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2009年9月27日

IKEAのベッド

秋の連休に模様替えをした。っていうかベッドを置く部屋を変えてみただけなんだけど。
ふと思ったのが、そろそろマットレスを買い換える時期なのではないか。別に何か不満があるわけじゃないけど、考えてみると20年くらい使っている。いくらなんでも寿命よね。というわけでカタログやらネットやらでいろいろ調べて、コレかコレ、とあたりをつけたところで念のためにベッドの大きさを測ってびっくり。ウチのベッドは世の中に売っているマットレスより幅が10cmくらい狭い!!
なんか小さいのを選んで買ったんだっけ?普通のシングルだと思ってたのに・・・この幅狭ベッドを今でも売っているかしら、と販売元のIKEAのサイトを見てみると、あれ、みんな90cm幅だ。日本のシングルベッドはヨーロッパのシングルベッドよりも、サイズが大きいらしい。
えっ、何で?と思うよね。答えは簡単。日本のベッドサイズはアメリカンサイズなのだよ。wikiの英語版サイトにベッドサイズと言う項目があって謎が解けました。海外(特にヨーロッパ)ではベッドのサイズはきちんと規定があるみたいね。日本ではなんとなくアメリカンなだけで、規定があるわけではないらしい。家が狭いのにベッドをアメリカ基準にしたのは、たぶん敷布団のサイズがアメリカ基準に近かったせいなんだろう。
謎は解けたんだけど、日本基準に従ってベッドを買い換えてしまうか、IKEAでマットレスを買うことにするか現在思案中。IKEAがいつまであるかも判らないしなー。でも次に買い換える時にIKEAが撤退してたらその時点でベッドを買い換える方がいいかなー。悩みどころ。

修道士カドフェルシリーズ

春頃から毎週1冊ずつ読んできた修道士カドフェルシリーズをとうとう全部読み終えてしまった。イギリスの推理小説なのですが、舞台は中世の田舎(田舎の中では街なんだけど)にある修道院。史実を踏まえつつ、しかし史実の部分を推理小説(歴史小説)にしたものではない。史実はあくまで背景。でも王座を争う戦いが、庶民に/貴族に/聖職者にどんな影響を与えるか/与えないか、いろいろ考えながら読めるのが楽しかった。主人公のカドフェルは壮年のおじさん(当時からするとおじいさんかも)だけどカッコイイし、脇役はもっと若くて素敵なお兄さん/お姉さんがたくさん登場します。
英国で映像化され、かつてNHK-BSでも放映したことあるらしい。本としてはたぶんもう売ってないと思うので、興味ある方は図書館にどうぞ。
1) 聖女の遺骨求む:最初の本は歴史背景は全くなし。修道院にまつわる話。神がかりなことも起こるのが中世らしくてマル。
2) 死体が多すぎる:AJのイチ押し。王位を争う一方の雄、スティーブン王がシュルーズベリ城を陥落(1138年)という史実を踏まえたもの。陥落したお城の中に戦いとは関係のない遺体がひとつあって・・・。ここで登場するヒュー・ベリンガー、敵か味方か途中までわからないのだが、最後は無闇にカッコイイ。
3) 修道士の頭巾:1138年12月の設定。犯人はすぐ判ってしまうのだが、新院長ラドルファスがこれまたカッコイイ。
4) 聖ペテロ祭の殺人:1139年7月。これも容疑者が少なすぎてすぐ判っちゃうんだけど。王冠を争う戦いの陰謀の手紙にまつわる犯罪。こういうことはあったのだろうなぁ。
5) 死への婚礼:1139年10月。当時の治らぬ病、らい病に侵された元十字軍の英雄が悪を正して黙って去っていく。
6) 氷の中の処女:1139年11月。貴族の姉弟を連れて逃げ落ちる途中だった修道女が殺されて川の中で凍っている。これは容疑者複数でそう来たか!て感じ。姉弟を迎えに来た、すこぶる付きでカッコイイ青年オリヴィエがなんとカドフェルの隠し子!
7) 聖域の雀:1140年5月。ずっと家のために尽くしてきた行かず後家。弟がお嫁さんをもらって家事も取り上げられてしまい・・・悲し過ぎる結末。
8) 悪魔の見習い修道士:1140年9月。ストレスのために夢遊病になり夜中に徘徊するために悪魔と言われてしまう見習い修道士。そのストレスの元になった殺人の、犯人を庇う人を庇う人を庇う人。美しい七宝焼きから足が付く。七宝焼きってイギリスにもあるのか。
9) 死者の身代金:1141年2月。リンカーンの戦い直後。スティーブン王は捕虜になってしまう。リンカーンで重症を負ったヒューの上官プレストコートはなんとかシュルーズベリに戻ってくるが、ここでとどめを刺されてしまう。推理小説としても面白いし、史実が胸に迫ってくるのも二重マル。
10) 憎しみの巡礼:1141年5月。聖ウィニフレッド祭で脚なえの少年が完治する奇跡が起こる。旅で出会った巡礼のふたりは実は憎しみから同行していて・・・。物語の背景に、断然有利になった筈のモード女王がロンドンで市民に拒絶されて逃げ帰った様が描き込まれている。
11) 秘蹟:1141年8月。秘蹟=結婚の秘蹟、というのに気づくとネタバレなんだよなー。なかなか感動的な物語ではあるが推理小説としてはどうか。女王の一番の臣下、異母兄のロバートが捕虜になってしまう。
12) 門前通りのカラス:1141年12月。厳しすぎる教区司祭の死。犯人はいない、ていうかいないことにする。こういうことってあるんだろうなぁ。スティーブン王釈放される。
13) 代価はバラ一輪:1142年6月。題名は、修道院に屋敷を貸す代わりに代価がバラ一輪、というところから来ているんだけど、ロマンチックな結末を期待して間違いなし。この時代の財産を持った未亡人というのはみんなから狙われて面倒だったのだなぁ。
14) アイトンフォレストの隠者:1142年10月。絶対タイトルからネタバレだと思う。修道院に預けられていた少年が荘園を継ぐためにいきなり結婚する羽目に。相手のお嬢さんもガキと結婚はしたくなくて・・・スティーブン王、モード女王を包囲。もうひといきか。
15) ハルイン修道士の告白:1143年1月。遠い昔に妊娠中の恋人を毒殺したことを告白、彼女の墓前に参ろうとするが・・・死んでないことはすぐに想像付くんだけど、理由がちょっとびっくり。娘の恋人に恋するかな普通。スティーブン王はせっかく包囲した女王にあっけなく逃げられて元の木阿弥。
16) 異端の徒弟:1143年6月。三位一体を否定したために異端と言われてしまう。美しい物に魅入られた人が犯人なのだが、これが結構誰だかわからない。
17) 陶工の畑:1143年8月。三角関係に悩んだ奥方はとうとう愛人に賭けを申し込んだのでした。ってそんな結末ありかよ。
18) デーン人の夏:1144年7月。ウェールズ語が達者なカドフェルが元弟子のマーク修道士のお使いに同行すると・・・デーン人とはデンマーク人のことで、つまりバイキング。推理小説としてはいまいちだけど、物語としては面白い。バイキングってこんなだったのか。
19) 聖なる泥棒:1144年8月。第1作でもらってきた(ことになっている)聖ウィニフレッドが洪水のどさくさに紛れて盗まれてしまう。でもすぐに見つかり無事に帰ってくる。王位争いは泥沼化。
20) 背教者カドフェル:1145年11月。ロバートの息子が突然スティーブン王側に寝返る。それに伴い、オリヴィエが捕虜になり居所不明に。カドフェルは服従の誓いを捨てて我が子を救い出しに出掛ける。作者の死により、これが最終回となってしまうが、次の作品も書きかけていたのだとか。でもこれが最後になるかもと思いながら書いたのではないか、と思わせる大団円である。とはいえ、王位争いの方は泥沼のまま。これどうやって決着したんだろう。誰か教えて。

スペシャリテ ラム酒のケーキ(ロッテ)

緑を基調にサバラン風のケーキが一口フォークに刺さって描いてある、ロッテの秋の新作、スペシャリテ ラム酒のケーキ。「芳醇なラム酒が香るしっとりデザートの甘い幸せ」。左上に「銀座コージーコーナー監修」と書いてあるぞ。
コージーコーナーで私が買うのはジャンボシュークリームで、あれはコストパフォーマンスがとても高いと思う。ケーキを買うことはあまりないけど、レジに並びがてらチェックだけはする。「ラム酒のケーキ」なんて見覚えがない。コージーのケーキは健全というかお子様向きというか、アルコールが効いている印象は全くないんだけどな・・・念のためにwebサイトをチェック。やっぱりラムケーキなんてないじゃん。なんでラム酒味をコージーに監修させるんだ??
ラム酒味のチョコレートと言ったら、もう何回も書いている気がするが、やっぱりラミーに勝るものはナイ。これもラムの香りは結構するんだけどラミー程はおいしくない。同じロッテなんだから、コージーよりもラミーに監修してもらえばいいのに(意味不明)。
アルコール分0.8%なので、お子様ではなく大人向きですね。ディナーの後の軽いデザートに、紅茶かお酒?をお供にひとかけ。秋のお楽しみ。

