現(2008年10月現在)中正記念堂。前・台湾民主記念館。元・中正記念堂。
「中正」とは蒋介石の名前(介石は字)。蒋介石が共産党に追われて台湾に来た人なのは知ってたけど、蒋介石の時代って戒厳令が敷かれてて、それを倒して民主化がなされたのだと漠然と思っていました。だから「中正記念堂」を「台湾民主記念堂」に変えたのなら、中身も全部入れ替えたんだと思ったら、実際はそんな単純なことではなかったようで。中に入ると蒋介石の子供の頃、孫文と並んでる写真、軍服、執務室の再現(人形付き)とどうみても蒋介石記念堂のまま。もっとも、外にあったという銅像はなくなってたし、中正の名にちなんで「大中至正」(読み順)と書いてあった正門はなんと「自由廣場」に変わっていた。でも最寄の地下鉄駅は「中正記念堂駅」のまま。かなり中途半端な状態。私が行った後に、国民党の馬政権が正式に発足したので、そのうちまた中正記念堂に戻ったりして。台湾の今を写す場所かも。
と、昨日まで思ってたんだけど、実は2008年4月時点で既に「中正記念堂」に戻っていたのだった・・・。さっきWikiを確認してその事実を知りました。現地の表示は「民主記念館」だったのだが、表示の方が違うのだそうで・・・台湾って複雑すぎ・・・。
さて、記念堂の周りはぐるっと気持ちの良い公園になっていて、ニ胡(たぶん)を弾く人や碁(たぶん)を打つ人を見かけた。デートの二人連れやお弁当を食べるOLも。たぶん朝に行けば太極拳が見られるでしょう。今後、どんな名前になって、建物に展示される内容が変わっても、この公園の雰囲気は変わらないのではないか。そうだといいな。
さてそんな公園の池のほとりに立っていた極彩色のコレ(右写真)はなーんだ?・・・ 答えは「鯉の餌の自動販売機」でした。
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