ページ

2017年5月18日

バタケーキ(マドレーヌ)

「家庭でできる和洋菓子」にも「バタケーキ」という項目はあるんだけど、写真がちょっと見たことのないようなケーキで、これはなんだろ、と気になっていたのだった。でもある日突然気が付いた。これってマドレーヌの上にクリームを絞り出して、缶詰のサクランボとパイナップル?を飾っているんだ。そういえば食品成分表のバターケーキの定義には、「マドレーヌも含まれる」と書いてあった。そういうことかー。
クリームがダレてしまったけど、一応再現してみたのが右の写真。

しかし普通、マドレーヌと言えば細長い貝殻型のお菓子を思い浮かべるのではないか。写真左の右下にあるタイプ。これが本家のマドレーヌ。
左側の貝殻じゃないタイプををマドレーヌと呼ぶのはどうも日本だけらしい。wikiには他のお菓子と間違えたと書いてあるけど、単に貝殻マドレーヌの型を買うのが面倒だっただけの気がするな。貝殻マドレーヌの型はマドレーヌにしか使えないけど、円形(正確には菊型というらしい)なら、タルト型にも使えるし、ひっくり返してゼリー型にもなるもの。

最近時々見かけるのが、右奥の帆立貝型。これはファミマで買った(私の写真では何だかクリームパンみたいに見えるけど)。左の円形はヤマザキパン。右手前の本家型はモロゾフ。本家型マドレーヌは何の貝を模しているのかな、と思ったら・・・帆立貝だった。

えーっ。帆立貝って扇を広げた形で、あんな細身じゃないよね?もしかしてヨーロッパのは細長いのか?→そんなことなかった。なんで細長いんだ?

wikiによると、マドレーヌという女性が、帆立貝の貝殻を型にして焼いたケーキが元祖(という説が有力)なのだそうだ。なるほど。元々は本物の帆立貝が型になってたんだ(生臭そう)。だとすると、扇の両端は薄くて焦げやすいという理由で真ん中に細長くタネを入れた→細長い形になった、という推測は可能だな。あるいは、初期の焼き型(本物の貝殻じゃなくて)を作った時に、細長い方がたくさん作りやすかったとか、そういう理由なのかも。wikiには何も書いてない。

ちなみに、モロゾフもそうだけど、最近のマドレーヌは後ろがペタンコのやつが多い。本来はwikiの写真に採用されているように、ぷっくり膨らんでいるのが正しいマドレーヌなんだよ!ペタンコだと膨らまなかった失敗作か生地を節約したケチンボな感じ。コンビニで売っているのはどうでもいいけど、お菓子屋さんで売るものはぷっくりマドレーヌで合ってほしい。ぶつぶつ。

0 件のコメント: