ?単に読めない人が多いからだろうか。他の単語でもあまり使わない漢字だし。

てんかん(epilepsy)とはどういう病気か。てんかん放電を原因とするてんかん症状がある脳の病気。説明になってないか(笑)。
神経刺激は神経内を電気信号として伝わっていくんだけど、なんらかの理由で過剰な放電があると、異常な働き方をしてしまう。脳波をみればすぐわかる。もっとも、てんかん発作を起こしてない時に見てもわかんないけど。

てんかん発作はいろんな種類に分けられているけど、一番有名なのは強直間代発作ってやつかな。白目を剥いて口から泡を吐く、と表現される。強直発作と間代発作が混ざったもの。「強直(tonic)」は名の通り、筋肉がぎゅっとこわばる。手足もこわばるが、血管も心臓も、長く続くと大変なことになる。「間代(clonic)」は日本語名はわかりにくいけど、バタバタがくがくひきつけを起こす発作。強直発作/間代発作が別々に起きる場合もあるが、一緒くたの強直間代発作として起こる場合が多い。てんかんの「癇」の方はこのイメージだろうと思う。
てんかんの「癲」の由来になった転ぶ発作が脱力発作。急に手足に力が入らなくなるもんだから、パタンと転ぶ。
欠神発作ってあくびのことかと思ってた・・・欠伸じゃなくて欠「神」じゃん。英語ではabsence。わかりやすいな。パタッと動きが止まってしまう。ビデオを停止するみたいに。

そこまでわかりやすくなくて、単なる痙攣に見えるもの、吐き気や発汗、既視感や恐怖感などなど、いろんなタイプがある。どこでどんな範囲でどのくらい放電しているか、で症状が違うのかなぁ?脳波を見ればてんかん発作であることはわかる。

特殊な病気と思われるかもだけど、発症率が人口の1%とwikiに書いてあるから、珍しい病気ではないんだ。ポケモンのアニメが光刺激として問題になったことがあったけど、なんらか条件が合えば誰でも起こしうる症状だと思った方が良い。

てんかん発作を起こす原因や誘因はわからない場合が多い(わかる場合もある)し、治すことは今のところ出来ないけど、お薬はあって、てんかん発作を防ぐことはできる(できないものもある)。
発作さえ起こさなければ問題はない。とはいえ、症状の悪化などによりお薬が効かなくなることもあるし、お薬を飲み忘れることもある。もう何年も発作が起きてないから大丈夫!と思ったのにぶり返してしまうこともある。
車の運転中に発作を起こしてさあ大変、なことも時々起きて、運転免許の取得には制限がかかっている。車の方でフェールセーフすればいいのに。

他人にも危険な作業をしてない前提なら、発作中に舌をかんだり、呼吸困難になったりをきちんとコントロールすればいいだけで、発作自体もそんなに怖いものじゃない。発作が終われば元に戻る。とはいえ、発作の見た目が「壊れちゃった!」感じで怖いんだろうな。人口の1%もいるんだし、そういうもんだと思って接することができればいいのにね。そう思っても実際には難しいんだろうな。

コーンスナック(食品番号:15102)

スナックの二番手はコーンスナック。
コーンのスナックと言われて、AJが最初に思い浮かべるのはドリトス(トルティーヤ)。
でも、食品成分表のコーンスナックの定義は、「コーングリッツを主原料とした生地を、エクストルーダで押し出して、膨張させ、乾燥、調味したものである」。

・・・意味がよくわからないが、「膨張させ」っていうんだから、ドリトスじゃない。キャラメルコーンとかカールの類よね。どっちにしようか迷いながら「コーングリッツ エクストルーダー」で検索してみたら、あっさり明治の公式サイトがヒット。東鳩キャラメルコーンでも該当するんだろうけど、ここはカールを採用することにしました。

カール食べるの久しぶり。原料欄にも「コーングリッツ」と書いてある。コーングリッツとは明治によると、乾かしたトウモロコシを砕いたものです。トウモロコシ粉ってことよね。
エクストルーダの方は、extrudeする機械=押し出す機械。小さな穴から高速で押し出されると、丸くカールするのだそうだ。キャラメルコーンも、カールほどじゃないけど、丸まってはいるもんね。同じ製法で仕上げの味が違うんだろう。
ちなみに「とんがりコーン」は油で揚げているし、食品成分表のいう「コーンスナック」には入りません。

今頃気が付いたんだけど、カールって丸まってるからCurlなのかと思ってたのに、表記はKarlなのね。Wikiによると単に商標が取れなかったためらしい(笑)。
久しぶりに食べたカール。私はチーズ派ですが、カレー派も多いよね。
すごく昔からあったような気がするけど、1968年発売なのだそうだ。・・・十分に「すごく昔」か。確かに(苦笑)

2017年1月8日

文字としての癲癇

鬱ほどの知名度はないかな、癲癇。読めませんかね。「てんかん」と読みます。

「癲」は瘋癲の癲。
ていわれても、瘋癲が読みにくいよね、フーテンの寅、のふうてん。
癲は顛倒の「顛」にやまいだれが付いたものです。
ていわれても顛倒も読みにくいよね。これは普通「てんどう」と読むけど、転倒と同じ意味。つまり転ぶ、ってことだ。癲癇は転ぶ病気ってことだね。これは病状に合っていてわかりやすい。

「癇」は癇癪の癇。
ていわれても、癇癪が読みにくいよね、かんしゃく、です。癇癪持ち、とかいうやつ。
他には「癇に障る」(シャクにさわる、ではなく、カンにさわる、の方)。イライラする感じ。
癇は「閒」にやまいだれが付いたものですが、閒は間と同じで、間(あいだ)という意味。癲癇は間の病気って・・・意味わからないじゃないか!
もともと、「癇」の方は、子供のてんかんを意味する漢字だったらしい。子供と大人は似ているけど別の病気と考えられてたのかね。子供のてんかんは、余計に神がかって見えて、何かの「間」にいるトランス状態と思われていたのかなぁ。そうかもしれない。でもそれがどうしてイライラする感じになるんだろう?イライラすると起こりやすいと思ったからかなぁ??

ま、次回はそんな癲癇について。

2017年1月3日

躁病・躁鬱病・双極性障害

躁病を英語でいうと、mania。(或いはmanicとも)・・・それっていわゆる「マニア」?

英語では、マニアのことをmaniaとは言わないんだよ。You are xx mania. て言ったら、は?と思われるかもしれない。躁病のmaniaはマニアではなくメイニアという発音だし。
とはいえmaniacとは言うので、意味は通じるのかな。偏執狂のイメージ。周りが目に入ってない。

躁病って良く知られている言葉だと思うんだけど、診察名としては今は使われない!今はね、双極性障害、と言います。あれ?それって躁鬱病のことでは?はい。躁と鬱の二つの極で「双極」です。

鬱病には単独の「うつ病」があるのに、躁病の方は単独の躁病がないらしい・・・
双極性の「躁状態」(とは言う)は、気持ちが高揚して全能感もあるので、本人は別にツラくない。周りは「いい迷惑」であることが多いが、うつ病のどよーんとした感じに比べると、治療する必要が薄いってことなのかな。そうかもしれないね。

双極性障害(躁鬱病)はそんな躁状態と鬱状態を繰り返す病気。正確には、躁状態と鬱状態を繰り返すⅠ型(周期が長め。年単位とか)と、軽躁状態(いわゆる躁状態よりずっと軽い隠れ躁状態)と鬱状態を繰り返すⅡ型(周期が短め。1日で入れ替わることも)がある。鬱病が時々良くなる=双極Ⅱ型、ということも多いんだって。

鬱病はセロトニンの不足が問題と思われている(モノアミン仮説)けど、鬱状態は・・・まだわかってない!少なくともセロトニンが過剰ということではないらしい。見た目が反対に振れているだけで、別の理由があるらしい。遺伝子で発症が決まるものではないけど、何等か発症に関係する遺伝要素はあるらしく、Ⅰ型家系とⅡ型家系は別々である。ふうむ。

原因がわかっていない病気なのに、治療薬はある。なぜ効くのかわかんなくても、躁状態に効くことは経験的にわかっている。
代表的なお薬が、リチウム塩(炭酸リチウム。商品名リーマス)。リチウムイオンが、躁状態を落ち着かせてくれる。炭酸リチウムは他に、花火になったり、耐熱ガラスになったりセメントになったりする!ちなみに電池になるのはコバルト酸リチウムで別物。

なぜ効くかわからない薬なんか飲めるか!という声が聞こえてきそうだが、案外そういう薬は多いの。とりあえず、リチウム塩は効くことが確実なんだからいいじゃん。逆に言うと、効くことがあまり確実じゃない薬も結構あるんだよ(笑)。

2017年1月2日

2017年スタート

2016年はおととし以上にプラン通りに進まなかった・・・ま、外遊びしすぎだろって話もあるんだけど。8月までは通信教育も受けてたしな。しかし例年以上にお掃除も縫物も編み物もさっぱり進まなかったことは事実。

そこで2017年は、手帳をやめてみることにした!日々のメモだけでやってみる予定。
何も1月になるのを待って始めることはないんだよ、と実は12月から試運転して、12月は目標をほぼクリアできた。この調子でどこまでいけるかはわかんないけど、ま、やってみるさね。去年は全然できなかった分、今年は月掃除の100%クリア!を目標とします。

お仕事系では、転職して3年が過ぎて、なんとなくある程度の作業がこなせるようになってきたので、「なんとなく」を意識的にマイマニュアル化して、確実にやれるようにしていきたい、と思っています。慣れた頃がいちばん危険なんだから(笑)。

年末から読み始めた100冊シリーズは今年中に読み終わるかな?100冊と言っても、実際は100タイトルなので、全部読もうとすると大変なんだけど、既に光文社古典や読み直すシリーズで終わっているものもかなり含まれているので、案外読み終わっちゃうかも。次のリストも入手済なので読み終わっても悩むことはない。

あと編み物もなー。入院時に編み物、がここ数年の決まりになってたので、入院しなくなったら編み物もぴたりと進まなくなってしまった。いかんなぁ。編むつもりのものも、縫うつもりのものもたくさんあるんだよ。あるんだけど、ああ。(と、年初から投げ気味)

しかし、本日はいいものを見かけました。夕暮れの月の隣にとても明るい星。まるでトルコの国旗(左右が逆だけど)。ネットで調べたら金星だったのだそうだ。明日は月と火星が近づくんだって。楽しみに空を見上げる予定です。