ALPはアルカリ ホスファターゼ(Alkaline Phosphatase)の略。これも「出てきちゃった」酵素で、いろいろな臓器に含まれるけど、血液中に出てきちゃうのは肝臓か骨由来と言われている。
AJの場合、ALPもAST/ALTに連動して高くなる。要はお薬で肝臓が疲れてしまってるのだけど、ALPは(とγ-GTも)肝臓組織の他に、胆汁(肝臓で作られる消化液)にも含まれているので、AST/ALTはそうでもなくてALPとγーGTが高い場合は、何らかの理由で胆汁が消化管の方に出ていけなくなっていると推測される。胆汁鬱血てやつ。胆汁については別の項で書くことにする。
基準値はだいたい100~300U/L。AJの最新値は300を越していて基準値ギリギリだな。AJの場合、上がり方/下がり方はγ-GTに似ていて、AST/ALTより遅く下がってくる感じ。
同じ肝臓系の検査項目で、LAPというのもある。AとLの順序が入れ替わっているだけでALPと同じもの、だったりしないので注意。LAPはロイシン アミノ ペプチターゼ(Leucine AminoPeptitase)の略で、同じく逸脱酵素ではあるけど、LもAもPも意味が違う。紛らわしいんだよ!
AJの場合、LAPの方は測定されてない。ALPやγ-GTと同じような動きをすると書いてあるから、今の所は測らなくても足りているってことなのかな?
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