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2017年7月30日

若人のための100冊(3)

前回読書メモを書いてからもう3か月経ってるのか―。若人のための100冊、半年以上経って1/3しか終わらないんじゃ、今年中には絶対終わんないな。いいけど。今回は割と当たりが多い10タイトルでした。

(21) ハムレット(シェイクスピア)→光文社古典で済み

(22) フランクリン自伝(ベンジャミン・フランクリン/中公新書):20代までなら読むべき本。おばさんには偉人過ぎて参考にならん。でも見える化と振り返りは大事だと思う。フランクリン手帳ってこれが元なのかー。実際にはだいぶビジネスに特化したものになってしまっていて、オリジナルの思想とは離れてしまっているけど。

(23) 共産党宣言(マルクス・エンゲルス/講談社学術文庫):読みにくい。何言いたいのかよくわからんぞ。おまけに付いている「暫定総評議会の代表者たちへの諸指示」の方が面白い。資本主義が共産主義に勝ったというよりも、共産主義側の主張に歩み寄って今の資本主義があるんだな。

(24) ソクラテスの弁明、クリトン(プラトン/角川文庫):「ソクラテスの弁明」の方は光文社文庫で済んでいたので、クリトンだけ読んだ。正確には、角川文庫版は「クリトーン」。ソクラテスも「ソークラテース」と間延びしていてなんだか無駄に可笑しい。亡命を勧める友人クリトンを説き伏せるソクラテス。悪法も法なり。

(25) 罪と罰(ドストエフスキー)→光文社文庫で済み

(26) 富嶽百景 走れメロス 他8編(太宰治/岩波ワイド文庫):他8編てなんだろう?と思いながらこのまま検索してみたら、岩波の井伏鱒二選を指すのだとわかった。井伏のあとがきもあって◎ 東京八景だけ読んだ記憶なし。太宰とはこんな人、がイメージ出来る選ではある。なんで「待つ」を入れてくれないかな。

(27) 藤村詩抄(岩波ワイド文庫): 新潮かなんかで持ってたはずなのに有名なやつ以外は覚えなし・・・和歌っぽい七五調の詩。

(28) アンデルセン自伝(講談社):ハードカバーで。いわさきちひろの挿絵が◎。24歳で大学を出るまで。本当は42歳まで版と67歳まで版があるらしい。才能はあるけどちょっと困った人だな、薬飲んだ方がいいんじゃないかな。でも才能あるんだからそれでいいやね。理解者が周りにいて本当によかった。

(29) ジャン・クリストフ(ロマン・ロラン/岩波文庫):ちょっと大作過ぎるよ。それに翻訳が変で気になる。「-してる」とか「疲れさす」とか。誰か直してやれよ。ノーベル賞受賞作。作品というよりロマン・ロランの生き方に対する受賞かもしれない。ドイツとフランス、イタリア、スイス。国境はあるけどあるようなないような。戦争を潜り抜けながらの文化人の交流、イメージモデルはベートーヴェンだそうな(ジャン・クリストフはドイツ人)。フランス人(作者)は自国の音楽に劣等感があるような気がする。最後の方のグラチア(イタリア人)との大人の恋愛は素敵だけどちょっと悲しい。ありがちな友情。これで良かったのか。良かったんだろうな。しかし、フランスとドイツはヨーロッパを担う両翼という記述は現在を象徴していて素晴らしい。イギリスはやっぱりヨーロッパじゃないのなー。出ても来ないよ。それはとにかく長いよ(感想も長いよ)

(30) トニオ・クレエゲル(トーマス・マン/新潮文庫): 「ヴェニスに死す」の若者(中年?)版。こっちは終わりに救いがある。憧れの対象が同年代の少年少女なので分かりやすくもある。でもヴェニスの方が好き。マンは旅行好きなんだな。考えてみるとみんな旅行の話ばっかり。

2017年7月23日

痛風の薬(1) 尿酸排泄促進薬

痛風というか、高尿酸血症の治療薬は大きく分けて3種類。

そのうちの一つが尿酸排泄促進薬。いちばん強力。
尿酸の排泄を促進する薬・・・ってそれは見ればわかるがな。

血液中の尿酸(とか)は、尿細管(腎臓の組織の名前)である程度は漉しとられて血液中に戻され(再吸収)、残りが尿の中に排出されるんだけど、この尿酸の再吸収を邪魔する=尿酸排泄を促進する。

