現在の一般的日本語では「ス」は付かないけど、「家庭でできる和洋菓子」には何故か複数形で載っているブラウニー。ま、一度にたくさん出来ちゃうから、sが付いても間違いではないと思うが。
天板をそのまま型にして作るお手軽さに、「茶色いの」と商売っ気のない名前で、ホームメード感が漂う。その割には、濃厚チョコレート味でおやつというよりはデザート。でもフォークで食べるのが前提のケーキではなく、とはいえレストランでホイップクリームとフォークを添えて出てきても違和感がない。カップケーキではこうはいかないな。
いろんなタイプのブラウニーがあり、どれが正解ってことでもないのだが、AJの考えるブラウニーはこんな。濃厚チョコレート味でしっとりねっとり、でもケーキの弾力があり、胡桃とピーカンナッツが入っていること。ちなみに写真はメゾンカイザーのもので少しお上品なサイズ。ブラウニーってケーキ屋でも売っているけど、パン屋っていうかデリのイメージなんだよな。その辺も立ち位置が中途半端な感じ。
Wikiによると、シカゴにあったホテルのシェフが『お弁当箱から気軽に出して食べられるようなデザート』として作ったのだそうだ。なるほど!ランチボックスの中のデザートだったから、お洒落な名前を付けてもらえなかったのね。でもランチボックスに入ってたちょっぴりデザートの甘さが忘れられず、あの「茶色いの」を復元しよう!と思った人たちが多かったのだろうな。
アメリカン・デザートは激甘でちょっと、な物が多いけど、ブラウニーは好き。激甘いことに変わりはないけど。
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