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2011年8月28日

「読み直す1冊」シリーズ(1)

丸善OAZO本店に松丸本舗てのがあって。書棚を見ているだけで面白い。買ったことはないけど(ごめんなさい)。千夜千冊はちょっと重たいんだけど、「各界著名人によるぜひ読みなおしたい1冊」という紙をもらった。古典名作がいっぱい入っている。光文社古典がとても面白かったのに、刊行のペースに追い付いてしまって困っていたので、これを並行で読もう!と思ったのだった。

さて1回目。非常に重たいのが多くてなかなか進まないから、5冊(文庫本としては8冊)読んだところでアップしておくことにしました。

(1) 唐詩選(前野直彬:岩波文庫 ワイド版):その昔、漢文の時間にならった詩がいくつか。唐の時代の詩ではあるが、実際に書かれた(選ばれた)のはずいぶん後の宋の時代になってから。「良い詩」の判断基準は、何より一定のルール(韻を踏むとか)に則っていることなのだそうで。中国より日本で人気があるらしい。ルールに則っている方が、学校とかで教えるには向くもんね。日本人にとって漢詩は、詩としてより、語学としての教養という面が大きいわけだし。岩波文庫は説明も充実していて読んでいて面白かった。

(2) 古今和歌集(佐伯梅友:岩波文庫 ワイド版):唐詩選に続けて読んだので、同じころの日本はなんて軟弱なんだろうと(笑)。恋歌がほとんど。あと花とか。左遷された身を寂しく歌うことはあっても、俺を重用しないのは見る目がないと言う人はいない。さすが日本人(苦笑)。女性の歌が結構あるのが、唐詩選とのえらい違い。また、個人的には物名が気に入った。読みが同じだけど意味が違うものを織り込んだ歌。おやじギャグ的と言えばそれまでだけど・・・いやいや格調高いって。

(3) 伊勢物語(大津有一:岩波文庫 ワイド版):伊勢物語って業平の歌に勝手に(たぶん)ストーリーを付けた外伝なんだね。日本人ってまじロマンス好き。前後に関連を持たせた並べ方が確かに古今和歌集に似ている。こういう下地があって、源氏物語ができていくんだなぁ。

(4) 百人一首(鈴木日出雄:ちくま文庫):百人一首は学生の頃全部覚えた。知ってるんだけどなと思いながら読んだんだけど、かなり間違って覚えていたことが判明(笑)。例えば、「しかぞすむ」は「鹿ぞ住む」だと思ってたし、「うかりける」は「受かりける」だと思ってた。「逢坂」は大阪だと思ってたし、「ならの小川」はもちろん奈良だと思ってたし・・・ちくま文庫は、1首が見開き1ページに入っていて、とても読みやすかった。年表が付いていたのもマル。あと地図が付いていたら完璧なんだけど(そんなわがままな)。

(5) 枕草子(清少納言:講談社学術文庫):枕草子の本はたくさんあるけれど、実は全訳は少ないとご存知でしたか?何冊か借りて、これでもないあれでもない・・・やっと見つけたのが学術文庫の全三冊。これ大あたり。脚注の他に解説も付いて絵もところどころあって判りやすい。絵がカラーだともっといいんだけど(またわがままな)。ご興味のある方は是非、この文庫本で読んでみてください。無駄に小さいものが好きな私は、「何も何も小さきものはみなうつくし」という清少納言に前から親近感を持っていたんだけど、全編読んでみるとお友達にはなりたくないかも(笑)。成り上がりセレブのタレント本て感じ?でも、ワタシは常に正しいの!そう思って何がいけないのよ!的な開き直りは嫌いじゃありません。間違っていても自分に正直でありたい。当時もみんなそう思いながら読んでたんじゃないかな。

2011年8月21日

8月の電気使用量は!

前年度マイナス20%達成!やったー!

去年は無闇に暑かったので平日夜もクーラーが大活躍だったし、夏休みの1日をミシンで遊んだ(もちろんクーラーをつけて)。それに対して、今年は前半を扇風機でしのいだし、夏休みは例年のミシン遊びを諦めて外に涼みに行ったもんね。その甲斐あってのマイナス20%ですかね。ウレシイ・・・

さて、クーラーをつけて1週間になりました。去年は月末にようやく残暑服に切り替えたのだったが、今年は早めに出しておこう、と思ったんだけど。週末の東京はなんだか急に涼しくなってしまいました。秋服も出さないといけないかなぁ?しばらくは重ね着で乗り切るつもり。どうなることやら。

