ページ

2016年12月4日

抗うつ薬(4) SNRI

SNRIはSerotonin & Noradorenaline Reuptake Inhibitorsの略(英語表記ではNorepinephrineになっている場合もあるが、それはアメリカではノルアドレナリンのことをノルエピネフィリンと呼ぶからで、要するに同じものでどっちも合っています)。SSRIがセロトニン「だけ」を再取り込み阻害するのに対して、SNRIはセロトニンとノルアドレナリンの両方を再取り込み阻害するわけだ。

あれ?SSRIの最初のS(Selective)は、SNRIに対してセロトニン「だけ」と言いたいためにSをつけたのかなぁ?違うな。だってSSRIの方が先に作られているもの。やっぱりこのSは、三環系/四環系抗うつ薬に比べて「選択的」だという意味合いだと思う。
だったらSNRIはSSNRIとするべきのような気がするんだけど?一つだけじゃないと「選択的」とは言わないのかなぁ。謎。名前は統一的に付けてもらわないと覚えにくいじゃないか。

さて、SNRIは、SSRIに負けないくらい人気・・というかよく使われる薬。お薬でいうと、
・デュロキセチン(サインバルタ) 
・ミルナシプラン(トレドミン)
・ベンファラキシン(イフェクサー)

SSRIもそうだが、名前がちっとも似てなくて覚えにくいな、ぶつぶつ。
デュロキセチンはSSRIのパロキセチンに対して「デュアル」がにじみ出ていて覚えやすいんだけど、ミルナシプランは三環系の-プラミンに似て紛らわしいぞ。

ちなみに、セロトニンに加えて、ノルアドレナリンも再取り込み阻害することで、どんないいことがあるか?よくわからない(笑)。逆に言うと、悪いことも特にないようだ。wikiには不眠の副作用が出ると書いてあるけど、そうなのかな?そういう印象あまりない。 だいたいSSRIと同じような効き方をするものと考えていいことにする。次に行くぞ次。

0 件のコメント: