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2010年3月28日

クラッシュ・クラッシュ・クラッシュ!

先月「クラッシュルマンド」について、ペシャンコに伸すわけじゃなくて粉々にするんだから、crushじゃなくてcrashだよね、と書いた。クラッシュについてはすっかり解決した気分だったのだが、先日"crushed ice"という表現を見つけてまた判らなくなった。氷はやわらかくないし、ペシャンコにはならないんですけど・・・
用例を見ていてふーむと思ったのは、crushは他動詞として使われることが多く、crashは逆に自動詞として使われることが多いこと。つまりcrushは「壊す/壊される」で、crashは「壊れる」用法が多い。システムは誰かに破壊されるのではなく(そう考えても間違いじゃないと思うけど用法的には)「壊れる」のでcrashだし、氷やルマンドは自ら壊れるのではなく誰かに「砕かれる」わけだからcrushedなんだね。この用法が基本にあった上で、他動詞の「壊れさせる」crashや自動詞の「潰れる」crushがある。・・・判ったような判らないような。とにかくルマンドはcrushだと思う、と訂正しておきます。

不安的中

我ながら大丈夫かね、とは思ってたんだけど。風邪引いた・・・。先週の連休は熱を出して寝込んでいました。38度を越したのは一晩だけで、あとは咳が残ってるくらいなんだけど、なかなか完治しないので、昨日は久々に病院に行ってきた。しつこい風邪だと思いますよと言われたので抗生物質出ないかなと思ったけど、もらえた。しかも一日飲んだら何だか治ったぽい。ありがたや抗生物質。もっと早くもらいに行けばよかった。
もう桜も咲いたと言うのに明日は2月の寒さとか。何だよ全く、と言いながら懲りずに今日も冬物を洗濯して春物に取り替えているのだった。イヤイヤ、ちゃんと重ね着するから大丈夫だってば。

桜の小枝 (森永)

何をやってもハズレの少ない小枝バリエ、今期は桜味。桜花チップと道明寺パフ入り。
桜花チップというのは「ペースト状の桜が入った春の香り漂うチップです」だそうだ。ペースト状の桜ねぇ・・・確かに後味として「桜花」の香りはする。チップのせいなのか香料のせいなのか自信ないけど。桜餅とか桜あんぱんとかに共通する匂い。
道明寺パフの方は「もち米を蒸して乾燥させたものを道明寺といい、それを荒くひいた道明寺粉は、桜餅などにもよく使用されています・この道明寺をパフにし、特有のもちもち感をひきだしました」そうです。が、もちもちしてるかなぁ?私には普通の小枝と区別付かないんですけど。食べ較べれば判るのかもしれない。
甘さは少し控えめ。目新しさはあるけど、小枝のバリエにしてはハズレの方かも。これはこれでおいしいとは思うのですが、オリジナルが恋しくなった。

2010年3月15日

光文社古典新訳シリーズ(3)

ハズレの少ない光文社古典新訳シリーズ。たくさんあるので、安心して週に1-2冊のスピードで進んでいます。今回の一押しはまた童話。

(21) プークが丘の妖精パック(キプリング):イギリスの子供向けと思われる英国史解説童話。ぺペンシーという場所を舞台に歴史的人物が語り手として登場。ちゃんと話が繋がっててえらい。日本で言うと京都を舞台に、卑弥呼に始まって(京都じゃないか)、聖徳太子、平清盛、織田信長、、、と繋がる感じ?たぶんイギリスの子供なら判る人物の話なんだろう。英国史に興味ないとつらいかも。

(22) ヴェニスの商人(シェイクスピア):これ何度目か。最近ではヴェネツィアに行った前後で読んだ。「ベニスの商人」ってシャイロックのことではなく、アントニオのことだった。金貸しは商人ではないとの解説にごもっとも。シャイロックが気の毒に書けていると思う。ただちっともヴェネツィアらしいところはナイ。

(23) ヴェネツィアに死す(マン):同じくたぶんヴェネツィアに行った後に読んだ。印象変わらず。こちらはヴェネツィアぽい。リド島は行ってないけどもっと似ているだろう。ドイツ人から見たイタリア!って感じ。

(24) ジュリアス・シーザー(シェイクスピア):これってシーザーというタイトルだけど、ブルータスの話じゃんか。シェイクスピアはみんな同じ人が訳しているのだが、助詞を省く台詞回しが何だか気になる。

