昨日6月16日は「和菓子の日」でした。和菓子の日には、嘉定菓子を食べます。
・・・って知ってました?私は知りませんでしたよ。通りかかりの虎屋で、いつもは見掛けない「厄除招福」と書いたお饅頭を売っていたので、何か行事の和菓子らしい、と買ってみたら「嘉祥饅頭」だったのでした。
一口サイズのお饅頭が3個。「厄除招福」と書いてあったのは、日枝神社で祈祷してもらったお札であるらしく、裏には「和菓子の日」の由来が書いてありました。
元は、平安時代の848年6月16日に、仁明天皇がお菓子を備えて元号を「嘉祥」と変えたことに始まり、その後、江戸時代には「嘉定通宝」16枚でお菓子を買って食べる風習になったとのこと。
でもwikiはこのどちらにも否定的で、室町時代に6月16日に「かづう」なるものを食べる風習があり、それがいつの間にか、嘉定通宝(略してかつう)16枚で買った食べ物ということになり、嘉定通宝が手に入らなくなると、ま、とにかくお菓子、ということになったらしい(笑)。
そういう変遷ってありそうな気がする。お菓子と関係ないけど、「恵方巻き」なんか「恵方を向いて太巻を切らずに食べる」という意味の分からない風習だけど、全国レベルに普及するにしたがって、何でも巻いている食べ物ならいい状態になりつつある。100年後にはロールケーキの日として定着してるかもしれない。
虎屋の嘉祥饅頭は素直に美味しかった。美味しくて厄除にもなるなんて嬉しい。食べる行事は何でも歓迎だ(笑)。
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