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2012年12月30日

2012年総括

2012年世の中的ニュース

2012年は、結局3.11が大きすぎてあれから1年経ったというのが一番大きなニュースだったような気もする。少し長い目で見るとやっぱり尖閣の問題になるのかなー。忘れ去られるようだといいんだけどね。国有化したこと自体は必要だった面もあると思うけど、都民の皆さん!と大々的に募金を集めて挙句に国が20億円と言う巨費を投じて・・・という流れはどう考えても不味かったと思う。こういう時のために機密費というものがあるんじゃないのか?こんなやり方で領土問題が進展すると本気で思っているとしたら石原都知事(当時)ってセンスなさすぎ。それに乗せられてしまう政府も官僚も、戦略も常識もなさすぎ。

2012年AJ的ニュース

いわゆる更年期というやつになった。想定していたほど大変な症状は今の所出ておらず、こんなもの?と拍子抜けしているところなんだけど。ま、これからなのかもしれない。最近あれれ!と思ったのはいきなりお腹がポッコリしてお洋服がきつくなってきたこと。体重は全然変わってないんだけどな。体型が変わっても今更気にしないけど、手持ちのお洋服が着られなくなるのは困る・・・腹筋運動を開始したが減る気配なし。うーむ。

2012年一番ラッキーだったこと

なんだろ?今年も元気に旅行に行けたことかな。そういう意味では、4月から半年間結構のんきに過ごせたことがラッキーだったかもなぁ。1月2月(特に2月!)は忙しくてうんざりしたけど。のんびりできたことで過去アルバムの整理も進んだ。そうそう、過去の写真を今使っているのと同じ大きさの四つ切アルバムに整理して11月に全部終わったんだけど、12月に見たらどうも製品が廃番になったぽい。間に合ってよかった・・・来年のアルバムをどうするのかは来年になってから考える。

2012年一番アンラッキーだったこと

サイドテーブルに目覚まし付CDラジオを置いてるんだけど、掃除の時にコンセントを足で引っ掛けて床に落としたら、CDプレーヤーの蓋とセットされていたCD(無印良品のBGM4)が割れた。CDプレーヤーの方は蓋が半分取れただけで再生機能には問題なかったけど、CDは割れちゃうとどうしようもなく・・・しばらく悩んでいたけど結局同じものを買った。(ベストお買いものに続く)

2012年ベスト食べ物

広島で食べた焼き牡蠣もお好み焼きも美味しかったし、北海道旅行で食べたあれもこれもそれも美味しかったんだけど、ここではサイトに書き忘れたけど美味しかったものをご紹介。
それは、広島で買って来た長崎堂のバターケーキ!
ガイドブックに載っていて、ホテルの近所だったので最終日に朝ごはん食べてからぷらっと買いに行ったらもう「小」が売り切れ(開店30分後位なのに)。仕方なく「中」を買って帰ったんだけど・・・これが美味しかったんだよう。大雑把にいうとカステラのようなものなのだが、とにかくすごくおいしかった。袋町にあるお店に行かないと他では売ってないみたい。売り切れが早いので面倒ですが美味しいし日持ちするし買う甲斐はあると思うよ。

2012年ベスト今週の和菓子

去年の亥の子餅はヒットだったが(今年買うのは忘れてた)、今年は知っているものが大半だったし、知らなかった/食べたことなかったものでは、あんまり感動はしなかったな・・・菱餅とか粽とか・・・。というわけで、美味しいのは前から知ってたけど、たい焼き(浪花屋総本店)にしとこ。秋には四谷 若葉のたい焼きも食べた。あれもおいしかったなー。

2012年ベストお買いもの(メイドインジャパン部門)