(25) 十二夜(シェイクスピア):初めて読んだ。双子の女の子が男に変装したら好きな人の好きな人に愛の伝言役を務める羽目になり、しかも相手に惚れられてしまう。ハッピーエンドが容易に想像できる安直な筋だが、たぶん劇として観れば笑って幸せな気持ちになれるかも。

(26) 海に住む少女(シュペルヴィエル):初めて。フランス版宮沢賢治との解説に納得。童話だけど透明感のある一風変わった世界。特に表題作はオチが悲しい。

(27) おれにはアメリカの歌が聞こえる(ホイットニー):詩集だった。原詩(英語)が付いているのが嬉しい。I hear America singing。韻を踏んでないのが新しいんだって。古きよきアメリカの時代の詩。

(28) 秘密の花園(バーネット):子供文学全集で持っていて結構好きだったんだけど・・・でも、旦那様はこんな軟弱だったかな?主人公であるメアリとコリンはここまで可愛げのない子供たちだったか??ラストシーンはこんなだった気がするけど。

(29) 赤と黒(スタンダール):2回目。前に読んだのは中学生だったか、ドキドキしながら読んだような。今読むと全然。電車の中でも読める内容。何が問題だったのだか。不安定な時代背景を頭に入れて読むと単なる恋愛小説ではなかったのが判る。

(30) 帝国主義論(レーニン):当時はさぞかし正しく聞こえたのだと思うが今となっては。自分の主張を過信しすぎで、これでは独裁者体制に移行するのは見えていたのだなと思う。ちょうど第一次世界大戦を描いた「八月の砲声」を読んだ後だったので、この時期だったらさぞ革命を焦っていただろうと納得。タイミングってあるのなー。

2010年3月14日

なごり雪

先週は、地下鉄の出口に来たら雨が雪に変わっていてびっくりした。我が家の近所ではさっぱり積もりませんでしたが、都内でも場所によっては結構積もったみたいね。春はまだ遠いのか知らんと思ったのだが、昨日の土曜日はポカポカを通り越すような陽気で、気が早い私はさっそく半袖セーターを出して来ました。ジャケットにサンダルで、あぁいい季節♪。
従って冬物セーターは順調におうちクリーニングが進んでいるのですが・・・我ながら大丈夫かね。少し不安。

カリフォルニア・バーガー

ニューヨークを食べ損ねたのを教訓に、開始直後に忘れないうちに食べてきました、マクドナルドのカリフォルニアバーガー。
味の方は「普通」(笑)。不味くはないけどもう1回食べたい!という味ではない。でも2度と食べたいと思わないと言うほどでもない、普通。カリフォルニア・ワインを使ったというソースは全然ワインの味しません(当たり前か)。唐辛子味がすると思うんだけど、辛いもの好きの人には「どこが!?」と言われそう。不味くはないです。トッピングされたチーズがバンズは香ばしいけど、別にカリフォルニア/アメリカな感じはしない。フレッシュトマトは嬉しかった。でも元々マックのハンバーガーにトマトが入ってないのがどうかしているのであって・・・
ニューヨークを食べてないけど、残り3つでどれか選べと言われたら、やっぱりテキサスかなぁ。あれはトマトないけどアメリカっぽい味がしたと思う。カリフォルニアは単に手作り系ハンバーガーに近いだけの気がするけど、それはそれで良いことだ。ハワイ・バーガーはもう食べたくない。ああいう目玉焼きはキライだ。
ウチの近所のマックでは、カリフォルニアが終わるとテキサスが復活するのだそうです。食べ損ねた方はどうぞ。私はもう行かない。でもニューヨークが来たら行くだろうなぁ(笑)。たぶん続編を企画中だと思うけど、無難なところで、ピザソース味のシカゴや、ケイジャン風味のニューオーリンズはどうでしょう。新味ならたぶん食べに行くのでよろしく。

シリアルinクランキー バナナミルク (ロッテ)

バナナに季節はないと思うけど、何となく春っぽい印象があるのは、バナナ→遠足→春という連想からなのだろうか。今春のロッテクランキーはバナナミルク味。
銀紙を破ると濃厚なバナナの香り。想像通りの甘さではあるんだけど、いつものクランキーと一味違うのは、シリアルinだからでしょうね。「いつものモルトパフに加え、コーンフレークやオーツ麦」が入っているのだそうです。オーツ麦は自信ないがコーンフレークの味は判る。「サクッ、ザクッと楽しい食感が味わえる」と書いてあるけど、ぱくぱく食べている時の食感より、チョコが溶けた後の口に残る感触でコーンフレークだと判る感じ。チョコフレークとはまた違うフレーク感です。ちょっと新しいクランキー味。
とは言ってもクランキーらしく甘いし、バナナミルクだから尚更お子様味に仕上がっています。遠足のお供に最適。OLのおやつには今ひとつ。アルコールのお供にはお勧めしかねます。

