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2018年8月16日

読書感想文について

お子様の長い夏休みも残り2週間となってまいりましたね。宿題は順調に進んでいるでしょうか。
私は、宿題は提出日ギリギリにやる派だったので偉そうなことは言えませんがね。図画工作系は苦手だけど、読書感想文は苦にならない方でした。ちゃちゃっと書いた。

だいたい「読書感想文」って名前がいけないんだよ。本を読んで感想を書けばいいだけなら、「面白かった」「つまんなかった」で十分だし、「意味不明だった」「難しくて最後まで読めなかった」なんてのも、十分、感想として成立すると思う。
でもさ、「読書感想文」ではそんなじゃいけないのだ。読書感想文に求められているのは、本を読んだ感想ではなく、本を読んで「考えたこと」を「伝える技術」なのだから。

なのでまずは、「考えさせられる本」を選ぶことが大事なのだ。
読んで面白いと思った本について、どこが面白かったのか、なぜ面白いと思ったのか、と深堀していくことも可能だけど、何故って言われてもねぇ・・・と行き詰まってしまうことが多い。それよりは、面白いと思わなくても、これってどうなの?とか何でこうなるの?とか突っ込みどころがある本の方が書きやすいことが多い。
私自身は読むことは得意だったので、たくさん読んだ本の中から書きやすいものを選んで感想文を書くことにしていました。

でも、読むのがそもそも苦手って子もいるよね。そんなアナタに有効かもしれない裏技。
私の場合は感想文じゃなくて、試験とかの小論文にこの手を使ってたんだけど。

それは、書く内容を先に決めてしまう!のだ。
どんなお題が来ても、その場で考えて書けるのが正しい形なんだろうけど、そんな才能はみんなが持っているわけじゃないし、みんなに必要な才能でもないと思う(笑)。
書きたいこと=伝えたいことを予め決めておいて、導入部と結論部は小論文のお題に合わせて多少のアレンジをする。このやり方でたいていは切り抜けられました。高得点は取れないとしても、どうしよう!何も書けない!!と0点になるよりはマシだし、悩む時間も少なくて済む。お題に振り回されて結局何を言いたいのだかわからなくなりがちな文章よりも、伝えたいことがハッキリしている方が、多少お題からズレていても伝わりやすく、オリジナル度の高い作品になってたりするのだ。
そして何より、伝えたいことを文章で伝える、という技術は誰でも持っていた方が良い技術だ。苦労してもその甲斐はあると思うの。

読書感想文向けでいうと、こんな内容が一般的かな。
①夏のテッパン:戦争はイヤだ
②私の夢は○○になること
③幸せってなんだろう

内容を決めたら、それに関係しそうな本を読んで、導入部を繋げる。本体部分は本と関係なくても自分の考えを書いて、結論部は本と同じなのか違うのかを表明して終わり(主人公の××みたいに/××とは違って、△△です)。

どうでしょう?書けそうな気がしますかね?

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