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2016年10月2日

クッキーはクッキーでも

クッキーと言われて思い浮かべるのは、httpクッキー!ていう人多いんだろうね(笑)
知り合いのDさんから、httpクッキーはなぜクッキーというのか?とご質問をいただきました。

結論を先に言うと「理由はない」らしい。

httpクッキーの権威であるRFCには何も書いてなくて、いきなり「クッキー」で始まってしまうけど、出典とされているネットスケープ社(懐かしいなぁ!)のクッキー仕様にはこう書いてある。
 The state object is called a cookie, for no compelling reason.
理由がないって言われてもねぇ。付けた当初は何か理由があった筈で、あー、この仕組にクッキーっていい名前だよね、と思ったから採用された筈でしょ。単にカワイイとか甘いもの好きだからという理由ではなかったはず。

wiki(英語サイト)には、httpクッキーの原型はUNIXの"magic cookie"であると書いてある。ここまでは事実なのだろうが、"magic cookie"の由来がフォーチュンクッキーみたいにメッセージが埋め込んであるから、という説明には、要出典マークが付けられており、疑問の余地がある。

フォーチュンクッキーはアメリカ以外では通用しないでしょ。ま、当時のUNIX/インタネットはアメリカ主導だったからそこはいいとしても、フォーチュンクッキーを原型にしていたら、httpクッキーは最初からもっとセキュアなものとしてスタートしてたんじゃないか。メッセージがクッキーに「埋め込まれて」なくて、トッピングされてるものをフォーチュンクッキーとは言わないだろ、たぶん。

食べ物好きのAJが、httpクッキーに出会った時(既にメジャーな技術でしたが)に思っていたのは(ついさっきまでそれが事実だと思い込んでたんだけど)、httpクッキーは、簡易な認証鍵として使えるので、「鍵(キー)は鍵でもクッキー!なんちって」というダジャレだと思っていました。
違うらしい。誰もそんなこと書いてない・・・orz

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