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2017年3月5日

新シリーズ:若人のための100冊(1)

水滸伝に時間が掛かってなかなかアップできませんでしたが、やっと6冊読み終わって、既読含めて10タイトルになったので記録しときます。そのうちこれも目次を作る予定。→目次はこちら

(1) ヴェニスの商人→光文社古典で済み

(2) 吾輩は猫である(夏目漱石/朝日新聞連載中!):これ中学生のころから何回も読んだことはあって、確か教科書にも出てきてたし。でもあんまりいいと思わなかったんだよね。饒舌な感じで。でも今、朝日新聞に連載中のを読んでいて、こういう風に読むものだったんだ!と納得しています。新聞小説として読むと、グダグダ進まない感じがかえってすごく面白い。これは文庫本でも単行本でもなく、新聞で読むのが絶対のおススメ!

(3) 啄木歌集(石川啄木/新潮文庫):啄木って苦労人なのなー。苦労人の印象は前から持っていたけど(働けど働けど)、苦労人の割に放蕩好きなのなー。それでこそ詩人なのかもだけど。

(4) モンテクリスト伯→読み直す1冊で済み

(5) ハックルベリフィンの冒険→光文社文庫で済み

(6) 水滸伝(吉川幸次郎訳/岩波文庫):全10冊で時間かかった。前に吉川英治の新水滸伝をH氏選書として読んだんだけど、いまいちピンとこなかった。今回は岩波文庫で読んでみた。こっちの方が読みやすい。ま、古典慣れしたからかもしれない。途中で終わる吉川英治版では読んだことにならないね。どんどん仲間を失いながらなんとか勝って帰ってきて、でも抹殺されてしまう最期。天に指名されても、この世の悪代官には勝てない。実話ベースなんだろうなぁと思える。 しかし登場人物多すぎだよ。ゲームには向いてるけどさ。

(7) 童話集 銀河鉄道の夜→読み直す1冊で済み

(8) アルプス登攀記(ウィムパー/岩波文庫):マッターホルン初登頂の話とか。本人が興味のあることを書いた感じ。今なら人気ブログになったかも。読み物としては終わりが悲しすぎで救いがない。登山というより山に興味がある人向き。

(9) デミアン(ヘルマン・ヘッセ/新潮文庫):謎の先輩デミアンに導かれる僕。BLの話かと思いきや、急に戦争が始まって唐突に終わる。えーと?

(10) ビーグル号航海記(ダーウィン/岩波文庫):5年をかけて南米や太平洋諸島を博物学者として見聞した記録。字ばかりで読みにくい。内輪向けの報告書なんだろう。ダーウィンだから当然動物に関する記述が多いけど、植物もあるし、現地人や現地入植者の様子もある。津波の話もあってなかなか興味深いが・・・動植物の話には、説明画像が欲しいよ。前提知識ないと無理。

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