石川県は最初、輪島の丸柚餅子を取り上げようと思っていた。柚餅子はいろいろ悩んで調べてたからね。でもー。銀座の石川県ショップは「百万石ものがたり」で、県の観光キャラクターもひゃくまんさん。つまり石川県民としては、石川=加賀でありたいんだろう。能登を代表にしては石川県民が嘆くのではないか。更に加賀の中心=金沢市は和菓子の町でもある。柚餅子もイイけど、金沢のお菓子で商品名じゃないヤツ、何かないかな・・・
で、見つけたのが柴舟。
小麦粉煎餅に生姜味の砂糖をまぶしたもの。原材料も見た目も駄菓子なんだけど、名前も生姜が効いたお味もお洒落で、さすが百万石だけのことはある。見た目より高級な味がするよ。
柴舟とは本来、柴を積んで運ぶ川舟のことだそうな。クマを乗せてみたけど・・・ひっくり返りそうです。なんでこれが舟?
「芝を乗せた舟」だから、舟の形に決まりがあるわけではなさそうだけど、有名な浮世絵にあるやつだとこんな感じ。似てないよっ。
Wikiには、お菓子の柴舟は「うっすら雪をかぶった舟」と書いてある。白い砂糖が雪なのはわかるけど、やっぱり舟には見えない。柴舟そのものではなく、柴舟に乗った「雪をかぶった柴」なのかな。ま、見てすぐわかるようなネーミングを求めるのはAJの悪い癖で、少し遠目の連想ゲームの方が風流だろという気もする。
金沢は雪が多いし、素敵な川がある。柴舟はそういう意味でも金沢らしいお菓子だと思う。
AJは金沢経由で能登まで回ったことがある。学生時代だから遠い昔だけど。金沢はとにかく川が素敵だった。春休みに行ったので雪も残ってた。忍者屋敷がすごく面白かった。能登の方は「裏日本」ぽい侘しさだった。輪島の朝市はすごく楽しかった。
良い思い出なのだが、学生旅行だったので、美味しいものはろくに食べていない。金沢ではうどんが美味しかったし、輪島の朝市ではみりん干しが気に入って買って帰ってきた。でも加賀・能登にはもっと美味しいものがあるよね(泣)。新幹線が出来て便利になったし、リベンジに行きたい!
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