ページ

2008年10月18日

東京に似てる台北

台北の街を歩きながら、ここはどこの街に似てるんだろうとしばらく考えたんだけど、結果的に答えは東京。台北の人が東京に来たら、台北と一緒じゃんと思うのではないか。
同じに見える一番の理由はたぶんお店と商品。特にセブンとファミマの林立度は東京そっくり。お店の中身も良く似てる。カウンターにおでん。ファミマは来店チャイムも一緒。
右写真は三越入口。1階に化粧品、2階は婦人服でB1はフードコートと、店舗構成もそっくり。ただしライオンは唐獅子風だけど。本屋では日本雑誌の台湾版が展開されているし、日本語がカッコイイと思うようで(日本での英語と同じ)、わざと日本語表記にしている商品も多い。欧米や香港資本のお店もあるけど、日本資本が突出して多いように感じるのは気のせいだろうか。正式な国交がないなんて信じられない親密さ。
理由の2番目は「カワイイ」満開。観光地ごとにキャラクタグッズがありどれも日本風にカワイイ。更に故宮博物館では、ALESSIのチャイナシリーズはこことのコラボとの説明に目がテン。東京より東京っぽい。
←歩行者用青信号が「歩く人」なのは万国共通。でも台北のは本当に歩くアニメ信号。残り少なくなると点滅しながら走る。カワイイ!!せっかく写真を撮ったけど、こういう場合は動画で撮らなくちゃね。初めて走るのを見た時は立ち止まって笑い出してしまった。その後初日は信号に合わせて走ったが、2日目には慣れた。もちろん周りは誰も走ってません。カワイイけど効果は超一時的の模様。
3番目は街がキレイということ。キレイ=新しい/古い=小汚いと思う日本人(東京人?)感覚では反論があるかもだけど、木と紙ではなく石の街では年月相応に古びた建物は別に汚くはないのだ。私が感心したのはゴミの少なさ。塵一つないとは言えないが、夜市含め買い食い文化の街なのに、東京よりむしろ道路のゴミは少ないと思う。香港とはえらい差。
ゴミ出しは収集車が来たら出す方式。ゴミ収集車は「エリーゼのために」を大音響で流しながらやってきて、すると人がわらわらとゴミを持ってやってくる。

日本の他の街ではなく東京に似ていると思うのは、ここが「首都」だからじゃないかな。香港と違うと思うのもたぶんそのせい。香港は大都市だけど返還前でも首都っぽさはなかった。
考えてみると台北に中国地方料理が揃っているのは、各地からここに人が流れ込んできたからなんだよね。現在はともかく建国当時~暫くの中華人民共和国が、旧権力が贔屓にした美食レストランを大事にするのは考えにくく、ここだから守られた伝統の味もたくさんあるんだろう。もちろん大陸とは別の台湾としての道を歩みたいという派閥もあるわけだけど、それでも台北には「中国の」文化を担う首都のプライドがある。
首都のプライドはあるけど土着の文化が見えない独特の浮遊感が東京に似てるんだと思う。京都が日本の首都だったら東京みたいにはならなかったように、もうひとつの中国の首都北京にはこの浮遊感はないと思う。

地形的には東京に較べて平たく、あまり坂がない。ただし山は京都並に近い。道は京都ほど真っ直ぐ碁盤の目ではなく、道の突き当たりに山が見えたりしない。古い都市じゃないからか、街の内外の境界が曖昧で、どこまでも膨張するところが東京に似てる。ビルの高さもあって、新宿が一番似ているかな。

0 件のコメント: