羊羹はもともと「羊の熱いスープの冷めたもの(煮こごり)を模した精進料理だった」という話を以前書いた。ゼラチン質の煮こごりに似せるために寒天を使ったのよね、と思いきや、wikiをよく読むと、「いずれにしても初期の羊羹は、小豆を小麦粉または葛粉と混ぜて作る蒸し羊羹であった。」と書いてあるではないの。えええっ。蒸し羊羹は煮こごりには見えませんけど・・・
練羊羹の作り方は知らないけど蒸し羊羹なら判る(作ったことはないけど。AJ母が作るのを手伝ったことならある)。餡子に粉と水を加えて蒸せばいいんだよね。
私はてっきり、練羊羹が嫡流で、蒸し羊羹はお手軽におうちで作るための亜流だと思ってたんだけど、wikiにはこんなことも書いてある。「羊羹のプラスチックや紙の包装が竹の皮の印刷であるのは、この蒸し羊羹の伝統によるとされる。」
確かに~!練羊羹は練ったやつを型に入れたら冷やすだけだから、竹の皮が出てくる場所がないよ。
蒸羊羹さん、元祖だとは知らずに後回しにしてごめんね。黒光りする練羊羹の方がお持たせには格好いいけど、素朴な蒸し羊羹の方が実は好きだよー。
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