福岡に行こう!と思った理由はいくつかあるんだけど、そのうちの一つが子供の頃に集めていた国定公園切手。街歩き好きの私は国内外を問わずこの手の所は全然行かないんだけど、「玄海国定公園」というのは地図で見る限り福岡から近い。金印で有名な志賀島って海の中道の近所だ。これなら楽勝で行けるぞ、と思ったのでした。
これがその切手。ネット検索で国定公園切手の出自を調べているサイトを見つけ、島ではなく糸島半島にある「芥屋の大門」と判明。私の写真とは構図が違うのか同じものには見えないかもだけど、同じモノのはず。
まず行き方。ガイドブックには「JR筑前前原駅からタクシーで20分」と書いてあったけど、同じ駅からバスが出ているとネットに書いてあったので、軽い気持ちでバスを選択しましたが・・・どうも普通は車で行く場所のようです(笑)。というか「どこに行くのも車」地域なのでしょう。 1時間に1本程度のローカルバスは高齢者ばかり。観光客どころか若い人皆無。終点の芥屋で降りたのは私一人だったので、誰もいないのかなと思いましたが、近所の海水浴場目的か結構若者も来ていました。マイカー或いはレンタカーで来てるのだと思う。
さて芥屋の大門とは何かというと、私の写真ではちょっと判りにくいのですが、岬の端っこの岩(というか石?)に侵食洞がある。日本三大玄武洞のひとつなのだそうです。玄武岩はマグマが冷えて出来た火山岩なんだけど、まるで四角い柱みたいな形に割れる。この洞穴を遊覧船で見に行ったのでした。芥屋漁港から30分弱の遊覧旅。
10人ほど乗れるモーターボートは、すいすいと海上を走り洞穴に向かいます。玄武岩が柱みたいなのが良く判るでしょう?
さほど広くない洞穴なのですが船はどんどん中に入り、もう出口があんなに遠くに・・・。洞窟の中は少しひんやりしていました。
同乗した女性は、3回来たけど奥まで入れたのは初めて!と喜んでいました。カプリ島の青の洞窟みたいなもの?で、潮や風の状況でどこまで入れるか違うのだそうです。時刻表はなくお客が集まると出る方式なのに、ぷらっと行って楽しめてラッキーだった。機嫌よく雲丹丼を食べて市内に戻った。
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