血液中にあった尿酸がどんどん出て行って、めでたしめでたし!と思いきや。

一つのリスクは、急激に血中尿酸値が下がるので、尿酸の結晶化=痛風発作を起こす場合がある。
・・・なんで?尿酸値は下がっているのになんで?と思うかもしれないが、尿酸に限らず結晶化というのはそういうものなんだな。一定の溶解度を超したらそこでいきなり結晶になるわけではなく、過飽和状態で安定している場合がある。急激な濃度低下(ていうより濃度勾配かな?)は、目的通りに尿酸値を下げたにもかかわらず、虎に咬まれたような痛みを引き起こす・・・
治療しなければ良かったのに!と思うかもしれないな。でも、いつ痛風発作が起きてもおかしくない状態だったからそうなったのであって(医療者側の言い訳)。尿酸値は下がってるからね。

もう一つのリスクは、尿の中に大量の尿酸が出ていく=尿中で結晶化しちゃう場合がある。
尿中で結晶化しても、痛風発作にはなりませんが、結石になる。尿路結石というのはまた、猛烈に痛いのだった。生物は複雑だ、効けばいいというものでもないのね。

お薬の名前でいうと、ベンズブロマロン(商品名:ユリノーム)、プロベネシド(ベネシッド)。前者の方がメジャーな気がする。

2017年7月17日

揚げパン(食品番号:15125)

山崎ミニパンシリーズに加えて、2015年度版で新たに収載された菓子パンは「揚げパン」。

・・・給食でしか食べたことないんですけど。

どこで売ってんだろうとネット検索してたんだけど、先日、山崎のクリームパンを買いにデイリーヤマザキまで遠征したら(近所のスーパー3軒回ったけど、クリームパンはみんなPascoだった)、なんとデイリーヤマザキのインストアベーカリーで揚げパンを発見!

揚げパン食べるの給食以来だよー。
食品成分表の定義も、「学校給食用の揚げパンである。砂糖入りきな粉、砂糖入りココア、砂糖入り抹茶をかけて提供される場合もあるが、揚げパンの成分値のみを収載した」。
どうも砂糖を掛けていない状態の成分値であるようだ。砂糖を掛けてない揚げパンなんて食べたことないけど。

久しぶりに食べた。昔からこんな味だったと思うが。
・・・甘い。体に悪そうな味。不味いとまでは言わないが、子供の頃あんなに楽しみにしていたほど、美味しいものではない。ジャンクフードていうか、昭和の味だね。
こんな体に悪そうなものが今でも変わらず給食に出てるのかね。ま、毎日出るわけじゃないだろうからいいのかもだけど。AJは二度と食べられなくなっても後悔しませんね。こんなの食品成分表に入れてあげなくてもいいんじゃないかと思うのだった。

痛風の原因物質=尿酸 とは何か

「高尿酸血症」=血液の中に「尿酸」なる物質が多く含まれている、というのは漢字を見ればわかる。「尿酸」なる物質は、尿の中の酸性の物質なんだろうな、というのも漢字を見ればわかる。すると、本来は尿の中に排泄されるべき尿酸が、うまく排泄できなくて血液中に残っちゃっているから高尿酸血症になるわけだ、というのも容易に推測できるし、この推測で概ね合っている。

でも、尿酸って何なの?というのは案外知られていないのではないか。AJ自身は「尿素」とごっちゃになっている部分があって、ちょっと混乱してました。ちゃんと整理する。

ごっちゃになっていた「尿素」は尿に含まれる。ていうかたぶん、排尿は尿素を排出するのがメインのお仕事なんだと思う。栄養分に含まれる窒素の要らない分をヒト(ていうか脊椎動物)は、尿素として排出する。より正確にいうと、最初はより単純なアンモニアNH3が出来て、尿素回路という手順を踏むことで尿素CO(NH2)2という安全な形になり、血管で運ばれて腎臓に集められ、腎臓から尿の中に排出される。

「尿酸」は「尿素」とは関係ないけど関係ある。
鳥類や爬虫類においては、脊椎動物の「尿素」の役割をしているのが「尿酸」。つまり、鳥とかは、要らなくなった窒素を尿酸の形で尿(とか)の中に排出しているんだな。