BuyJapaneseキャンペーンは2011年で終了し、今年は外国製品も買って楽しいお買いもの生活を満喫していますが、一応、「できればメイドインジャンパン」を心がけてはいます。心がけてはいるんですけどね・・・食べ物はともかく、その他は、哀しいことに「欲しいな!」と思えるものはまず日本製品ではないのだった。哀しいので今年からメイドインジャパン部門を作って、素敵な日本製品を買ったら特別枠で表彰!と思ったのだが・・・苦しいんだなこれが(笑)。
これメイドインジャパンと言っていいのか悩むけど、Made In Japanと書いてはあるし、とても気に入っているものには違いないので、無印良品のBGMをご紹介。
初代のBGM4(アイルランド音楽)を買ったのはもう何年も前。私は枕元のCDプレーヤーにCDをセットしっぱなしにしておいて同じのをずっとBGMにしてるんだけど、それまでは1か月位で聞き飽きて手持ちの違うCDに替え、それでも1年くらいでどれも飽きてしまって新しいCDを買う、ということを繰り返していました。ところがBGM4は何回聞いても飽きないんだなー。ま、聞いてない位のBGMだから飽きないのかもだけど。うっかり割ってしまった時はすぐ次を買おうと思った。ネットで視聴して17(4と同じアイルランドの音楽)もいいなと思ったのだが、でも17はまだ無印BGMのイメージが強いのでお店で掛からなくなってから買おう、と、前と同じBGM4を買ったのだった。全16曲入りで1000円!
で、先日12/22にぷらっと有楽町の無印良品を覗いてみたらBGM4の歌が聞こえる。でもなんか変。私のCDと違う。17にも同じ曲が入っていたのか??とエレベーターに乗って上がってみたらなんとミニライブをやっていたのだった。 BGM17で歌っている&ハープを演奏しているジルさんという女の人。30分程ライブを堪能し、CD買えばサインしてくれるというので記念にBGM17を買って帰った。
私はアイルランドの音楽が気に入ってますが、他にもラテンやらタンゴやら、世界各国のお洒落な音楽がいろいろあって、どれも1000円。絶対お値打ちと思う。日本のお土産には向かないけどさ。

2012年ベストお買いもの

去年買うぞと宣言していたWi-Fi付持ち歩き端末は最新のiPodTouchと決めているんだけど、何故かまだ買っていないのだった。何でかね。急いで買う理由もないのだが買わない理由もないんだけどな。羽毛こたつ掛け布団は軽くて暖かで気に入っている。収納もかさばらない筈、だがまだ収納場所が確保されていない(笑)。こたつ敷布団は冬のバーゲン特価待ちで1月早々に買えると思う。
えーと、冬のお買いもの予定じゃなくて、今年買って気に入っているもの・・・あ、そうだ。夏にヘチマたわしを買った。軽石代わりに使っていますがこれ気に入った。すっきり乾くし見た目もカワイイ。ヘチマをそのまま放っておくとああなるのかと思って、家でヘチマ育てようかと思ったのだが、水に沈めて腐らせる必要があるので無理!と親に言われてしまった。そんな面倒なものだったのかー。

2012年ベスト読書

今年は暇だった割にあまり進まなかったのは、松丸文庫シリーズが重たすぎなんだよなー。でも面白かった。源氏物語は2011年から読み始めたんだけどやっぱり一度読まないといけない本だったなと思った。ベストは今昔物語集かなー。これ面白かった。今更ながら仏教というものに興味を持ったし、和漢混淆文て文体が案外読めたのも驚きだった。あと松丸文庫の派生だけど、アンデルセンの絵のない絵本もよかった。デンマーク行ってみたくなった。

以上、2012年の総括でした、来年も良い年でありますように。

光文社古典新訳シリーズ(11)

なんと前回報告してから1年近く経っているのかー。びっくりー。追いつき気味だったのに引き離されるわけだよなー。

(101) 悪霊(ドストエフスキー): 最初はタラタラしたが1冊目の最後から面白くなって一気に読んだ。が、救いのない物語だな。レーニンとかトロツキーとか読んだ後なので、時代背景(事件が起こるのはこの後だけど)は理解できる。政争って案外個人の好き嫌いなのなー。犯罪を描いたものとしては、カラマゾフの方が面白かった。

