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2009年10月25日

日本語がカワイ過ぎ

3ヶ月近く掛かりましたが、ようやく最終回の台南/高雄報告。最後はカワイ過ぎる日本語について。
台北でもカワイイ日本語は結構お目に掛かりました。例えば101ビルの入場券に付いて来た割引券「ビル登る記念撮影証明書50元クーポン」。日本語としては不自然だけど、ビルに登った証明になる記念撮影の50元割引クーポンだ、ということは十分判る。「ビル登る」の件が日本人の考える中国日本語(××あるネ)に似ていてニヤリ。ウケ狙いかしらと思える。でも台南や高雄はこんなじゃありません。
例1:度小月のリーフレット。1ページ目、台南市長の推薦状はこんな風に始まる。「台南のお相手をして小さい月を百年の度越えて、台南の老舗の代表です。」・・・ええと???中国語の方を見れば(見なくても)判りますが、店名の「度小月」が文の中に分解されちゃってる。つまり前半は「台南の街と共に百年の時を歩む度小月は」とでも訳すべきところだと思う。全部で7章のリーフレットの、1箇所はキレイな日本語、3箇所は日本語を知っている人が訳したと思えるちょっとカワイイ日本語、残り3箇所は冒頭の推薦状のような抱腹絶倒の機械翻訳(たぶん)日本語。せっかくリーフレット作るんだから日本支店に見てもらえばいいのに(笑)
例2:台南市政府発行の観光ガイド(日本語)。これは政府発行だけあってか、ほぼ完璧な日本語になっているんだけど、一箇所だけ爆笑訳があった。それは棺材板という台南名物の料理の紹介。「外見が名前の由来となったこの料理は食パンを揚げて中をくりぬき、中に豚肉、牛肉、海鮮類のホワイトシチューを入れたもの」と書いてある長文の解説は完璧なのに、短い方は「揚げパンとホクイシでチュー」・・・ホクイシで?チュー???
漢字の国の人としては、どうもカタカナ/ひらがなの文字の区別が難しいようです。クとワ、りとリ、シとツ、ソとンが紛らわしいのは判るけど、ソとンは「こ」とも区別が付きにくいらしいし、りとリは「い」も同じに見えるらしい。誰かの手書き文字やロゴから判断する時に混同しちゃうんですかね。
例3:私が最もカワイイと思ったのは、スプレンダーカオシュンホテルのガイドブック。「親愛なる貴賓の皆様へ/私達は太陽のような情熱のある暖かさをもって、お客様のザすプレンダー高雄へのお越しを歓迎致します」。最初は誤植だと思ったんだけど、出て来る日本語文章が全部「ザすプレンダー高雄」。誰か教えてやれよ、って私か(笑)。
それでも何でも日本語書いてくれるのはありがたい。日本における中国語解説はもっとカワイイことになっているのだろうなぁ。カワイくてもいいのだ、伝えたいという気持は伝わるんだから。

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