日本橋高島屋に行ったら柳原白蓮展のタダ券をもらったので、どれどれと見てきた。
それ誰?という人も多いかと思うけど、私はこの夏に博多に行った時に博多町屋ふるさと館(たぶん)でこの人の話を読んだんだよ。文学少女だった華族のお嬢様が年齢の離れた九州の大金持ちと結婚して飯塚(博多の近所)の御殿に住んでたけど、東大生によろめいて駆け落ち。離縁状を新聞発表したというような話で、記事が展示されていた。
さて、高島屋には件の離縁状の原稿(便箋でも原稿用紙でもなく、ノートに書いてあった)があって面白かったんだけど、他にもいろいろなものが展示されていて、あーそうだったのかと思った。
一番驚いたのは、駆け落ち相手の東大生氏が宮崎滔天の息子だったこと。えーっ、そんなこと博多ふるさと館では書いてなかったような・・・いや書いてあっても気が付かなかったかも。宮崎滔天の名前は、最近固め読みしている中国関連の文庫本の中に、孫文を支える日本人のひとりとして知ったのだから。その孫文の書も高島屋にはあった。ふーんこういう字を書く人なんだ。
白蓮展では飯塚御殿の様子や、その後駆け落ちした地味そうなおうちの再現、でも幸せそうな家族一緒の写真、反戦活動に熱を入れてたり、中国に傾倒してる写真、いろいろあって面白かった。面白かったけど、正規料金の800円を払っても見たかって言われると自信ない。
しみじみ博多町屋ふるさと館の200円はお得だった。(そういう較べ方しちゃダメか)
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