(102) 永続革命論(トロツキー): スターリンに追われたトロツキーが自説の正しさを滔々と述べるもの。革命は永続しないと意味がない。そうか。世界中が共産主義にならないと革命の意味ってなかったのかー。確かにー。

(103) うたかたの日々(ヴィアン): 安部公房的シュールな世界だがうんと華やか。それぞれに不幸な二組のカップルの話なのだが・・・実に華やかだ。パルトル(=サルトル)は判ったがシュイシュ兵(=スイス兵)は訳注がないと背景を想像するのも無理。フランス人が読むと面白い(面白かった)んだろうなー。マルチタレントな人ってここまでできるのなー。

(104) カメラ・オブスクーラ(ナボコフ):ファムファタールにより破滅に追い込まれる空っぽの中年男の話。「ロリータ」の作者だそうな。さっぱりロシアぽくない。

(105) 高慢と偏見(オースティン):2009年に固め読みで読んだんだけど、古典新訳入りしたので念のため読んでみた。印象全く変わらず。少し会話(特にジェーンとの)が現代ぽいのかもだけど。しかし何で男性は「ミスター○○」なんだろ。原作がそうなんだとは思うが名前がわからないね。旦那様のことも名前では呼ばないのが普通だったのかね。ま日本もそうだけど・・・

(106) 詐欺師フェリークス・クルルの告白(マン):トーマスマンって、ベニスに死すはいいけど後はあんまり好きじゃなかったんだよ、と思いながら読み始めたのだったが・・・これ面白い!太陽がいっぱいの殺人なし版。パリもポルトガルもフランクフルトもその街らしさが出ていて、うまい!これリプリーみたいに続きないのかなー、あったら読みたい!

(107) 市民政府論(ロック):リバタリアンの元祖だそうで。小さい政府(最低限政府)というのはこういうものだという話。うーむ。そうかもしれないがそうでない気もする。どうだろう?

(108) 人口論(マルサス): 素直に面白かった。極端な青年の極論、というあとがきに全面的に賛成。でも判りやすいし、そうともいうねと思えるところもあり、引用しやすいと思う。簡単な科学で言えば確かに物事は釣り合うところに向かっていくはずなのだが、実際は案外そうでもないのだよなー。何でなのかは解明されていないのだ。なんでなのかねー。

(109) プロタゴラス(プラトン): 若き(と言っても30代)のソクラテス像。ソフィストのやり方でソフィストをやりこめているだけのような・・・でもイキイキしてていい。プラトンはソクラテス先生が好きだったということがよく判る。

(110) メノン(プラトン):美青年かつ勇敢だけど実は空っぽ(プロタゴラスの弟子)のメノンを導こうとするソクラテス。あまりうまくいかない。政治家の正しさは「単なるカン」か。確かにそうだよなー。わかっていないということをわかっているというのは大事なのだ。わからないままだけど進んでいる感じも大事なんだよなー。

2012年12月24日

2012年のクリスマスケーキ

本年のAJ家のクリスマスケーキはDEMELのでした。ナッツたっぷりで全部食べられる(食べられない飾りが付いていない)と言うところが気に入ったんだけど、チョコレートも美味しかったんだけど。
チョコレートケーキの場合は生クリームのケーキよりも一回り小さいのを買わないといけないな、と思った。
いや美味しかったですよ、美味しかったんだけど、チョコレートちょっと飽きた。ベースもチョコレート味(ザッハトルテ風)で上にもチョコレートてんこ盛りなんだもん。DEMELにチョコレートじゃないものを期待するのが間違ってるかもだけど。美味しいチョコレートではあるんだけどなー。なんでこんなに飽きっぽいのか私。

焼き栗

・・・焼き栗って和菓子か? そもそも「菓子」なのかというのもビミョー・・・


気にしないことにして、冬の風物詩、焼き栗。私が子供の頃は「天津甘栗」と書いた屋台が冬になると街角に出ていたものでした。最近は見ないけど、あれはどういう商売だったのかね?冬にしかいなかったと思うし。ほんとに「天津」から栗を仕入れていたのかも、今となっては怪しい(笑)。

最近では「剥いちゃいました」がコンビニでいつでも買えるようになったけど、やっぱり栗は剥きながら食べるのが美味しいと思うよ。

焼き栗は別に日本だけじゃなく、どこにでもあって、大雑把には同じような味がする。冬にパリに行った時にも焼き栗を買った。ポケットに入れるとぽかぽかカイロみたいあったかい。写真は京都の焼き栗ですが、パリのもこんな色だった気がする。天津甘栗ってもっと黄色いしツヤツヤしているもんね。天津って栗の名産地なんだろうね、とwikiに聞いてみると・・・違うらしい。天津は港の名前で、甘栗の産地ではないんだって。ま、経由した港の名前が産地だと誤解されてしまうのは良くある話なのだが、wikiには天津には天津丼もない、と買いてある・・・。甘栗も天津丼もないなんてそんな街興味ないな(どういう興味だよ)。

風邪ひいた・・・

折角の3連休に風邪をひいてしまいました。最終日の今日は一日寝込んで直しちゃおう!と思ったのだが、熱が中途半端にしか出なくてうまく治らなかった・・・起き出して来て風邪薬を飲んだところ。38度行けば急に治るんだけどなぁ。もう少し足りない、ぶつぶつ。

この連休に大掃除の仕上げのつもりだったのに結局終わらなかったなー。冷蔵庫が残り半分。ま、食べ物を減らしながらお掃除するかね。年賀状は投かんした。アルバムは最後の1枚を残してある。これから年末までに写真撮るとは思えないけど念のため。

来年のカレンダは卓上のが欲しいなと思っていたら、今日Eちゃんからクリスマスプレゼントにカレンダーが入っていました。書き込むスペースもあって使いやすそう。ラッキー。来年の手帳も準備できたし、気分は新年に飛んでいるのだった。とにかく早く風邪を治さなくちゃね・・・

2012年12月16日

2013 衆院選挙報道

お昼頃に投票率が前回より低いと聞いた時点で、こりゃ自民圧勝ですぐ終わっちゃうなーと思いましたが、その通りで8時に各社のテレビ番組が始まるなり、もう大勢が決していましたね。つまらん。

でも政党乱立+各政党の性格がよく判らんという状況で、報道もバラバラになってたのがちょっと面白かった。

NHK:どこに肩入れしていると思われても困るからか、12政党の得票をずらーっと同じ大きさの箱で並べました。順番も現有議席数順で並べたらしく、①民主(青)、②自民(赤)、③未来(水)、④公明(金)、⑤維新(黄)、⑥共産(紫)、⑦みんな(橙)、⑧社民(緑)、⑨国民(ピンク)、⑩大地(黄緑)、⑪日本(茶)、⑫改革(薄緑)、⑬その他(灰)・・・自民の独り勝ちだから大勢は判るんだけど、やっぱり見にくいよ(笑)

 日テレ:自民(青)、民主(赤)、維新(緑)、公明(水)、みんな(橙)、共産(黄緑)、未来(紫)、社民(茶)、他(灰)の10分類。得票数で表示位置を入れ替える方式を採りました。入れ替えるだけだと見にくかったと思うが、表示が大きめなのと投手の似顔絵付なので見やすい。得票に応じて入れ替わっていることに気が付かない人が多いのではないか。

テレ朝:ぶっちぎりで早い開票速報は今回も健在。①民主(赤)、②自民(青)、③公明(青)、④共産(紫)、⑤社民(水)、⑥維新(緑)、⑦みんな(黄)、⑧未来(橙)、⑨他(灰)。第三極を後ろに持ってくる形にしましたが、民主/自民/維新が他よりも大きくなっていて「ここに注目!」が判りやすい。連携することがはっきりしている自民と公明を同じ色に割り切ったのも判りやすい。