ヒトの場合、尿酸は窒素の排出には使われてない。単にプリン体の代謝物である。

プリン体とは、カスタードプリンとは何の関係もなくて(そりゃそうだ)、核酸の一種。核酸とは、字の通りで細胞の核に含まれている酸。DNA/RNAと言った方が分かりやすいよね。核酸の内の半分は「プリン」と呼ばれる二つ輪っかの分子構造を持っているプリン体(グアニン、アデニン)で、残りは「ピリミジン」分子構造を持っているからプリン体とは言わない。

プリン体はどこから来るのか。食べたものから来るのが2割、と言われている。残りは体内で作ったやつが要らなくなった(使われた)もの。
昔は帝王病と言われてたくらいで、王様とか貴族様とかに良く見られるけど、一般平民はかかりにくい病気=贅沢な食事が原因と考えられていた。今では2割しか関係ないとわかって疑問符が付いている。でも栄養状態が良くないと患者が少ないことは分かっている。贅沢かどうかは別として「毎日ちゃんと食事する」のとアルコールを日常的に飲む、のが良くないんだろうね、たぶん。
もちろん、食事とは全く関係なく、遺伝的に尿酸を作り過ぎちゃう/尿酸を排出しにくいという場合もあって、日本人では後者が多いと言われている。

男女差がある病気で、男性がかかる率が断然多い。女性ホルモンが関係していることが分かっている。だから女性ホルモンが出なくなる(=閉経する)と女性でも高尿酸血症になりやすくなるわけだけど、今までの蓄積が違うから、痛風発作まで行きにくいってことなんだろうな。

さて、これで痛風の原因は頭に入ったぞ。次はやっと治療薬だ。

2017年7月16日

今夏のお買い物完了

お気に入りだったお洋服のお店がちびサイズから撤退してしまった話は前に書いたけど、同じくお気に入りだったイッタラの銀座店が先週金曜日から閉店セールをやってるのを発見!なんとなんと。閉店するならするって言ってよう!
ついこの間、初めてのお買い物をしたばかり(それまではウィンドウショッピングしかしてなかった)。閉店セールで買えば2割引だったのに!7/1開始の夏のセールではお目当ての品が対象にはならなかったことをチェックした上で買ったのに、2週間後に全品割引対象になってしまうとは。く、悔しい。もう少しだけ待てば良かった・・・とはいっても、そう高い買い物ではないからいいんだけどさ。

今期のお買い物の仕上げに買ったのは、Kartioのコバルトブルーのグラス。以前見掛けた時に素敵だなぁと思ったんだけど、あまりに濃い色で飲み物が美味しそうに見えないよね、とパスしたのだった。そう思った人が多かったのか、あっという間に廃番になった。
あれキレイだったよなぁ・・・と思っていたら、なんと今年Suomi100(フィンランド建国100周年記念)で期間限定復刻になった!買っちゃおうかな、買っちゃおうかな・・・買っちゃう!と買ったのだった。

おうちに連れてきて使ってみると、やっぱり飲み物が美味しそうには見えない。水を入れても美味しそうには見えない。グラスじゃない使い方をすればいいし、と思って買ったんだけど。

ところがところが。
飲み終わりにグラスを傾けた時に目に映る、グラスの底の美しさと言ったら!
飲み終わったグラスは普通、汚れちゃった食器→早く片付けなきゃ、って感じだけど、色が濃いので飲み終わっても抜群の存在感はそのまま!そして何より飲みやすいんだよ。これで飲むと美味しい!!(美味しそうには見えないんだけど)
結局毎日こればっかり使っています。2割引にならなくても、良い買い物だった。
ここにアップしようと写真を撮ったんだけど、私の腕ではこの美しい色が出ない。ピントを合わせると露出補正されちゃうようで、実際よりもだいぶ薄い色にしか映らないのでもうあきらめた。「Kartio コバルトブルー」で検索するとプロの画像が出てきます。気になる方はどうぞ。

あんまり気に入ったので、次の機会には透明なKartio買おうかな、と検討中。閉店セールでは買わない。今期の予算はもう使い切ったんだもん。

2017年7月11日

チョコパン、薄皮タイプ(食品番号:15131)

薄皮タイプの最後はチョコパン。山崎ミニパンは定番商品として他に、白あんとピーナツクリームがあるのだが、つぶあん・クリーム・チョコがトップスリーであるらしい。写真もそんなだし。

 チョコパンはチョココロネと並べて写真撮っても仕方ないと思ったので、単独で。「チョコパン」と言ってもチョコが入っているわけではなく、チョコレートクリーム(正確には、チョコフラワーペースト)が中に入っている。
・・・私の写真ではこしあんに見えるな。チョコクリームなんだよう。

