端午の節句に食べる柏餅。餡子の入ったもちを柏の葉っぱでくるんだもの。端午の節句の食べ物としては他に粽があるけれど、こちらは中国から直輸入された由緒正しい風物詩。柏餅の方は日本(江戸?)で勝手に作ったようです。葉っぱで1個ずつ容器を作って蒸す?面倒くさいなぁ、要するに餅が葉っぱに包まっていればいいんだろ的な発想で出来たような。気のせい?
柏餅の餡子は小豆餡(漉し餡)が多いけれど、私は断然みそ餡が好き。柏餅が日本オリジナルなのは皆さん想像付くと思うけれど、「柏(かしわ)」自体が日本オリジナルなのはご存知でした?
この葉っぱの持ち主はブナ科の木で、Wikiではカシワと記載されている。本当は「槲」って書くのが正しいそうな。では「柏」はどんな木かというと、ヒノキの類の常緑樹とのこと。実が白っぽいから柏って言うんだって。ええっ!!ヒノキって針葉樹じゃんか。カシワは見たとおりの広葉樹。紅葉(黄葉)もする。ブナ科の実ならどんぐりだから白くもない。粽と柏餅以上に全然似てません。なんでこの木に「柏」という字を当ててしまったんだろう??
wikiによると、カシワの葉っぱが柏餅に使われるのは、『葉は芳香があり、さらに翌年に新芽が出るまで古い葉が落ちない特性から「代が途切れない」縁起物』だからなのだそうだ。芳香がある点はヒノキに似てるな。「古い葉が落ちない」ところが、常緑樹に似てると思ったのかな?しかしそれだけだったら他にもいろんな木が該当すると思うし「白」の理由が必要だと思うんだけど?
「柏餅」という言葉が先にあったのなら、ヒノキでは無理があって、餅が白いからこれで柏餅でいいよね、なんて理由もありうるかもだけど。でもどうみても「柏」が先でその葉っぱで包んだから柏餅なんだもんな。謎。
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