ページ

2013年1月6日

ほうれんそう

「今週のお野菜」のトップを飾るのはほうれんそう。今が一番おいしい時期ですね。
AJ実家ではほぼお浸しにして食べていました。嫌いではなかったけどあまり美味しいとは思っていなかった。家庭科の授業でバター炒めを習って、こんなに美味しい野菜だったのか!と思った。以来、自分で作るのは断然バター炒めです。最近は「なんちゃってバター炒め」で、茹でたものにバターをからめてるんだけど(だってその方が洗い物が減るもの・・・)
さて、何でほうれんそうを一番にしたかというと、前から疑問に思っていたことがあったからなのでして。ほうれんそうと言えばポパイですが、ポパイが食べるのは「ほうれんそうの缶詰」ですよね。あれ見たことないんだけど。少なくとも日本では売っていないと思う。ほうれんそうじゃなくても青菜の水煮缶詰って見掛けないよね。あれってほんとにあるのか?・・・あるらしい。アメリカでは普通に売っているらしい。しかし買ってみようと思えないなー。ポパイでの描かれ方からして不味そうだったし(青汁みたいだった)、ポパイも美味しそうに食べてはいなかった。オリーブが困った時にだけ、仕方なく食べていたもんね。ポパイは船員だからビタミンが足りないのでほうれんそうを食べるのかと思ってたけど、鉄分が目当てなのだそうだ。確かに水煮缶詰ではビタミンは失われているもんね。鉄分かー。ポパイって貧血症だったのね。

ほうれんそうは、漢字で書くと「菠薐草」。中国から字と共にやってきた野菜です。中国の名前は「菠菜」。日本に来た後で本国では真ん中の「薐」が抜けたんですね。さて中国にはどこから来たのかと言うと、ペルシャからだそうで、「ペルシャ菜っ葉」というのがほうれんそうの語源なのだった。なるほど。「ペルシャ」と「ホーレンソー」は音が似ている気がする。(そうかー?)

植物学的にはアカザ科。孤高の菜っ葉かと思いきや、なんと甜菜がアカザ科なんですねー。知らなかったー。 もともとは菜っ葉として食べるもので、栽培するうちに甘くて太い根っこのが出来たらしい。確かにほうれんそうって甘みあるもんね。この時期出てくる縮みほうれんそうなんか特に甘い。甜菜の元祖もあんな甘さだったのかな・・・

と、しばらくお野菜をテーマに「不思議」を書いていこうと思っていますが、レシピや健康法は期待しないでくれたまえ。 よろしく。

0 件のコメント: