お待たせしました(誰も待ってないって)、地味で知名度の低い冬のお菓子、切山椒。
私は以前年末にデパートで見掛けたことがあって、てっきりどこかの地方の年始のお菓子だと思っていました。AJ母は、べったら市で売っているお菓子だと言いましたが、どうも正解は「酉の市で売っているお菓子(wiki)」のようです。
じゃあ酉の市で買おう、今年は三の酉まであるって聞いたし、と12月になって暦を見てみたら、なんと11月で全部終わっちゃってた!デパートを探してもない。もう1年待たないといけない・・・と泣きそうでしたが、Google先生に聞いてみたら日本橋長門で売っていると書いてある。慌てて行ってみたら、12/20(冬至の関係ですかね?)からです、と言われた。今日やっと買ってきました。開いてて良かったー。
じゃーん。
名前から想像できるように、上新粉を蒸したものに、お砂糖と山椒を混ぜて、細長く切ったもの。長門のは青大豆粉(うぐいす粉ですね)がまぶしてあります。上新粉を蒸したものにお砂糖・・・山椒の味がなければほぼ素甘。細長く切るために打ち粉が大量にまぶしてあるのが違うだけだと思う。
私は食べるの初めてですが、前に見たやつはもっと長さが長くて太かった気がする。母はべったら市で買って食べたことがあるそうですが、こんなに山椒の味しなかった、と言っておりました。長門の切山椒は、ちょっとひりひりするくらいに山椒が効いていて上品な美味しさ。体にも良さそう。酉の市で買うよりも格段に美味しいものが買えた、と思う。初めて食べたからわかんないんだけどさ(笑)。
ちなみに、日本橋高島屋の各国銘菓コーナーで「切山椒扱ってますか?」と聞いたら、佃煮売場に連れて行かれました。和菓子なんだけど・・・と言ったら、和菓子の責任者らしい人に聞いてくれて、でもその人も、スパイスコーナーじゃない?と言っていた。
こんなにマイナーなお菓子を食品成分表に乗っけてていいのか?もっと知名度の高いものを扱うべきじゃないのか?スーパーで扱い始めた花びら餅の方が、いいのではないかと思うぞ。
(以下 2017/8/23追記)
食品成分表の定義は、「こねて蒸した上新粉を搗(つ)き、砂糖を混ぜて搗き、山椒(さんしょう)油等で風味をつけ、薄く延ばしてから切ったものである」。
山椒油なんてものがあるのか。Google先生によると、山椒油は中華料理で使われるもののようです。そしてレシピ検索してみると、山椒油使うのは少数派に見える。粉山椒が多そう。もっとも山椒油の方が伸びが良くて安上がりに出来ると思うので、酉の市で売っているのは山椒油なのかもしれない。
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