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2014年1月5日

干錦玉/きんぎょく糖

切山椒と違って、和菓子以外のコーナーに連れて行かれる可能性は低いと思うが、それって何だっけ?と思う人が多い気がする錦玉糖。AJ自身もGoogleしてみて、あーあれかーと思った位です。


こんなの(右写真)。一見、氷砂糖のように見えますが、中は寒天。シャリシャリして独特の食感の夏のお菓子です。

これ食べたことない人多いんじゃない?

私は、何年か前に海外から出張でやってきた知り合いのお土産として買ったことがあります。生菓子よりは日持ちするし、ゼリーのようなものだから抵抗ないんじゃないかと思って(小豆餡は嫌いな人いるんだよー)。
なので、Googleで画像が出てきた時に、あれかーと思ったのだった。

だが。

wikiには「錦玉糖」という記載は全くないのだが、同様のお菓子である「琥珀糖」ならある。正確には「琥珀羹」という項目があって、琥珀糖とも錦玉糖とも言う、と書いてある。
・・・えっ。錦玉糖って錦玉羹とは違うものだと思っていたが・・・同じなの!?

私の理解では、錦玉羹というのは棹物或いは棹物を切った形をしていて、良く金魚が浮かんでいる夏の生菓子で、錦玉糖というのは写真のように周りが砂糖で固められたやつのことだから、別のお菓子だと思ってたんだけど。Googleすると、どうみても錦玉羹なものが、「錦玉糖」「琥珀糖」として売られているのだった。

んー。食品成分表で取り上げられているのはどっちなんだ?成分を見ても、ほぼ砂糖と寒天由来と思われる若干のミネラルのみ。これじゃどっちだかわからないよう・・・(泣)

(以下、2017/08/31付記)
結局、食品成分表で取り上げられているのは錦玉「羹」のようなので、こちらは食品成分表からは外して、タイトル名も「干錦玉/きんぎょく糖」に変えることにしました。

材料も作り方もほとんど同じなのだった。
干錦玉は、砂糖の分量が多めで、見るからに生菓子っぽい錦玉羹に比べて干菓子っぽく見える(実際にはそれなりの水分量があるので半生菓子ですね)。商品にもよるけど、概ね寒天ゼリーです。
羊羹みたいに「型に入れて固めた」後に、小さく切ったり型抜きしたりして、風に当てて(=干して)乾かす。風に当てることで砂糖が再結晶して氷菓子みたいな薄い砂糖膜が出来るのだそうだ。

「家庭でできる和洋菓子」では、 シンプルにグラニュー糖を振りかけています。これじゃ寒天ゼリー(ゼリーキャンデー)なんですけど。ううむ。食べ物の定義は難しいぞ。

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