ページ

2015年5月27日

うんぺい(津軽銘菓:ぷちっと東北の葉桜ツアー番外編)

弾丸ツアーだったのでご飯も好きに食べられなかったが、弘前公園で地元和菓子らしいのを見つけて買った。

蒲鉾じゃないよ、和菓子だよ。
津軽銘菓「うんぺい」と書いてあった。「うんぺいもち」と書いてあるお店もあった。写真は甘栄堂謹製。栞には、「津軽藩政時代、京都の干菓子を習い覚えた津軽の菓子職人が、甘さを少なめにして津軽の人々の口に合う食べやすいお菓子にして、慶事用・仏事用共に広く用いられた当地独特のお菓子で御座います」とのこと。

つまり、「うんぺい」=「雲平」のことらしい。違い過ぎのような気がするんですけど。甘さ控えめとかいう以前の問題だと思うんですけど。でも「京都の干菓子を」とまで書いてあるんだから、オリジナルは干菓子の雲平だったんだろうね。確かに甘いのだが、お腹の足しにはならないので、「人々の口に合う」のは難しかっただろうね。しかしここまで餅にしてしまうなら、雲平という名前は忘れても良かったような。
原材料は、もち米と砂糖。
材料も見た目も素甘に似ている。本当は雲平じゃなくて外郎を作ったのに、まちがえて「うんぺい」って名前にしてしまったのではないか?干菓子には全然見えないもの。

と思いながら食べた。ジャリジャリと甘い! このハンバない砂糖感は、外郎や素甘にはないもの。これは干菓子ぽいかも・・・

2015年5月24日

そばボーロ(食品番号:15062)

蕎麦ぼうろについても前に書いた。
食品成分表の定義は「砂糖と鶏卵を混ぜ、水あめ、砂糖、水に溶かした重曹(炭酸水素ナトリウム)を加えて混ぜ、小麦粉、そば粉を加えてこねた生地を、薄く延ばして型抜きし、焼いたものである」。

ふうむ。重曹が入ってぷっくりと膨れるのか。和菓子というよりビスコッティだと前には書いたけど、食品成分表の「ビスケット」の定義は「小麦粉、砂糖、油脂、食塩、粉乳、膨剤等を混合した生地を焼いたもの」なので、油脂と食塩の部分が違う、ということになるかな。もちろん、蕎麦粉を使っているから蕎麦ぼうろと言うわけだけど。

蕎麦ぼうろで検索しても、そばボーロで検索しても、圧倒的に河道屋がヒットするけど、河道屋じゃないやつもスーパーとかで売っているのにな。お土産じゃなくても買えるんだけど、でもやっぱり京都土産の色が濃いのらしい。なんでかね。

ぷちっと東北の葉桜ツアー(3)

ツアーパンフには「小岩井の一本桜」と書いてあった。小岩井=小岩井農場だから、桜はなくてもソフトクリームはあるんだろうと思ったんだよ。

曇り空で背景にあるはずの岩木山も写らなかった一本桜。ま、花は咲いてないけど、樹形がきれいで絵になる桜だ。近くに行けるわけでもないので、まぁいいや、て感じなのだが。

この場所、まさにこんな感じなんですよ。売店はおろか自動販売機もない!北海道の「○○の木」もこんなだけど、ここは小岩井農場の桜なんだから、移動販売車でも出せば結構売れると思うんですけど。小岩井的には、小岩井製品が欲しいなら、ここじゃなくて農場の方に来なさい、入場料取るから、ということらしい。商売下手なんか上手なんだか。

最後に行ったのが北上展勝地。一番南にあるだけあって、最も葉桜度が高かった。むなしく揺れる「さくらまつり」の提灯。
私の写真では判りませんが、この左手が北上川で、土手に咲く桜のトンネルです。結構長い。2kmもあるのだそうだ、私自身は、桜のトンネルなら東京にもあるのでは?と思ったんだけど、AJ親の考えでは、手入れが良くされていて、東京のより桜が元気だそうです。 

葉桜で悔しかったわけではないが、今度の週末はまたぷちっと旅に出掛ける予定です。わくわく♪

2015年5月17日

ボーロ、小粒(食品番号:15061)

ボーロについても前に書いた。私は3つのボーロについて書いたんだけどね、オランダ語のボーロ(ケーキ)に一番近いと思われる佐賀銘菓 丸ボーロは、食品成分表では黙殺されている。ぶつぶつ。
(2017/05/18付記:2015年版で項目名が衛生ボーロから「ボーロ、小粒」に変更になりました。意味は分かるけどさ、小粒って・・・「ボーロ、大粒」があるみたいじゃんか。ぶつぶつ。)

気を取り直して衛生ボーロ。AJ的定義では「たまごボーロ」。

食品成分表の定義では、「砂糖と鶏卵を混ぜ、でん粉を加えた生地を成形後、鉄板に並べて焼いたものである」。ジャガイモ澱粉が原料だと書いてある。ふーん、そういえば軽い食感だよね。
丸ボーロにも蕎麦ボーロにも卵は入っているのだから、そういう意味では「たまごボーロ」ではなく、ジャガイモボーロ或いは片栗粉ボーロというのがあるべき名称なんだろうな。いいけど。

今検索してわかったんだけど、これ関西では「乳ボーロ」と呼ばれているらしい。牛乳入ってませんけど?入ってるのもあるのか?或いは離乳食として使われるから乳ボーロ?不明だけど商品名から来ている模様。

他の2つのボーロと違ってお土産として成立しえないたまごボーロ。ま、それだけ全国に浸透したということなんだな。優しい甘さが美味しいもんね。

フランス人じゃないけど服は10着

ベストセラー入りしている「フランス人は10着しか服を持たない」、だいぶ前に本屋で見掛けて、10着!? と思わず手に取って立ち読みしたのだが、なーんだ、と思った。
1) ドレスとかフォーマルとか特殊な服は除外!
2) ジャケットやコート等の上着類も除外!!
3) そしてなんと、シーズン毎の入替分は含まない!!!
そんな数え方でいいなら、私のクロゼットも「服は10着」ですよ。なんだよ、と本を棚に戻して立ち去ったのだった。

先日、新聞に、来日した著者のインタビューが出ていた。質素だけれどシックな生活が素敵、と言いたかったのだそうだ。表紙の写真も付いていて、Lesson from Madame Chicと書いてある。ははぁ原題はそうだったのに、翻訳の時点で目を引くタイトルに変えたんだな。どれどれともう1回立ち読みしに行った。

すると、件のルールの後ろに、例として春夏の10着、秋冬の10着が挙げられていました。計20着は確かに少ないなー。気温差の少ないアメリカ西海岸でないと現実的には無理な気がするけど(笑)、春物、初夏もの、夏物、真夏物・・と1か月たたずに入替しているのは、ラインアップを良く考えれば、もう少し減らせるのかもなー。
もうひとつ、ふむふむと思ったのは、「自分が求めるスタイル」に自分で名前を付ける、という点。彼女のキーワードは「リラックス・リュクス」なのだそうです。シックだけどカジュアルな雰囲気ってことだろうね。よし、私もキーワードを決めよう!

即発表!「海辺の街」。

ええと?と言われそうだけど、いいの。
「海辺の街」をキーワードに、必要なお洋服を見極めていきたいと思う今日この頃。

ぷちっと東北の葉桜ツアー(2)

2か所目は角館。ここはしだれ桜で有名なのですが、しだれ桜も容赦なく葉桜(笑)。

江戸時代の武家屋敷が数軒保存されていて、東北の小京都とか秋田の小京都とか言われているようですが・・・京都には似てないと思う。強いて言えば太秦映画村に似ている?(おいおい)
だって京都にはこういう建物ないと思うよ?武家屋敷ないと思うし。道も広くて気持ちいい。観光用に広げたわけではなく、もともとの町割りがこうだったらしい。そのまま残っているのが数軒、有料/無料で公開している他に真剣に住んでいて公開されてないおうちもある。間には雰囲気を合わせて作った土産物屋やカフェがあって、なかなかいい感じ。道の広さも含めて、非日常的な不思議な街でした。「小京都」なんて言わずに、独自の名前で売り出すべきだと思う。もっと美味しそうな名物も一緒に(笑)。

しかし良く残ったよなー。火事(戦争含む)や天災に合わなかったのもスゴイが、建て替えなかったというところがすごい。子孫が住んでいる(家もある)のもすごい。東京(江戸)では大政奉還の後に召し上げになったと思うんだけど、返さなくてよかったんだろうか。
どうも中心地が他の場所(大曲)に移ったので、どうせ使わないし、と放っておかれたらしい。 何が幸いするかわかんないよなー。