チョコレートは好物のAJですが、考えてみるとチョコクリームには興味ないらしい。薄皮チョコパン買ったの初めてだ。チョココロネも滅多に買わないしな。初めて食べてみてもやっぱり、チョコパン<クリームパン<<あんパンの方が好き。

しかしなんで薄皮シリーズが食品成分表に収載されたんだろ。皮と中身の比率が違うだけの薄皮シリーズよりも、もっと違うやつを収載して欲しい気がするんですけど。ぶつぶつ。

2017年7月9日

クリームパン、薄皮タイプ(食品番号:15130)、カスタードクリーム(同:15138)

薄皮あんぱんに続いて、薄皮クリームパン。
クリームパン買うのも久しぶり(前回クリームパンについて書いた時以来だと思う)だが、薄皮ミニシリーズのクリームパンは、もしかしたら買うの初めてかも。だいたいあんパンを買ってしまう。

外観はどの薄皮パンも同じようなので、普通のクリームパン(山崎)と並べた断面図をパチリ。
あんパンの時の方が違いが分かりやすかったかな・・・
餡子ほどじゃないけど、クリームもミニパンと普通パンでは違う。普通パンの方が心持ちとろっとしている気がする。ミニパンはバニラの粒々が入っていて香りも強い。どっちが美味しいかっていうと・・・AJはミニパンのクリームの方が美味しいような気がする。匂いに引っ張られているだけかもだけど。

中に入っているのは「カスタードクリーム」なのですが、食品成分表2015年版では、「カスタードクリーム」も別項目として収載されています。

「新たに収載した『カスタードクリーム』は、洋菓子の基本のクリームである」。ここまではいいんだけど、「一般に鶏卵や油脂の少ないいわゆるフラワーペーストが用いられ、バニラの風味をつける。ホイップクリームと異なり加熱して作るので日持ちする」。

うーん・・・これってちゃんと意図が伝わるのかなぁ。混乱を招くだけのような気が。

「カスタードクリーム」は、wikiにも書いてある通り、カスタードのクリーム。「洋菓子の基本のクリーム」の一つで、「加熱して作る」ものです。ですが、普通のカスタードクリーム(フラワーペーストじゃないやつ)は、ホイップクリームと同じくらいしか日持ちしません。当日かせいぜい翌日。

「フラワーペースト」というのは、フラワー(小麦粉)のペースト(糊状のもの)で、「小麦粉、澱粉、ナッツ類もしくはその加工品、ココア、チョコレート、コーヒー、果肉または果汁、いも類、豆類または野菜類を主原料とし、これに砂糖、油脂、粉乳、卵、小麦粉などを加え加熱殺菌処理をしてペースト状にし、パンまたは菓子に充填または塗布して食用に供するもの」(食品衛生法の定義)。
こちらは定義を見ればわかるように、カスタード味以外のものもあるけど、元々はクリームパン用に開発されたもののようです。

「フラワーペースト」は食品衛生法の定義だからわかりやすいけど、「カスタードクリーム」の方は、一般名詞なので、「カスタードクリーム」と商品に記載されていても、それがフラワーペーストのカスタードクリームなのか、そうでないカスタードクリームなのかはわからない。日持ちが長くて、常温のケースに置いてあれば、間違いなくフラワーペーストだけど、フラワーペースト使っていても、わざと冷蔵ケースに入れて、本日中にお召し上がりください、って書いておくかもだしなー。
食べればわかる、と思ったんだけど・・・AJには自信ありません。薄皮ミニパンのカスタードクリームで十分美味しいと思ってしまうAJでした・・・

2017年7月2日

2017年も後半に入りました

昨日から7月に入りました。今年の月掃除は順調に推移しております!すごい!!むしろ例年よりも細かいところまで掃除できている。すごすぎる!!(要は暇ってことよね)

食品成分表も、2015年版への見直し含めて予定より前倒しで進捗中。7/2現在の完了率は62%で年内に完了する見通しが見えてきました。

それに引き換え、真夏ものへの入れ替えは例年よりゆっくりと進んでおります。今期は体力なくて風邪をひき易い状態にあるので、わざとゆっくりやってるんですが、こうやってみると夏冬2シーズン制が現実味を増しつつあります。やればできるなこれ。衣替えを6/1に置くから半端な服が要るんだ。7月まで多少暑くても頑張れば真夏服登場まで引っ張れることがわかった。今後はお洋服の見直しをしていきたい。

