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2008年11月16日

三国志 その3

今週6巻目に突入。ここから先は孔明の独壇場になるので、読み飛ばし傾向の私です。
吉川英治版の印象とそんなには違わないけど、女性が殆ど描かれてませんね。ま、ずいぶん昔のものなので、添え物として少し出て来るだけでも十分なのかもしれない。正史にはたぶん全然出て来ないんだろうし。
読み直してみてやっぱり劉備ってどこがカッコイイか判らんのだが、君子たるもの英雄である必要はなく、血筋が良くて仁に厚ければそれで十分なのかもしれない。臣下と同じものさしで計るものじゃないのかも。「カッコイイ」じゃなくて「ありがたい」ものなんだな、たぶん。
周瑜サマは完訳版で読んでもカッコイイのだが、トニーレオンならここはスカッと笑うんじゃなくて陰影をつけるんだろうな、とか想像しながら読めて楽しい。が、金城武の孔明はどうも想像付きません。自分の才能に酔いしれる勘違い男みたいな感じになるんだろうか。うーむ。

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