武家屋敷といってもそんなに特殊なお屋敷には見えない。広さも、東京(江戸)感覚では豪邸だけど、地方なら今でもありうる広さなんじゃないだろうか。お庭も特に広くないのだが、木がでかい!しだれ桜も相当な高さだが、その他の木もとても高い。景観保存地区に指定されたせいで伐採できなくなったのかな?この辺の地域文化?AJからみると不自然にでかいのだが、黒塀からはみ出す庭木が独特の風景でとても素敵。桜咲いてなくてもいいところだと思った。いい雰囲気なのに、写真を撮って終わり、なのは惜しいなぁ。何かもう少しお金を落としたくなる場所があるべきだよなー。

そうそう、樺細工というのがあるけど、あれって角館の名産なんだって。東北地方のものだとは思っていたが、角館なんだね。「樺」細工というけど、実際に使われているのは桜。桜の華やかなイメージとは遠い何だか地味な工芸品(失礼な)。よくある茶筒とかの他に、お洒落なのもあったけどすごく高くて買えなかった。手間のかかるものだろうから高いのは仕方ないのだろうけど。もうちょっとなんとかしてほしいよなぁ。

とにかく一見の価値はある、ちょっと不思議な街でした。がんばってあのまま残してほしい。もう少しうまく頑張れば世界遺産登録も可能性あるかも。

2015年5月15日

ぷちっと東北の葉桜ツアー(1)

五月の連休を利用して家族で日帰り旅行でも、と言ったのは私だったが。足利フラワーパークの藤がいいんじゃないかと言っていたのに、申し込んできたー、と母から見せられたのは東北の桜めぐりだった。3月下旬の話。既に今年の桜は早いとの予想が出ていたので、連休では間に合わないと思うよ、と言ったのだが、過去に2回連休前に出掛けて空振りだった両親は、絶対に連休に行くと言うので、またハズレでも嘆くなよ、と承知したのだった。

で・・・みごとに葉桜(笑)。
ごく僅かにかろうじて残っていた日当たりの悪い所で、何とか撮った写真。実際にはほとんど新緑でした。

ま、両親はともかく、私自身は初めて行く場所だったので桜抜きでもそこそこ面白かった。ツアーで効率よくあちこち連れまわしてもらったので、桜咲いてなかったくらいで文句はいいません。八重桜とか躑躅とかなら咲いていたしね(強がり)。

まずは、ご存知、弘前城。上に赤っぽく写っているのは紅葉です。紅葉しているわけじゃないと思うが、紅葉にしか見えない木があった。桜も一年中咲いているのがあると記念写真向きなのにね(笑)

ご存知の方もいると思うけど、写真の弘前城の天守閣は今年の秋からしばらく「お引越し」して石垣を修理するのだそうで、今年は既に準備段階として内堀の水が一部抜かれて、そこに入れるようになっていました。堀の中から天守閣を見上げたのが右の写真。気分は忍者。

弘前城は、津軽氏の居城で弘前藩の藩庁がおかれた、とwikiに書いてある。あれ?津軽氏て津軽藩じゃなかった?弘前藩って何??と調べてみると、正式名称は弘前藩で津軽藩は通称なのらしい。ややこしいな。
弘前藩になる前の名前は、陸奥高岡藩で、だから弘前城は高岡城(鷹岡城)という名前でも呼ばれるのだそうだ。なるほどー、だから鷹のゆるキャラがうろうろしていたんだ。 こんなの

天守閣は南東の角っこにある。景色を楽しむなら、西側に作って岩木山を眺める方が楽しいと思うんだけど、景色の良しあしより防衛上の理由が優先するんだろうしね。弘前藩の東南というと南部藩。 やっぱり仲悪かったんだなー(笑)。

やっと炬燵をしまえた

ご無沙汰すみません。連休はちょっと遠くに出掛けて、帰ってきてからはパタパタと忙しく、風邪まで引いて更新がなかなかできていませんでした。

風邪ひいたくらいで結構元気だよー。

今日はやっと体調も良く天気も良い休日となり、朝から洗濯三昧。炬燵も片づけた。母の日イベントも終了。少しほっと一息。
しかし冬物を片づけてやっと春物を出したところで、もう夏物を出さなくちゃいかん(笑)。毎年この時期はめまぐるしいよなー。と言いながら、次の旅行の計画を立てている私なのだった。