3月はお休みになったようだけど、HotPepperというスヌーピーが表紙のフリーペーパーがあります。巻頭にPEANUTSの対訳版があるので、英語の勉強用に切り抜いてAJ家の冷蔵庫に貼ってある。ご飯を作りながら時々声に出して読む。カラー版で可愛いし。
そのPEANUTSで秋口に、イングリッシュマフィンに何をつけるかが話題になっていたのでした。チャーリーブラウンがスヌーピーに、 こんがり焼いたイングリッシュマフィンに何をお乗せするのがよろしいでしょうか?とWould you...if...?と仮定法で質問する。聞かれたスヌーピーがあれこれ迷っていると、「ifって言ったよ」と言われて、からかわれていたことに気がつく、というもの。PEANUTSでは定番のレストランごっこです。
さて、そこでスヌーピーが迷っていたのが何かというと「まず最初に思いつくのはハチミツでしょ、それかブドウジャム」「チャツネが美味しいって人がいるって聞いたことあるし、クリームチーズも・・・」
えええっ・・・と思ったのは私だけでしょうか。イングリッシュ・マフィンと言ったらシンプルにバターを乗っけて食べるものだと思っていました。最初にハチミツなのか!とびっくりして、これは山崎パンまつりが始まったら是非試してみよう、と思っていたのだった。
まずハチミツ。確かに美味しいコレ!バターよりハチミツの方がイングリッシュマフィンに合います。バター+ハチミツも美味しいけど、ハチミツだけでも十分に美味しい。
次にブドウジャム。原文ではgrape jellyと書いてあり、日本で売ってるブドウジャムと同じなのか自信ありませんが、さんざん探した末に、沢屋の巨峰ジャムで試してみました。んー、ブドウジャムの味(当たり前)。不味くはないけど、特に感動の味というわけでも。
次いでチャツネ。チャツネというのは何だかお分かりですかね。私は辞書を引いてああそうかあれだったと思い出しましたが、インド料理屋で出てくるママレードのようなやつのことです。少しスパイシー目の甘いやつ。あれってインドのものではないのか?と調べてみたけどやっぱりインドの食べものです。じゃインドのが良かろう、と明治屋でインド料理屋(銀座のインド料理だけど)のチャツネを買ってきました。どれどれ・・・んーチャツネの味がする(当たり前)。これも不味くはないけど、別にイングリッシュマフィンにはチャツネが合う!というようなものでは・・・。でもイギリスっぽい感じはします。イギリスのママレードやお菓子は、時にお薬ぽい漢方味がすることがあるんだけど、あれってインドから来たんだ、とすとんと理解してしまった。昔はスパイスが高級だったので、ふんだんにインドスパイスを使うのが高級な味、ということになって、それが今でも残っているのではないか。
最後にクリームチーズ。私は「塗るクリームチーズ」を買って来たのでしたが・・・これも美味しい!ハチミツとクリームチーズとどっちか選べと言われたらとても悩むが、クリームチーズの方が微妙に好きかも。ハチミツより食べやすいし(そういう問題か!)。クリームチーズ+ブルーベリーというのも試してみたけど、なんだかチーズケーキの味になってしまい、クリームチーズのみの方がいいと思った。
イングリッシュ・マフィンは英国では見掛けない謎の食べ物ですが、イギリスっぽく食べたい方はチャツネがお勧め。アメリカっぽく食べたい方はハチミツをつけて朝から甘いのをどうぞ。やっぱりバターでしょ、という方は一度「塗るクリームチーズ」をお試しくださいませ。
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