そういえば土曜日の朝刊だったか天声人語に、朝顔はどうみても夏の花なのに秋の季語なのは変、と書いてあった。気持ちはわかるのだが、天声人語子がこんなこと言ってちゃいけないな(笑)。「季語」の世界では夏=4,5,6月なんだよ。だから朝顔も秋の季語だし、七夕も秋の季語なのだ。光文社古典シリーズで味を占めて、最近日本の古典もゆっくり読んでいる。今は枕草子を読んでいるところ。「春は曙」って、桜の時期の十分暖かくなった頃というよりたぶん、2月(旧暦1月)とか3月頃の、どんどん日の出が早くなってくる頃の話なんだなー、とか考えるのだった。

明治時代に欧米に合わせようと新暦を採用したのは英断だったと思うが、中国も元気になったことだし、そろそろ旧暦の併用を認めても良い頃ではないかね。旧暦=中国暦ではあるので、確かに日本の四季に合っていないところはあるんだけど、AJ的には、3-5/6-8/9-11/12-2という現在の区分けよりも、1か月前倒し(旧暦だと1月から始まる)の方が、季節の固まりとして無理がない気がする。お正月(旧正月)が春から始まるてのも気持ちいいと思うしさ。

水ようかん

夏の和菓子と言ったら、水ようかんも外せません。
「水」羊羹、という名前の通り、通常の羊羹(練羊羹)よりも水の分量を多くして、サッパリ冷たい羊羹。練羊羹みたいに日持ちはしないけど、その分作るのも簡単で、おうちでも作れる。

とはいえ、やっぱり買ってくる方が多いんだけど(笑)。
和菓子屋さんに行くとWikiに載っているように四角いスライスで売っていることが多い。これでは練羊羹と水羊羹と区別が付かない・・・と知らない人なら思うかもだけど、こんな風に葉っぱ(風の飾り)と一緒に売っているのは水羊羹なのさ。

wikiにも書いてあるけど、一般的なのはこんな風な缶(カップ)入り。模様が付いていますが単にプルトップ型の蓋の跡だよん。

練羊羹には抹茶がお似合いですが、水羊羹には断然麦茶。夏!という感じがします。
でもWikiによると元々は正月の食べ物だったらしい。そういえば昔のお節には○○羹というのが含まれていたな。あの類だったのかな?

2011年8月14日

エアコン登場

扇風機だけでずっと頑張ってきたけど、猛暑日が続いてとうとうエアコンの登場。でも一応節電に参加して、夜の間だけ使うことにする。設定は30度ですが。。。いやー快適。クーラーって偉大だなぁ、としみじみ思うのだった。

先週パソコンが壊れて慌てて買いに行ったので、今週はその続きがいろいろ。
電源が入らなくなっただけなのでたぶん大丈夫だろうと思ったけど、ディスクは見事に救出できて、データは何も失わずに済んだ。そのデータを新パソコンに一部持って来たり、バックアップディスクを作ったり、あとは使えなくなったパソコンの処分を申し込んだり。
あと、昔買ったいろんなアプリケーションのCDROMも、もう要らないから処分しないと。セキュリティソフトだけはバージョンアップしたけど、他のはOS乗り換えてまで使わないんだよな。考えてみると、滅多に使わない外付けのDVD装置やスキャナも、OS違うから使えなくなったんだな、たぶん。これらも処分しちゃおうかな。すると棚がスッキリして嬉しい気がするなー。

あと、ADSLを解約してWiMAXに変えた。PCを変えた時点で1MのADSLでも十分速くて快適だと思ったんだけど、配線もBBルータも不要なWiMAXて便利。今のところ家でしか使ってませんが、いつかそのうちChromeパソコンが出たら一緒に持ち歩けるし。

今すぐではないけど、固定電話もやめてケータイを第一電話にしてしまおうかなと思っている。固定電話は停電があっても使えて便利だと思っていたけど、家が停電になるような時には、電話局もいずれ停電になるから大して変わらんということが今回の地震で理解できた。だったら避難所にも持って行けるケータイの方が便利だ。データ通信使わなければ料金安いし。ショートメッセージの相互接続も始まったので、気に入ったケータイが見つかったら乗り換えたいのだが、昨今はスマートフォンばかりで、何もないのはシニアケータイになっちゃうんだよな・・・もうちょっと待っていればスマフォンは要らないという人向けのコンパクト何もないケータイが出たりしないだろうか。周辺に2台持ちしてる人が多いので、きっとそういうニーズが出る筈、と思うんだけど。


夏のお菓子である鮎菓子。早く書かなきゃと思ってはいたんだけど、水無月を書いたら外郎に寄り道、盆菓子を書いたら落雁に寄り道。そうこうしている内に暦の上ではすっかり秋・・・。もう鮎菓子売ってないかも、と焦り始めたところ。でも、季語の世界でも「鮎」は夏だけど、「落ち鮎」は秋で冬には「氷魚」といえばいいのだそうで、鮎菓子も秋になっても一応売っているのだった(そういう問題?)

