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2018年10月11日

γ-GT

γ-GTは、ガンマ グルタミル トランスフェラーゼ(γ-Glutamyl Transferase)の略。
昔はγーGTP(ガンマ グルタミル ペプチターゼ)と呼ばれていた。変更の理由はたぶんAST/ALTと同じで、「外国ではそう呼んでるのに気がついたから」なんだろう。

AST/ALTと同じく、血液中に「出てきちゃった」酵素の量を測るもの。γーGT自体はいろんな臓器に存在し、腎臓に一番たくさん含まれるが、血液中に出てきちゃうのは肝臓由来と考えられる。腎臓だとたぶん尿中に出ていくのかね。

γーGTはお酒の飲み過ぎにより高値になると良く言われているけど、正確には肝臓の解毒作用がフル回転して疲れている指標なので、薬剤による肝機能障害でも上がる。もちろん肝炎など肝臓の病気でも上がる。γーGT「だけ」が「少しだけ高め」なら、あまり心配しなくても良い(遺伝的に元々高めの人もいる)ものらしい。ただし他の肝臓系数値も高い/基準よりうんと高い場合は心配しなくてはいけない。

基準値は男女で異なり、男性で10~70、女性で10~30位。ははん。前の病院と今の病院で基準値が違うなと思ってたんだけど、そーゆーことか。AJの最新値は70弱で、今の病院ではギリギリ「正常」なのだが、前の病院の基準ではお薬をやめて相当経たないと「正常」(30未満)にならなかった。
でも、今の病院ではうっかり男性の基準値が適用されている、とは一概に言えなくて、閉経とかでエストロゲンが少なくなると高値になることがわかっているので、その辺の事情を斟酌しての基準値が適用されてるのかもしれないな。前の病院でもこの数値が高いですねとか言われたことはなかったし。
AJの認識としては、この数値はAST/ALTに準じて上がったり下がったりするけど、AST/ALTの方がお薬をやめた時に下がるのが早い。γ-GTは少し遅れて下がってくる感じ。3桁になってもさほど気にならない(おいおい)。私の場合は連動してるけど、もちろん病気や症状によっては、AST/ALTと違う動きをする場合もありますので念のため。

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