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2012年6月10日

広島って (1)

広島って四方を山に囲まれたところだった。

と書くと、何言ってんだよ、盆地じゃなくて海に面した街じゃんかと反論が出そうだけど、瀬戸内の場合、海にも山があるのだよ。

広島港(宇品港)にて→
もっとも、海の方の山は市内からはあまり見えなくて、南を除く三方を山に囲まれている、ように見える。海の近くまで来ると、あれ?こっちも山じゃん・・・て感じ。

広い目かつ真っ直ぐ目の道路の三方に黒々と山が見える様子は、一見京都なんかに似ているのだけど、郊外に移動してみると意外に山が遠い。
同じ瀬戸内に面する都市でも神戸なんか街のすぐ裏が山になっているのに、広島は案外平たい。手持ちの地図帳を見てみると「広島平野」と書いてある。関東平野の住人からみると、ずいぶん小さい平野だな・・・と思ってしまうが、山がちな中国地方では十分平野なんでしょうね。

広島市はその平野の海っぺりにある。「広島」はその名の通り「広い島」だったんでしょう。地図を見れば太田川の砂州にできた島だったのは誰にでもわかる。東京でいうと月島や佃島。それのうんと広いやつ。そこにお城を建てて、どんどん砂州を埋め立てて海に向かって広がって行ったわけだ。

だから、というのは性急かもだけど、広島市の根っこは海よりも太田川にある気がする。「水の都」と自称してもいるしね。市内には太田川の支流が何本も通っている。橋からは遠く山が見える。水路としても機能している(していた)のだろうけど、東京(江戸)みたいに真っ直ぐに補正したりはせず(少しはしたんだろうけど)、カーブを残した流れがいい感じ。川の向こうにもやっぱり山が見える。
左の写真は、相生橋から眺める太田川。

東京は海への愛はあるんだけど、川には冷たいんだよなー。江戸時代には水路という使い道があったからそれなりにはメンテしていたのかもだけど、鉄道になってからは排水路としか思ってないところがある。それに比べると広島は川を大事にしていると思う。ま、水質の差かもしれないけど。遠くから関東平野をダラダラ流れてきたものが多い東京の川と、そう遠くない山から清冽な水が流れている広島の川では有難味が違うもんね。

山がちな中国地方にあって、平野があって水が豊富にある=水田が作れる、広島はだから中国一の都市になりましたとさ、と言うことならわかりやすいんだけど、地図帳で見る限り、岡山平野の方が広い。近畿と九州の中間点ということなら福山でも良さそうな気がする。
なぜ広島が第一都市になったのか。その謎解きは次回。(勝手に解くなって)

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