既にお気づきの方も多いでしょうが、食品分類ごとにアイウエオ順に並んでいる食品成分表。「きびだんご」の次は「ぎゅうひ」なのですが・・・求肥って和菓子か?
そりゃ洋菓子でも中華菓子でもないけど。私の認識では、みつ豆のお供か、餡子の中にくるまれるか、お餅の代わりに餡子を包むもの、要するに和菓子の「一部」であって、単独で和菓子とは言わないと思ってたのでした。でも、食品成分表にあるんだから、単独の和菓子として存在するんだろうなぁ、 とGoogleしてみたら、鶴屋吉信の柚餅が求肥だと書いている人がいた。言われてみれば確かにそんな気がする。
で、買ってきました、柚餅(ちなみに、「ゆもち」でも「ゆずもち」でもなく、「ゆうもち」と読みます)。
柚子の香りと和三盆のやさしい甘さ。柚餅食べるの久しぶり。前に食べたのがいつどこでだったのか思いだせない。自分で買うのは初めてだし、お土産にはしにくいと思うので、もしかしたら店頭で試食しただけかも(笑)。
求肥はwikiによると、「白玉粉または餅粉に、砂糖や水飴を加えて練りあげたもの」。砂糖/水飴の量が多いから普通のお餅みたいに硬くならないんだって。牛皮という字の方が古く、「日本では獣食を忌む」から求肥という当て字に変わったと書いてあるが、獣食を忌まない国でも、「牛の皮」では美味しそうなお菓子に聞こえないと思う。
そしてwikiには、「求肥を使った菓子」がいろいろ紹介されている。そうだよねー、「求肥を使った菓子」は理解できる。求肥自体を菓子と言うかどうかは微妙だよねー。
と思いながら読み進むと、求肥を使った菓子として、
素甘:えっ!あんな厚みのある大きさのものを求肥(牛皮)っていうか?
吉備団子:ええっ!前回「求肥と似てる」って書いたばかりなのに。これ求肥だったのかー!!何で似たようなものを成分表に採用するんだよ。成分で見ると、「きびだんご」の方がカロリーが2割程高い。ミネラル類が求肥より多めなのは、キビのせいだと思うが(注:求肥に較べて多いだけで、餡子を使うお菓子の方がずっと高い)、何でカロリーが高いんだろう?キビのカロリーがお米より高いのか?穀類の頁で確認する限り差はほとんどない・・・吉備団子の方が甘いのかなぁ?謎・・・
(以下 2017/07/16追記)
食品成分表の定義は、「水を加えてこねたもち粉あるいは白玉粉を蒸して練り、加熱しながら砂糖を加え、練ったものである。単独でも菓子として用いられるが、他の原材料と組み合わせて使われる場合が多い。ねりきり、若鮎(求肥を小麦粉を主原料とする皮で包んだ菓子)、ゆべし等に用いられる」。
若鮎(鮎菓子)の中に求肥が入っているのは既に学んだ。練り切りの中に求肥が入っていることもあるだろう。でもゆべしに求肥??そんなのあるか?と思ったんだけど、どうもここでいう「ゆべし」はAJ認識では「柚餅」のことらしい。そういうことかぁぁ、納得。続きは柚餅子のページに書くね。
そして、吉備団子が求肥よりカロリーが高い理由は、周りに付いた砂糖だった。求肥も単独で食べる場合は周りに砂糖が付くだろ!と思うのですが、食品成分表的には、「ぎゅうひ」に砂糖を付けたものを「きび団子」と定義してるんだから、そりゃ吉備団子の方がカロリー高いわな。
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