スーパーでも見掛けたりするので、名前と形は知っていたけど、考えてみると食べたことなかったかも。私は、これはどら焼きの鮎バージョンだと思い込んでいました。つまり、中に入っているのは小豆餡だと思った。関東人には仲間が多いのではないかな。それとも私だけかな・・・いかにも小豆餡が入っていそうな気が・・・しませんか?
でも、中に入っているのは小豆餡ではないのだった。白豆あんでもないのよ。これは何でしょう?答えは「求肥」です。求肥がアンコの代わりって違和感がないでもないのだが、羊羹巻の類だと思えばいいのか。小豆餡よりは見た目も味もサッパリしているので、夏向きのお菓子に仕上がっている気はする。
さて「求肥」。牛皮とも書く。 というかもともとは「牛皮」だったのを気持ち悪いから「求肥」にしたらしい(羊羹の立場はどうなるんだ)。Wikiによると、元々は玄米の状態から作ったから色も白くなくて、牛の皮に似ていたのだそうだ。牛の皮に似ているということは、みつ豆に入っているようにコロンとした状態ではなく、鮎菓子みたいにアンコとして使うのでもなく、生八つ橋みたいに何かを包む皮として使うのが本筋なんだろうね。

wikiには作り方も書いてある。製法は複数あるそうだけど、要は白玉粉(餅粉)に、砂糖を加えて作る。・・・それって外郎素甘と同じのような・・・そうなのです。糯米から作る白玉粉を、粳米から作る上新粉に変えると、外郎や素甘になるのだった。似たようなものでいろんなお菓子になるものだ。

2011年8月7日

パソコンが壊れた・・・

先週日曜にいつも通りに更新して、一日おいて火曜日にメールを書こうとPCを開くと・・・電源が入らない。アダプタを繋いでも充電ランプすら点かずに無言・・・

こんな時には2台あると安心よね、と、1年ぶりに2台目のノートPCの電源を入れてしばらくすると・・・OSがありませんと書いてある・・・なんでだよう!!

電源を入れなおしても状況変わらず、お休みを待ってビックカメラの修理受付に持って行ってみたけど、やっぱり状況変わらず&メーカー修理も終了していると言われた。
まぁ無理もないのよね、10年近く経っているんだもん。そろそろ買わないといけないと1年前から思ってはいた。でも今年は「BuyJapanese」キャンペーンだから買えないやと思っていたのだった。背に腹は代えられず、日本製じゃなくても買って帰ることにした。
うろうろと売り場を周ること10分。次はSony以外と思ってたのに結局またVAIO。Made in China。

さっそく新しいPCでこれを書いています。速くなったとは思うが、キーボードもタッチパッドも使いにくい。特にタッチパッド。あまりに使いにくいので、マウスを使う羽目に。ぶつぶつ。10キーがついたのはたぶんテレビに合わせて画面が横長になったせいなんだろう。キーの配置に慣れないので、DeleteしようとしてPageDownしたり、Enterのつもりで+を打ったり・・・ぶつぶつ。

メールはもう少し小まめにバックアップしとけばよかった、と思いながらメールソフトをインストールして最新メールをGmailに取りに行くと、なんとアカウント作成時からのメールを受信。削除したつもりでいたのに、フォルダ移動してただけだったらしい・・・おかげでメールはなくさないで済んだのだが、いらないメールを山ほど受信する羽目に。一度に250通ほど受信する仕様らしく、最新にたどり着くのに1時間掛かった。ぶつぶつ。

でもこれは全然いいほうで、大変だったのがセキュリティソフト。PCが壊れても権利は引き継げるんだけど、まずはシリアル番号と共に登録したメールアドレスを思い出すのに一苦労。やっとダウンロードできてインストールを始めたら、このライセンスはWindows7は対象外ですと来た。(ダウンロード前に言えよ・・・)
仕方ないので更新ライセンスを申し込んで、コンビニ支払しに行って待つことしばし。メールがやってきてまたダウンロードしてインストールを始めたら、前のライセンス分のソフトを削除してからインストールしろ、とのこと。
やれやれ後継製品なのに、とアンインストールしようとしたら、今度はエラーが出てアンインストールが出来ない・・・webサイトでアンインストールのやり方を検索して、やっと後継製品のインストールが終わって、最新データにアップデートもできて、ようやく使える状態になった。(Windows Updateがまだ全部すんではいないんだけど)疲れた・・・