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2017年4月9日

第二世代抗精神病薬(3) DSSていうかアリピプラゾール

wikiの抗精神病薬の記述には、非定型の分類の3番目にDSSというのが出て来る。あまり聞かない分類なんだけど。現時点では、アリピプラゾール(商品名:エビリファイ)だけが属している。

DSSは、Dopamine System Stabilizerの略・・・また新しいSの定義を持ち込んでくださって(泣)。システムスタビライザーってなんだか魔法のIT技術みたいに聞こえてしまうが、ドーパミンのパーシャルアゴニスト、ということを指しているらしい。先行のSDAに合わせてDAAとかDpAにすれば覚えやすいのに。ぶつぶつ。ま、この分類名は今のところマイナーだから覚える必要なさそうだけど。

パーシャルアゴニスト、というのは、部分的に作動するということ。この場合、ドーパミンと同じような作用を部分的に起こす、ということだね。
あれ?第一世代抗精神病薬はドーパミンのアンタゴニストだったから、邪魔する方だよね?作動させたら効き目が全然違っちゃうじゃないか!?と思うかもしれないけど、理屈は案外単純。

ドーパミン受容体にくっついて、ドーパミンと同じような作用を起こすことは起こすのだが、ドーパミンに比べて作用があまりに弱いのだ。でも弱いながらもくっついてはいるので、本物のドーパミンはくっつけなくなってしまい、アンタゴニスト=拮抗作用と同じことになる。
弱いながらもドーパミン作用があるので、第一世代で問題になりやすい、ドーパミンブロックによる副作用が軽減されるわけだ。なるほど。

ドーパミンのパーシャルアゴニストって所が新しい点で、セロトニン5-HT2のアンタゴニストで、5-HT1のパーシャルアゴニストでもある点はペロスピロン(ルーラン)と同じ。ううう、もう覚えられないぞ。。。
そもそも「プラゾール」で終わるのはPPI(胃薬)だと覚えたのに、なんで抗精神病薬がプラゾールで終わるんだよ。化学式だって似てないじゃないか!覚える側の迷惑を考えてくれよ、ぶつぶつ。

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