2011年の総括は年末に書くつもりだったんだけど、珍しく冬休み出勤する羽目になって去年は書く暇がなかった。明けてからになったけど忘れないうちに。
2011年世の中的最大ニュース
2011年は3.11の地震以外のものをあげるわけにはいかないな。やっぱり。AJ家でもいろいろ物が落ちたりしたし。3時間かけて歩いたのも大変だったし。スーパーの棚が空っぽになったのも印象的だったし。世界中から心配してもらったのは嬉しかったなぁ。個人的にも海外の取引先からお見舞いメールもらったりしたんだったなぁ。よその国で何かあったら恩返ししないとね、と思ったことだった。ま、フクシマを筆頭に、あの地震はまだまだ終わってはいないんだけど。2011年一番ラッキーだったこと
行った時点では全くラッキーだと思っていなかったんだけど、今考えてみると、出張でイスラエルに行ったのって、かなりラッキーだったかも。すごく遠くてもう二度と行きたくはないんだけど、同じ理由でたぶん個人では行かないと思うし。エルサレムまでちょろっと連れてってもらったし(おいおい仕事だろ)、食べ物はみんなおいしかったし(おいしいお店にしか行ってないだけかも)。でもそれより何より、「イスラエルの人達」とお仕事じゃない話をできたのが良かった。イスラエルって何となくみんなと違う国と思ってたけど、要は特殊な生い立ちを持つ国なんだな。「国」っていう概念が、他の国とは全然違う。イイ悪いで片づけられる問題じゃないけど、こういう「国」が隣国だと大変だろうなぁ、と思ってしまった。「パレスチナ人」が住んでる地域にどんどん侵攻しちゃうのは、国際法的にはどうみても問題なんだけど、誰も住んでなくて荒れ果てた砂漠だから、ボク利用してもいいよね?という気持ちは判らないでもない・・・確かに「イスラエル」になった地域は緑化も都市化も進んでいるので、パレスチナ人は「イスラエル」に住めばいいじゃん、という理屈は現地では説得力がある。国際法的には問題あるけど。でもイスラエルって国自体が超法規的に誕生してるんだし。
レストランでデザートに何が食べたい?と聞かれて、イスラエルの伝統デザートがいい、と返事したら、それはないなぁ、と言われた。メニューに載ってないんだと思って、どういうのが伝統デザート?と聞いたら、伝統デザートがないんだ、と苦笑していた。
「イスラエルの典型的伝統料理」って書いてあるメニューはあるんだけど、実際には、「イスラエル人」がそれまで暮らしていた地域の料理を持ち込んでるものなんだって。イスタンブールで食べたのに似てると思う、と言ったら、中東から来た人が多いからね、と言っていました。そうか。「ユダヤ人」てのは、「ユダヤで生まれた人」じゃなくて、ユダヤ教の信者ってことだったんだもんね・・・
伝統料理ねぇ・・・といつまでも話題に困っていたので、伝統は今作ってる所なんだね、と言ったら、あ、そうだね!と嬉しそうに笑った。
「国家」「民族」についていろいろ考えさせられた。今考えると、実にいい出張だった。(何しに行ったんだよ!)
2011年一番アンラッキーだったこと
んーなんだろ。パソコンが一度に2台壊れたことかな。このブログにも書いたけど、ある日突然電源が入らなくなり、こんな時のためにもう1台あるんだもんねー、と2台目の電源を入れたら「OSがありません」と言われた。慌ててパソコンを買いに行ったけど、日本製品はどうしても気に入らなくて、海外製VAIOを買ったのだった。そういえば電子辞書もとうとう電源が入らなくなって、出張を機に新しいのを買った。これも海外製のしかなかった。Buy Japaneseキャンペーンは工業製品にはかなり無理であることが分かった。
2011年ベスト食べ物
そうねぇ。奈良旅行で出掛けたアルション(大阪)のケーキかな。あれは絶品だった。ま、TPOの問題もあるかもだけど、久々においしいケーキを食べたよ!という気がしたなぁ。前述のイスラエルは、野菜料理が主流なんだけどどれもおいしかったよ。なかでもナスの冷製スープおいしかったな。あとイスタンブールでもお気に入りだったキョフテ(のようなもの)も美味しかった。
2011年ベスト和菓子
んーこれも迷っちゃう。でも初めて食べた亥の子餅に決定!
気に入ったので、たぶん2012年も買いに行く(忘れなければ)。
ちなみに「今週の和菓子」は、2012年も継続の予定です。書きたいものがまだまだたくさんあるので。
あーしかし英語版「今週の和菓子」は結局長続きしなかったな。再開したい気持ちはあるのだが・・・いつか・・・(年頭から諦めの境地)
2011年ベストお買いもの
んーこれは逆の意味でかなり悩む。Buy Japaneseキャンペーンを始めてから、自由にお買いものが出来なくなってしまい、これが良かった!というものがあんまりないのよね・・・買いそびれたものならたくさんあるんだけど(泣)。
強いて言えば今も使っている、WiMAXかな。パソコンを買い替えるのと一緒に、高速回線にしようと、ADSLから乗り換えたんだけど、これ快適。何が便利って使わない時以外はルータがしまえる(そこかい!)。Buy Japaneseキャンペーン明けを待って、WiFi付きの持ち歩き端末を導入の予定。ま、いつになることやら。
2011年ベスト読書
2011年はあんまり本を読めなかったけど、ベストは迷わず「ホーンブロワーシリーズ」で。これ絶対面白い。おすすめ。ナポレオン前後の時代がすっきり頭に入ります。当事国であるフランスの物語として読むより、隣国イギリスから見た方が、ああそうよね、と思えるところがある。ナポレオンのフランスって迷惑だったのなー。フランス人はそういう自覚ないだろうけどなぁ。
ホレイショ君はコーヒー好きで、英国人なのになんでコーヒー?と思ってたんだけど、この時期の英国ではコーヒー流行ってたのね。アメリカ人が「ボストン茶会事件」以降、お茶を諦めてコーヒーに傾斜したといわれているように(そんなこと言ってるの私だけ?)、英国人はアメリカ独立以降、コーヒーをキライになって紅茶に肩入れするようになったんだと思う。英国の高級お菓子やジャムの類が何だか薬くさいのは、南国植民地のスパイスたっぷり=高級、という公式によるものというのも、このシリーズを読んでいて気が付いたことだった。(結局食べ物にしか印象がないAJ)
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