2009年9月13日

高雄は大阪に似てない

台北があまりに東京に似ていたので、高雄は大阪みたいなところだろうと勝手に思っていました。台湾の第二都市だし。でも、台北が東京に似過ぎな程には、高雄は大阪に似ていない。
まず、台北との差がすごく大きい。大阪というよりもっと地方都市な感じ。たぶん高雄が田舎なわけではなく、台北が突出しすぎなんだろう。海が近くて川が街の中心にあるところは大阪に似ているけど、どうも時代が違う感じ。愛河は一応高尾駅前まで繋がっていて、船で来た貨物を鉄道に載せ変えた時代があったことを思わせるが、その時代がとても短かっただろうことも思わせる。駅は小さくてレトロ。駅前も発達しているとは言い難い。港はとても大きい。海水浴場があった旗津は外洋から港を守る形になっていて、てっきり神戸みたいな埋立地だと思ったら天然の地形だそうな。港の中は波もなく十分な広さがある。貿易港としてとても便利だろうと思う。軍港としても有名なのだそうだ。
街としてはかなり平たい。道は広くてだいたい真っ直ぐ。ただし大阪みたいにかっちり四角い街ではない。道幅の広さもあって札幌か仙台な感じ。ただ全体にもっと平たい。交差点でずっと向こうまで見渡すとが出来る。
日本語はあまり通じない。英語もあまり通じない。英語で質問しても、とりあえず中国語で返事が返ってくる。でも「日本?」と聞いてくれてウンと頷くと笑顔で「アリガト」と言ってくれる。そう言ってもらえるだけでも何だか嬉しい。コンビニは台北/東京よりは少ないけど、十分に便利な密度にはある。売ってるものも店内配置も同じなので、電池がなくなってもジュースや飴が欲しくなっても、迷わず買い物が出来る点は台北と同じ。
高雄国際空港は免税店が充実していて驚いた。成田には負けるけど、でも一昔前の成田なら勝てる。台北の桃園空港は何もないのに~。建物もとても近代的。市内からとても近いし地下鉄で行けるのも台北よりずっと便利。この辺は福岡に似てるかも。地下鉄は最近出来たらしい。全駅ホームドア付き。台北と同じように改札口にトークンをタッチする。あと何分で来るとかの表示や、エスカレータの整備具合も最新設備ぽい。
逆に国鉄はレトロ(笑)。エスカレータ皆無。台北には台湾新幹線で行けるけど、正確には新幹線は高雄まで来ていなくて、地下鉄で4つ先の左營駅止まりなのだ。蓮池に行った時に、新幹線の左營駅を見てきたけどこちらは空港風の最新設備になっていた。でも駅を一歩出ると周りには何もないんですけど・・・(笑)。たぶん殆どのお客はタクシーに乗り換えるか観光バスに乗り換えるんでしょうね。早く市内まで届いて欲しいと思うが、あの駅前まで来ても別に意味ないかもなぁ。国鉄を延伸して、港のあたりや高雄空港まで行けると便利と思う。
バイクの多さは台北と同じ。台北では道路1車線分がバイクの駐輪場と化していたが、高尾は歩道にバイクが止まっていることが多く、歩きにくいったらない。ただし正確にはあれは歩道ではなくお店の敷地の一部らしいので、敷地内に止めるのが正しいあり方なのかもしれない。でも歩きにくいので目抜き通りではちゃんと歩道が確保されていた。ところがこの「歩道」をバイクで走る輩が時々いて・・・日本では自転車が歩道を走る!と欧米人は驚くそうだが、その上を行く高雄である。
食べ物は台北と同じで、あまり海っぽくない。旗津はさすがに海ぽかったけど、基本は肉食の山彦が住む国らしい。台北に較べてお茶屋が圧倒的に少ない。お茶を飲ませる店は多いんだけど。服屋も少ないが本屋はもっと少ない。お店の殆どが飲食関係。塾が目に付いたのは、季節柄なのかもしれない。神社も台北より少ない気がする。
街の歩き方が間違っていたのかもだけど、通り過ぎていく港町な感じ。大阪には似ていない。

