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2018年5月30日

島根県代表:源氏巻

京都市、金沢市に次いで和菓子店が多い松江市を擁する島根県。「山川」をはじめとして有名和菓子が多い。多いんだけど、個別商品を除いてしまうと思いつきません・・・

困って島根県ショップに行ってみた。ガラスケースに入った有名和菓子店の銘菓とは別に売られていたのが源氏巻。複数のお店のがあって津和野銘菓と書いてある。これでいいや。今時珍しく本物の経木を使っていた山田竹風軒本店のを購入。ずっしり重い。羊羹みたいなやつかな?「源氏」なんだから、光源氏で華やかな色彩なのか、或いは源氏=白なのかな。

開けてみた。・・・華やかでも白くもない。
しかも、これってかす巻(カステラ巻き) じゃんか。食品成分表的にはどら焼きと同じになっちゃうよ。なんでまた、かす巻に源氏巻なんて偉そうな名前を付けたんだよ!

wikiには答えが書いてある。餡子の紫がキレイだったので、紫→紫の上→源氏物語→源氏巻という連想らしい。命名者は藩のお殿様。
竹風軒のパッケージには、吉良上野介が勅使の接待方法についてバカにして松の廊下になりかけたけど、津和野藩家老が賄賂として源氏巻を贈ったりしてヨイショしたらうまくおさまった、というようなことが書いてある。カス巻が賄賂ねぇ・・・と思ったけど、wikiの説では、あんこではなく小判を巻いて、津和野銘菓源氏巻ですーと言って渡したとのこと。それなら賄賂として十分成立するし、ずっしり重い感じがいかにもだよね。
ま、賄賂説の方は事実かどうか。個人的には赤穂浪士にあやかって後から作った話のように思う。

島根は行ったことがない。通ったことすらない。行きたいと思ってはいるんだけど。まずは松江と出雲大社だな。隠岐にも行ってみたい。
津和野はしばらく山口県だと思っていて、島根県出身者に怒られたことがある。だって津和野は萩とセットで旅行するものじゃんか。でも調べてみると近いというだけで、大して接点はないのね。萩は行きたいけど津和野はセットじゃないとどうかな。街並はキレイだけど、山中では美味しいものが足らない気がする。源氏巻があるって?そおねぇ・・・

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