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2015年2月22日

しおがま(食品番号:15053)

塩釜については、落雁のところで前に書いた。
食品成分表では、「らくがん」と言う項目とは独立して「しおがま」と言う項目がある。
食品成分表の定義は、「砂糖に水あめを溶かした液〔しとり蜜(みつ)〕を加え、みじん粉、ゆかり(しそ)を加え、木型に詰めて押し固めたものである」。落雁との違いは、ゆかり(紫蘇)を加えるかどうかだけ。製法から考えても、これは落雁の一種だと思いますが、なんで独立させたかね。成分表さんよ?

「塩釜」の由来は、南部煎餅同様、塩釜地方の銘菓だから、なんだけどさ。
銘菓が落雁なのは、私は料理の塩釜(叩くと中から鯛が出てくるやつ)と関係あるんだと思っていました。塩の固まりを割るのをイメージして、落雁を割って食べるお菓子なんだと。

でもー、調べてみるとそんなことはどこにも書いてない(泣)。
老舗の九重本舗さんによると「日本三景の雄松島の近く塩土の老翁を祀った奥州一の宮塩釜神社があります。昔塩土の老翁が此の地を開発し藻塩草を焼いて塩を製す事を教えられました。塩土 の老翁は干飯を煎り藻潮を加えお茶うけとしていました。世が経るにつれ、これに糖分を加えいつしか菓子の形態になりました。天明の頃伊達藩御用菓子司だった弊社がこの菓子に紫蘇を裁断して風味を加え調製して藩主に献じましたる処、殊の外お褒めを戴きその時初めて「志ほがま」の名称を賜りました。」

塩は色合いに見た目に残っているとしても、なんで割って食べるんだー。

2015年2月15日

血圧

血圧とは、血液が血管に対して掛けている圧力。英語だとBlood pressure。まんまで覚えやすい。
単位はmmHg。水銀柱の高さってこと。水銀柱のついている血圧計、まだまだ現役だと思うけど、そのうちみんなデジタルになってしまって、何でmmHgなんだろう??ということになるのだろうな。

水道の水圧が低いと上階の水道の出が悪くなるように、血圧が低いと脳にうまく血液が回らない。例えば急に立ち上がった時に、血液がうまく届かなくてフラフラ立ちくらみになる。低血圧の仕組みは良く理解できる(私も低血圧だし)。

だったら血圧が高かったら、隅々まで血液が行き渡りやすくてイイような気がしません?でも実際には高血圧の方がずっと問題視される。低血圧は本人が相当困っていなければ治療もされないのに、高血圧は何も自覚症状がなくても治療の対象になるのだ。

なんで血圧が高いと(正確には高すぎると)いけないのか。
まずは、水圧が高すぎると水道管だって壊れる場合があるように、血圧が高すぎると血管も壊れる場合がある。脳出血がこの類。これはまだわかりやすい。
でも血管は水道管みたいな単純パイプではないので、そう簡単に壊れない。壊れる前に高くなった血圧に負けまいと強くなる=血管壁が硬く厚くなる。
なんてお利口な仕組みなんだろうと思うけど、そうでもないのだ。血管は、というか血液を心臓から各部に運ぶ方の血管(=動脈)は、単なる導管ではなくて、心臓の鼓動に合わせて収縮することでより効率的に遠くまで血液を運んでいる。脈が触れるのはこういう仕組みなんだよね。
血管壁が硬く厚くなるとこの収縮がうまくいかなくなる→収縮の力が弱くても遠くまで血液を届けようとするから血圧が高くなる→血管壁が負けずに硬く厚くなる→さらに収縮がうまくいかなく・・・悪循環。
そうして無理しているうちに血管壁に傷がついて、そこに脂肪ゴミが引っ掛かって血管が細くなって更に血圧があがったり、傷のかさぶたが取れて血管に詰まってしまったり、様々な心臓や脳血管の病気が、高血圧に由来している、と考えられているのだった。

高血圧には様々なお薬が出ている。飲んでいる人も多いけど・・・ほんとはお薬より生活習慣を変える方が正しいんだよね。減塩とか運動とか。でも高血圧は殆ど無症状だから、数値だけ言われても生活習慣を変えられる人は少ないんだろうなぁ。次回は高血圧のお薬についていくつか。

ちなみに高血圧の英語はHypertension。High blood pressureでも通じるだろうけど、「高血圧」じゃなくて「高い血圧」と聞こえるんだろうね。

2015年2月11日

南部せんべい(食品番号:15051、15052)

小麦粉煎餅の最後を飾るのは、南部煎餅。なんで「巻煎餅」より後に来るのかね。よくわからないけどこういう順番になっている。15051はごま入りで、15052は落花生入り。

南部煎餅は知らない人いないと思うが、一応食品成分表の定義を書いておくと、「小麦粉と食塩を用いた生地を、ごま、落花生、くるみ等さまざまな材料とともに、焼き型に入れて焼いたものである。盛岡市を中心とする南部地方で造られたのが始まりで、この名がある。」
くるみは見たことないけど、胡麻と落花生がメジャーだよね。最近は「クッキータイプ」と言われるものもあって、こっちは卵とか入って瓦煎餅に近い。写真では下側に写っているのがクッキータイプのかぼちゃの種入り、です。

南部煎餅は、南部地方で作られてるから南部煎餅、という所まではみんなご存知でしょう。今ではスーパーでも買えるけど、私が子供の頃はお土産菓子だった。昔は蕎麦粉で作られていて、白いのと胡麻味しかなくて、あまり美味しいお土産ではなかった、とはAJ母の弁。今は素朴で美味しいお菓子だけどね。でも白いのはAJもあんまり好きじゃないな。

さて、南部地方で南部煎餅はわかった。が、「南部」は何の南か。東京からはちっとも南じゃないけど津軽よりは南、なんだろうと思っていたのだが、違った。
「南部」は人の苗字なんですね。南部氏。で、南部氏はどこの南部かというと、津軽の南ではなく、長野の南部なのだった!長野から国替えで今の南部地方に移って、そこが南部と言われるようになったのだそうだ。知らなかったー。
そして、津軽は南部からの独立で出来たのだそうで、津軽よりも南部の方が歴史が古いのね。従って津軽の南部、という考え方は成立しないのだった。知らなかったー。

甘くて贅沢な小麦粉煎餅の中にあって、素朴で質実剛健な感じが好ましい南部煎餅。クッキータイプに置き換えられてしまいませんように。

梅見

梅の花見は寒いから滅多に行かないんだけど、たまたま病院の予約時間まであまりに間があったものだから、小石川後楽園で梅を見てきました。まだ五分って感じかな。咲いている所もあるけど、咲いてないところの方が多い。人出は少なくてのんびりできたけど。

後楽園遊園地のジェットコースターが梅園の側にあって、たまにコースターが通るとすごい轟音と嬌声。これはこれで面白い。ちなみに急傾斜の所なので、遊園地側からは梅を見る余裕はないと思う、念のため。

梅=水戸=偕楽園、となるのが普通だけど、後楽園は水戸藩邸跡だから梅に力が入っているらしい。あとは定番の桜と松。桜はしだれ桜だそうだ。松は雪吊りがしてあった。
園内に結構起伏があるのが楽しい。中国及び日本各地の景勝地の名前を借りてるのも微笑ましい。似てないぞ!と突っ込みを入れながら歩きました。
途中で、田圃のように見えるが菖蒲園だろうな、と思える場所があった。案内図を見てみたら、菖蒲園もあったが田圃もあった。田圃!いいなぁ。日本らしいじゃない?また違う季節に寄ってみようと思っています。