高雄のお勧め観光:愛之船

名前からしてお二人様限定って感じ、とお思いでしょうが、必ずしもそういうわけでもなく。高雄の港から高尾駅に向かうどうみても運河風の川があるのですが、川の名前が愛河というのですね。だから遊覧船が「愛之船」になる。とはいえライトアップされた川べりが売り物なので、観光というよりデートコースではありますね。
私が行った時期には、たまたま光の何とか、というイベント期間に当たっていて、いつもより更にイルミネーションが多かったらしい。船自体も七色に輝く電飾付きなので、すれ違う時もキレイです。それにお洒落なお店は川沿いに集中している。南国都市リゾートを満喫したいなら、愛河沿いのホテルを確保して、川べりをそぞろ歩くのがお勧めですね。
もうひとつのお勧めはやっぱり夜市。有名な六合夜市をうろうろしてきました。台北の士林夜市に較べるとずっと規模が小さい一本道だけど、道幅が広いのでお店の数は結構ある。食べ物じゃない屋台も多いし、お値段も安い。でもバッタモンが多そうで、全体に夜店ぽい感じ。台北の夜市はもう少し屋台ぽい気がしたんだけどなぁ。六合ではなく、もっとローカルな夜市に行くべきだったのかもだけど、日本語通じなそう・・・

小枝 メープルウォールナッツ(森永)

♪今はもう秋♪と思った途端にチョコレートの季節に突入。ネタがなくて困っていた先月とはうって変わって、どれを取り上げるべきか嬉しい悲鳴。
先陣を切るのは、なぜか毎回ハズレの少ない小枝の秋バリエ。いつもおいしいんだけど、今秋の「チョコ・メープル・クルミのハーモニー」は、深みがあって更に美味しいぞ。アーモンドを胡桃に変えたせいなのかな、とにかく秋らしい味。コーヒー紅茶、ホットミルクはもちろん、ウィスキーのお供でもいけると思う。
外箱はオレンジを基調に、なんかパンプキンぽい感じ。内包には小枝の森の動物達がミシン刺繍で紹介されていてとてもカワイイ。リス、シカ、フクロウ、モモンガ、キツネは判るが、バナナ片手のサルは住んでいる森がちょっと違うような・・・ロバとかオカピは森に住んでいないような・・・。それもこれもおいしいから許す!

2009年9月6日

今はもう秋♪

毎年なら残暑物のお洋服に切り替えた頃なんだけど、今年の東京はなんだか涼しくて、残暑物を飛ばして秋物を出してみた。でもやっぱり暑いので、残暑物も1枚だけ参加。真夏物はどんどんお洗濯&クリーニングの最中。今日はクーラーも撤収準備に入った。扇風機はもう少し様子見。
私は暑いのは苦手なので、早く涼しくなるのはありがたいんだけど、まだ素麺も麦茶も食べ終わっていないので、あわてて消化しなくては。ぶつぶつ。

高雄観光といえば

高雄というと右写真の風景をイメージする方が多いのではないでしょうかね。ツアーでもここを外すことはない。極彩色の龍と虎が並んで後ろに二つの塔がある、ここは蓮池潭と言います。市内からはちょっと離れた場所にあるちょっとした広さの湖のほとりに、いかにも中国風の建造物が並んでいる。つまり龍虎塔だけじゃなくて、他にもいっぱいこの手の建造物が並んでいるのだよ。
これは何かというと・・・建物としか(笑)。香港のタイガーバームガーデンみたい。地元の人が「ここにこんな像を建てろ」という夢をみたのが始まりだそうで、たぶんオレはこんな夢を見た、という人が次々とやってきてこんなことになったのだろう。日本でいうと山の中に唐突に大仏が立っているのに近いかも。入場無料。私は曇天の日に行ったのでイマイチですが、ピーカンなら青い空に青い湖、近くに緑の山もあって、極彩色の建造物群がカラフルで大仏よりも遥かに記念写真向き。
建物のアップ。ペンキだけどなかなか手がこんでいてキレイでしょ?湖の周りはウッドデッキで遊歩道が作られていて、散歩するだけでもなかなか気持ちが良い。カラフルな建物がなかった頃にはさぞかし風光明媚な湖だったろうと思うが、それではわざわざ日本から観光客が来るとは思えず、正しいお告げだったと認めざるを得ない・・・

meiji チョコレート マロン (明治)

イチゴ、みかん、バナナとフルーツたっぷりチョコっていうかジャム?なチョコレートを輩出してきた明治チョコレート。私はマンゴー味を待っているのだが、今秋の新作はマロン味。「甘栗のまろやかなコクとほんのり渋み」だそうです。
見た目は白っぽいマロンクリームが挟まってるんだけど、食べてみるとお約束どおりに濃い味+甘い味。甘栗っていうかマロングラッセの味がする。「渋み」とは思わないけどコクはあるし深い味。ただいかんせん甘い。お砂糖でベタベタするマロングラッセの味(褒めてるのかオイ)。
秋らしい味わいですので、お砂糖抜きの紅茶かコーヒーと共にどうぞ。