TBS:①民主(赤)、②国民(ピンク)、③自民(青)、④公明(水)、⑤維新(薄緑)、⑥未来(緑)、⑦みんな(黄緑)、⑧共産(黄土)、⑨社民(茶)、⑩その他(紫)。民主系と自公系と「第三極」で色合いをまとめたらしいが、そう分類してしまう見識はいかがなものか。

 フジ:①民主(赤)、②国民(オレンジ)、③自民(青)、④公明(紫)、⑤維新(緑)、⑥みんな(青緑)、⑦未来(黄緑)/⑧共産(紫)、⑨社民(紫)、⑩大地(青)、⑪改革(青)、⑫その他。分け方はTBSと同じ。民主/自民/維新を大きめの表示にしたところはテレ朝と同じ。違うのは、①~⑦と⑧以降を切り替えて表示すること。①~⑦だけ見えている時は、残席いくつなんだよ!と思うし、⑧以降しか見えない時には、おいおい壊れちゃったよ!と思いました。不親切だよこれ。

というわけで今回も開票速報ではテレ朝が一番だな。次点は似顔絵が判りやすい日テレ。NHKは工夫なさすぎ。ま、公平でないといけないってのはあるのかもだけど。

選挙結果はまー予想できるものであったが、この投票率は何なのですかね。他人事なんだから。この国はほんとに民度が低いよ・・・。ぶつぶつ。

2012年12月9日

選挙の季節

来週は選挙ですねー。楽しみだ。今度の選挙は政党が多すぎでどういうことになるのか読みづらい。無党派層の出方ひとつなので、天気にも左右されそうだな。

AJ自身は、どこにも期待はしてないけど、原発止めてくれる所がいいと思っています。すぐに止めるのは非現実的だと言っている政党もあるけど、すぐに止めるという勢いでやらないと、10年後も止まらないと思うよ。増税もTPPもオリンピックも我慢してもいいけど、原発はイヤだな。

来週は情勢によってはテレビを熱心にみるのでサイト更新をお休みします。ま、開票早々全容が見えてしまうようだったら、パソコンを開くかもだけど。

LOOKチョコレート旅行記 ベルギー編(不二家)

先日たまたまチョコレートの棚を見ていたら、LOOKが地名シリーズを始めているではないの。これは食べなくちゃ、と即買いしました。第一弾がベルギーだったようで、味は「キャラメルスペキュロス」と「カフェスペキュロス」。

第一弾にチョコレートの国ベルギーを選ぶなんて大胆だよなー、LOOKでベルギーチョコだなんて、と早合点して買って来たのだが、パッケージをひっくり返してみると「スペキュロスとは」と説明書きが出ている。「シナモンなどで風味をつけたカラメル味のクッキー。」だって。チョコレートじゃないのか・・・。ベルギーのお菓子って言ったら、普通はチョコレート、せいぜいワッフルでしょ。クッキーなんて聞いたことないよ、とぶつぶつ言いながらGoogle先生に聞いてみた。

wikiにはスペキュラースで載っている。スペキュロスてのはフランス語読みかね。ベルギーはフランス語もオランダ語もドイツ語もあるのでわかんないけど。本来は12月5日あたりに食べるものなのだそうだ。なかなかぴったりのタイミングで食べられたではないか。アメリカやオーストラリアでは、Dutch windmill cookiesって呼ばれているんだって。確かにLOOKのパッケージ裏面に描いてあるスペキュロスは風車の柄が付いている。どれどれその写真があるかな、と英語版に飛んでみると、あれ?ロータスクッキーのロゴが付いた瓶がある。そういえばロータスクッキーってベルギー製だったような。もしかしてロータスクッキーが「スペキュロス」なの?

そうみたい。ロータスクッキーのサイトには、caramelized biscuits (speculoos) と書いてある。スペキュロスが何なのかはわかったが、「チョコレート旅行記」でベルギーに行って、ロータスクッキーってどうだろう・・・ま、いいけどさ。LOOKチョコの味としては、普通にキャラメル味とコーヒー味、の気がする。中に少しだけカリカリするものが入っていて、それがクッキーぽいんだろう。でもあまり似てないと思う。

別に不味くはないんだけど(LOOKはどう作ってもあまり不味くはならない)、もうちょっと旅に出掛けたくなるようなものであってほしいな。近所のスーパーでも普通に売っているクッキーを食べにベルギーに行きたいとは思わないもの・・・

八ッ橋

京都に出掛けた親に銘菓、八ッ橋を買ってきてもらいました。京土産としては生八ッ橋の方が有名になってしまった気がするが、本家八ッ橋は生じゃない方なんだよ・・・

 薄くて硬くて湾曲した形。聖護院八ッ橋が「元祖」なのを知っていたので、聖護院のを買ってきてね!と強くリクエストしたらちゃんと買ってきてもらえたのだった。

さて八ッ橋。字からみてもそうだし、パッケージに八つ橋の絵も描いてあるので、てっきり「聖護院」というお寺のお庭に、八つ橋があってそれを模したお土産だと思っていたんだけど。

聖護院八ッ橋の説明書によると、聖護院に琴の名手、八橋検校というひとが葬られて、その検校さんを偲んで、琴の形のお菓子を作ったんだそうです。なるほどーだから湾曲しているのか。八つ橋が湾曲してたら歩きにくいもんね。琴に見立ててクマを座らせてみました。しかし何で八つ橋の絵が描いてあるのかね?琴の絵にしておけばいいのに。

八ッ橋はパリパリの硬さとニッキの香りが美味しい。餡子入りの生八ッ橋も美味しいとは思うけど、どちらか選べと言われれば、断然生じゃない方が好きさ。

2012年12月2日

「読み直す1冊」シリーズ(3)

今回の5冊(文庫本で10冊)は童話が多く、短いものが多かったのであっさり読めた。
そうそう、松丸文庫は今年の9月で閉鎖してしまいました。残念だ。行く度に覗いていたけど、一度も買ったことないし、あんまり買っている人を見たこともないので無理もない気がするけど。バーチャルなら可能だと思うので再開してほしいね。ま、あの空間がとても面白かったのでバーチャルでは意味ないのかもだけど・・・

(11) トリスタンとイゾルデ(ワグナー/高辻知義:音楽之友社):検索してみてワグナーの歌劇だったことが判り、CDも合わせて借りてきて読んだ。松丸文庫リストは年代順に並んでいて、私はなるべく前の方から読んでいるんだけど、これは順番でいうと、山家集と百人一首の間。ワグナーてそんなに古い人じゃないのに??と思いながら読んだのだが、原作はアーサー王物語の類なのだそうで、その成立年から取っているのね。歌劇の方は物語の一部分だけを取り上げているため、オリジナルを読んでないと意味がわかりません。 歌劇として成立したってことは、当時のドイツの皆さんにとって常識だったってことよね。ううむ。ドイツとイギリスって仲が良かったのかな?
物語の内容はあまり騎士物語ぽくない。騎士物語は純愛が当然なのにこれ不倫だし。海っぽいのも意外。でもワグナー自体がドイツ人にしては海が好きだっただけかも。

(12) ブリタニキュス(ラシーヌ/渡辺守章:岩波文庫):タキトゥスの年代記(古代ローマ)を題材にしたラシーヌの悲劇。まだ暴君になっていないネロの物語として読むと奥行きがある(ネロの話は知っているというお約束でしょう)。年代記自体は読んでないけど、ラシーヌが史実を膨らませて面白くしたのは想像できる。
一緒に入っていたベレニスは大人の恋の物語。三角関係の3人とも恋を諦めると言う結末なのだが誰も死んでないぞ?これが悲劇って、全くフランス人というやつは。

