牛乳を寒天で固めたやつね、とすぐに想像は付くけれど。
食品成分表の定義は、「新たに収載した『牛乳寒天(ぎゅうにゅうかんてん)』は、ミルク寒天、牛乳ようかん等ともよばれる」。牛乳羊羹なんて聞いたことないよっ!でもネットで検索するとそう言っている人もいる。新潟県には「ミルクヨーカン」なる商品もあるんだって。
外で売ってないとは言わないけど、基本的に家で作るものってイメージだな。AJ実家では「牛乳かん」と言っていました。カップじゃなくて、流し箱で作る。苺で作ることが多かった気がする。苺を縦半分に切って伏せて並べた上に牛乳寒天を注ぐ。少し落ち着いてからまた苺を入れて寒天を入れて。食べる時はひっくり返すとキレイに並んだ苺がミルク色に映える。
どうせ売ってないから作ろうかな、と思ったんだけど、食品成分表にはこうも書いてある。
「杏仁豆腐(あんにんどうふ)は、牛乳寒天に杏仁(杏の種子にある仁)をすり鉢で潰し水を加え成分を抽出した液を加えたものである。また、杏仁と似た香りを持つアーモンドエッセンスやアマレット(アーモンドの香りのリキュール)を牛乳寒天に加えた製品もある。牛乳寒天及び杏仁豆腐は、寒天の量により硬さが異なる製品がある」。
杏仁豆腐も牛乳寒天の仲間なんだった。杏仁豆腐の方が、スーパーでも売っているポピュラーな食べ物だよね。杏仁豆腐買って来よう!
というわけで。
古典的な硬めのやつを買って来ました。原材料に杏仁霜って書いてあるから、その意味でも正統派ですね、えへん。例によってあまりおいしそうには撮れてないけどさ。
杏仁豆腐は中華デザートなんだけど、本場の中国ではあまり見かけなかったりする。ツアーで行くレストランなら、デザートは杏仁豆腐が多いんだけどね。あんまり美味しいという印象もない。日本で食べる方が美味しい。現地で食べるならライチとかマンゴープリンの方がいいかなぁ。
さて、食品成分表の牛乳寒天には悩みはなかったのだが、試しにwikiで牛乳寒天と入れてみたら、「牛乳豆腐」なる項目に連れていかれた。何それ、杏仁豆腐のこと?と思ったけど、そうではなくて、牛乳で作る豆腐状のもの。概ねカッテージチーズのようなものらしい。知らない食べ物がまだまだあるなぁ。しかし、それを「牛乳寒天」とは言わないと思う。寒天入ってないし。
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