第一世代(定型)より後に出来た第二世代(非定型)の抗精神病薬は、効き方によって分類される。第一世代をなんで効くのかよくわからないながら使っていくうちに、こういう作用があるからこの作用が効いているわけ?→じゃあそういう作用だけを持っている物質なら効くわけ?→効くみたい、という感じで開発されたようだ。まぁ効くことはわかっても理由はまだ仮説なんだけどさ。
SDA(DSAとも)は、セロトニン・ドパミン・アンタゴニスト(Serotonin Dopamin Antagonist)の略で、セロトニン受容体及びドパミン受容体をブロックする。
ドパミン受容体の方はいいよね、第一世代と同じってことだから。
分かりにくいのはセロトニンアンタゴニスト、の所。セロトニンって足りなくなると鬱病になるんだけど、ブロックしたらまずくない?と思いませんか。正確にはセロトニン受容体全部をブロックするわけじゃなくて、HT2受容体だけをブロックするんだよ=NaSSAのSSAの所と同じ。なんでDaSSAって呼ばないんだよ、ぶつぶつ。
更により正確には、ドパミン受容体をブロックする作用は第一世代よりも弱くて(=ブロック作用による副作用が少なくて済む)、セロトニン2受容体をブロックする作用(=うつ病みたいな陰性症状にも効く)が付いている。
お薬の名前はバラバラで腹立たしい・・・
リスペリドン(商品名リスパダール)、ペロスピロン(ルーラン)、ブロナンセリン(ロナセン)
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