(なんだか文章が都議選の選挙報道に引っ張られてる気が)

そうそう、ここ10年以上お気に入りだったブランドが、春にちびサイズから撤退してしまったことを先月知った。てっきり日本橋高島屋からの撤退だと思って、普通サイズのお店(はまだある)に都内だとどこにあるのか聞きに行ったら、ブランドとしての撤退だとのこと。
やだー、どうしよう!!とその時点では思ったのだが、よく考えてみると、一番頼りにしていたスーツの類はもう買わないだろうし、コートも手持ちを大事に着れば長持ちしそうだし、夏冬2シーズン制を取り入れれば長袖セーターもなくていいかも。無くなっても大丈夫な気がしてきた。
贔屓にしてたと言っても、バーゲンでしか買ったことないもんなー。文句を言う筋合いはないAJなのだった。でもこれで終わりと知っていたら、あのカットソー買っておいたのになぁ・・・でもセール価格になっても高くて買えなかったんだよなぁ。知ってても買わなかったかも(笑)。

というわけで、昨日サマーバーゲンが始まった高島屋に行ったのに、お洋服は見ることもせず。うろうろした挙句、バスタオルを1枚買って帰った。近所のヨーカドーで水筒も買った。今期の予算であともう少し買うつもりでいるけど、何にしようかなー。無理に買わなくてもいいんだけどさ。

2017年7月1日

あんパン、薄皮タイプ(食品番号:15126)

あんパンは前から収載されていますが、2015年で新たに「薄皮タイプ」が収載されました。

・・・へっ?と思うのは私だけでしょうか。「薄皮タイプ」は、あんパンだけじゃなくてクリームパンもチョコパンも収載された。ヤマザキの薄皮ミニパンシリーズを指しているとしか。こんな特定の会社のを取り上げていいのか、食品成分表さんよ。カレーパンみたいに、皮と具に分けて成分表示すれば薄皮タイプだろうがなんだろうが計算もできる筈だし。ぶつぶつ。

ぶつぶつ言いながら買って来ました。山崎製パンの薄皮つぶあんぱん。右側は同じ山崎の小倉ぱん。ミニパンの直径がだいたい半分位ですかね。
つぶあんぱんと小倉ぱんなら同じだろと思ったんだけど、半分にしてみたら色がだいぶ違う。味も違った。wikiによると、小倉あんと粒あんは本来別のもので、大納言(高級小豆)の蜜煮なるものが含まれているべきらしい。でもミニパンの方が色つやもいいし、小倉ぱんのパッケージには「自家製のつぶあんを包みました」と書いてあるし、ミニパンのサイトには「瑞々しい小倉あん」と書いてあり、もう山パンのすることはよくわかりません。

餡子の違いは置いといて、とりあえず断面図を見ていただくと、確かにミニパンはミニの割に餡子が多めなのは分かりますよね。大雑把に測ってみたが、ミニパンは全体40gに餡子25gで6割、小倉ぱんは全体115gに餡子60gで5割。1割くらい違うわけだ。

ミニパンの底の部分は薄くなって重たい感じがするけど、上の厚みは大して変わらない。こういうの「薄皮」っていうかなぁ。山崎製パンのサイトには「薄皮まんじゅうのように」って書いてあるけど、全然違うと思う。

正しい「薄皮あんぱん」をご覧に入れよう。江東区名物(またかよ)、メイカセブンのうすかわあんパン!
これでこそ、「薄皮まんじゅうのように薄い」あんパンでしょう!
もうほとんどあんパンではなく餡子を食べるようなものですがね(笑)。1/4に切ってやっと普通のあんぱん1個分な感じ。
山崎製パンさんには正直見習って欲しくないです。今のミニパンのままでいいよう。でも、「薄皮」という名前はやめていいんじゃないかな。「ミニパン」でいいと思う。食品成分表も、「薄皮タイプ」ではなく、「ミニタイプ」或いは「あん多め」で良かったのではないか。

山パンもそう思っているかどうかは知りませんが、コンビニのPBで出ているミニパンはみんな「薄皮」が取れていますね。セブンもローソンもファミマも同じようなパンを売っているが、作っているのはみんな山パン。このコンセプトだけで特許が取れたんだろうか。謎。