鹿の子はいつか取り上げようと思っていたけど、いつもお買い物に行く範囲ではなかなか売っていなくて書けなかった。前はその辺の和菓子屋でも売っていたように思うのだがなぁ。季節菓子ってこともなさそうだし・・・ま、銀座の鹿乃子まで行けばいつも売っていることは知ってたので、食品成分表の順番が来たのを機にわざわざ出掛けて買ってきました。
基本の小豆の鹿の子(右)と栗鹿の子(左)。
銀座鹿乃子の場合、びっしりついた豆(または栗)の中に、豆と同じ味の餡子、真ん中に求肥、と言う構成になっていました。
どこの鹿の子でも、餡子の周りに豆がびっしり、というのがお約束だと思う。
(2017/07/11付記:食品成分表の定義は「ぎゅうひやようかん等を芯とし、練りあんで包み、外側を蜜(みつ)漬け小豆で覆い、さらに寒天で表面に艶(つや)をつけたものである。本成分表では、芯(しん)として練りようかんを用いたものを対象とした」。うう、惜しい。求肥が芯になっている銀座の鹿乃子のではなかった・・・)
鹿の子と言う名前は、整った粒が隙間なく並ぶさまが子鹿の背の斑点を思わせることからつけられた(by wiki)そうですが・・・どこが鹿だって??
茶色い餡子の上に疎らに白い豆が乗っているなら、わからないでもないのだが、隙間なく並ぶさまのどこが鹿模様なんだろう??
wikiには他の「鹿の子」の用法として、鹿の子絞りや鹿の子編みが載っています。なるほどどれも整った粒が隙間なく並んでいる。でも鹿模様には見えないけどなー。
和菓子の鹿の子や鹿の子編みは単色の粒々だけど、鹿の子絞りは粒が白いという点でこの中では一番鹿模様に近い。 最初の鹿の子絞りはもっと鹿模様ぽかったんじゃないか。
うろうろしている内に「絞り染めの歴史」なるサイトを見つけた。ここの上左にある絞り染めなら、確かに鹿模様だ。話の流れとしてはこれは「最初の鹿の子」ではなく、ただの絞り染めらしいんだけど。小さい丸がポツポツ多めに並んでいるだけの頃に「鹿の子」という名前がついて、だんだんボツボツが多く&小さくなり、凸凹も付いたものが「鹿の子」ということになり、鹿の子地に似ているという理由で和菓子の鹿の子や鹿の子編みという名前が付いたんだと思うなー。このお菓子から鹿模様ってどう考えても結びつかないもの。
鹿の子100gのカロリーは264Kcal。何も書いてないけどたぶん小豆の鹿の子だろう。和生菓子の中では平均的です。重量を測るの忘れちゃったけど、たぶん50g位だと思う。 2個食べてご飯一杯強ってところ。うーむ。
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