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2020年7月22日

COVID19関連用語:オーバーシュート

春先にはよく使われていたのに最近はサッパリ聞かなくなった「オーバーシュート」。なんか違和感があったんだけど、やっぱり変ていうことになったのかな?いいけど。

今見たらWikiも出来ている。「感染症の爆発的患者急増」を意味する。「オーバーシュートしそうだ」「オーバーシュートしている」って感じで使われていた。カタカナにする必要を感じなくて、「爆発的急増」で十分だと思ってもいたんだけど、それ以前に。

オーバーシュート=シュートがオーバーする=狙っていた所を行き過ぎてしまう、という意味の筈。「爆発的」でないとしても、そもそも患者の増加を「狙って」いるわけじゃないよね、ゼロに出来るならそれに越したことはない。なんか違和感のある単語、と思っていたのだ。

先のWikiには「疫学用語」として「集団免疫を獲得するのに十分な感染を超過した感染を言う」という定義も載っている。例えば、集団免疫獲得で流行を防ごうと、人口の7割感染を狙ったのに、7割以上感染しちゃったよ!な状態。この使い方なら「オーバーシュート」で納得なんだけど。

そして「爆発的急増」は、どうも英語的には「アウトブレイク」を使うのが普通らしい。一般的和訳は「勃発」。突然壊れて出てきちゃったー!な語感でこれもわかりやすい単語だと思う。

なんで「オーバーシュート」を「爆発的急増」の意味で使ったんだろ?そして無言で使わなくなったんだろ。いいけど。

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