(13) サンドリヨン(ペロー/渋澤龍彦:河出文庫):wikiでシンデレラに飛んだのでとてもびっくりした。サンドリヨンってシンデレラのフランス語なのだった。シンデレラがサンドリヨンの英語名と言う方が正しいのだろうけど。シンデレラってフランス語だと思っていた。英語には見えないよ、ぶつぶつ。
さて、河出文庫は渋澤 龍彦訳で挿絵も大人っぽくて素敵でした。サンドリヨンがガラスの靴を履くのは当時ガラスが高級品だったからだと思うし、赤ずきんのずきんが赤いのは、森に行くのに無駄にお洒落したり目立つ格好をしてはいけないよ、という教訓が含まれると思うが、長靴を履いたネコって、なんで長靴を履いているんだろう・・・ソックスを履いている(ようにみえる)ネコというのは良く聞くから、たぶん長靴を履いているようにみえるネコもいるのだろうけど、ストーリーとの関係が判らない。靴を履いていないと王様のお城に入れなかったってことかな・・・

(14) グリム童話集(グリム兄弟/池田香代子:講談社文芸文庫):ドイツ成立の頃に、ドイツ民話として集めた筈が、実は前出のペロー作フランス民話がたっぷり含まれていた、と言うあたりが笑える。フランスとドイツって近いし、言葉もそう遠くないから人材交流しやすいのね。3人兄弟(或いは姉妹)でダメと思われていた末っ子が成功する、という話が多い。兄妹はあるが姉弟は全くなし。若くて綺麗な女性(或いは少女)は性格が良くて幸せになることもあるが、人妻は魔女か性格の悪いおばさん・おばあさん。グリム兄弟は人妻は嫌いだったらしい。

(15) 人魚姫(アンデルセン/大塚勇三:福音館文庫):福音館だけど「文庫」だから、と思ったんだけど、思いっきり小学生向けだった。。。でも、挿絵がとても素敵だったので、アンデルセン全集の4巻とも読んだ。人魚姫かー。小学1年か2年の時に、好きな話を絵に描くという宿題があって、お絵かきが苦手だった私は、「人魚姫が泡になった後」を描いた(全体を青く塗って昆布みたいのを描いただけ)ら意外に好評だったなー(笑)。人魚姫はしみじみと泣ける。他にもマッチ売りの少女とか、スズの兵隊とか、何も悪いことをしてないのに幸せになれない物語が結構ある。もちろん素直に幸せになるのもあるけど。優しくて素敵なママが多いのがグリム童話とだいぶ違う。
それから絵のない絵本!とても良い。本人も旅好きだったそうですが、短いのにその街っぽさが出ていると思う。都市の幽霊として描かれているベネチアは、私の知っている観光都市とは全然違うんだけど、でも、あーこれはベネチアっぽい・・・と思った。行ったことがないであろう中国(たぶん広東)もそれっぽい。ちょっとあれ?と思ったのはナポレオンを英雄扱いしているくだり。ナポレオンはデンマークも侵攻した筈だけど、ナポレオンが嫌いじゃないということは、デンマークはイギリスが嫌い?

栗まんじゅう

私のイメージする栗まんじゅうとは、栗の形(下側に芥子粒)をしていて中に栗がごろんと一粒入っているものなんだけど、なぜかそういう栗まんじゅうが見つからない。小判型のばっかり。困ってGoogle先生に聞いてみると、画像検索で出てくるのも殆ど小判型なので、こっちが本流なのかな・・・と諦めてヤマザキの栗まんじゅうを買ってきました。

 ヤマザキの栗まんじゅうは、中の白餡に栗の細切れが入っていました。栗が入っているから栗まんじゅうだと思っていたけど、wikiによると、この焦げ色が栗なのらしい。でも栗まんじゅうって書いてあって、中に栗が入ってなかったら怒るよね、普通・・・

栗まんじゅうというか甘栗を見ると、なんだか年末だなーという気がする。今では一年中「剥いちゃいました」が売っているけど、昔は冬に甘栗の屋台が出たよね。冬に香港に行った時も、ヨーロッパに行った時も焼き栗屋台があって、嬉しくて買った。どっちも美味しかったなぁ・・・(和菓子の話題から大きく逸れているってば)