小麦粉煎餅と言えば瓦煎餅が代表選手だよね。食品成分表の定義でも「最も一般的なせんべい類の一つである」となっている。定義の方は、「砂糖と鶏卵を混ぜ、水で溶かした重曹(炭酸水素ナトリウム)、水、小麦粉を加えてこね、さらに水を加えた生地を、型に入れて、直火で焼いたものである」。
瓦煎餅と言えば亀井堂、というのがAJの認識で、冬休みに人形町まで出掛けてきました。人形町亀井堂は神戸の「亀井堂総本店」の分家だそうだ。
人形町亀井堂の瓦煎餅は久しぶりに食べたけど美味しかった。瓦煎餅はどこにでもあるけど、やっぱり美味しいとこのは美味しいね(そりゃそうだ)。写真左下のお茶壺型のは、その名も「茶つぼ」という、瓦煎餅の砂糖掛け。ここでしか買えない(ネットで買えない)と書いてあったのでつい買ってしまったが、これがまた上品な美味しさで絶品でございました。
で、瓦煎餅。瓦の形をしているから瓦煎餅と言われるわけですが、なんで瓦にはこんな切れ込みが入っているのか?
この形は正確には、「切込桟」と言われる「桟瓦」で(wiki)、切れ込みは重ねた瓦同志を固定するのに使われるんだな。平瓦と平瓦を丸瓦で押さえるのではなくて、切れ込みの分だけ重ねていく。ここの解説がわかりやすい。重なりが少ないから屋根が軽くて済む=土台となる住宅がそんなにしっかりしなくても大丈夫、ってことで、江戸時代にこの瓦が発明されてから、普通のおうち(お城や寺社以外)でも瓦葺のおうちが増えたのだそうだ。
神戸の亀井堂総本店には、原寸大瓦煎餅もある!桟の部分もきっちり再現されてますね。しかしちょっと大きすぎだと思う・・人形町で買ったやつは「小瓦」に相当する大きさ。このサイズが標準でしょう。最初の瓦煎餅はどの大きさだったのか。原寸大で瓦割り~!とかしてたのかね。
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