2010年3月8日

やっぱり早かったかも

先週コートをクリーニングに出して、今週クロゼットにしまいました。月曜日に天気予報のお姉さんが「今週は暖かいけど冬物をしまうのは早いです」と言ってたのを聞いたけど、もう遅いっつーの(笑)。金曜日までは問題なく過ごしましたが、週末は寒かった・・・。灰色のセーターをおうちクリーニングする予定だったのだが、それは延期した。でも懲りずに今日はサンダルを出してきた私ではある。もう3月だもんね。
気象庁による桜の開花宣言は今年で終わりだそうだけど、今年の桜はどうも早そうだよね。素人の私でもなんだか今年は春が早いぞと思う。うっかりしてると終わってしまいそう。どこかに花見に行こうかなぁ、とこの時期にはいつも思うんだけど、実際には毎度近所の桜で気が済んでしまうんだよなぁ。

2010年3月7日

海辺のカフカ(村上春樹)

1Q84がベストセラーになっている今頃になってカフカかよ!と言われそうですが、今頃読んだのだった(笑)。カフカの時も結構売れて話題になっていたけど、今頃読んでも面白い。私がこの前に読んだのは、ねじまき鳥クロニクルでしたが、あれよりもある意味読みやすく一般的で、でも春樹ワールドは失われることなく、初期のファンでも納得して読める1冊になっています。なんてったってキーワードのひとつが「風の音を聞け」だもん。「風の歌を聴け」(デビュー作)でしょ、と突っ込みをいれたくなってしまう。

一般的な理由のひとつは、15歳の少年が成長していく物語、と言うことなのですが、さすが村上春樹と思えるのは、物語の終わりには少年は成長はしてるとしても、事態は全く解決してないということ。謎は謎のママ残るし、田村カフカ君はこれからどうなってしまうんでしょう、と心配になる(笑)。でも世の中なんてこんなものではある。世界中で一番タフになる必要はないにしても、そうでないと生きていきにくい時代なのかも。
あーそうそうと笑ったのが、50歳過ぎのおばさんの中に15歳の少女がうずくまっているという表現。いくら15歳の少女の幻を先に見ても、15歳の少年にはそれが見えるとは思えないけど、でもおじさん・おばさんになっても、おじいさん・おばあさんになっても、少年少女が中に埋まっているものなんだよなぁ。
私が一番気に入った登場人物は、フツーの人である星野青年。春樹ワールドでフツーの人が好意的に描かれるのって珍しい気がする。星野青年が気に入ったクラシックを私も聴いてみたくなりました。大島青年や佐伯さんも素敵だけどなぁ。きっと先方からは世間一般の人として冷たくあしらわれるだろうなぁ。

もし読んでない方は(みんなとっくに読んだか)是非読みましょう。安心してお勧め(ただしお子様除く)。あらすじや人物説明はWikiに詳しいです。

チョコバー マリー (森永)

リサイクル系(違うって)チョコレート第3弾は、森永の定番ビスケット、マリーのかけらを使ったチョコバー。大きさは同じ森永の「大枝」くらい。原材料名に「ビスケット」と書いてあるのが笑える。
マリーは薄甘いビスケットだけど、それにミルクチョコだと相当甘いんだろうなぁと思いながら食べてみた。確かに甘いけど美味しいこれ。前回取り上げたクラッシュルマンドは砕け散ったルマンドが使われていて味も違うからあまりルマンドな感じがしなかったけど、これは砕片がそれなりに大きくて、明らかに森永マリーの味がする。黒柳徹子推薦の森永マリーで作るチョコレートケーキみたいな味(判らないって)。口の中でチョコレートが溶けた後にマリーの食感と味が残ります。
ミルクにベストマッチですが、甘くない飲み物なら大抵大丈夫と思う。アルコールには向かない。「手軽に満足!」と書いてあって職場や電車の中で食べなさいという意味かと思うが、満足はするけど甘すぎる気がするなぁ・・・遠足や登山のお供には良さそう。